眠っている化合物(医薬品候補)はありませんか?Axceleadのリポジショニングサービスで医薬品に仕上げます!
期間限定でセミナー動画をご視聴いただけます。 (視聴期限:2024年7月1日)
過去に開催したセミナー動画の一部をYouTubで公開しています。
https://www.youtube.com/@AxceleadDrugDiscoveryPartners
2024/12/26
2024/09/10
2024/09/05
2024/05/27
2024/04/01
2024/03/01
2023/12/25
2023/12/13
2023/11/22
2023/11/06
2023/08/23
2023/07/06
2023/04/13
2023/03/10
2023/02/20
2023/02/03
2023/01/11
2022/12/27
2022/11/02
2022/10/05
2022/09/01
2022/08/19
2022/07/20
2022/03/31
2022/01/12
2021/12/15
2021/11/12
2021/11/01
2021/10/25
2021/10/18
2020/12/23
2020/12/10
2020/10/02
2020/07/08
2020/06/17
2020/05/26
2020/04/01
2020/02/25
2019/11/14
2019/11/12
2019/10/28
2019/10/09
2019/10/01
2019/07/10
2019/06/27
2019/04/01
2018/10/04
2018/08/03
2018/05/30
2017/12/21
2017/09/15
2017/08/09
期間限定でセミナー動画をご視聴いただけます。 (視聴期限:2024年7月1日)
過去に開催したセミナー動画の一部をYouTubで公開しています。
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HAB研究機構学術年会2日目終了後に、Axcelead Drug Discovery Partnersのラボツアーを計画しています。
■終了予定時間:20時(ミニ懇親会込み)
参加を希望される方は、以下の申し込みフォームよりご登録をお願いします。
※申し込み締め切り: 2024年5月31日(金)
なお、大変恐縮ですが、ラボの受け入れキャパの都合により、申し込み多数の場合は抽選とさせていただきます。
結果については、6月5日(水)までにメールにてご連絡差し上げます。
※同業他社の方のご参加はお断りさせていただきます。
※ラボツアーで訪問するルートについては現在調整中でございます。
期間限定でセミナー動画をご視聴いただけます。 (視聴期限: 2024年6月9日)
過去に開催したセミナー動画の一部をYouTubeで公開しています。
https://www.youtube.com/@AxceleadDrugDiscoveryPartners
7月3日からの3日間、福岡国際会議場で開催される第51回 日本毒性学会学術年会が開催において、ランチョンセミナーを開催いたします。
昨年のランチョンセミナーでは、実験用サルの代替動物種として注目されているヒト遺伝子ノックイン(KI)動物を用いたIND申請用試験をご紹介して大変好評をいただきました。今回はFDA/CBERの最近の話題を含めたアップデートをお届けいたします。
学会への参加を予定されている方は、是非メディフォード×Axceleadのランチョンセミナーにもお立ち寄りください。
事前登録の受付も行っております。
※事前予約数には限りがございます。やむを得ずお断りする可能性がございます。
ランチョンセミナーL2-4 7 月 4日(木) 12:00-13:00 福岡国際会議場 4F 411+412 会議室
【講演テーマ】
ケーススタディ:
KI(Knock-In)動物を用いたIND のための毒性試験及びFDA/CBER に関する最近の話題について
【演者】
福井 英夫 応用レギュラトリーサイエンス シニアディレクター/シニアコンサルタント
【司会】
山田 久陽 メディフォード株式会社 戦略企画部門 先端事業推進部
福井 英夫 応用レギュラトリーサイエンス シニアディレクター/シニアコンサルタント
1989年 名古屋大学大学院生命農学研究科栄養生化学専攻修了後、武田薬品工業株式会社入社。1994年京都大学薬学博士。2000年米国コロンビア大学医学部博士研究員。米国(ABT)及び日本(JSOT)毒性学会認定トキシコロジスト。グローバル武田における消化器病領域治療薬等の非臨床安全性評価リードとして、様々な毒性課題の解決や当局対応、導入候補化合物のデューデリジェンスなどを経験。2021年開催の第48回日本毒性学会学術年会(神戸)年会長も務めた。
2024年6月20日(木) 12:00-12:30
Zoom ミーティング
ドラックリポジショニング(DR)に対して、市販品のDRは高額薬価が得られず市場における利益を見込めない、創薬中断薬のDRは成功可能性が低い、などの課題認識をお持ちではないでしょうか?薬価は、海外で特に米国であれば高額薬価が付くとの報告もあります。DRは成功可能性を高めるには様々な視点からのアプローチが必要となりますが、AxceleadのDRプラットフォームの強みである、バイオインフォマティック技術、独自データベース、患者層を絞った適応症特定ノウハウ、Target product profile(TPP)およびPOC計画のアウトプットによって、その可能性を飛躍的に向上させることができると考えています。またAxceleadはDRプラットフォームとしてDry&Wetの両機能を保持しており、創薬ソリューションとしてiPS細胞や薬効モデル動物などの評価も可能であることから、他社では実施できないone stop serviseの提供が可能です。DRプラットフォーム全体のご利用に限らず、個別のご要望に対応したカスタマイズサービスも提供致します。
本セミナーでは、お客様のDR検討の発展、早期実行に貢献できると考えるアクセリードのDRサービスを紹介致します!
加藤望 DMPK Business Unit Chief Scientist
2003年、神戸薬科大学大学院修士課程修了後、田辺三菱製薬(旧田辺製薬)創薬研究所に入社。薬物動態研究、臨床バイオマーカー選択業務、テーマ提案&ドラックリポジショニング業務に従事。2015年に神戸大学大学院医学研究科疫学専攻博士課程にて医学博士取得。2021年よりAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。薬物動態、臨床バイオマーカー選択、ドラックリポジショニングの経験を活用し、プロジェクト推進およびドラックリポジショニング業務など、カスタマーの創薬研究をサポートしています。
探索研究に限った話ではありませんが、QCD(Quality、Cost、Delivery)の各項目を高めることは重要です。このページではHigh throughput ADME(HT-ADME)試験におけるQCDへのアプローチについて紹介いたします。
90年代後半からHigh throughput screening(HTS)の流れを汲んだ薬物動態試験の評価系構築が盛んに検討されるようになりました。Axceleadは前身の武田薬品時代よりHT-ADME試験の評価系構築を積極的に行ってまいりました。溶解度・代謝安定性・CYP阻害などは20年以上にわたる評価実績があります。その豊富な経験と実績が高品質のHT-ADME試験として、お客様の創薬プロジェクトを支えます。 AxceleadのHT-ADMEサービスは、化合物マネジメントグループによる化合物自動倉庫の制御も含めたラボラトリーオートメーションとWeb受注システム(CARS)などのITの導入による試料の取り間違えなどが発生しない仕組み並びに分注ロボットによるin vitro反応およびサンプル処理の自動制御と最先端の分析技術による精度の高い試験実施により高品質のHT-ADMEデータを提供いたします。
CROへの委託の多くの場面では、1つの委託に対して1度の試験が実施されます。この場合、1化合物の依頼であっても1度の試験を行わなければならず、人件費がその1化合物に集中してしまうため、試験費用が上がってしまいます。AxceleadのHT-ADME試験ではアッセイカレンダーを公開し、複数のお客様のご依頼を一度に試験する方法を確立しています。これにより、1化合物からでも安価に試験をご依頼頂けるようになっています。例えるならば、貸し切りバスと乗り合いバスの違いとお考えいただければと思います。この場合、データのコンタミネーションが気になりますが、その点は前述のITシステムによる制御によってコンタミネーションを回避しています。
Lead generationおよびLead optimization期においては、創薬のDMTAサイクル(Design-Make-Test-Analyze)を限られた期間内に何回回すことができるかが重要です。そのため、Testの期間は短ければ短いほど良いことになります。AxceleadのHT-ADMEでは上記の考えのもと、Turnaround timeの短縮に取り組んでいます。
げっ歯類のカセットドージングを例に挙げます。通常は試験計画を立てた後に動物発注を行い、1週間以上の馴化を経て投与・試料採取後、LC/MS/MSによる分析を行い、報告します。投与までに2週間、報告までには3~4週間を要する試験となります。
Axceleadでは上記のカレンダー日程に従って動物を先に準備することにより、お客様は依頼を頂くと3日後には動物への投与・試料採取が行われます 。その結果、依頼受付から報告のTurnaround timeとして平均7.2営業日を達成しております(2023年度実績)。
2024年5月22日(水) 12:00-12:30
Zoom ミーティング
低分子創薬最大のパラダイムシフトであり、患者様に新たな画期的治療法を提供できることが疑いようがないタンパク分解創薬に関して、Axceleadは全てのクライアントのベストパートナーとなる統合的なプラットフォームを有していると共に、皆さまが”真に困る”ことに関して、Axceleadにしか出来ないタンパク分解創薬実現のための独自のソリューションサービスを提供することを追求しています。
本セミナーでは、タンパク分解創薬を実施しながらもお困りごとがある皆さま、タンパク分解創薬に踏み込むべきかお悩みの皆さま、新しい患者への価値提供にお悩みの皆さんに、是非ともご参加頂ければと思います。
※ 本講演は、4月18日に開催したお客様限定イベントでのメインプレゼンと一部同様の内容となります。
神谷 博貴 Director, Project direction
前職にて2009年よりMedicinal chemistry業務に従事、2018年ADDP入社、2022年よりMedicinal chemistryグループDirector、2024年より現職。多数案件でプロジェクトリーダーを務めると共に、タンパク分解創薬及びRNA低分子創薬の全社的なサービス開発を立ち上げ、リード。タンパク分解創薬については、Medicinal chemistryに限らず、ターゲット、各種評価系など、幅広く精通。
筋萎縮性側索硬化症 (ALS) は、1999年にリルゾールが承認されて以来、新薬の承認はありませんでした。しかしながら、近年、脳梗塞急性期の治療薬であるエダラボンがALSを適応として承認され、また他の疾患で承認されている薬剤をALS患者由来iPS細胞を用いて評価することでロピニロールが見出され、臨床試験が進められています。このようにALSを適応とした創薬研究が活発化しています。本セミナーでは、これら薬剤の説明とともに、アクセリードで実施できるALSの創薬研究に活用できるプラットフォームについてとドラッグリポジショニングについてご紹介します。
村上浩司 Pharmacology Business Unit Director
2003年、金沢大学自然科学研究科生命薬学専攻博士前期課程修了後に、武田薬品工業創薬研究所に入社。脳梗塞、アルツハイマー病など中枢神経疾患の薬理研究に従事。2013年に金沢大学自然科学研究科生命科学専攻博士後期課程にて薬学博士取得。2017年よりAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。中枢疾患の創薬研究の経験を活用し、研究計画の作成から中枢特有の行動試験を含む薬理試験実施など、カスタマーの創薬研究をサポートしています。
【日時】2024年3月11日(月)14:00~16:00
【形式】Zoomウェビナー
【開催概要】
核酸・ペプチドなどの中分子医薬品の開発が活発になる中、開発の高速化や製造の効率化が求められています。
本セミナーでは、中分子の精製プロセスを高速化・効率化する最新の技術を ご紹介します。
『核酸・ペプチド創薬を成功に導く中分子創薬技術
~Axceleadの「先進的な中分子の精製技術」から「統合的創薬支援」まで~』
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 寺尾嘉人、一言有加
核酸や次世代ペプチドに代表される中分子創薬は、これまで創薬不可能と考えられていた標的の創薬を可能にするものとして注目を集めています。一方で、中分子創薬の成功を一足飛びに実現することは難しく、既存の基礎創薬技術をさらに進展・深化させる必要があることも忘れてはなりません。 今回のセミナーでは、中分子合成のボトルネックである精製プロセスの高速化を実現する以下の技術を確立しましたので紹介いたします。
・ハイスループットな多検体精製
・ナノスケール精製
・DoE(Design of Experiments)を用いた効率的な条件探索手法
さらに弊社が提供する中分子モダリティに対する高度な創薬化学技術、種々生物学、薬理学、薬物動態および毒性などの評価技術、および統合的に支援する体制ついてもあわせて紹介いたします。
『効率的&シームレスなLC分取のスケールアップテクニック~ワイエムシィのLC精製トータルサポート~』
株式会社ワイエムシィ 夏 靖宇
核酸やペプチドなど中分子のLC精製では、類似構造の不純物などが含まれるため、目的物と不純物の分離が不十分で高純度かつ高回収率の精製が難しい傾向にあります。
本セミナーでは、中分子精製における分取メソッド開発およびシームレスなスケールアップの方法をわかりやすく解説します。また、連続クロマトグラフィー技術を用いた純度と回収率を両立させる効率的な精製法を実例とともに紹介いたします。
最後に、弊社の精製ノウハウを用いたプロセス開発サービスについても紹介いたします。
【参加条件】
フリーアドレスをご利用の方・当社の同業者の方、ご所属先が不明な方のお申し込み等はご遠慮いただいております。
登壇者
慢性腎臓病は高齢化社会において患者数が増加しており、最終的には透析や循環器病のリスク上昇をもたらすため薬剤の開発が期待されています。近年、幾つかの薬剤が承認されましたが根治は難しく、アンメットメディカルニーズの高い疾患です。慢性腎臓病の治療薬の開発の難しさの原因の1つが、ヒトへの外挿性の高い動物モデルが無いことが挙げられます。Axcel eadは、慢性腎臓病患者と類似した病態を示すオリジナルの動物モデル、AXCCマウスとSHCラットを所有しています。これらを用いてin vivoスクリーニングによる化合物選出や薬効精査、さらにはバイオマーカー探索等を行い、お客様の創薬をサポートします。
Axcelead DDP-generated Col4a5 R471X-Chronic kidney disease model mouse
【日時】2024年3月4日(月) 12:00~13:00
【形式】オンライン(Zoom Webinars)
【開催概要】
「仮説生成AIによる創薬支援ソリューションでドライ研究を加速化・高度化」
株式会社FRONTEO 豊柴 博義氏
FRONTEOとAxcelead DDPはAI創薬支援パートナーシップ基本契約の締結を2023年11月に発表した。FRONTEOの仮説生成AIとAxcelead DDPの創薬プラットフォーム機能が組み合わさることで、ドライ研究(コンピュータやAIを用いたデータ解析)を通じて仮説を構築し、ウェット研究(細胞、動物などを用いた生物学的試験)でそれらを検証するというサイクルを効率的に運用することを可能とする。
本セミナーでは、AI創薬支援パートナーシップの概要に加え、パートナーシップの基幹となる両社の技術を中心に講演する。
FRONTEOパートでは、パートナーシップにおけるドライ研究を担う、自社開発AIを活用して新規性の高い標的遺伝子やドラッグ・リポジショニング、その疾患メカニズムなどの仮説を提案する創薬支援サービス”Drug Discovery AI Factory”を紹介する。
「多様なバリデーションプラットフォームで仮説検証を加速」
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 伊井 雅幸
近年、創薬ターゲットの枯渇が創薬の効率の悪さの一因となっており、その解決手段としてAIが大きな期待を集めている。そして、AIにより生成された有望かつユニークな仮説や創薬ターゲット、対象疾患の妥当性を迅速かつ効率的に検証することが、創薬の効率化にとって極めて重要である。しかし、AIで生成される多様な仮説を検証するためには、 in vitro, in vivo両方の多様なアプローチが必要となる。本講演では、dry x wetのシナジーを生む、Axcelead 社が有する多様な仮説検証プラットフォームの概要を紹介する。
【参加条件】
フリーアドレスをご利用の方・当社の同業者の方、ご所属先が不明な方のお申し込み等はご遠慮いただいております。
登壇者
【開催日時】2024年2月28日(水)12:00-12:30
【概要】
肥満症は高血圧症、糖尿病など生活習慣病の様々な疾患に関与する疾患である。肥満症治療薬の創薬研究はこれまでも行われていたが、その安全性懸念から有効な薬剤はなかった。しかしながら近年、糖尿病薬として使用されていたGLP-1受容体作動薬が摂食と体重抑制作用を示して、肥満症でも承認された。本薬剤がブロックバスターへの期待に加えて、製薬業界に留まらず様々な業界を巻き込んで大きな話題となっているのは周知のところである。また、昨年、GLP-1受容体作動薬のセマグルチドが第三相試験で心血管リスク低減を示した成績が報告された。これは、肥満症が単なる生活習慣病のリスク因子であるだけではなく、治療すべき新しい疾患カテゴリーであることを示すエポックメーキングな結果である。2030年までに1000億ドルと言われている肥満症市場で、さらなる新薬開発はどうなっていくのか非常に興味深い。本セミナーでは肥満症研究の歴史や現在上市・開発されている薬剤の紹介、さらなる創薬の可能性について紹介したい。
【開催形式】Zoomウェビナー
仁尾 泰徳 Pharmacology BU Pharmacology Kidney/Liver Disease Director
2002年、京都大学薬学部生命薬学科修士課程修了後、武田薬品工業創薬研究所入社。糖尿病薬、末梢性・中枢性抗肥満薬の薬理研究に従事。東京大学医学部糖尿病代謝内科にて医学博士取得。帰社後、非アルコール性肝障害、糖尿病性腎症治療薬を担当,低分子化合物を用いてINDを達成。2017年より再生医療研究に従事。iPS細胞、オルガノイドを用いたNASH, 稀少肝・腎疾患を担当。その後他社にてiPS細胞・間葉系幹細胞の細胞移植医療研究について基礎研究とCMCを担当。2023年12月Axcelead入社。肝臓・腎臓・肥満研究について創薬研究経験を活用し、カスタマーの創薬研究をサポートしていきます。
【開催日時】2024年1月31日(水)12:00-12:30
【概要】
コバレント創薬の歴史は古く、1899年に上市された解熱鎮痛薬 Aspirinに遡る。コバレント薬は強力かつ持続的な有効性が期待できる半面、副作用の懸念から、しばし低分子創薬研究では敬遠される傾向にあった。一方で2010年代以降にEGFR 阻害薬 Afatinibなどのシステインを標的とした targeted covalent inhibitor (TCIs) の上市が相次ぎ、コバレント創薬の注目度が高まっている。本ウェビナーでは、コバレントライブラリ、スクリーニング、ヒット/標的同定のアプローチなど、ケーススタディーを交え、コバレント創薬研究に重要なAxceleadのソリューションをご紹介する。
※本ウェビナーは12月に開催したお客様限定イベントと同様の内容となります。
【開催形式】Zoomウェビナー
千葉 淳 オペレーショナル・エクセレンス プロジェクトマネジメント
1995年 東北大学薬学部薬学研究科修了後、第一製薬株式会社、第一三共株式会社、第一三共 India、 第一三共RDノバーレにて、メディシナルケミストリー、ケミカルバイオロジー 研究に従事。2022年8月より現職 (医薬探索研究 メディシナルケミストリー → オペレーショナル・エクセレンス プロジェクトマネジメント、薬学博士, カリフォルニア工科大学博士研究員留学)。
がん細胞 (seed: 種) は適切な環境 (soil: 土壌) でのみ腫瘍を形成できることが「Seed and Soil仮説」として1889年にDr . Stephen Pagetにより提唱されました。以来、がん細胞の増殖にはこれを取りまく微小環境が極めて重要であることが報告されております。従来のがん細胞を用いたin vivo評価では皮下移植モデルが広く用いられていますが、がん細胞を原発臓器に移植する『同所性移植モデル』は、がん細胞が本来持つ特性をより反映したモデルとして注目されています。
Seed : tumor cells
Soil : stromal cells, immune cells, vascular endothelial cells etc.
皮下移植モデルに比べ高度な移植スキルを要する同所性移植モデルですが、Axceleadでは、卓越した技術によるモデル構築、特殊な測定機器(X線CT装置、エコー装置、IVIS等)を使って非侵襲的な観察、評価が可能です!
下記にご紹介する脳腫瘍モデル、卵巣がんモデルはもとより、肺がんを含めたその他の同所性移植モデルにつきましてもモデル作製検討から承ります。
miRNAとは?
21~23塩基程度の短いノンコーディングRNA(non-coding RNA)で、標的となるメッセンジャーRNA(mRNA)に結合して翻訳抑制を行い、遺伝子を抑制的に制御します。
細胞の分化や個体発生など様々な生命現象に関与し、その発現異常はがんをはじめとする多くの疾患と関係することがわかってきています。
miRNAの特徴は?
miRNA解析
組織採取より低侵襲的で簡便に得られる利点があることから、血液や尿、唾液などの体液中miRNAを用いた疾患マーカーや臓器障害マーカーの探索は加速していくと思われます。Axceleadでは、ヒトで約2,000種類あるといわれているmiRNAのうち、疾患に関連するmiRNAを解析いたします。
miRNA解析から、課題解決に適したバイオマーカーを見つけてみませんか。
200uLの検体からmiRNAを網羅的に解析し、評価します。 たとえ、RNA収量が少なくても、miRNA解析が可能です。
例)健常人由来唾液200 uLからtotal RNAを抽出し、qPCR解析
通常のキナーゼ初期創薬では材料調製からアッセイ系構築、HTSを経て、Lead Generation/Optimization(LG/LO) ステージで化合物の最適化をしながら細胞評価を実施し、絞られた化合物に対してキナーゼパネル試験を外注する流れが一般的で、最適化にかかる時間を除いても1年弱はかかるプロセスでした。Axcelead では、今回紹介するFocused libraryとMKP46を用いることで、選択性プロファイルを早い段階からモニターでき、短期間で効率的に選択的な最適化シーズを同定できるプラットフォームを整えています。
また、Axceleadにおいて独自に選択的な化合物の創出を試みており、123 kinaseについて選択的なツール化合物を同定しています。さらに50kinase については細胞でのターゲットエンゲージメントを確認しています。これらの情報はお客様への Integrated Drug Discovery サービスとして直接利用でき、HTSからリード同定まで通常1年弱かかるプロセスをスキップし、短期間で選択性の高い化合物を起点にLG/LOを開始できます。LG/LOのリード化合物創出と最適化では、これまでに70以上のキナーゼプロジェクトを遂行してきた経験とメドケム 、計算化学などのプラットフォームを駆使して効率的かつ最速のドラッグディスカバリーを実施いたします。
Axceleadでは、kinaseのATPポケットに結合するオリジナル蛍光プローブ化合物を使ったTR-FRETアッセイによるキナーゼパネル試験を実施しています。5年以上にわたり約320kinaseに対するパネル試験を継続しており、そのうち約6,500化合物はAxceleadが保有する化合物で独自に取得したデータです。そして、この大規模データをkinase創薬プラットフォーム構築に活用しています(お客様の創薬プロジェクトデータは使用しておりません)。これらの化合物の中から、高選択性、高活性の化合物群を見出しており、これらをA-SKIP (Axcelead Selective Kinase Inhibitor Profiler) と名付けて拡充を続けています。
一つ目の Kinase 創薬支援ツールはキナーゼパネルのデータを保有する化合物から約5,000化合物を集めたKinase Focused Libraryです。従って、新規キナーゼに対してスクリーニングを実施すると、過去データとの比較によって網羅的な選択性プロファイルが一挙に取得できます。テストケースとしてProtein Kinase “X” に対して小規模HTSを実施したところ、Kinase “X”の阻害活性だけを指標とすると10%を超えるヒット率で優先順位付けが難しかったものの、過去データとの比較によって選択性の高い化合物が5 化合物得られ、迅速に最適化研究の起点となる化合物の同定に成功しています。
・複数の優れたヒットケモタイプを基に最適な創薬を目指したい方
→複数ケモタイプのヒット創出だけでなく、ヒットからの最適化研究によって多数のリード・IND創出を達成させています!
新薬開発において、今や心毒性は肝毒性を抜いてNo.1の安全性上の懸念として認識されており、臨床開発上の障壁となり得るため、その早期評価と回避が極めて重要である。心電図QT延長リスクは開発中止につながる主要な心毒性の一つであるが、当該リスクは心毒性全体の3割程度であり、残る7割は冠動脈疾患や心不全など心血行動態へ副作用である。また近年、抗がん剤による心不全リスク回避が臨床で益々重要視されている(Cardio-Oncology)。このように心毒性評価はQT延長のみならず、心機能(収縮能)や血行動態など、従来以上に多角的・統合的に評価する必要性が高まっているが、現行の評価方法だけでは捉えきれない多様な心毒性の顔が存在する。本セミナーでは、これらの領域を解明するための新戦略を3つの視点から事例を交えて紹介する。
古川義之 応用レギュラトリーサイエンス 安全性評価
製薬企業及びAxcelead DDPにて一般毒性試験、安全性薬理試験等に約20年間従事。主に循環器毒性研究及びその評価系構築に携わる。2018年Diplomate of American Board of Toxicology (DABT)取得。
2023年10月24日(火)に開催される神戸再生医療勉強会にて、応用レギュラトリーサイエンス 福井英夫シニアディレクター/シニアコンサルタントが講演します。※本会は会員制になります。
【勉強会について】
神戸再生医療勉強会は、神戸医療産業都市・神戸市に拠点を有する再生医療関連企業を対象に、神戸医療産業都市における再生医療の推進とグローバル拠点の実現に貢献することを目的とした会員制の勉強会です。
神戸再生医療勉強会
【講演概要】
日時:10月24日(火) 15:00~17:30
場所:神戸臨床研究情報センター2階 研修室
タイトル:「ニューモダリティー医薬(iPS細胞移植、遺伝子治療等製品など)の安全性評価とSmart-IND®戦略」
【発表要旨】
ICHガイダンスが未整備の領域であるニューモダリティー医薬(iPS細胞移植、遺伝子治療等製品など)の安全性評価方法について解説するとともに、アカデミア、ベンチャーにお勧めしたいSmart-IND®戦略について説明します。
※澤芳樹先生(大阪警察病院院長、元大阪大学心臓血管外科教授、再生医療学会前理事長)と2人で勉強会の講師を務める。
福井英夫 応用レギュラトリーサイエンス シニアディレクター/シニアコンサルタント
1989年 名古屋大学大学院生命農学研究科栄養生化学専攻修了後、武田薬品工業株式会社入社。1994年京都大学薬学博士。2000年米国コロンビア大学医学部博士研究員。米国(ABT)及び日本(JSOT)毒性学会認定トキシコロジスト。グローバル武田における消化器病領域治療薬等の非臨床安全性評価リードとして、様々な毒性課題の解決や当局対応、導入候補化合物のデューデリジェンスなどを経験。2021年開催の第48回日本毒性学会学術年会(神戸)年会長も務めた。
2023年10月18日(水)~ 20日(金)の3日間、川崎市殿町国際戦略拠点キングスカイフロントで開催される第17回メタボロームシンポジウムにて、統合トランスレーショナル研究 安藤研究員が講演します。本シンポジウムへの参加を予定されている方は、是非講演をご覧ください。
【シンポジウム概要】
第17回メタボロームシンポジウム
【講演概要】
Session 7 メタボローム新技術
タイトル:メタボロミクスによる疾患プロファイリングの実現に向けて
日時:10月20日(金) 14:45~
【発表概要】
創薬において、疾患情報の収集は、より一層重要性が高まっています。公共にある疾患情報の多くは、既に研究に利用されており、そこから新規の治療仮説を構築する事は困難になりつつあります。この解決のために、疾患患者検体のオミックス解析が有力な手法になり得ます。種々の生体分子を網羅的に評価可能なオミックス解析は、見落としの無い疾患プロファイリングを可能とし、効率的な疾患の特徴、さらにはその原因に迫れることが期待されます。本発表では、病態と密接に結びつくと考えられるメタボロミクスに着目し、その患者検体への応用の現状、実際の研究例をご紹介いたします。疾患研究にご興味をお持ちの皆様に、ぜひご覧いただけましたら、幸いです。
安藤 智広 統合トランスレーショナル研究 Omics所属 ダイレクター、薬学博士
2009年に東京大学大学院 薬学系研究科 博士課程終了後、武田薬品工業株式会社を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社へ設立時より参加。
質量分析技術を主とした、メタボロミクス、プロテオミクスおよびバイオマーカー研究を専門とする。
9月25日からの5日間、グランシップ(静岡県静岡市)で開催される日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会において、弊社研究員・濱田がポスター発表を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。
【学会概要】
日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会(2023年9月25~29日 グランシップ(静岡県静岡市))
【ポスター発表】
ポスターセッション2 2P-125
「Predictability of hepatic metabolism-mediated drug-drug interaction (DDI) in clinical with use of PXB mice」
日時:9月27日(水) 12:30 ~ 13:30
演者:濱田 輝基(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)
【発表概要】
臨床において代謝阻害に起因する薬物間相互作用(DDI)が生じると、重篤な副作用につながる場合があります。このDDIを予測する方法は、多数検証、報告されています。定量的なDDI予測には生理学的薬物動態(PBPK)モデルが利用されます。この予測計算には、in vitro試験から得られた代謝阻害定数(Ki)を用いることが一般的ですが、予測の正確性に課題があることが知られています。我々は今回、in vitro Kiの代わりにヒト肝キメラマウスの一つであるPXBマウスからin vivo Kiを取得し、臨床PBPKモデルに適用しました。その結果を当学会にて報告いたします。今回得られた知見は、PXBマウスを用いた有用な研究活用事例の一つになると考えられます。
濱田 輝基 統合トランスレーショナル研究
東京大学大学院薬学系研究科修士課程卒業後、武田薬品工業株式会社を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。DMPK代表として創薬初期段階の各種研究プロジェクトに従事。探索ステージのDMPK研究、トランスレーショナル研究、モデリング&シミュレーションを専門としている。
9月25日からの5日間、グランシップ(静岡県静岡市)で開催される日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会において、弊社研究員・長坂がポスター発表を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。
【学会概要】
日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会(2023年9月25~29日 グランシップ(静岡県静岡市))
【ポスター発表】
ポスター3P-210
「Risk Assessment of Reactive Metabolites in Drug Discovery: Comparative Analysis of Cysteine and dGSH Trapping Assays」
日時:9月28日(木)
演者:長坂 恒佑(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)
【発表概要】
特異体質性肝障害(IDT)もしくは薬剤性肝障害(DILI)はいまだに医薬品開発における課題となっており、そのリスクファクターの一つとして反応性代謝物の生成が知られています。特にカルボン酸化合物については抱合代謝で生じる反応性のアシルグルクロナイド(AG)が生体タンパクへの非特異的な結合による毒性を示すとされています。AGのリスク評価についてはAG標品のバッファー中の半減期比較のほか、システインを用いたトラッピングアッセイが報告されていますが、定量的な比較はいまだ課題が残ります。今回、酸化反応で生じる反応性代謝物の評価として一般的なダンシルグルタチオン(dGSH)トラッピングアッセイとの比較も行い、IDT/DILIのリスククライテリア設定について議論したいと考えております。
長坂 恒佑 統合トランスレーショナル研究
金沢大学大学院博士前期課程修了後、トーアエイヨー株式会社を経て、2022年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。薬物代謝を中心に薬物動態評価に従事。
Axceleadでは経験豊富な薬物動態研究者が様々なソリューションを提供しています。ここでは、特に「反応性代謝物」についてのソリューションの一部をご紹介します。
化合物選択のときにどんなアッセイをしてどのようなデータが得られるの︖
クライテリアってあるの︖
グルタチオンやシステインを用いたトラッピングアッセイがよく知られています。検出における高感度化や定量性の向上を目的としてダンシル基を導入したグルタチオンを用いたアッセイも報告されています。Axcelead では以下のアッセイをご用意しています。
ダンシルグルタチオン (dGSH) トラッピングアッセイおよびシステイントラッピングアッセイ : 酸化代謝には dGSH、カルボン酸の抱合にはシステインをトラップ剤として代謝物の反応性を半定量的に早期にリスク評価します。
(日本薬物動態学会第 38 回年会 ポスター 3P-210)
ガイドライン等で決まったクライテリアはなく、会社様ごとの考え方に従い検討されます。Axcelead ではポジティブコントロールの値をもとにリスク評価についてお示ししています。そのほか、結合量を放射能で定量的に検出できる RI(radio isotope) 標識体を用いた肝細胞での Covalent binding アッセイも受託可能です。
反応性が疑われる代謝物がある。IND 申請の際にはどのようなデータを揃えて提出すれば︖
IND申請に必要な非臨床薬物動態試験は、ICH M3(R2) ガイドラインに示されおり(抗がん剤を除く)、反応性代謝物についての薬物動態学的な試験は必須とされていません。安全性面から総合的に判断することとなります。 しかしながら、臨床試験において適切な判断をするための非臨床薬物動態のデータは重要であり、IND申請に用いることがなくてもデータ取得を並行して進めることを Axcelead ではお勧めし、反応性代謝物を含む代謝物の検討内容について弊社研究者の経験に基づいたご相談を承っています。
ヒトでの反応性代謝物の検索はどうすれば良い︖ヒト ADME ︖︖動物のデータは必要︖︖︖それから︖︖︖︖
ヒトでの反応性代謝物生成と暴露に関する最終回答は RI標識体を用いたヒトADME試験で得られます。 ヒト ADME試験を効果的に進めるためには、 RI標識体を用いた非臨床ADME試験により候補化合物のプロパティを把握しておくことが大切です。従って、Axceleadでは IND申請と平行して RI標識体を用いた非臨床ADME試験を早めに実施することをお勧めしサポートしています。
あれもこれも、やるべきことはたくさんあるのに人手が足りない。現在対応中のプロジェクトにおいて、自社で解決できない課題がある。そんな時はAxceleadにお任せください。
IND/NDA申請経験豊富な非臨床薬物動態研究者がお客様をサポートします。
Axceleadでは経験豊富な薬物動態研究者が様々なソリューションを提供しています。ここでは、特に「薬物相互作用」についてのソリューションの一部をご紹介します。
どんな試験をやっていて、結果の解釈はどうしているの︖特殊な試験もできるの︖
CYPの分子種同定、阻害、誘導作用、薬物トランスポーターの分子種同定、阻害作用を中心に医薬品候補化合物の薬物相互作用ポテンシャルをin vitroで評価しています。
探索段階ではヒトでの有効用量や濃度がわからない場合も多いので、Axcelead独自のクライテリアを設定しリスク評価をしています。一方、開発段階ではガイドラインに従ったリスク評価を行っています。
ヒト組織を用いた検討やUGTなどその他代謝酵素についても評価可能なものがあります。また、普段実施しない試験も、是非ご相談ください。
いつ、どんな試験を実施するべきか悩む、探索から開発まで一貫して、試験をお願いできるの︖
薬物相互作用については、一律にいつ、どんな試験を実施すると決まっているわけではありません。医薬品候補化合物の薬物動態の特徴、適用や類薬、臨床試験計画によっても様々です。
Axceleadでは探索から開発まで一貫して試験を実施しますが、お客様毎の創薬戦略に合わせて、いつ、どんな試験を実施するべきか、ご提案させていただきます。また、結果の解釈から次の打ち手についてもご提案させていただきます。
ヒト予測ツールをいろいろ薦められるけど、何をどう使えばいいか分からない。。
生理学的薬物速度論(PBPK)モデルを用いた解析はガイドラインでも推奨されているヒト薬物相互作用予測の一つの方法です。Axceleadでは PBPKモデル解析に適したin vitro試験の実施が可能です。すなわち、PBPKモデルへの使用を考慮した in vitro実験をご提案します。また、PBPKモデル解析をサポートします。
PXBマウスもヒト予測のツールとして知られています。ヒトの動態及び代謝物予測が主な利用方法と思いますが、薬物相互作用予測にも有用であることを弊社濱田が発表します。(日本薬物動態学会第 38 回年会 ポスター2P-125)
あれもこれも、やるべきことはたくさんあるのに人手が足りない。現在対応中のプロジェクトにおいて、自社で解決できない課題がある。そんな時はAxceleadにお任せください。
IND/NDA申請経験豊富な非臨床薬物動態研究者がお客様をサポートします。
2023年10月11日(水)~13日(金)の3日間、パシフィコ横浜で開催されるBioJapan 2023にて、応用レギュラトリーサイエンス 福井英夫シニアディレクター/シニアコンサルタントがBioJapan横浜スペシャルシンポジウムで講演します。本シンポジウムへの参加を予定されている方は、是非講演をご覧ください。
【シンポジウムに関する内容】
BioJapan 2023 パシフィコ横浜 2023年10月11日(水)~13日(金)
【講演概要】
日時:10月11日(水) 15:00~16:30
開催場所:パシフィコ横浜 メインステージ
スペシャルシンポジウム「創薬支援事業の活用とバイオベンチャーエコシステム こんな時どうする?~スタートアップ支援事業の活用と期待~」でパネリストとして登壇
講演タイトル:「バイオベンチャーへの創薬支援 ケーススタディ:成功するバイオベンチャーの非臨床安全性研究戦略」
【発表要旨】
バイオ医薬品(ニューモダリティー医薬品)の承認品目数増加に伴い、それらの売上高は米国を始めとして日本でも増加しています。バイオ医薬品の開発が拡大するとともにモダリティーの多様化が加速しています。ニューモダリティー医薬品の開発は、アカデミアあるいは創薬ベンチャー企業により牽引されるケースが増えてきています。AMED、機関投資家あるいは製薬企業からの研究資金を獲得して研究開発を進め、臨床試験から大手製薬企業に移譲しているケースが多く見受けられます。しかしながら、アカデミアあるいは創薬ベンチャー企業は規制当局との対応に時間を要している傾向にあり、また、製薬会社へ売り込みをしても興味を持たれないことが多く見受けられます。PMDA対応のための対策と製薬会社が導入する際の評価ポイント、成功している創薬ベンチャーの事例についても紹介します。
シンポジウム概要ページ:BioJapan / 再生医療JAPAN / healthTECH JAPAN 2023 (jcdbizmatch.jp)
福井英夫 応用レギュラトリーサイエンス シニアディレクター/シニアコンサルタント
1989年 名古屋大学大学院生命農学研究科栄養生化学専攻修了後、武田薬品工業株式会社入社。1994年京都大学薬学博士。2000年米国コロンビア大学医学部博士研究員。米国(ABT)及び日本(JSOT)毒性学会認定トキシコロジスト。グローバル武田における消化器病領域治療薬等の非臨床安全性評価リードとして、様々な毒性課題の解決や当局対応、導入候補化合物のデューデリジェンスなどを経験。2021年開催の第48回日本毒性学会学術年会(神戸)年会長も務めた。
核酸医薬品を全身に投与した場合、その分布は一部の組織や細胞に限られることが多く、体内での分布を正しく評価することは、薬効や毒性との関係を考察する上で非常に重要です。Axcelead DDPでは核酸医薬品の動態評価として、LC-MS/MSやHybridization ELISAによる組織抽出物の定量だけでなく、免疫組織染色で組織内、細胞内での分布を可視化し、組織の中での位置情報を評価することが可能です。今回のセミナーでは評価実例も踏まえて、核酸医薬品の分布評価についてご紹介します。
冨原裕美:名古屋大学大学院生命農学研究科博士課程前期修了後、協和キリン株式会社にて、抗体やLipid nanoparticle (LNP) のプロジェクトを担当。2019年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。核酸やLNPの動態評価に従事。
中村小百合:北海道大学大学院獣医学研究科博士課程修了後、武田薬品工業株式会社にて中枢神経疾患の薬効評価を担当。2017年、Axcelead Drug Discovery Partneres株式会社に入社後、毒性病理・薬効病理評価に従事。
中村小百合:北海道大学大学院獣医学研究科博士課程修了後、武田薬品工業株式会社にて中枢神経疾患の薬効評価を担当。2017年、Axcelead Drug Discovery Partneres株式会社に入社後、毒性病理・薬効病理評価に従事。
中村小百合:北海道大学大学院獣医学研究科博士課程修了後、武田薬品工業株式会社にて中枢神経疾患の薬効評価を担当。2017年、Axcelead Drug Discovery Partneres株式会社に入社後、毒性病理・薬効病理評価に従事。
9月25日からの5日間、グランシップ(静岡県静岡市)で開催される日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会のシンポジウムにて、弊社研究員・小林が講演を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非講演をご覧ください。
【学会概要】
日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会(2023年9月25~29日 グランシップ(静岡県静岡市))
【講演内容】
シンポジウム32 薬物代謝・毒性予測、病態診断のためのバイオマーカーの活用
「薬物動態研究、バイオマーカー研究への空間的トランスクリプトミクスの活用事例と展望 Applications and Perspectives of Spatial Transcriptomics to Pharmacokinetic and Biomarker Research」
日時:9月29日(金) 13:45 ~ 14:15 プログラム
演者:小林 亮介(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)
【発表概要】
空間的トランスクリプトミクスは近年、複雑に構成される組織を対象として、細胞レベルまで分解されたデータを位置情報と共に得て、遺伝子発現の観点から理解を深める解析として注目を集めています。ADDPでは10x Visiumプラットフォームを用いた受託サービスを提供しておりますが、今回の発表ではその経験実績から、どのような課題が解決できるのか、類似技術や同時に活用可能な技術の特徴、今後の展望などについて概説します。また活用事例として、Antisense oligonucleotidesの組織内分布と、関連するターゲット遺伝子の転写ノックダウン評価についてもご紹介する予定です。
小林 亮介 統合トランスレーショナル研究
博士(獣医学)。認定毒性病理学専門家、認定獣医病理学専門家、認定トキシコロジスト。
2019年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社入社。安全性評価、薬効評価に関連する病理組織評価や、空間的トランスクリプトミクス研究を担当。様々な組織/細胞に精通した病理専門家として創薬研究をサポートしている。
2023年10月11日(水)~13日(金)の3日間、パシフィコ横浜で開催されるBIO JAPAN2023にて、ウィズ・パートナーズ株式会社主催のランチョンセミナーに当社代表取締役社長 山田 伸彦が登壇します。ランチョンセミナーは、「日本発革新的な医薬品を生み出す創薬プラットフォーマーたち」をテーマに、ウィズ・パートナーズの投資先であるアクセリード株式会社、株式会社IPガイア、NANO MRNA株式会社、並びにアクセリード子会社のAxcelead Drug Discovery Partners株式会社、株式会社ARCALISのリーダー達が各社の特徴と今後の展開について発表いたします。皆様のご参加お待ちしております。
【ランチョンセミナー】
日時:10月13日(金) 11:30~12:30
開催場所:パシフィコ横浜 アネックスホール、ノース内
タイトル:日本発革新的な医薬品を生み出す創薬プラットフォーマーたち
BIO JAPAN 2023 ホームページ:https://jcd-expo.jp/ja/
Whiz Partners主催 ランチョンセミナー概要ページ:
BioJapan / 再生医療JAPAN / healthTECH JAPAN 2023 (jcdbizmatch.jp)
※ランチョンセミナーは定員120名様とさせていただきます。
参加ご希望の方は、上記概要ページより来場・聴講登録をお願いいたします。
Axcelead では、これまでの創薬研究で培った技術や知識を活かし、新規開発候補化合物の創出、あるいは核酸創薬研究の課題に対するソリューションをご提供致します。
創薬ステージや課題に応じて、各種試験を統合的に実施できます。
標的mRNAに対するアンチセンスオリゴ核酸 (ASO) の配列を、効率的に最適化します。
探索ステージにおける安全性評価は、臨床における安全性懸念を精度高く予測しその対応策を講じることはもちろん、IND のためのガイドライン試験で躓くことなく臨床試験にスムーズに移行できる化合物を効率的に選抜する2つの側面をもっている。
Axceleadでは、製薬企業で培った豊富な経験と膨大な背景データ、並びに最新の科学およびガイドラインをベースに構築された各種 Platformsを最大限に活用し、効率的かつ高い成功確率で開発しうる化合物選抜をサポートしています。
今回のセミナーでは、Axcelead が提供する各種アッセイサービスのユニークポイントのご説明、並びにこれまでお客様に頂いた質問・懸念への回答を、3人の演者によるミニパネルディスカッション形式でご紹介させていただきます。
高砂 浄 統合トランスレーショナル研究 ダイレクター
製薬企業で安全性薬理に20年以上従事。その後 in vitro 安全性評価に従事し、特に 2013 年からは CSAHi コンソーシアムに参加しながら hiPS心筋細胞を用いた心毒性研究を展開。
9月22日に、日本薬学会長井記念館 長井記念ホール A-Bで開催される薬物動態談話会9月例会において、弊社研究員・冨原が口頭発表を行います。是非、本談話会へご参加ください。
【学会概要】
薬物動態談話会9月例会 (2023年9月22日 日本薬学会長井記念館 長井記念ホール A-B)
【口頭発表】
「核酸創薬における薬物動態解析 ~Axcelead DDP における細胞・組織レベルのアプローチ~」
日時:2023年9月22日 (金) 13:30~14:15
演者:冨原 裕美(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)
【発表概要】
本発表では、まず、Antisense oligonucleotides (ASO)の組織濃度の測定に用いられるLC-MS/MSやHybridization ELISAについて、それぞれの特徴や使い分けの事例を紹介いたします。ただし、核酸の分布は組織および細胞内において均一ではないため、LC-MS/MSやHybridization ELISAを用いて組織全体の濃度測定するだけでは、薬効や毒性との関係を考察するのに十分とはいえません。
そこで、組織内のASOの局在/分布やmRNA knockdown活性を評価するため、投与したASO (IHC)とtarget mRNAのin-situ hybridization (ISH)の二重染色法を構築しました。ASOの集積が認められる腎臓における実例から、LC-MS/MSやqPCRだけでなく、IHCやISHによる評価の重要性を紹介いたします。
冨原 裕美 統合トランスレーショナル研究
名古屋大学大学院生命農学研究科博士課程前期修了後、協和キリン株式会社を経て、2019年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。核酸やLNPの動態評価に従事。
関連ソリューション:核酸創薬に対するソリューション、核酸の組織内分布を見る技術
核酸医薬品で認められる毒性には、A)ハイブリダイゼーションに起因した毒性、B)ハイブリダイゼーションに起因しない毒性があります。A)のうち、2-1)オフターゲット毒性 (ハイブリダイゼーション依存)は核酸医薬品に特有であり、ヒトでの毒性リスクの低い核酸医薬品候補の選択が重要です。B)は、従来型の毒性試験において概ね検出が可能といわれていますが、核酸医薬品でしばしば問題となる免疫系毒性、血液系毒性、肝臓・腎臓の毒性に注意すべきです。
Axceleadでは、上記のような毒性に対し、幅広いソリューションを提供しております。
創薬の上流から下流まで、さまざまな評価系やノウハウを用い、担当者間で連携しながらシームレスな課題解決を行います。
当社は、この度、内閣府が主催する「第6回日本医療研究開発大賞」において「スタートアップ奨励賞」を受賞しましたのでお知らせします。
日本医療研究開発大賞は、大学、公的研究機関、企業等における医療分野の研究開発やその成果の実用化において、画期的・重要な成果を収める、先導的な取組を行うなど、研究開発の推進に多大なる貢献をした事例に関し、その功績をたたえることにより、我が国の医療分野の研究開発の更なる進展に寄与することを目的とした表彰制度です。6回目を迎える今回は、医療分野の研究開発において将来性が期待されるスタートアップ企業等を表彰するスタートアップ枠が新たに設けられ、より幅広く募集を行うこととなりました。
<受賞名> 日本医療研究開発大賞 スタートアップ奨励賞
<案件名> 革新的な技術基盤を活かした多様な創薬プロジェクトへの貢献
<功績> 創薬プラットフォーマーとして基礎から臨床応用まで多様な創薬プレイヤーの研究推進に貢献している。製薬企業・ベンチャー・アカデミア・公的研究機関を含め、設立以来200社以上の取引実績がある。特に製薬企業のリピート率は約90%と当社のビジネスに信頼と期待が寄せられている。また、AMEDの創薬支援推進事業にも参画し、アカデミアシーズを製薬企業に橋渡しする研究支援に寄与した。
当社代表取締役社長の山田伸彦は、「今回、第6回日本医療研究開発大賞のスタートアップ奨励賞を受賞できたことを大変嬉しく思います。当社は、製薬企業発の創薬プラットフォーム企業として、2017年にビジネスをスタートして以来、多様な創薬プレイヤーの皆さまの創薬研究を支援してまいりました。これからも創薬に携わる人々に寄り添うベストパートナーとして画期的な医薬品の創出に貢献するとともに、最先端の技術を取り込み創薬研究の効率化にも取り組んでまいります」と述べています。
以上
昨今、サルの価格高騰や、輸入制限などにより、サルでの非臨床試験が実施困難な状況となって
います。本セミナーでは、ヒト遺伝子KI(ノックイン)動物を活用した解決策を提案いたします。
KI 動物を活用することで、サルと比較して低コストでIND 申請用試験を実施することが可能です。
『サルの輸入制限と価格高騰に対する非臨床試験のソリューション提案』
福井 英夫 Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社
応用レギュラトリーサイエンス シニアディレクター/ シニアコンサルタント
『ヒト遺伝子KI マウス/ ラットの作製』
竹山 道康 Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社
統合トランスレーショナル研究 ディレクター
『ヒト遺伝子KI マウス/ ラットの作製』
竹山 道康 Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社
統合トランスレーショナル研究 ディレクター
『ヒト遺伝子KI マウス/ ラットの作製』
竹山 道康 Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社
統合トランスレーショナル研究 ディレクター
※11月30日に開催されるスクリーニング学研究会での企業セミナーです。スクリーニング学研究会に参加される方のみ、お申込みいただけます。
Axcelead drug discovery partnersは、低分子創薬の真のパラダイムシフトであるタンパク分解創薬について、重点強化領域として精力的に取り組んでおり、Molecular glue degrader(MGD)や Bifunctional degrader創出を実現・加速する各種ソリューションを取り揃えています。
本企業セミナーでは、MGDフォーカス化合物ライブラリ、多様な評価系でのHTS、各種分解剤プロファイリングアッセイ、Omics解析による選択性評価や新規ネオ基質探索法、迅速な分解剤創出を実現するパラレル合成技術、Bifunctional degraderのADME改善など、タンパク分解創薬の各種課題を解決する統合型ソリューションDegLeadプラットフォームをご紹介します。
タンパク分解創薬特有の難しさに課題を抱えておられる方、多様な技術やノウハウ等が必要でタンパク分解創薬実現に困難さを感じている方、是非奮ってご参加ください。
※席数に限りがございます。ご興味を持っていただけた方は、お早目のご登録をお願いいたします。
神谷 博貴
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 医薬探索研究 Chemistry ダイレクター
京都大学大学院薬学研究科修士課程修了後、日本新薬株式会社に入社し、主としてメディシナルケミストリー研究に従事。2018年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社、医薬探索研究化学でメディシナルケミストリーを担当し、2022年7月より現職。これまでにヒットから候補品創出までの全てのステージ、多様なターゲットクラス、ほとんどの疾患領域を経験。また、タンパク分解低分子創薬とRNA標的低分子創薬の全社的なサービス開発チームを立ち上げ、リーダーを務める。
HTSは創薬を実現するための出発点となる化合物を見出す上で重要な手段の一つであり、緻密な戦略の立案が必要です。そして最初のステップである材料調製と系構築は、創薬の成功にとって極めて重要であり、高度な知識と経験が必要とされます。Axceleadでは、プロジェクトの目的に合致する化合物を取得するための戦略立案の段階からご相談いただけます。 材料調製では、HTSはもちろん、HTS後のbiophysics 試験や結晶構造解析などの試験も見越して、最適な発現系やアフィニティータグを選択し、材料調製を行います。アッセイ系においても、HTSの安定的実施や、偽陽性・偽陰性の低減を目指した評価系の選択や条件設定など、経験に基づくノウハウを最大限活用して最適なアッセイ系をご提案、構築します。このように、磨き抜かれた材料、アッセイ系でお客様のHTSおよびその後の創薬研究を支えます。
Axceleadでは豊富なタンパク質の調製実績があり、設立以降の6年間で610個以上の実績があります。Axceleadではタンパク質調製を専門に担当するチームの豊富な知識と経験を基に効率化を進めています。大腸菌発現系の場合最短3週間、昆虫細胞発現系もしくは動物細胞発現系の場合は最短4週間という短期間で調製可能な体制を整えています。日本だと海外在庫の市販品を入手するのに1ヵ月以上かかるケースもあり、タイムラインに与える影響は大きいと思います。
セルフリーの評価系や細胞評価系など、幅広いターゲットクラスに対して6年間で480種類以上のアッセイ系構築の実績があります。このうち約80%はAxceleadが独自に一から構築したアッセイ系です。お客様が構築した評価系を移管していただきHTSを実施することも可能ですが、Axceleadが評価系構築から担当するケースも多くあります。アッセイ系構築では、プロジェクトの目的に合致する最適な系を構築するために様々なポイントを考慮して進めます。HTSで安定的な評価をするための評価系の選択や条件設定をしたり、偽陽性、偽陰性を低減するためにバッファー条件選択したり、経験に基づくノウハウを最大限活用して最適なアッセイ系を構築しています。
シームレスにHTSやその後の創薬研究サポートいたします。ぜひHTSターゲットが決まった段階からご相談いただき、我々の豊富な知識、経験をご活用ください。
7月11日からの4日間、名古屋大学 豊田講堂で開催される日本核酸医薬学会第8回年会において、弊社研究員・佐野がポスター発表を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。
【学会概要】
日本核酸医薬学会第8年会
【ポスター発表】
ポスターセッション2 P2-41
「ASOの中枢移行および薬効における投与経路間比較 (ICV vs IT )」
日時:7月12日(水) 16:50~17:50
演者:佐野 典康(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)
ポスターはこちら
【発表概要】
中枢をターゲットとした場合、多くのAntisense oligonucleotide (ASO)は血液脳関門を通過できないため、脳室内投与や髄腔内投与といった中枢神経系へ直接暴露させる投与ルートが選択されます。臨床適応では侵襲性の低い髄腔内投与が多く選択されますが、実験動物、特にマウスにおいては脳室内投与が汎用されており、髄腔内投与後のASOの脳内分布、暴露量および作用を評価した報告は多くありません。そこで、我々は、ASOを用いて投与ルートの違いが及ぼす体内動態やknockdown効率の相違について、検証を行いました。当日の発表では、脳室内投与、髄腔内投与および皮下投与後のASOのマウス脳組織へ曝露量と遺伝子発現量の検証結果を紹介します。
7月11日からの4日間、名古屋大学 豊田講堂で開催される日本核酸医薬学会第8回年会において、弊社研究員・冨原がポスター発表を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。
【学会概要】
日本核酸医薬学会第8年会
【ポスター発表】
ポスターセッションP2 P2-80
「Antisense oligonucleotideの組織および細胞におけるPK/PD評価」
日時:7月12日(水) 16:50~17:50
演者:冨原 裕美 統合トランスレーショナル研究
ポスターはこちら
【発表概要】
全身投与したASOの分布は組織間の差が非常に大きく、また、組織や細胞内でも均一に分布するわけではないため、局所での分布評価が非常に重要になります。今回、私たちはPS修飾されたASOの分布(immunohistochemistry)とmRNA knockdown(in situ hybridization)の二重染色法を構築しました。この手法を用いることで、組織局所におけるASOの分布とmRNA knockdownが同時に評価できるようになりました。また、培養細胞を用いて細胞や核におけるASO濃度を定量する方法を構築しましたので、得られた結果と合わせてご報告します。これらの方法は、従来よりも明確な分布およびknockdownの同時評価を可能とし、ASOの標的の妥当性判断や、delivery systemの必要性とその効果検証に有用であると考えています。
冨原 裕美 統合トランスレーショナル研究
名古屋大学大学院生命農学研究科博士課程前期修了後、協和キリン株式会社を経て、2019年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。核酸やLNPの動態評価に従事。
関連ソリューション:核酸創薬に対するソリューション、核酸の組織内分布を見る技術
ヒト生体に近い疾患モデルを用いてスクリーニングできる表現型ベース創薬は、臨床での薬効発現が期待できる一方、標的や作用機序に関する分子的裏付けが乏しいという課題があります。この解決ツールとして、光親和性標識等に基づく、コバレントプローブを用いたケミカルプロテオミクスは、表現型ベース創薬の分子的裏付けを強力に推し進めます。一方で、プローブ合成に時間が掛かる事が課題として残っています。本セミナーでは、プローブ合成を必要としない、コバレント化合物ライブラリーからのケミカルプロテオミクスによる研究期間の短縮を提案します。スクリーニングヒットがあった場合、これら化合物は、そのままプローブとして利用可能であり、スクリーニング開始からケミカルプロテオミクス終了までに要する期間、約8ヵ月を、半分に短縮できます。本発表では、これらコバレント化合物ライブラリーを用いた標的探索のためのプロテオミクス法、およびモデル化合物を用いたコンセプト検証例についてご紹介いたします。
林 浩三 統合トランスレーショナル研究
1990年、大阪大学薬学部製薬化学科修士課程修了後、武田薬品工業発酵生産物研究所入社。天然物化学、オーファンGPCRのリガンド探索を担当。2002年、プロテオミクス草創期から社内プロテオミクスプラットフォームを立ち上げ、同技術を応用した、アフィニティー精製による薬剤標的タンパク質の探索、患者iPS細胞の表現型解析等を担当。2017年、Axcelead Drug Discovery Partnersへ転籍。長年をかけて蓄積してきた、プロテオミクス技術、創薬研究応用経験、専門知識を活用し、分子標的を含む作用機序やバイオマーカー探索を通じた、お客様の創薬研究をサポートしています。
グローバルなCRDMO(Contract Research, Development, and Manufacturing Organization)を目指すアクセリードグループ。その中核企業である当社Axceleadが創薬支援ビジネスをどのように拡大し、国内外の創薬にどのように貢献するのか。当社代表取締役社長 山田の一問一答が掲載されていますので是非ご一読ください。
当社は、IQVIAソリューションズ ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宇賀神 史彦、以下「IQVIA」)と、同社が保有する遺伝子データベースであるIQVIA Genome Wide Study Platform(以下「GWSP」)を活用したゲノム創薬支援に関する協業について、両社で検討を開始しましたのでお知らせします。
GWSPは、国内の複数の遺伝子データベースを統合しており、現在、13万人規模の遺伝子情報と健康関連情報の相関解析が可能です。GWSPでは、疾患名や遺伝子名、SNP(Single Nucleotide Polymorphism)のIDを用いて、ゲノムワイド関連解析(GWAS)済みデータを簡易に検索できます。性別や地域・民族特異性を反映したデータを取得できることが特徴です。当社はGWSPを活用して遺伝子情報を解析することで、新規の創薬標的やバイオマーカー、対象疾患候補の探索を進めます。新規候補が見出された場合は、IQVIAの追加調査とともに臨床サンプルを用いた検証を行い、ゲノム創薬支援サービスの可能性を検討します。
当社代表取締役社長の山田伸彦は、「遺伝子データベースを活用した新規創薬標的やバイオマーカーの探索は、新薬開発の成功確率を高めるために非常に重要であり、創薬研究で注目されている領域です。国内最大規模の遺伝子データベースを有するIQVIAと連携することで、革新的な新薬の開発を目指す創薬プレイヤーの皆さまに質の高いGenome Driven Drug Discoveryのサービスを提供できるよう、継続して取り組んでまいります。」と述べています。
以上
【IQVIAソリューションズ ジャパン株式会社について】
IQVIA(NYSE:IQV)は、高度なアナリティクスやテクノロジーソソリューション、臨床試験サービスをライフ サイエンス業界の皆様へ提供するグローバルリーディングカンパニーで、膨大なデータと深く専門性をもった 知見とを革新的なテクノロジーを活用しながら高度に分析することで、ヘルスケアでのあらゆる領域における インテリジェントな融合(Intelligent Connection)を創出しています。現在、 私たち IQVIA は、約 86,000 名が 100 ヵ国以上の国と地域で事業を展開しています。IQVIAソリューションズ ジャパン株式会社は、IQVIAが日本で事業を展開する日本法人の一つです。
詳しい情報はこちら www.iqvia.co.jp
【Axcelead Drug Discovery Partners株式会社について】
Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。
本イベントは、Axceleadからのプレゼンテーションの後、ご参加いただいた皆様とのディスカッションの時間を予定しています。ディスカッションには演者の神野の他、安全性コンサルタント福井、合成化学グループをリードする三浦が参加いたします。
バイオベンチャー、アカデミア研究者の方でIND申請を目指していらっしゃる皆様、IND-enabling試験を、試験計画の立案から実施まで丸ごとお任せいただけるサービスにご興味はありませんか?
IND申請には乗り越えるべき壁や様々な課題があり、お客様から多様なご質問やご要望をいただいています。それらのご期待にお応えするために、AxceleadではIND-enablingパッケージサービス、「Smart-IND」を提供しています。Smart-INDでは、Target Product Profileをもとにお客様とINDに向けた試験メニューを検討し、伴走してIND申請を目指します。
本セミナーではSmart-INDの概要とソリューション提供例およびご活用例についてご紹介いたします。
※本イベントは、バイオベンチャー・スタートアップ、アカデミア、ベンチャーキャピタルご所属の方限定のイベントです。
それ以外の方からご登録いただいた場合は、ご参加をお断りする可能性がございます。予めご了承ください
神野 文宏 応用レギュラトリーサイエンス ディレクター
静岡県立大学薬学部大学院修士課程卒業後、武田薬品工業株式会社へ入社。14Cラベル体を用いた非臨床試験での代謝物構造解析やヒトADME試験での代謝物分析に携わった。2007年から1年間Takeda Global Research & Development(US) に出向。さらに日米欧3極での臨床Bioanalysis業務に従事し、グローバルでCROでの試験をマネージメントすると共に複数のNDA対応業務を経験。その間、静岡県立大学で薬学の博士号を取得した。2017年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners株式会社のRegulated Bioanalysis、信頼性基準適用下での代謝物構造解析をリード。2022年4月より現職。
持株会社アクセリードが、帝人と創薬研究に関する合弁会社設立の契約を締結したことについて公表しました。
詳しくは以下のURLをご覧ください。
https://www.axcelead-hd.com/1471/
昨今、サルの価格高騰や、輸入制限などにより、サルでの非臨床試験が実施困難な状況となっています。本セミナーでは、KI動物を活用した解決策を提案いたします。
演題1 | サルの輸入制限と価格高騰に対する非臨床試験のソリューション提案 福井英夫 応用レギュラトリーサイエンス シニアダイレクター |
演題2 | ヒト遺伝子KIマウス/ラットの作製 竹山道康 統合トランスレーショナル研究 ダイレクター |
※本セミナーは、第50回に日本毒性学会ランチョンセミナーL2-4の再演です
竹山 道康 統合トランスレーショナル研究 ディレクター
工学博士。1991年大阪大学工学研究科博士課程修了後、武田薬品工業に入社。遺伝子改変動物やつくば研究所でのEST(expressed sequence tag)データベースの解析、初期のマイクロアレイ解析技術など一貫して分子生物学的研究に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社設立時に武田薬品から転籍。統合生物 主席研究員を経て、2020年4月より現職。無理な要求の多かった武田薬品で鍛え上げられた私たちの技術を、ぜひ幅広く創薬研究に利用していただきたいと考えています。
6月9日からの3日間、パシフィコ横浜にて開催される第66回 日本腎臓学会学術総会において、弊社研究員・階上がポスター発表を行います。
本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。
【ポスター発表】
Cre-loxPによるAlport症候群モデルマウスの糸球体特異的なCOL4A5発現回復(演題番号:P-181)
日時:2023年6月10日 11:00-12:15
演者:階上 健太郎 統合トランスレーショナル研究 遺伝子改変動物グループ
【発表概要】
X-linked Alport syndrome(X連鎖型アルポート症候群、XLAS)は、COL4A5の遺伝子異常によって引き起こされる進行性の腎症であり、男性の患者さんの約9割が40歳までに末期腎不全へと進行しますが、根本的な治療薬はありません。我々はこれまでにヒトの患者さん由来の変異を導入したAXCCマウスを作製し、末期腎不全様の病態を示すことを確認するなど、病態解析を進めてきました。今回、このマウスにCre-loxPシステムを適用し、エクソンスキッピングにより腎機能を改善できないかを検討しました。当日の発表では、遺伝子改変動物を用いたエクソンスキッピングの方法と腎機能改善の検証結果について、尿血液検査や病理画像を用いてご紹介いたします。
階上 健太郎 統合トランスレーショナル研究 遺伝子改変動物グループ
工学修士。2009年東北大学大学院工学研究科修了後、武田薬品工業に入社。遺伝子改変マウス、ラットの作出、および解析業務に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社設立時に武田薬品から転籍。統合生物を経て、2020年4月より現職。
お客様のご要望に合わせた最適な遺伝子改変動物をご提供します。薬理試験や病理解析など他試験との組み合わせも、お気軽にお問い合わせください。
関連ソリューション:腎疾患治療薬の創薬/病態研究のサポート
本発表に使用した腎糸球体特異的にCreERT2を発現するNphs2-CreERT2マウスなど、誘導型KOマウスのご要望がありましたら、ぜひお問い合わせください。
日本初の創薬ソリューションプロバイダー Axcelead Drug Discovery Partnersと科学分析機器の業界大手 アジレント・テクノロジーの共催ウェビナー。
創薬プレイヤーの皆様に、スクリーニング領域のソリューションをご紹介します。
2023年6月28日(水) 16:00 – 17:30
豊富なメニューから、お客様のニーズに合わせた最適なソリューションをご提案します。
複数のターゲットに無差別に結合する化合物は、予期しない薬理活性を引き起こし、有害作用につな
がる可能性があります。初期の研究段階でそのような化合物を避けることにより、臨床成功確率の高い
化合物の特定に貢献します。
6月19日からの3日間、パシフィコ横浜 会議センターで開催される第50回 日本毒性学会学術年会が開催において、ランチョンセミナーを開催いたします。
学会への参加を予定されている方は、是非Axceleadのランチョンセミナーにもお立ち寄りください。
ご好評につき、本セミナーの事前受付は終了いたしました。
当日券もご用意がございます。大変恐縮ですが、ご参加を検討いただいている方は当日券をお求めください。
ランチョンセミナーL2-4 6月20日(火) 12:10-13:10 第4会場 (5階 502会議室)
【講演テーマ】
「KI(Knock-In)動物を活用したニューモダリティー医薬品の非臨床安全性試験について」
昨今、サルの価格高騰や、輸入制限などにより、サルでの非臨床試験が実施困難な状況となっています。本セミナーでは、KI動物を活用した解決策を提案いたします。
【演者】
竹山 道康 統合トランスレーショナル研究 ディレクター
福井 英夫 応用レギュラトリーサイエンス シニアディレクター/シニアコンサルタント
竹山 道康 統合トランスレーショナル研究 ディレクター
工学博士。1991年大阪大学工学研究科博士課程修了後、武田薬品工業に入社。遺伝子改変動物やつくば研究所でのEST(expressed sequence tag)データベースの解析、初期のマイクロアレイ解析技術など一貫して分子生物学的研究に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社設立時に武田薬品から転籍。統合生物 主席研究員を経て、2020年4月より現職。無理な要求の多かった武田薬品で鍛え上げられた私たちの技術を、ぜひ幅広く創薬研究に利用していただきたいと考えています。
5月31日・6月1日に愛媛県県民文化会館で開催される第9回がんと代謝研究会in松山において、スイーツセミナーを開催いたします。研究会への参加を予定されている方は、是非Axceleadのランチョンセミナーにもご参加ください。
ランチョンセミナー: 5月31日(水) 15:20‐15:55
<テーマ>
「フェノティピックスクリーニングからターゲット同定まで表現型にフォーカスした創薬」
演者:統合トランスレーショナル研究 フロンティアテクノロジー シニアダイレクター 戎野 幸彦
戎野 幸彦 統合トランスレーショナル研究 フロンティアテクノロジー シニアダイレクター
2005年大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了後、Oklahoma Medical Research Foundationに留学。 関西医科大学、武田薬品工業株式会社、大塚製薬株式会社を経て、2020年9月より現職。
研究会の詳細は、研究会公式サイトをご覧ください。https://taisya2023.jp/
5月25日・26日に昭和大学上條記念館 大ホールで開催される第30回 HAB研究機構学術年会において、ランチョンセミナーを開催いたします。年会への参加を予定されている方は、是非Axceleadのランチョンセミナーにもご参加ください。
ランチョンセミナー: 5月25日(木) 12:30‐13:15
<演題1>
「オミックス解析による患者層別化の実現に向けて」
演者:統合トランスレーショナル研究 Omics ダイレクター 安藤智弘
<演題2>
「核酸創薬サポート~核酸の組織内分布を細胞レベルで可視化~」
演者:統合トランスレーショナル研究 Integrated Pathology ダイレクター 横山孝太朗
安藤 智広 統合トランスレーショナル研究 Omics ダイレクター
薬学博士。2009年に東京大学大学院 薬学系研究科 博士課程終了後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ設立時より参加。
質量分析技術を主に、メタボロミクス、プロテオミクスおよびバイオマーカー研究を担当する。
横山 孝太朗 統合トランスレーショナル研究 Integrated Pathology ダイレクター
埼玉大学大学院理工学研究科博士課程修了後、武田薬品工業へ入社。入社当初から初期課題検討を担う研究所に配属され、ペプチド性抗肥満薬の研究に従事。その後、免疫組織化学等の技術を活かしながら、再生医療研究へシフトし、「見て評価」する研究を継続。2017年にAxcelead Drug Discovery Partnersへ転籍し、病理部門をリード。現在も「見ること」に情熱を燃やしつつお客様の研究をサポートしている。
年会の詳細は、HAB研究機構公式ウェブサイトをご覧ください。
https://society.main.jp/hab/hab30/
Discovery of a Novel Series of Potent, Selective, Orally Available, and Brain-Penetrable C1s Inhibitors for Modulation of the Complement Pathway
Publication Date:April 25, 2023
詳細はこちらから
論文の概要:
本論文は、高活性、経口投与可能、かつ脳透過性の認められた初めての選択的C1s阻害剤についての報告です。
C1sは、免疫機能において重要な役割を持つ補体系の3つの活性化経路の1つ、古典経路の因子であるセリンプロテアーゼです。補体系の異常は、免疫性神経疾患を含むさまざまな疾患の発症や進行に関与しており、C1s阻害剤は様々な補体関連疾患の治療薬となることが期待されます。
当社は、in vitro試験を担当し、C1sや選択性アッセイのタンパク質調製、系構築、スクリーニングおよび化合物の活性評価で本研究に貢献しました。
近藤 光代 医薬探索研究 Discovery Biology 所属
名古屋大学農学部卒業後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ参加。Cell freeアッセイ系構築、スクリーニングマネジメント、化合物評価等の業務を担当する。
Axceleadは、湘南アイパークの入居・メンバーシップ企業の5社とともに「湘南創薬支援コンソーシアム」発足に向けた協議を開始しました。
本協議では、創薬支援企業がコンソーシアムという形で連携・協力しあうことで、ベンチャー企業、アカデミア、製薬企業などの創薬研究過程において、成功確率や研究スピードの向上を効果的にサポートすることを目指しています。
現在、活動の枠組みを検討するための協議を開始した段階ですが、本コンソーシアムの活用をご希望の方は、記載のお問い合わせ先までご連絡ください。
お問い合わせ先:iPark-Souyaku-Shien@shonan-ipark.com
パラレル合成、分析化学、合成化学、探索物性から候補化合物創出を加速する珠玉の技術をプレゼンテーションとブースにて惜しみなく紹介します。
湘南アイパーク 3棟2階 Hall 1・2
1回目15時ー、2回目 16時ー の2回 サービスを紹介するプレゼンテーションを実施します。
※1回目と2回目の内容は同じです。
Axceleadの研究者がご紹介
分析化学 | Axceleadの活用でいろんな無駄が省けます。正確・迅速・高品質!異次元のパフォーマンスを実感ください。 |
パラレル合成 | Axceleadの高い技術と豊富なオリジナル中間体を活用してあなたのプロジェクトも加速しませんか! |
合成化学 | 光学活性体?合成法開発?とりあえずアAxceleadに聞いてみる? あなたのお宝(開発化合物)、効率的に増やす方法(スケールアップ合成法)開発します! |
探索物性 | 薬効出たので、張り切って追加合成してみた。・・・何か違う。薬効も 弱くなった・・・。その悩み、 物性評価で解決できるかも!! |
下記、「お申し込みはこちら」よりお申し込みください。
※当日参加の方は名刺を1枚持参ください。事前登録の状況によっては、当日参加の方にご入室いただけない可能性があります。
ヒト遺伝子KIマウス/ラット(ヒト遺伝子ノックインマウス/ラット、 以下 KIマウス/ラット)は対象となる内在遺伝子にヒト遺伝子を挿入した動物で、種差のある開発化合物の評価や、疾患モデルを作出するために活用されてきました。Axceleadではサルやイヌ、ブタを用いた試験に加え、KIマウス/ラットの作出から薬効・安全性評価、ひいてはIND申請用非臨床試験(薬理、安全性)までワンストップでご提供いたします。
内在のマウス/ラット遺伝子を欠失させてヒト遺伝子と入れ替えて作出するため、種差のある医薬品の評価に有用です。特に、以下のようなケースでKIマウス/ラットを使った評価をお薦めしています。
昨今、カニクイザルの価格高騰や輸入制限などによって非臨床試験が実施困難な状況となり、多くの創薬研究プロジェクトが延期や中止に追い込まれていると伺います。
この状況に対し、Axcelead ではヒト遺伝子 KI 動物の活用という選択肢をご提案しております。
本ソリューションについて、詳細のご紹介を希望される方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。
Off target毒性が発現しにくいと言われているニューモダリティ医薬品の毒性試験では、薬効発現動物を用いてのon target毒性評価が規制当局から求められています。創薬標的をヒト遺伝子に置き換えたKIマウス/ラットを用いた薬理試験において薬効が確認できた場合には、引き続きKIマウス/ラットを用いて毒性試験を実施することで、on target毒性評価が可能となります。
核酸医薬品開発ではエクソン-イントロン構造を保持した長鎖遺伝子配列を発現させたKIマウス/ラットを用いた薬効及び安全性評価が有用になります。特に、Axceleadでは長鎖KIマウスの作出も得意としております。
いずれの動物種を用いても薬効が発現しないケースでは、KIマウス/ラットによって薬効が評価可能となります。また、規制当局からはKIマウス/ラットを用いたon target毒性評価が求められる可能性があります。詳しくはお問い合わせください。
6月14日(水)12:00-12:30
脂質分子は、脂質二重膜形成、エネルギ貯蔵、さらには細胞内シグナリング等、生体内で重要な役割を担っています。これら脂質分子が、生体内の生理、病理または薬理反応の指標となる事は想像に難くなく、バイオマーカー研究の重要な標的となりつつあります。本セミナーでは、リピドミクス技術の創薬応用の現状、新たな課題解決に向けた取り組みを、弊社、実例を交えてご紹介させていただきます。
安藤 智広 統合トランスレーショナル研究 Omics Director 薬学博士
2009年に東京大学大学院 薬学系研究科 博士課程終了後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ設立時より参加。
質量分析技術を主に、メタボロミクス、プロテオミクスおよびバイオマーカー研究を担当する。
Multi-laboratory evaluation of immunoaffinity LC-MS-based glucagon-like peptide-1 assay
Published online: March 24, 2023
詳細はこちらから
論文の概要:
創薬研究において、バイオマーカー研究の重要性は幅広く認知されており、その測定対象は広がり続けています。一方で、それらの測定法が満たすべき性能基準には、未設定の部分が多く残っています。このため、合理性の有る基準の設定、および、その下での研究実施の実現が、創薬研究者から求められています。この研究では、その基準の提起のために、研究例の少ない生理活性ペプチド、GLP-1をモデルにIA-LC-MS測定法を立ち上げ、弊社を含む、異なる6つの研究機関でその性能検証を行いました。その結果、本測定法は、各研究機関において、所定の性能および再現性の有る測定結果を示す事が出来ました。本研究で構築したIA-LC-MS測定法の性能基準は、普遍的に達成可能であると考えられ、今後のバイオマーカ-研究の指標となる事が期待されます。
安藤 智広 統合トランスレーショナル研究 Omics 所属 ダイレクター
東京大学大学院 薬学系研究科 博士課程終了後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ、設立時より参加。メタボロミクス、プロテオミクス業務を担当する。
林 浩三 統合トランスレーショナル研究 Omics 所属
1990年武田薬品工業入社。天然物化学を経て、2002年に同社初のプロテオミクスプラットフォームを構築。Axcelead Drug Discovery Partners株式会社でもプロテオミクス業務を担当。
当社は、2023年5月1日に実施する代表取締役および役職の異動について、下記の通り決定しましたのでお知らせします。
1.代表取締役および役職の異動の内容(2023年5月1日付)
氏名 | 現役職 | 新役職 |
池浦 義典(いけうら よしのり) | 代表取締役社長 | 取締役会長 |
山田 伸彦(やまだ のぶひこ) | 取締役 COO | 代表取締役社長 |
2. 異動の理由
当社代表取締役社長である池浦義典が当社の親会社であるアクセリード株式会社の代表取締役社長に就任したことに伴うものです。なお、山田伸彦は本年5月1日以降も現役職のCOOを兼務します。
3.新代表取締役の略歴
1986年、大学卒業後に入社した武田薬品工業株式会社では、国内営業部門及びグローバル化の過程における全社のビジネスコントローラーを10年間担当し、2013年より医薬営業本部営業企画部長、2015年よりR&D Transformation OfficeのJapan Head として、研究開発部門の組織再編に従事しました。
2017年、池浦とともにAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(以下、Axcelead DDP)の前身を立ち上げ、Whiz PartnersがGeneral Partnerを務める創薬維新ファンドにAxcelead DDPをスピンオフさせ、2018年12月にAxcelead DDPに転籍、取締役COOに就任しています。当社では、優れた創薬技術を幅広いお客さまに浸透させることで、堅実な経営基盤の確立に取り組んでいます。
以上
近年、核酸医薬品の研究・開発が盛んになり、Lipid Nano Particle (LNP)に内封した核酸の動態・薬効評価、更には効率的に送達させるためのスクリーニング技術開発が進められています。従来、核酸の動態評価や生体内分布の評価には、質量分析による組織抽出物中の核酸定量法が用いられてきました。
しかし、質量分析では、組織中の含有量は検出できますが、位置情報までは確認できません。特に、ターゲット遺伝子のノックダウン活性と定量結果とに乖離がある場合に「組織内分布が確認できれば良いのに!」と思われることはなかったでしょうか?
そのような時にターゲット遺伝子に対するプローブを用いたin situ hybridizationや修飾核酸に特異的に結合する抗体を用いた免疫組織染色で組織内・細胞内での分布を可視化することにより、投与した核酸が狙い通りに標的組織や細胞まで届いたのか、あるいは血管内に蓄積していたのかなど重要な位置情報を知ることができます。
■投与した核酸と、その後を可視化します!
投与したDNA(Plasmid DNA)はターゲット遺伝子に対するプローブを用いたin situ hybridizationで、修飾を施したAntisense oligonucleotide(ASO)の局在は修飾部位に特異的に結合する抗体を用いた免疫組織染色で、細胞レベルでの可視化が可能です。更に、投与した核酸の取り込みをこれらの技術で識別するとともに、転写、翻訳後の産物もin situ hybridizationや免疫組織染色を実施することで、取り込み、転写、翻訳までの一連の流れにおける標的物質を可視化できます。この技術により、一歩踏み込んだ核酸医薬の動態・薬効評価、そして毒性MOAについての新たな知見を提供可能です。
■どんなものでも可視化できるの?
可視化したい核酸の配列に対するプローブをハイブリダイズさせるin situ hybridizationを用いますので、ターゲット遺伝子の配列が分かり、それに対する特異的なプローブを設計/作製できれば可視化が可能です。
■配列が短いASOは?
ASOなど配列が短く特異的なプローブの設計が難しい場合でも、Phosphorothioate(PS)修飾されたASOであれば、PS修飾部位に特異的なオリジナル抗体を用いた免疫組織染色により、配列に依存することなく可視化が可能です。
■核酸の局在・質量分析を総合的に評価可能に!
Axceleadでは、可視化技術をもって作製された標本の染色結果から、病理専門家による評価を行うことが可能です。更に、核酸の動態に関する専門部門からのデータも併せ、総合的な評価をご提供することができます。
核酸医薬品の評価に取り組まれている皆様でノックダウン活性と定量結果との乖離など、解釈でお困りの方がいらっしゃいましたら、Axceleadの可視化技術で課題解決に取り組んでみてはいかがでしょうか?是非お声かけください!
◇関連サービスのご紹介◇
持株会社アクセリードが、2023年4月1日に実施する代表取締役および役職の異動について公表しました。
詳しくは以下のURLをご覧ください。
https://www.axcelead-hd.com/?p=1250
Kinase inhibitor の最適化では選択性が課題になることが多いですが、網羅的なパネル試験は高コストで、候補化合物が絞られた段階で評価するケースも多いと思います。Axceleadでは、社内で独自に蓄積したパネルデータのAI解析を用いることでキナーゼ全体に対する選択性の指標を再現する46キナーゼからなる小規模な Mini Kinase Panel 46 (MKP46) を構築しました。
低コストかつハイスループットなMKP46を用いることで、初期段階でのケモタイプ優先順位付け、最適化過程での選択性プロファイリング、kinase 以外のプロジェクトでの kinase 阻害リスク推定など、様々な場面でご利用頂けます。
Axceleadのkinase panel試験では、kinase の ATPポケットに結合するオリジナル蛍光プローブ化合物を使ったTR-FRET アッセイによって化合物の結合活性を評価しています。1536 well プレートで試験するハイスループットなアッセイなので、ご希望に応じて絞られた数のターゲットに対してのHTSの実施も可能です。 Axceleadでは5年以上にわたり約320 kinase に対するパネル試験を継続しており、実績として18,000化合物以上の評価を実施してきました。そのうち約6,500化合物はAxceleadが保有する化合物で独自に取得したデータであり、この大規模データを kinase 創薬プラットフォーム構築に活用しています。(お客様の創薬プロジェクトデータは使用しておりません)
今回、320 kinase で実施していたパネル試験から得られる選択性の指標を、より少数のkinase数で再現する効率的な小規模パネル試験を構築する目的で、AI解析を活用しました。多様な化合物、多様なkinaseに対して頑健な結果が得られるよう、320 kinaseレベルの選択性だけでなくkinase familyレベルでみた選択性も同時に再現できる46 kinaseのセットを、社内で蓄積したデータを用いた最適化計算によりデザインしました。結果として320 kinase の結果から得られる選択性スコアを R2 =0.96で再現できる高性能な小規模パネル試験、 Mini Kinase Panel 46 (MKP46) が完成しました。
Axceleadでは多数のkinase創薬プロジェクトの経験と、kinase創薬をサポートするプラットフォームを保有しています。また、選択的なkinase阻害剤の創出を自社内で試みており、多数のkinaseに対してLead Generation …
オリヅルセラピューティクス株式会社(本店:京都府京都市、事業所:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:野中 健史、以下「オリヅルセラピューティクス」)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead DDP」)は、この度、iPS細胞に関連する創薬支援サービスで協業することになりましたのでお知らせします。
オリヅルセラピューティクスは、iPS細胞の利活用に関する豊富な技術やノウハウを持っており、未分化ヒトiPS細胞を多種多様な細胞へ分化誘導する熟練した研究者とケイパビリティを有しています。Axcelead DDPは分化誘導されたiPS細胞を用いた表現型スクリーニング、薬効、安全性評価などの創薬支援サービスを行っており、オリヅルセラピューティクスとAxcelead DDPが協業することで、臨床外挿性が期待されるヒトiPS細胞を用いた創薬支援サービスを実施することが可能となります。両社はいずれも湘南ヘルスイノベーションパークを拠点としており、オリヅルセラピューティクスの研究者がAxcelead DDPの研究施設で分化誘導を行うことで、未分化iPS細胞の分化誘導から分化細胞を用いた実験、データ取得までシームレスに創薬支援を実施することができ、利便性が高く、スピーディーなサービスを提供するとともにカスタマーの創薬研究の確度向上に貢献します。
オリヅルセラピューティクスの代表取締役社長である野中 健史は、「卓越した実績を持つ創薬ソリューションプロバイダーであるAxcelead DDPとの今回の協業を大変嬉しく思います。これにより、当社が有する多様なiPS細胞の分化誘導技術とAxcelead DDPが強みとする細胞を用いた薬剤スクリーニングの技術基盤が連携することで、当社事業の1つである創薬研究支援が更に加速されることを期待しております。当社は、引き続き革新的なiPS細胞関連技術の社会実装を推進し、新たな再生医療製品や画期的新薬が患者様に届くよう貢献してまいります。」と述べています。
Axcelead DDPの代表取締役社長である池浦 義典は、「iPS細胞は、創薬研究においてなくてはならないツールであり、当社においてもiPS細胞を用いた創薬支援が注力領域の一つとなっています。今般、オリヅルセラピューティクスの強みであるiPS細胞に関連する技術力と当社がこれまで蓄積してきた創薬にかかる知識・経験を融合することで、新しい創薬支援サービスを展開できることを嬉しく思います。当社は創薬支援の水準を高めるために、自社での新規技術の開発に加え、パートナーシップ構築にも引き続き取り組んでまいります。」と述べています。
以上
【オリヅルセラピューティクスについて】
2021年4月に京都大学イノベーションキャピタル株式会社によって設立されたオリヅルセラピューティクスは、「科学の無限の力で世界により良い健康への希望をもたらす」というビジョンを掲げています。患者さんに細胞医療を届けるために、以下の事業内容を通じて、再生医療等製品および革新的なiPS細胞関連技術の社会実装を推進します。
1.細胞移植による再生医療等製品の開発
2.iPS細胞関連技術を利活用した、創薬研究支援および再生医療研究基盤整備
【Axcelead DDPについて】
Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。
弊社がご提供する創薬ソリューションについて、昨今の社会情勢のなか、これまで出来る限りの価格維持に努めてまいりましたが、原材料価格の高騰や、人件費・光熱費などの増加に伴い、現状の価格を維持することが困難な状況となりました。
つきましては、2023年4月1日より一部の価格改定をさせていただきます。
弊社といたしましては、お客様の期待にお答えするソリューションを引き続きお届けできますよう、誠心誠意努めてまいります。
何卒諸事情をご賢察いただき、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
日本のサイエンスを医薬品として社会実装するためには?
岸田内閣は2022年を「スタートアップ創出元年」とし、2027年に向けての「スタートアップ育成5カ年計画」を発表。スタートアップを生み育てるエコシステムの創出を目標の一つに掲げました。製薬業界では医薬品の創出コストの増加、モダリティ多様化に伴う基盤技術獲得の必要性増加などに対応するため、Cutting-edgeな技術やシーズを持つアカデミアやベンチャーとの提携やインライセンスを積極的に活用する動きが進んでいます。
本パネルディスカッションでは、6名のパネリストから各業界の取り組みをご紹介いただき、「今、我々がやるべきこと」について議論を進めます。
【開催日時】 2023年4月10日(月) 17:00 – 18:30
【開催形式】 Zoom ウェビナーによるオンラインパネルディスカッション
―タイムテーブル―
17:00 -17:50 『各業界の取り組み紹介』
17:50 -18:30 『パネルディスカッション:日本のサイエンスを社会実装するには?』
登壇者のご紹介:
※所属業界あいうえお順でご紹介
アカデミア
フローサイトメトリーは、蛍光標識された抗体を用いることで、様々な細胞が混在する集団の中から1つ1つの細胞の特徴を捉えることを可能にします。細胞のフェノタイピングのみならず、各細胞のタンパク発現、活性化、シグナル伝達など、多くのパラメーターを同時に評価することができるため、フローサイトメトリーによるマルチカラー解析は、創薬研究の初期から臨床研究まで、幅広く皆様の創薬研究を前進・加速させます。
✓イムノフェノタイピング:少量のサンプルでも多種多様な細胞を同時に検出!
同時に様々な細胞種を検出することが可能です。Axceleadの豊富な経験をもとに、最適な抗体パネルの組み合わせ、解析方法をデザイン・構築し、ご希望の細胞種を解析いたします。
✓各種細胞での生理反応を解析:タンパク発現、タンパク質のリン酸化などを評価!
解析細胞とバイオマーカーを組み合わせることで、個々の細胞の状態を解析することを可能にし、疾患の発症機序や薬剤の作用機序への理解を深めます。
✓生体 (in vivo)での反応を解析:生体由来試料での解析!
Axceleadでは免疫疾患やがん免疫領域をはじめとして、数多くの病態モデル、薬効評価系を保有しています。これら評価系の生体由来サンプルをフローサイトメトリーで解析することにより、新薬候補物質のPK/PD解析、薬効評価、MOA解析などが可能です。
✓特定の細胞を分取して解析:Cell sorterで単一細胞集団ごとに分取して解析!
Cell sorterを使用すれば、生きたまま目的細胞を分取することができます。分取した細胞は、培養やRNA-seq解析、オミックス解析などに利用することができ、詳細かつ網羅的な解析が可能になります。
Axceleadでは18色の蛍光を同時検出することができ、少量の血液や組織から分散・分取した希少なサンプルでも一度に多くのデータを取得することができます。また、イムノフェノタイピングの豊富な経験を持ち、ILCsなどのレアポピュレーションの解析にも対応が可能です。 フローサイトメトリーに精通した研究者が、最適な抗体パネルの組み合わせ、解析方法をデザイン・構築し、ご希望の細胞種を同時に解析いたします。
細胞マーカーと評価マーカーを組み合わせて解析することで、個々の細胞の状態を詳細に解析することを可能にし、疾患の発症機序や薬剤の作用機序への理解を深めます。ご希望の解析について、お聞かせください!最適な試験系をデザイン・構築し、ご希望の評価を提供いたします。
当社では、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」(以下、倫理指針といいます)」および「個人情報の保護に関する法律」を遵守し、人由来の試料・情報(以下、試料・情報といいます)を用いて研究を行っております。
試料・情報を用いる研究においては、研究対象者の方々から同意を適切に取得することを原則としていますが、過去に提供いただいた試料・情報を新しい研究に利用するにあたり同意の取得が困難な場合などは、倫理指針に基づき、以下のとおり情報公開いたします。
なお、当社では、研究対象者が特定できないように匿名化された試料・情報を入手して研究に利用していますので、研究利用の中止を希望される場合は、受診された医療機関へご相談ください。
> 現在、公開対象となる研究はありません。
当社では、研究倫理審査委員会を設置し、試料・情報を用いる研究について、倫理指針に基づき、倫理的妥当性および科学的合理性を慎重に審査しています。
お問合せ先
担当:研究推進&ファシリティマネージメント
Research_Operation@axcelead.com
帝人株式会社
アクセリード株式会社
帝人株式会社(本社:大阪市北区、社長:内川 哲茂、以下 帝人)およびアクセリード株式会社(本社:東京都港区、社長:藤澤 朋行、以下 アクセリード)は、このたび、帝人の連結子会社である帝人ファーマ株式会社(以下 帝人ファーマ)の創薬研究機能を中核的な経営資源とした新たな合弁会社について、両社出資で設立する資本・業務提携の基本合意書を締結しました。
今後、両社は具体的な内容について協議を進め、2023年度中の最終契約の締結と、その後の速やかな合弁会社設立を目指します。
1.背景・経緯
(1)帝人は子会社の帝人ファーマにおいて医薬品事業を展開しており、東京研究センター(東京都日野市)内の生物医学総合研究所にて創薬研究に取り組んでいます。同研究所は、難易度がますます高まりつつある昨今の創薬研究環境において、自社創薬技術やリソースをより効率的に活用し、国内外の様々な大学・企業との協働や提携によって創薬イノベーションを加速する取り組みを積極的に推進しています。
(2)アクセリードは持株会社として、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーであるAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社(以下 Axcelead DDP)を傘下に有しています。Axcelead DDPは、創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。
(3)このたびの基本合意書は、海外が先行する非臨床研究の水平分業化と新たな委託研究形態の潮流を背景に、アクセリードが推進する創薬プラットフォーム共創の構想の中で、帝人ファーマが約50年にわたって培ってきた創薬研究の深い知見と創薬技術、施設・設備などの経営資源を中核とする合弁会社設立の協議を進めるためのものです。
(4)合弁会社の設立により、アクセリードは帝人ファーマの創薬資源活用によってスケールメリットを生み出すことが可能となります。また、帝人ファーマは創薬機能の一部外部化によって、国内外の創薬プレイヤーとの柔軟な協働による創薬研究の強化を図るとともに、設立した合弁会社との提携によって、創薬研究の更なる効率化と、より幅広い研究分野の強化を目指します。
2.設立する合弁会社について
(1)帝人およびアクセリードは、両社が出資し全株式を所有する、新たな合弁会社の設立を目指します。合弁会社は、帝人の創薬研究に関する技術、施設・設備、人員を中核的な経営資源として活用します。アクセリードはこれまで築いた創薬支援事業のノウハウを活用することでシナジーの創出を目指す予定です。
(2)事業内容は新薬の候補化合物の探索から取得、ならびにそれらに関連した創薬研究の支援です。両社の保有する創薬に関するノウハウや知見、技術や資産に基づく強固な創薬基盤を強みとして、国内外の創薬プレイヤーからの創薬研究需要を取り込み、創薬支援サービス企業としての成長を図ります。
3.今後の展開
(1)今後、社名や具体的な出資比率などを含めた資本・業務提携の詳細について両社で協議を進め、2023年度中の最終契約締結を目指していきます。
(2)帝人および帝人ファーマは、今回の取り組みを通じて、創薬研究のさらなる革新と強化を図り、医療ニーズの高い医薬品を早期に上市することで、「より支えを必要とする患者、家族、地域社会の課題を解決する会社」として社会に貢献することを目指します。
(3)アクセリードは、今回の取り組みを通じて、創薬プラットフォーム事業基盤のさらなる強化・拡充を図ることで、今後国内外で益々高まることが見込まれる製薬企業やバイオベンチャーなどの非臨床創薬研究サービスに対するニーズに応えていきます。
【帝人グループについて】
帝人グループは持続可能な社会実現に向け、「環境価値」、「安全・安心・防災」、「少子高齢化・健康志向」の3つのソリューションによる価値を社会に提供し、「未来の社会を支える会社」になることを目指しています。
帝人のヘルスケア事業は、グループのシナジーを最大化し、予防や健康増進、治療、リハビリや介護と、ヘルスケアサイクル全体を支えるソリューションを提供しています。その中核を担う帝人ファーマは、医薬品事業と在宅医療事業を両輪として事業展開しており、それぞれの技術を融合することでアンメットニーズの高い疾患に対する新たな治療選択肢を提供し、患者さんのQOL向上に貢献することを目指しています。
【アクセリードについて】
アクセリードは、世界最高水準の医薬品創出ヘルスケアプラットフォーム企業群を有する持株会社です。武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーであるAxcelead DDP、RNA医薬品に特化したCRDMO事業を展開する株式会社ARCALIS、株式会社日立ハイテクから一部事業譲渡を受けて設立し、創薬のあらゆるプロセスのデジタル化を推進することで創薬効率を100倍効率化する創薬デジタルプラットフォームを開発する株式会社A-Digital、次世代経皮薬物デリバリー技術をもとに医薬品開発を行っている米国サンディエゴのPassPort Technologies, Inc.を傘下に有しています。
アクセリードは、これらの医薬品創出プラットフォームを活用することにより、日本のみならずグローバルのヘルスケアビジネスに貢献していきます。
以 上
【 当件に関するお問合せ先 】
帝人株式会社 広報・IR部 TEL:(03)3506-4055
アクセリード株式会社 コーポレートコミュニケーション部 TEL:(03)-6868-0466
Consideration for the Validation of Clinical Laboratory Method in Non-Clinical Fields
Hirofumi Minomo1, 2, *, Yoshimi Inoue1, 3, Takako Iwachido1, 4, Hiromi Oota5,
Koji Otabe1, 6, Katsuo Kubono1, 7, Satoshi Kondo8, Daisuke Sasaki9,
Yusuke Suzuki10, Yuta Nakamura11, Hitoshi Naraoka1, 9, Masumi Higashiyama1, 12, Nozomi Fujisawa13, Kumi Honda1, 14, Tadao Matsumoto1, 15, Hideki Yasui16, Yoshiro Saito17, and Naoto Toyota1, 13
Published online: January 19, 2023
詳細はこちらから
論文の概要:
臨床検査で使用する測定システム(測定試薬,測定装置など)は、測定に関する様々な要求(真度,精度など)を満たしている事が求められ、これらの要求事項をあらかじめ確認、検証(バリデーション)し、結果の妥当性及び信頼性を保証する必要があります。しかしながら,実験動物を用いた非臨床分野の創薬研究では、臨床検査測定法バリデーションに関する指針がないため、各研究施設で独自の基準でバリデーションを実施しているのが現状です。そこで、非臨床分野での検査法バリデーションを十分なレベルで実施するために、動物実験から採取した液体試料に対する定量分析法のバリデーションについて、体系的かつ実践的なガイダンスとしてまとめました。
※臨床分野では日本臨床化学会クオリティマネジメント専門委員会から2011年に定量測定法に関するバリデーション指針が報告されています。そこで、日本臨床化学会動物臨床化学専門委員会では非臨床分野における臨床検査測定法バリデーション指針を作成するためにプロジェクトを発足し、非臨床における特有の問題点を考慮したガイダンスを作成しました。
当社の事業は、2017年の設立以来、順調に伸び続け、海外の事業も拡大しています。事業の成長を牽引する創薬支援サービス、そしてこれまでの低分子・ペプチドに加え、当社が様々なモダリティで新たな創薬支援サービスの構築に取り組んでいることを池浦がインタビューでこたえています。
<記事タイトル>
創薬支援のADDP、蛋白質分解薬や核酸医薬の創薬支援サービスを立ち上げへ
注)記事全文を閲覧する場合は、日経バイオテクONLINEへの会員登録が必要になります。
シングルセル解析を用いて、がんの治療抵抗性と密接に関与すると考えられている細胞集団を同定することで、がん微小環境をターゲットとした創薬研究を前進・加速させます。
シングルセル解析に関しては、下記のページをご覧ください。
シングル核遺伝子発現解析
シングルセル遺伝子発現解析
【Reference】
Ji et al., (2020). Multimodal Analysis of Composition and Spatial Architecture in Human Squamous Cell Carcinoma. Cell 182,497-514.e22. doi:10.1016/j.cell.2020.05.039
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下、「Axcelead DDP」)は、昨年10月 、ハーバード・ビジネス・スクールのイマーシブ・フィールド・コースのプロジェクトパートナーに選ばれ、本年1月、同コースの学生チーム4名を約一週間 受け入れて体験学習の機会を提供しました。
ハーバード・ビジネス・スクール(以下、HBS)のイマーシブ・フィールド・コース(以下、IFC)は、プロジェクトワーク、現場視察、講演、シニアリーダーとのディスカッションなど、学生主体のアクティブラーニングの機会を通じて、教育目標を達成するMBA2年生の選択科目のプログラムです。日本で行われるJapan IFCを受講する学生が、東京のプロジェクトパートナー9社のうちの 1 社を選び、当該企業を実際に訪問することで体験学習の機会を得ます。
IFCを受講する学生は、通常20代後半で、金融、不動産、コンサルティング、ヘルスケア、軍事、テクノロジーなど、様々な分野で平均5年間の実務経験を積んでいます。学生は少人数の多様なチームにわかれ、プロジェクトパートナーとして選ばれた企業に関する市場調査、情報の収集・分析、現地での意見交換などを通じて、現状の課題を解決するための提案を行います。
Axcelead DDPの代表取締役社長である池浦 義典は、「今般、本コースのプロジェクトパートナーに選ばれ、HBSと協力して学生に日本の実社会の学習機会を提供できたことを嬉しく思います。当社を訪問した学生は、国内では他にない創薬ソリューションプロバイダーである私たちのビジネスモデルを、当社社員へのインタビューやディスカッションを通じて真剣に学び、また、当社社員も学生の新鮮な視点からの発想に刺激を受けて新たな気付きを得る機会を持ちました。学生たちは彼らのフレッシュな考えと革新的なアイディアをフルに発揮して、当社シニアメンバーに貴重な提案を行い、教室での講義やディスカッションだけでは決して得られない経験を、ここ湘南で習得することができたものと確信しています 」と述べています。
以上
優れた研究成果やシーズを医薬品にするためには、薬効のみならず薬物動態や安全性の評価が必須になります。
非臨床試験段階において、どのような評価が求められるのか?ピットフォールはどこに存在しているのか?実際に製薬企業で数々のプロジェクトを経験した薬物動態・安全性のエキスパートが語ります。
―タイムテーブル―
16:00 -16:10 | 『イントロダクション』 |
16:10 -16:50 | 『治験を目指すベンチャー企業が非臨床安全性試験で見落としていること』 応用レギュラトリーサイエンス コンサルティング シニアコンサルタント 福井英夫 臨床試験開始を目標にされているベンチャー企業の多数の案件から、共通した課題を紹介します。 1. 開発化合物のキラークライテリアを重要視しなかったため、開発がストップして治験が開始できなかった事例 2. 簡略化できる試験を知らなかったため、必要以上の試験を実施し、多額の研究費を無駄にしている事例 |
16:50 -17:00 | 『小噺』 |
17:00 -17:30 | 『その化合物に臨床開発候補としてのお墨付きを、特に薬物動態評価から。』 統合トランスレーショナル研究 シニアディレクター 天野信之 臨床試験開始を目指して選ばれし化合物の成功確率が高いに越したことはありません。そのためには、いつ、何を評価しておくとよいのか、ご紹介します(基礎的なお話になります)。 |
登壇者のご紹介:
CDK8/19 inhibition plays an important role in pancreatic β-cell induction from human iPSCs
Kensuke Sakuma, Noriko Tsubooka-Yamazoe, Kiyohiro Hashimoto, Nozomu Sakai, Shinya Asano, Saori Watanabe-Matsumoto, Takeshi Watanabe, Bunnai Saito, Hirokazu Matsumoto, Hikaru Ueno, Ryo Ito & Taro Toyoda
Publish: January 5,2023
https://stemcellres.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13287-022-03220-4
論文の概要:
糖尿病の根治的な治療法として、ES細胞やiPS細胞などのヒト多能性幹細胞から作製した膵島様細胞の移植が期待されており、オリヅルセラピューティクス株式会社ではヒトiPS細胞由来膵島細胞(iPIC)の製品開発を進めています。製造工程で用いる培地成分や分化誘導因子等への暴露による最終製品への影響を最小化し、より安全性の高い細胞を作製することおよびその品質管理を行うことは、細胞移植製品開発において非常に大きな課題です。
佐久間健介主任研究員(オリヅルセラピューティクス株式会社)、および豊田太郎講師(京都大学iPS細胞研究所(CiRA)未来生命科学開拓部門、元タケダ-CiRA共同研究プログラム(T-CiRA)PI)らの研究グループは、iPIC作製過程で使用する分化誘導因子の安全性リスク評価を行いました。その結果、ES細胞やiPS 細胞から膵島様細胞集団を分化誘導する過程で世界的に広く用いられている誘導因子の1つ、ALK5 inhibitor IIに安全性リスクの異なる兆候を見出しました。そこで代替化合物への製法変更を試みたところ、これまで知られていなかったオフターゲットのサイクリン依存性キナーゼCDK8/19の阻害が膵島様細胞集団の誘導に重要な役割を果たしていることが明らかとなりました。この知見に基づいて、CDK8/19阻害剤を取り入れた独自の誘導法を確立し、より安全性の高い膵島様細胞集団を得ることに成功しました。
本研究においてAxceleadはシングルセル遺伝子発現解析・エームス試験・キナーゼプロファイリングを担当・実施しました。
関連サービス:
シングルセル遺伝子発現解析
関連サイト:
オリヅルセラピューティクス株式会社
細胞選択
がん種に加え、標的遺伝子の発現あるいはノックダウンによる増殖抑制データから、最適な細胞株を選択いたします。
化合物選択
併用パートナー化合物として、臨床承認薬からの選択、あるいは多様性を確保した弊社スクリーニングライブラリーなどを使用するなど幅広く対応することが可能です。また、お客様がご興味をお持ちの疾患領域に特化した化合物を追加で購入して評価することも可能です。
併用試験(増殖アッセイ)
・網羅的併用パートナー化合物探索の場合は、用量1~2点で併用効果試験を実施いたします。その後の精査実験で、matrix(濃度ポイントは要相談)の用量で併用試験を実施いたします。
・併用パートナー候補化合物が限られている場合は(目安として20化合物程度まで)、直接matrix(濃度ポイントは要相談)の用量で併用試験を実施いたします。(いずれの工程も化合物数はご相談可能です)
データ解析
お客様の化合物と、相乗、相加、あるいは拮抗作用を持つ化合物を判定いたします。判定には、 Bliss independence modelから算出されるBliss scoreを使用します。なお、ご希望により、Loewe additivity modelを用いたCombination index (CI)やIsobologramを用いて併用効果を判定することも可能です。
Validation study/メカニズム解析
種々のアッセイ系を組み合わせることで、併用効果のvalidation studyやメカニズム解析が可能です。
試験の流れ
弊社では150万を超える化合物ライブラリーを所有しております。その中のアノテーションライブラリー(約4000化合物)を用いることで、メカニズムを含む併用パートナーを探索することが可能です。
第39回日本毒性病理学会学術集会において、当社研究員の神鳥がポスター発表を行います。本学会に参加を予定されていらっしゃる方は是非ポスター発表をご覧ください。
【学会概要】
https://cfmeeting.com/jstp39/index.html
【ポスター発表】
四塩化炭素を単回投与したマウス肝臓におけるheat shock protein及びその遺伝子発現の肝小葉内分布
日時:2023年1月25日~26日
演者:神鳥仁志(Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)
神鳥仁志
統合トランスレーショナル研究 研究員
医学博士、獣医師、日本獣医病理学専門家協会会員、日本毒性病理学会毒性病理学専門家
科研製薬株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:堀内 裕之、以下「科研製薬」)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead DDP」)は、この度、画期的新薬の創出に向けた協業に関する契約を締結しましたのでお知らせします。
科研製薬は、「長期経営計画2031」1)に掲げる研究開発戦略の実現に向けた施策の一環として、Axcelead DDPとの協業により、両社の創薬技術・リソースを効率的に活用することでパイプライン創出エンジンの増強を図り、画期的新薬を継続的に創出します。Axcelead DDPは、創薬に必要なプラットフォーム機能と豊富な経験を有しており、本協業において新規創薬ターゲットの創出からINDに至るまでの複数の創薬プロジェクトを最速で臨床ステージまで推進し、科研製薬のパイプラインの拡充を強力にサポートします。
科研製薬の代表取締役社長である堀内 裕之は、「当社は研究開発期間の短縮、自社創薬の成功確度向上の達成のため、データ駆動型の創薬研究プロセスへの改革に取り組んでいます。今回のAxcelead DDPとの協業は、両社の技術・リソースを最大限活かした創薬研究の新しい形となります。当社の創薬研究プロセスの改革をさらに加速させ、Axcelead DDPとONE TEAMとなって画期的新薬を創出します」と述べています。
Axcelead DDPの代表取締役社長である池浦 義典は、「今回の科研製薬との協業は、同社の長期経営計画達成に向けた施策の一つであり、当社が科研製薬のパイプライン創出エンジンとして重責を担うことになります。これは両社が互いの強みを活かして新薬創出に取り組む前例のない協業スキームです。Axcelead DDPがこれまで蓄積してきた創薬のケイパビリティを最大限に発揮し、科研製薬と密に連携することで、革新的な医薬品の創出に貢献します」と述べています。
参考
1) 科研製薬 長期経営計画2031:https://www.kaken.co.jp/invest/policy/long_term.html
以上
【科研製薬について】
科研製薬は、「一人でも多くの方に笑顔を取りもどしていただくために、優れた医薬品の提供を通じて患者さんのクオリティ・オブ・ライフの向上につとめる。」を企業理念とし、1948年の設立以来、医療ニーズに即した医療用医薬品の研究開発を行っています。近年は、皮膚科、整形外科におけるプレゼンスを高めており、自社創薬品であり、国内で初めての外用の爪白癬症治療剤である「クレナフィン」は、グローバル製品として成長を続けています。
【Axcelead DDPについて】
Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。
シンクサイト株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:勝田 和一郎、以下「シンクサイト」)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead DDP」)は、この度、新しい表現型スクリーニング技術1)の開発に向けた共同研究契約を締結しましたのでお知らせします。
シンクサイトは、AIを活用したイメージ認識型の高速細胞判別・分取技術であるゴーストサイトメトリー2)を有しており、細胞を染色することなく個々の細胞のイメージングデータを用いて細胞を判別・分取することを可能とします。この技術を用いて表現型スクリーニングを実施することで、細胞の染色が必要となる従来の表現型スクリーニングでは染色によるバイアスがかかって見出せなかった、より生体での反応性を反映したヒット化合物の創出につながることが期待されます。今回の共同研究では、Axcelead DDPが保有する150万以上の多様な化合物ライブラリと表現型スクリーニングの技術、そしてシンクサイトが持つゴーストサイトメトリーを使った先進的な評価技術によって、両社で新しい表現型スクリーニング技術を開発し、創薬スクリーニングプラットフォームの構築を目指します。
シンクサイトの代表取締役である勝田 和一郎は、「創薬スクリーニングのプラットフォーム事業分野をリードするAxcelead DDPとの研究提携を大変嬉しく思います。化合物ライブラリーを含むAxcelead DDPの充実した創薬インフラと、当社独自の細胞ベース表現型スクリーニング技術を融合することによって、これまで見つからなかった創薬シードが期待できるようなソリューションを提供し、創薬技術の進化に貢献していきたいと考えています。」と述べています。
Axcelead DDPの代表取締役社長である池浦 義典は、「本共同研究を通じて新たな創薬スクリーニングのプラットフォームを構築することができれば、様々な細胞に対して従来の評価手法では得られなかった新規化合物を見出す可能性が高まります。私たちAxcelead DDPは、新しい創薬技術の開発に継続して取り組み、アンメットメディカルニーズを満たす画期的な医薬品の創出に貢献します。」と述べています。
1) 表現型スクリーニング:標的タンパク質を設定せずに、細胞の形態や機能上の変化を指標にして低分子、ペプチド、などの物質を探索する手法です。
2) ゴーストサイトメトリー:細胞形態情報に基づく、AI駆動型の高速細胞分析技術です。
以上
【シンクサイトについて】
シンクサイトは、東京大学及び大阪大学で生まれた先端技術を元に、ライフサイエンス及び医療の発展と革新を目指すスタートアップ企業です。先端イメージング、機械学習、マイクロ流体等の異分野技術を組み合わせて、次世代型のイメージ認識型高速セルソーティング技術を開発しています。この基盤技術を用いることで、新しい再生・細胞医薬や医療検査診断、創薬を実現させ、革新的な治療や診断に貢献することを目指しています。2019年6月には、経済産業省よりJ-Startupの1社に認定されています。
詳しくは、シンクサイトのウェブサイト(https://thinkcyte.com/)をご覧ください。
【Axcelead DDPについて】
Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。
2009年に武田薬品工業へ入社。当初より薬理部門で癌創薬業務に従事し、2017年にAxcelead Drug Discovery Partnersへ転籍後も変わらず薬理部門で癌領域の薬理試験を担当しています。転籍前はin vitro試験が主な業務でしたが、現在はin vitro試験に加えてin vivoでの薬効評価や癌免疫の業務も加わり新しいスキルや知識を得ながら業務に励んでいます。
創薬に関わるようになったのは、学生時代に友人のおばあさまのお話を聴いて興味を持ったからです。おばあさまは認知症で要介護者。一人で着替えやトイレはできず、孫である友人の事も分からない状況だったのが、病院の先生の勧めで精神科を受診した結果、毎日飲んでいた薬を替えたところ着替えやトイレも一人でできるようになった!!と、嬉しそうに話していた友人が印象的で、単純に「薬ってすごい!!」と思いました。臨床検査技師の資格取得を目指し大学で学び大学病院で研修をしていましたが、そのことがあって病院ではなく「製薬会社に就職したい!」と思い立ち、武田薬品工業にご縁があって入社する運びとなりました。入社当初は動物や機械の扱いに戸惑ったり覚えることが沢山あったりで大変でしたが、教えてくれる頼もしい先輩達のお陰で徐々に慣れ、創薬に携われていることに喜びを感じながら今も取り組んでいます。
「誰かのために何か役に立つ事ができていると思える事が嬉しい。だから頑張れる」これは7年前に所属していた部署で『より良い組織』になるための研修に参加した時に考えた目的意識ですが、Axcelead Drug Discovery Partnersへ転籍した今でも変わっていません。意志が弱く、自分のために勉強しよう!ダイエットしよう!と思ってもぜんぜん続かない性格ですが、お世話になった方や頼りにしてくれる仲間がいると頑張れます!!自分一人では仕事は達成できないので、周りで支えてくれる方々に日々感謝し、その方達のためにも頑張ろうと思えます。
先のことをあまり考えすぎず今も楽しむことを心がけて日々を過ごしています。休日は大好きなディズニーとビールを楽しんでいます。ディズニーランドやディズニーシーではシーズンごとのショーを観るのが好きで、ハロウィンシーズンにはパレードに出ているダンサーさんと同じ衣装が着たくて、仕事の後で同僚と一緒に手作りする事も。前日からホテルに泊まりこんで翌朝、その衣装を着てディズニーへ行き、パレードを見たりお酒を飲んだりというのが私の楽しみ方です。一緒に行く人にも楽しんでもらえるように、パレードはどこから見るといいのかなど計画を立てるのも楽しくて、ついついディズニーの情報を収集してしまうので、行く予定がある方にプランニングを頼まれるのも嬉しいです!!
知識を増やし深めてがん免疫を極めたい!と思っています。自分が出来ることが増えることによってご依頼頂ける案件の種類を増やすことによって、不自由な思いをされている患者さんが少しでも豊かな暮らしができるように。お客様の創薬に貢献できたら嬉しいです。
核酸医薬品の開発において、標的以外の配列へのハイブリダイゼーションに起因するオフターゲット効果による毒性は開発の初期段階で回避したい項目の一つです。 Axceleadでは、核酸医薬品候補の多様なオフターゲット効果を予測するために、ヒト肝細胞株を初めとする種々の細胞を用い、ヒトへの外挿性の高いin vitroハイスループットアッセイ系(96および384ウェルフォーマット)を提供します。
1月26日(木)12:00-12:30
アッセイ系構築・薬物動態解析に必要なツール化合物の合成、候補化合物探索時の誘導体合成、薬効試験や安全性試験に用いるバルク合成など、創薬研究において、化合物合成はほぼすべてのプロセスで必要となる重要な研究領域です。特に創薬プロセス全体を視野にいれた化合物の合成法確立は、誘導体合成の効率化、スケールアップ合成へのスムーズ移行が可能となり、プロジェクトの加速化・成功確率の向上につながると考えられます。今回のwebセミナーでは、各プロセスでの事例を交えながらAxcelead DDPが有する合成技術、問題解決手法について紹介いたします。
阪野 義広 医薬探索研究 Chemistry
岐阜薬科大学大学院修士課程卒業後、武田薬品工業に入社。メディシナルケミストリー、プロセス化学部門に従事。2017年 Axcelead Drug Discovery Partners株式会社設立時に武田薬品から転籍し、現職。
低分子創薬の新しい技術であるモレキュラーグルー、その可能性と合理的な創薬研究の出発点となるライブラリー構築に向けたADDPの取り組みを池浦が語っています。是非ご一読ください。
(2022年12月7日)
日刊薬業 2022年12月7日掲載[許諾番号20221207_01]
株式会社じほうが記事利用を許諾しています。
11月25日にタワーホール船堀にて開催される第13回スクリーニング学研究会において、企業セミナーや企業展示、ポスター発表を行います。また、ワークショップのファシリテーターや話題提供も担当させていただきます。
研究会への参加を予定されている方は、是非Axceleadのセミナーやブースにもお立ち寄りください。
企業セミナー 11月25日(金) 4階研修室
【開催時間】
A Group:13:20-14:10
B Group:14:20-15:10
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、研究会にて参加者のグループ分けを行い、2回開催とさせていただきます。
セミナー内容は2回とも同じです。
【講演テーマ】
フェノティピックスクリーニングからターゲット同定まで表現型にフォーカスした創薬を相乗的に加速化させるトータルサービス
【演者】
戎野 幸彦 博士
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 Frontier Technology シニアダイレクター
2005年大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了後、Oklahoma Medical Research Foundationに留学。 関西医科大学、武田薬品工業株式会社、大塚製薬株式会社を経て、2020年9月より現職。
企業展示 11月25日(金) 2階イベントホール「瑞雲」
【開催時間】
A Group:14:10-15:20
B Group:13:10-14:20
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、研究会にて参加者のグループ分けを行い、企業展示を閲覧する時間帯が分かれております。
※上記時間帯以外でも、10時~16時の間は出展しておりますので、ご都合の良いタイミングにぜひお立ち寄りください。
【展示の見どころ】
1.企業セミナーでも講演させていただく、表現型にフォーカスした創薬サービスについてご紹介します。
2.オンラインLC/TOF-MSシステムを活用したHT-ASMSサービスについて、応用事例も交えてご紹介します。
3.スクリーニング研究の効率化に大きく貢献するHT-ADMETサービスについて、最新メニューも加えてご紹介します。
会期中、Axceleadのオンライン展示にて、以下のプログラムをお楽しみいただけます。メディシナルケミストリーを支える分析化学グループのソリューションの他、創薬化学に関連した様々なソリューションをご紹介します。是非、お立ち寄りください。
第39回 メディシナルケミストリーシンポジウム (オンライン開催)
会期:2022年11月23日(水)~ 11月25日(金)/ 詳細:http://cdsympo.com/mcs2022/index.html(外部サイトへ)
11月23日(水) オンライン展A | 15:00-「NMR, 単結晶X線構造解析」 15:20-「Chiral HPLC分析・分取」 15:40-「ペプチド、核酸関連の精製」 16:00-「結晶化検討」「アキラル・多検体精製」 17:30-「NMR, 単結晶X線構造解析」 17:50-「Chiral HPLC分析・分取」 18:10-「ペプチド、核酸関連の精製」 18:30-「結晶化検討」「アキラル・多検体精製」 |
11月24(木) オンライン展D | 13:50-「NMR, 単結晶X線構造解析」 14:10-「Chiral HPLC分析・分取」 14:30-「ペプチド、核酸関連の精製」 14:50-「結晶化検討」「アキラル・多検体精製」 |
11月24日(木) オンライン展D | 12:00‐13:30 「皆様が抱えておられる創薬研究の課題をお聞かせください。様々なプロジェクトを牽引した経験豊富な担当者がお役に立てるサービスを紹介いたします」 |
11月25日(金) オンライン展F | 11:50‐13:10 「皆様が抱えておられる創薬研究の課題をお聞かせください。様々なプロジェクトを牽引した経験豊富な担当者がお役に立てるサービスを紹介いたします」 |
〈サービスをご紹介する創薬研究者〉
平山孝治 医薬探索研究 化学 シニアディレクター
京都大学大学院工学研究科修士課程修了後、武田薬品工業へ入社。在職中に京都薬科大学大学院にて博士号取得。2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社後、メディシナルケミストリーのチームをリード、その後計算化学チームのリードを兼任し、4月からChemistry部門のシニアディレクターを担務。一貫してメディシナルケミストリー畑で創薬に挑戦し、新薬の創出を目指して日々研鑽しております。
・膜タンパク質AS-MS
・Target and Molecular Quest by AS-MS (TMQ)
・クライアントライブラリーを用いた結合試験サービス
HT-ASMSは、従来のような生物活性を指標に化合物を探索するのではなく、標的分子との結合活性を指標にヒット化合物を探索する手法になります。従って、標的タンパク質の活性部位以外(アロステリック部位)にも結合する化合物の取得や、標的タンパク質分解における化合物探索に適用できます。また、生化学試験系の構築が困難な標的分子であるRNAやDNAにも適用可能です。HT-ASMSの手法を用いることで、これまでの戦略とは異なる新しい低分子薬の創出が可能になります。Axceleadでは、サイズ排除クロマトグラフィーと逆相クロマトグラフィーを1つに組み合わせたオンラインLC/TOF-MSシステムを構築し、HT-ASMSを実現しました。最初にサイズ排除クロマトグラフィーで化合物と標的分子の複合体を取得します。続いて逆相クロマトグラフィーにより複合体から分離した化合物を質量分析計(TOF-MS※)で分析します(Two Dimensional Liquid Chromatography-Affinity Selection Mass Spectrometry, TDLC-ASMS)。本システムを用いることで、膨大な化合物ライブラリーから標的分子に結合する化合物を迅速にスクリーニングすることができます。
※時間依存型質量分析計(Time of Flight Mass Spectrometry, TOF-MS)
TDLC-ASMS
1. 標的分子と化合物群をインキュベート
2. サイズ排除クロマトグラフィーによる化合物複合体と非結合化合物の分離(B/F分離)
3. 逆相クロマトグラフィーによる化合物の分離
4. TOF-MSによる標的分子に結合した化合物の同定
従来のラベルベースの方法では、アッセイ系で検出するために標的分子もしくはリガンドを蛍光標識等で修飾する必要があります。また標識することで分子の構造や機能が変化し、活性を示さないというリスクもでてきます。しかし、HT-ASMSの手法を用いれば、生化学的手法にもとづくアッセイ系を構築する過程を経ずに、ヒット化合物を同定することが可能になります。さらに、標的分子に結合した化合物をMSで直接測定することから、擬陽性等のアーティファクトが生じるリスクを抑えることができます。
どんなに画期的なシステムでもスループットが低ければ創薬研究の現場で活用することはできません。 Axceleadでは、分析に高分解能のTOF-MSを使用し、プールドライブラリーを用いたハイスループットスクリーニングを実施するシステムを構築しました。これによりAxceleadが有する製薬企業由来の高品質な大規模ライブラリー(約32-50万化合物)から、標的分子に結合する化合物を短期間で同定することが可能です。
Axceleadの大規模ライブラリーの特長
これまで動物実験が人類の生存と健康の維持に果たしてきた役割や成果、またこれからの生命科学の発展の必要性を考えるとき、それは各学問領域とりわけ医学・医療、薬学などの健康科学分野の進展のために必要ではあるがやむを得ない⼿段であると同時に、動物の生命又は身体の犠牲を強いる手段です。当社の係る医薬品開発分野においても薬の有効性や安全性を予測するために動物実験が不可欠であることから、我々は、実験動物の生理、生態、習性等を十分に理解のうえ、生命あるものとして尊重し、科学的かつ倫理的基盤となる 3R の原則※1を常に念頭において適正な実施に努めます。
そして動物実験を適正に行うため、我々は「動物の愛護及び管理に関する法律」、「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準(環境省)」や「厚生労働省の所管する実施機関における動物実験等の実施に関する基本指針」のほか、「実験動物の管理と使用に関する指針(第8版)」などに沿って定めた機関内規程を遵守します。また実際の動物実験においては、動物福祉に配慮した動物実験を推進するために当施設に設置されたIACUC*2 へ必ず開始前に動物使用計画を申請して審査を受け承認を得ており、承認のない動物実験の実施は全面的に禁止されています。なお我々が利用する動物実験施設は、国際的な第三者認証機関のAAALAC International*3による定期的な検証を受け、これまで完全認証を継続維持しています。
*1 3Rの原則:3Rの原則とは動物実験の基本理念で、「Replacement(代替法の活用)」「Reduction(供試動物数の削減)」「Refinement(苦痛の軽減)」を意味し、イギリスの科学者W.M.S. Russell とR.L. Burchが1959 年に著書「人道的動物実験の原則」The Principles of Humane Experimental Technique で提唱した。平成17年の動物愛護管理法の改正において、3R の原則が第41条に明記された。
*2 Institutional Animal Care and Use Committee
*3 Association for Assessment and Accreditation of Laboratory Animal Care(国際実験動物ケア評価認証協会)
当社の動物実験に対するお問い合せ先
Research_Operation@axcelead.com 担当:研究推進&ファシリティマネージメント
12月13日(火)12:00-12:30
創薬合成研究を加速化するAxceleadのHPLC精製技術をご紹介します。開発医薬品の構造が複雑化して光学活性医薬品や中分子医薬品が著しく増加している昨今、Axceleadでは低分子化合物の光学分割から中分子化合物の精製まで幅広く対応できる環境を整えております。本セミナーでは、クロマト技術を活用した迅速かつ上質な光学分割(光学純度測定)と中分子化合物(ペプチドや核酸関連化合物)の精製サービスを紹介します。また、高額の設備投資と専門性が必要な、これら特殊業務の水平分業による効率化を提案させていただきます。
原実希 医薬探索研究 Chemistry
京都薬科大学卒業後、2008年に武田薬品工業に入社。創薬研究部門にてクロマト技術を活用したキラル分析、光学分割、精製業務に従事。2017年 Axcelead Drug Discovery Partners株式会社設立時に武田薬品から転籍し、分析化学グループにてHPLCチームを立ち上げて光学分割・精製業務を牽引。最近は、中分子化合物の分析精製業務にも従事。
一言有加 …
一言有加 …
一言有加 …
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下、「Axcelead DDP」)と株式会社ナレッジパレット(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:團野 宏樹・福田 雅和、以下、「ナレッジパレット」)は、薬剤耐性癌を対象とした遺伝子発現解析に関する共同研究契約を締結しましたのでお知らせします。
本共同研究では、肺癌の薬剤耐性に影響を及ぼす細胞と遺伝子群の同定、そのバイオマーカーの探索および検証を両社協業で行います。ナレッジパレットは、バイオバンクの凍結臨床検体を用いて、同社のコア技術であるシングルセル遺伝子発現解析技術(Quartz-Seq2)で遺伝子発現プロファイリングを行います。Axcelead DDPは、創薬における豊富な知見やノウハウを活かし、得られた解析結果から薬剤耐性癌の新規創薬標的やバイオマーカーの候補遺伝子群を同定・検証します。本研究によって従来の解析では見出すことができなかった新規標的蛋白質やバイオマーカーを見出すことが期待され、癌の薬剤耐性メカニズムの解明や新規創薬ターゲットの創出、臨床試験において成功確率を向上させるバイオマーカーの創出に寄与することになります。
Axcelead DDPの代表取締役社長である池浦 義典は、「卓越した遺伝子解析技術を有するナレッジパレットとの共同研究によって、薬剤耐性癌の新規標的蛋白質やバイオマーカーを特定することができれば、新薬の開発や臨床試験の成功確率向上につながる研究開発支援を実施することが可能となります。私たちAxcelead DDPは、創薬に携わる人々に寄り添うベストパートナーとして、画期的な医薬品の創出に貢献してまいります」と述べています。
ナレッジパレットの代表取締役CEOの團野 宏樹は、「生体組織から採取された細胞サンプルには様々な種類の細胞が含まれており、従来の解析技術では十分な精度の創薬研究データを得ることは困難でした。本共同研究では、細胞種類によらず高い精度のデータを得ることができる弊社のシングルセル解析技術と、Axcelead DDPの幅広い創薬研究ノウハウを活用することにより、薬剤耐性癌という人類が克服すべき疾患に対しての新たな創薬アプローチを創出してまいります」と述べています。
【Axcelead DDPについて】
Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。
【ナレッジパレットについて】
ナレッジパレットは、2020 年の国際ベンチマーキング大会にて世界最高精度を有すると評価された、1 細胞レベルの全遺伝子発現解析技術(Quartz-Seq2)を応用することで、細胞のトランスクリプトームを基点とした表現型創薬及び再生医療高品質化を行う研究開発サービスを提供しており、製薬企業や研究機関と共同研究を進めています。
2022年12月1日(木)12:00-12:30
近年ニューモダリティによる創薬の進歩が顕著で、現状のガイドラインから申請に必要な非臨床安全性試験を考慮することが難しくなってきています。特に、ヒトでしか薬効を示さない医薬品が増えてきており、動物を用いた非臨床毒性試験ではOn target毒性が検出できないことが問題となっています。On target毒性が不明のまま臨床試験を開始すると、推定最小薬理作用量からのアプローチとなり、最初の臨床試験に時間とコストが必要となります。薬効が発現する動物を用いてOn target毒性を、臨床試験前に検出することはリスク評価の点で必須と考えられ、動物種選択がより重要となってます。Axceleadでは、ヒトの受容体遺伝子等を実験動物にノックインした動物を作製し、それらを安全性試験に用いて、より有効な安全性評価を実現できるように検討しています。
田中丸善洋 応用レギュラトリーサイエンス 安全性評価
1987年武田薬品工業株式会社入社、非臨床試験の安全性評価を20年担当、その後、研究調整業務を担当し、2017年よりAxcelead Drug Discovery Partners株式会社で引き続き、非臨床試験の安全性評価を担当。2011年より2019年までGLP運営管理者、現在はGLP資料保存施設管理責任者を兼務。
人事部門の統括をしています。もともとは武田薬品に研究者として入社し楽しく研究に取り組んでいました。が、ある日突然、部門長に呼ばれ人事へ異動の打診をされ驚きましたし「私には向いていない!」と思いその場ではお断りしました。お断りした理由は2つあってひとつは人見知りでコミュニケーションをとるのが苦手だと感じていて、黙々と作業することが好きなので研究者を選択していたこと、もうひとつは研究も楽しくしていたからです。
ですが、お話を伺っているうちに人事の仕事にも魅力を感じてキャリアチェンジしました。「やる!」と決めてからは「新人なので分からない」は半年で卒業すると決めて業務に取り組みました。異動して苦労したのは『頭の使い方』です。研究者は仮説を説明した後に結果を伝えますが、人事では結論から話し、しかも相手が誰なのかを考慮して伝える必要があります。発表資料を作成する時など上司にかなり注意され、この回路が出来るまで非常に苦労しましたし、多角的に観ることの大切さを痛感しました。
一方で採用やキャリアチェンジで接した人がその後、活躍されている姿を拝見すると嬉しくて、研究者とは違う人事ならではの喜びを感じます。
「信頼関係・多様性・主体性」この3つを軸に、7月に人事制度を新しくしました。2年前から準備を進め、その中で一番大変だったのはこの「軸」を決めることでした。経営層を含めてディスカッションを繰り返し、固まるまで2,3ヵ月はかかりました!この3つのキーワードには、それぞれに想いが込められています。
『信頼関係』
クライアントから信頼を得ることが大切。そう在るには会社と従業員が信頼し合い対等の立場で切磋琢磨することで信頼関係が深まり、その良い影響がクライアントとの信頼が深まり互いのビジョンを叶えたい
『多様性』
様々な価値観を持った人と会社がうまく活かされる組織を目指しており、様々な意見がぶつかることでイノベーションが生まれ、そのイノベーションによってクライアントに新たな提案が生まれることで薬を生み出したい
『主体性』
過去こうだったから、ではなく柔軟にこれまで培ってきた経験、技術を活かしてチャレンジ出来る方、主体的に動いて行ける人に集まって欲しい!会社や制度を活用しどんどんチャレンジし、Axceleadを卒業後も活躍していけたら嬉しい
AxceleadはPRO(Partnership Research Organization)ですので制限はあるものの、社員が多様な働き方を選択できるように設計しています。具体的には、短時間勤務、短日数勤務、リモートワーク、あるいは副業の実施などです。Axceleadには研究だけでなく、どのようにビジネスに展開していけるかを考えチャレンジできる環境があり、働いている社員の志も高く会社の規模も丁度いいため連携も取りやすいと考えています。新しい人事制度もどんどん活用していただき、それぞれが自立して主体的にいろいろなことにチャレンジしていただきたいと思っていますし、それを人事として後押しすることができれば本当に嬉しいです。
ウォーキングを数年続けており、年々歩数が上がってきています。今は毎日平均17,000歩くらい歩いています。ウォーキング中の楽しみは、犬の散歩姿を見ること。毎日、何匹会えたか数えています。
「めんどくさいな」と思ったことはなくて逆にウォーキングしないと気持ちが悪いくらい習慣になっていて、先日尾瀬へ行った時も4万歩近く歩いてきました!歩くことで疲れがとれて、頭も身体もスッキリしてリフレッシュされます。
大手製薬企業からカーブアウトしたスタートアップのまとめ記事のトップとして、10月6日付の日経産業新聞、10月10日付の日経電子版に、当社代表取締役社長 池浦のインタビュー記事が掲載されました。
<記事タイトル> 武田薬品などからスタートアップが独立 社長たちに聞く
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC21BPE0R20C22A9000000/
注)記事全文を閲覧する場合は、日経電子版への会員登録が必要になりま
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下、Axcelead DDP)は、この度、Acadia Pharmaceuticals Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ、以下「Acadia」)と、中枢神経疾患領域における革新的な医薬品の創出を目的とした協業を開始することになりましたのでお知らせします。
両社は、候補化合物を探索し、臨床開発を進めるための研究プログラムを実施します。Axcelead DDPは、創薬プラットフォームおよび創薬研究の深い知識、豊富な経験を活かし、高品質な候補化合物を創出するための研究活動を推進します。Acadiaは、中枢神経疾患領域の深い専門性を活かし、臨床開発と商業化を図ります。
Axcelead DDPは、アップフロント、研究活動費、開発の進捗に応じたマイルストンをAcadiaから受け取ることになります。
Axcelead DDPの代表取締役社長である池浦義典は、「私たちの使命は、製薬業界における長年の研究活動を通じて蓄積してきた技術とノウハウ、および膨大な創薬データを活かし、創薬プレイヤーのベストパートナーとして革新的な医薬品の創出に貢献することです。今回、神経精神疾患に苦しむ患者さんに治療薬をお届けすることを目指し、Acadiaの開発パイプライン拡充に向けて同社と協業できることを嬉しく思います。」と述べています。
以上
<Acadiaについて>
Acadiaは、生活の向上を目指して神経科学のブレークスルーに取り組んでいます。 25 年以上に亘ってヘルスケアの第一線で活動し、重要なソリューションを必要とする人々に提供してきました。当社はパーキンソン病に関連する幻覚と妄想に対する初めてで唯一承認された治療法を開発し販売しています。当社の臨床開発は、統合失調症、レット症候群、および中枢神経系障害における神経精神疾患の陰性症状の治療に重点を置いています。
詳細については、www.acadia.comをご覧ください。
<Axcelead DDPについて> ADDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。
Axceleadは、ペプチド最適化に必要なデザイン・合成・評価全ての要素を有しており、ワンストップで実施することが可能です。独自のデザイン技術、高い合成技術、多角的な評価技術を駆使した最適化プロセスで、お客様の目標とするペプチドを迅速に創出いたします。
「ペプチドデザイン」詳細へ
「ペプチド合成」詳細へ
「ペプチド評価」詳細へ
ペプチド医薬品は、薬理活性だけでなく物性や安定性などの各種プロファイルの調整が重要となります。Axceleadは、ペプチド創薬に関する技術・ノウハウを多数所有しています。お客様のゴールや課題に応じて最適なソリューションをご提案し、各研究ステージにおける複合的な課題解決をサポートいたします。
2022年10月14日に開催される「WHIZ HEALTHCARE SUMMIT 2022」にて、Axcelead CEOの池浦が登壇します。
オンラインにてどなたでもご参加いただけますので、是非ご視聴ください!
※定員に達し次第、申し込みを締め切らせていただく場合がございます。
参加登録はこちら
※外部サイトに遷移します
タイムテーブル
第一部 | 14:00-14:50 「創薬プラットフォーマーの紹介」 |
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 代表取締役社長 池浦 義典 株式会社ARCALIS 取締役COO 河野 悠介 氏 株式会社A-Digital CTO兼COO 中島 洋 氏 PassPort Technologies, Inc. 取締役COO 安達 博敏 氏 株式会社IPガイア 代表取締役CEO 山口 泰範 氏 | |
第二部 | 15:00-15:50 「ヘルスケアエコシステムと創薬プラットフォーマーへの期待」 |
「理研創薬プログラムの概要と今後の展望」 国立研究開発法人理化学研究所創薬・医療技術基盤プログラム プログラムディレクター 岡﨑 寛 氏 「米国と日本のヘルスケアエコシステムの違いと推進するうえでの課題」 Takeda Venture, Inc. Senior Investment Director & Partner 石井 喜英 氏 「技術革新によるヘルスケアのパラダイムシフトとエコシステムの深化」 株式会社日立製作所 理事 ヘルスケア事業本部 企画本部 副本部長 小池 麻子 氏 「ヘルスケアエコシステムにおけるプラットフォーマーの知財戦略についての考察」 アクセリード株式会社 社外顧問 (元武田薬品工業 知的財産部長) 奥村 洋一 氏 | |
第三部 | 16:00-17:00 「ヘルスケアエコシステムパネルディスカッション」 |
ファシリテーター: 株式会社ウィズ・パートナーズ 取締役CIO兼Co-COO 藤澤 朋行 1.日本カルチャーにおける“創薬”の課題 2.創薬プラットフォーマ—としての成長戦略 |
2022年9月1日(木)に開催したお客様限定イベントのアーカイブ動画を期間限定でご視聴いただけます。
アカデミア研究者の皆様の最先端の研究成果を医薬品にするには、何が必要とされているでしょうか?例えば、資金の獲得であればAMEDの事業への公募などの他、ベンチャーキャピタル(VC)から資金を得て起業する方法があります。サイエンスにおいては、製薬企業との共同研究やライセンスアウトを目指す場合、企業目線で求められるデータを準備しておく必要があります。
本イベントでは、アカデミア研究者の成果を社会実装するために不可欠な資金獲得の話を国内最大規模のライフサイエンスに特化した民間ファンドを運営する三菱UFJキャピタル株式会社 長谷川氏が、サイエンスについての話題提供を、製薬会社オリジンの創薬ソリューションプロバイダー Axcelead Drug Discovery Partners 後藤がそれぞれ紹介いたします。
第一部 プレゼンテーション | |
『企業における創薬研究の実際とアカデミアへの期待』 池浦義典 Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 代表取締役社長 | |
『医薬品創出に向けたDrug Discoveryの現状と課題』 後藤雅将 Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 統合トランスレーショナル研究 ヘッド | |
『ベンチャーキャピタルからの資金調達について』 長谷川 宏之 三菱UFJキャピタル株式会社 上席執行役員ライフサイエンス部長 | |
第二部 公開相談会 | |
資金獲得についての疑問、サイエンスについての疑問、何でもお答えします |
長谷川 宏之
三菱UFJキャピタル株式会社 上席執行役員ライフサイエンス部長
長谷川 宏之
三菱UFJキャピタル株式会社 上席執行役員ライフサイエンス部長
長谷川 宏之
三菱UFJキャピタル株式会社 上席執行役員ライフサイエンス部長
近年、スクリーニングツールの充実や病態を模倣したモデル細胞系の進歩から、特定の細胞表現型に影響を与える低分子化合物をスクリーニングする「フェノティピックスクリーニング」が脚光を浴びています。
フェノティピックスクリーニングを実施することで、創薬ターゲットとなりうるpathwayの発見や、特定の創薬ターゲットタンパク質の機能調節を志向した従来のスクリーニングでは見出せなかったタンパク質分解やRNAスプライシングモデュレーターなどユニークなメカニズムの化合物が見出されます。
一方で、ヒット化合物の作用メカニズムやターゲット遺伝子を同定するステップ (ターゲットデコンボリューション) が、その後の最適化研究を加速化、成功させるための鍵の一つとなっています。 Axceleadでは、フェノティピックスクリーニングの実施から、化合物構造情報を駆使したプローブ合成、ターゲット分子同定までの一気通貫のフルサービスを提供します。
PK/PDや相互作用、いつから評価を開始するべきか?代謝物の毒性評価はいつ頃実施する?前例のないニューモダリティの安全性評価に困っている。などなど、創薬研究を支える薬物動態と安全性評価には悩みが尽きないというお話をよく耳にします。
本イベントでは、Axceleadの創薬ソリューションを支える探索、前臨床フェーズの動態研究者、安全性研究者が一同に会し、様々な課題に対してディスカッションします。
トークセッションでは、ご視聴いただいている皆様もディスカッションにご参加いただけます。是非、お誘いあわせのうえご参加ください!
※本イベントは、Axceleadをご利用いただいているお客様限定イベントとなります。
弊社セールスからのご案内メールやメールニュースにてご案内を受け取られた方および同僚の皆様のみご参加いただけます。
Day.2
10月24日(月)の午後に予定しています。詳細が確定しましたらご案内いたします。
―タイムテーブル―
トークセッション:Axcelead研究者からの情報提供の後、ご参加いただいた皆様も交えてディスカッションします。
プレゼンテーション:従来からAxceleadで開催しているウェビナーと同様、プレゼンテーションがメインのセッションです。
15:00 -15:05 | |
『イントロダクション』 | |
15:05 -15:30 | |
トークセッション 『探索~前臨床開発の薬物動態一気通貫アプローチ』 ソリューション:#探索薬物動態 #前臨床開発薬物動態 出演: 統合トランスレーショナル研究 青山和誠 応用レギュラトリーサイエンス 竹内敏之 … |
製薬企業が果たす役割の大きさ、その一方で増え続ける創薬の課題、その中でどのような人材が求められ、活躍できるのか、当社代表取締役社長 池浦がライターの質問に答えています。是非ご一読ください。
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株式会社Epigeneron(本社:東京都中央区、代表取締役社長:三嶋 徹也、以下「Epigeneron」)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead DDP」)は、この度、新規標的に対する創薬研究の提携に関する基本契約を締結しましたのでお知らせします。
Epigeneronは、疾患と密接に関連する遺伝子の発現を制御する新しい創薬標的を同定する新規かつユニークな技術を有しており、この技術によってアンドラッガブルな標的から新規創薬標的を見出すことを可能にします。Axcelead DDPは、創薬に必要な全てのプラットフォーム機能を保有しており、創薬研究に関する高い知見と豊富な経験を有しています。Axcelead DDPが持つ150万に及ぶ化合物ライブラリーと多彩なHTS(High Throughput Screening)技術を組み合わせることによって、Epigeneronが見出す新たな標的に対する創薬の可能性が広がり、画期的な新薬の創出につながることが期待されます。
Epigeneronの代表取締役社長である三嶋 徹也は、「治療が困難な疾患に対してファーストインクラスの画期的な新薬研究を加速するためにAxcelead DDPと協議を重ねてきました。日本初の創薬ソリューションプロバイダーであるAxcelead DDPとの提携は、Epigeneronが有していない創薬研究機能を相互補完できることで、シームレスな創薬研究活動の展開が可能になります。この提携を通じて画期的な新規標的に対する薬剤を少しでも早く患者さんにお届けできることを期待しています。」と述べています。
Axcelead DDPの代表取締役社長である池浦 義典は、「Epigeneronとの提携によって、これまで医薬品として開発されてこなかったアンドラッガブルなターゲットに対して創薬研究を進めることが可能になります。当社の多様な標的検証の経験、スクリーニングプラットフォームを通じた迅速且つシームレスな創薬研究で、アンメットメディカルニーズを満たす新薬の創出に両社連携して取り組んでまいります」と述べています。
【Epigeneronについて】
Epigeneronは、藤井穂高 MD, PhD と藤田敏次 PhD が発明した遺伝子座特異的ChIP法とORNi-PCR法等の産業利用を企図して設立されました。これらのプラットフォーム技術は、従来見出すことが困難だった遺伝子発現制御に関わる創薬ターゲットの探索や、一塩基変異など希少な遺伝子配列の検知などを可能にします。Epigeneronは、エピジェネティック制御やその他の遺伝子発現制御に関わるまったく新しい創薬ターゲットを見出すパイオニアとして、ヘルスケア産業に貢献してゆきます。
【Axcelead DDPについて】
Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。
病理ピアレビューの実施が、OECDガイダンスによって推奨されています。その背景には、病理データがパソロジストの知識・経験・主観に左右される側面があり、経験豊かな第三者のパソロジストによるピアレビュー実施が望まれています。Axceleadには、創薬経験を持つ熟練のパソロジストが複数名在籍しており、毒性試験の病理ピアレビューを実施することで、病理データの質と信頼性を向上させます。
2022年9月28日(水) 12:00-12:45
明確なターゲットが未知の状態でも実施可能なフェノティピックスクリーニングは、ユニークなヒット化合物の取得率が高いことで知られており、疾患模倣性が高い系を選択することで創薬成功確率の向上も期待されます。また、遺伝子発現制御ツールの拡充、オミックス技術の進歩、パブリックデータへのアクセスのしやすさの向上などにより、Hit化合物のターゲット分子の同定や作用メカニズムを解明するための多くの打ち手が出てきました。
一方で、実際にフェノティピックスクリーニングで見出した化合物のターゲット分子を同定するためには、多様な分野・技術に対する深い専門知識と経験が必要であり、異なる分野のエキスパート同士のコラボレーションが欠かせません。
Axceleadでは、創薬化学、スクリーニング、バイオインフォマティクス、オミックス解析などの経験豊富なエキスパートが総力を挙げて表現型創薬に取り組んでいます。
本セミナーでは、フェノティピックスクリーニングからターゲット同定までを加速化させる各専門家の強みと、分野横断でコラボレーションすることで可能になるAxceleadならではの強みを紹介いたします。
平野 満
医薬探索研究 Discovery Biology, Cell biology
2017年 京都大学大学院工学研究科 研究指導認定退学。神経系に発現する電位依存性Ca2+チャネルの研究で博士(工学)を取得。
2017~2018年 国立循環器病研究センター研究所 画像診断医学部、ヴュルツブルグ大学核医学部門でPETトレーサーを用いたin vivo分子イメージングを経験。
2018年8月より現職。現職では創薬の初期ステージであるScreeningにおいて、細胞を用いたScreening assay系の構築とHTS PJのmanagementに従事(GPCR, ion channel, transporter, receptor, RNA, phenotypic)。
Fumito Takada,et al.
Publish:August 11,2022
https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acsmedchemlett.2c00138
筆者らは、異常なα-synuclein(aSN)を検出するRT-QuIC反応において、aSNの凝集を促進する化合物TKD150とTKD152を見出しました。以前に報告のあった凝集促進化合物PA86と比べて、今回見出した2化合物は、2倍以上速く凝集を促進することが可能です。TKD150とTKD152をRT-QuICアッセイに用いることで、測定時間を短くすることができ、aSN関連の疾患の診断に広く用られることが期待されます。
本研究において、Axceleadは、aSNタンパク質の調製と合成化合物の繊維化aSNへの結合解析を担当しました。aSNタンパク質は凝集性があることから、調製および評価がとても困難なタンパク質でしたが、Axceleadの材料調製と評価に関する高い技術力と豊富な経験で本成果に貢献することができました。
タンパク質調製、AS-MS
東北大学大学院工学研究科博士課程前期修了後、武田薬品工業に入社。化合物のスクリーニング、および化合物の結合タンパク質スクリーニング業務に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社設立時に武田薬品から転籍。分子スクリーニング 主任研究員を経て、2020年4月より現職。自社サービスとしてのAffinity Selection-Mass Spectrometry (AS-MS) の技術開発、発展に携わる。
お客様へのメッセージ:武田薬品時代からの経験を活かし、お客様のご要望に沿った最適な化合物の評価試験を御提供します。特に AS-MS は、試験の感度、効率が前職時よりもさらに進歩しています。様々なターゲットニーズにお応えしてきた経験を踏まえ、お客様のご期待に応えます。
株式会社ペルセウスプロテオミクス(本社:東京都目黒区、代表取締役:横川 拓哉、以下「ペルセウス」)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead DDP」)は、この度、抗体医薬品の創薬支援事業における協業を開始しましたのでお知らせします。
ペルセウスは、通常の抗体作製技術であるハイブリドーマ法に加えて、多様性の高いヒト及びラクダ抗体ライブラリを用いたファージディスプレイ法に独自開発したICOS法※を組み合わせたユニークなスクリーニング法を活用して、より難易度の高い創薬標的に対しても最適な抗体を作製することができます。様々なターゲットに対するin vitro・in vivoの評価系を構築してきたAxcelead DDPとの協業は、お客様が求める抗体医薬品の創薬に対して、より高品質な支援を提供することを可能とします。
本協業は、卓越した抗体作製技術を有するペルセウスが、抗体の作成・スクリーニング・ヒト化・物性改善を行い、幅広い創薬プラットフォーム機能を有するAxcelead DDPが、in vitro・in vivoでの薬効評価を含む非臨床試験を行うことで、抗体医薬品の創薬支援を一気通貫でお客様に提供することを目的としています。
ペルセウスの代表取締役である横川拓哉は「創薬研究に関するアドバイザリーから業務の受託まで、あらゆる創薬ソリューションを提供するAxelead DDPと、抗体のプロである当社が協業することで、質の高い抗体医薬品の創薬支援サービスをワンストップで提供できることとなりました。当社は今後も抗体技術の研鑽に努め、世界の抗体創薬の推進に貢献してまいります。」と述べています。
Axcelead DDPの代表取締役社長である池浦 義典は、「当社は、今回のペルセウスとの協業を通じて、新たに抗体医薬品の創薬支援をワンストップでお客様にお届けできるようになります。私たちAxcelead DDPは、お客様のニーズに応えるための技術開発に取り組み続けるとともに、革新的な技術を有するパートナーとの協業を通じて、これからも創薬に携わる人々に寄り添うベストパートナーとして画期的な医薬品の創出に貢献してまいります。」と述べています。
※ICOS法:Isolation of antigen/antibody Complexes through Organic Solvent method。生細胞を用いて、細胞表面上に存在する蛋白質の立体構造を認識する抗体を取得する技法。有機溶剤を用いた独自のスクリーニング法で、約1,000億個の膨大なファージ抗体ライブラリから、特異性の高いユニークな抗体を効率的に取得することを可能にしています(特許第4870348号)。
【ペルセウスについて】
ペルセウスプロテオミクスは、2001年2月に創業した、抗体医薬品の創薬を目指す東大発のバイオベンチャーです。多様性の高いライブラリとスクリーニング技術を用いたファージディスプレイ法や、伝統的なハイブリドーマ法を活用し、がん領域を中心とした抗体創薬を行うほか、抗体研究支援サービスや全48種類の核内受容体抗体・試薬を提供しております。
【Axcelead DDPについて】
Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。
▶スピーディーな配列設計
独自手法でCDS、UTR、Poly Aを設計
レアコドンを最小化し翻訳効率向上
▶実績のあるmRNA製造と品質評価技術
Arcturus社より導入した安定、正確な原薬製造技術を利用
顧客リクエストに応じ追加の品質分析にも対応可能
▶In vitro評価による候補配列絞り込み
配列の差異による細胞での発現効率を指標にした絞り込み
▶実績のあるLNP調製技術
マイクロ流路による確実なLNP調製
LNP特性分析
▶多岐にわたるin vitro/in vivo評価技術
in vitro活性、細胞内分布
in vivo活性、IVISによる体内分布評価
免疫刺激評価
各種病態モデルでの薬効評価
▶専門家チームによるサポート
各分野のエキスパートによる創薬推進
プロジェクトマネージャーによるタスク管理
mRNA・製造・評価サービス
ご希望の標的タンパク質の発現効率を高めるmRNA配列を設計します。10種程度のmRNAを候補グループとして設計、合成、評価を行い、LNP製剤化に進める候補配列を決定します。
当社はこの度、空間的トランスクリプトミクス技術の一つであるVisiumを用いたサービスを提供するプロバイダー(CSP: Certified Service Provider)として、10x Genomics社から公式認証を受けました。CSPは、Visiumを用いた受託サービスを一定以上の基準を満たす品質で提供可能なプロバイダーに与えられるものです。
空間的トランスクリプトミクスは、組織/細胞ならびにターゲット蛋白などの局在・位置関係情報(組織切片)と網羅的遺伝子発現情報を同時に解析できる技術です。ターゲットやバイオマーカー分子の探索、薬効作用・毒性発現機序解析、モダリティの組織内動態に関連する研究など、様々な創薬研究の場面での活用が期待されています。
当社では、2020年にVisiumを用いたサービス提供を開始して以来、試験デザインに関するご相談からバイオインフォマティクス解析までを包括的にご提供する国内唯一のトータルサービスとして、多くのお客様にご利用を頂いています。お客様の課題に対する本サービスならびに関連する創薬プラットフォームの活用について、ぜひご相談ください。
本サービスの詳細について
https://www.axcelead.com/service/5568/
創薬研究をサポートするプロバイダーの情報、一度で収集!
Axceleadが提供するペプチド創薬のソリューションをYouTubeで紹介しています。
『ペプチド創薬のツボ』
ペプチド創薬に新たに取り組みたい皆様、まだ始めたばかりで課題が山積という皆様、やってみたいけどどこから取り組んでいいか分からないと感じている皆様に、Axceleadのペプチド創薬のチップスをご紹介します!
『どうする?ペプチドの最適化。低分子創薬との違いは??』
ペプチド医薬品の特長と最適化のポイントを、中分子大好き・寺尾が解説します。
『ペプチドの血中滞留性を改善して in vivo活性を評価したい!!』
ペプチドの血中半減期が短い原因とAxceleadで提供しているソリューションについて、ペプチド合成大好き・兼松が解説します。
わずか20 μLの微量検体を最大活用!
1) AST: Aspartate aminotransferase, ALT: Alanine aminotransferase, GLDH: Glutamate dehydrogenase
2) Cre: Creatinine, UN: Urea nitrogen.
3) ICH: International Council for Harmonisation of Technical …
iPS細胞は病態モデル細胞としての利用が期待されており、iPS細胞を用いる創薬研究が注目を集めています。iPS細胞を用いた化合物スクリーニングのヒット化合物が臨床試験で効果を示した事例も報告されつつあることから、化合物スクリーニングツールとしてのiPS細胞の魅力が高まっています。
Axceleadでは、iPS細胞のリーディングカンパニーである FUJIFILM Cellular Dynamics, Inc. (以下FCDI)と協働で、 評価系の構築から、大規模化合物ライブラリーを用いたスクリーニングまで、 皆さまのiPS細胞スクリーニングをサポートいたします。
AxceleadとFCDIが培ってきた経験をもとに、iCell®*を活用した創薬研究をサポートします。
*スクリーニングサービスで使用可能なFCDIのiCell®製品についてはこちらをご参照ください
一連のスクリーニングプロセスを一貫してサポート:
アクセリード株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤澤朋行、以下「アクセリード」)のグループ会社である株式会社ARCALIS(本社:千葉県柏市、代表取締役社長:藤澤朋行、以下「ARCALIS」)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead DDP」)が連携し、本日、mRNA医薬品の統合型創薬支援サービスを開始しましたのでお知らせします。
本サービスは、mRNA医薬品探索をゼロから最速で成功させるための統合支援サービスです。mRNA医薬品の受託開発製造事業(CDMO)を行うARCALISがmRNAの設計、合成、評価を担当し、創薬プラットフォーム機能を有するAxcelead DDPがmRNA導入のためのLipid nanoparticle(LNP)製剤の作製、in vitro および in vivoの評価を担当します。両社の連携により、最短3ヶ月でin vivoでの発現が確認されたリードmRNA/LNP組成物を提供できます。また、候補mRNAを見出した後、Axcelead DDPは、標的分子、適用疾患等のプロジェクト特性や臨床開発を考慮した上での研究戦略立案支援および薬効薬理試験、薬物動態試験、毒性試験の実施、解析を行い、ARCALISはCMC開発および臨床開発、商業化原薬製造までお客様をサポートします。
本サービスを通じてお客様は、標的タンパクの情報を提供することでin vivoでの発現評価から選抜されたmRNA/LNPをスピーディに得られ、素早くコンセプトを検証(Go/No go判断)することができます。
アクセリードの代表取締役社長である藤澤朋行は、「今、世界中の研究者や製薬企業がmRNAワクチン・治療薬の研究開発を始めようとしています。しかしながら、この新しい医薬品モダリティに参入するためには、医薬品の有効成分であるmRNA原薬の設計、原薬調達、製剤化、細胞レベル・動物レベルでの薬効および安全性評価を実施しなければならず、このプロセスを一貫して実施できる非臨床プラットフォーマーは世界に存在しませんでした。今般、ARCALISとAxcelead DDPが連携することで、このプロセスを一貫したサービスとして世界で初めて提供することになります。この世界初のサービスは、mRNAワクチン・治療薬という新たな医薬品モダリティを用いた画期的な新薬・ワクチンの効率的な創出を強力に推し進めるものと期待しています。」と述べています。
本サービスの詳細につきましては以下のURLをご覧ください。
ARCALIS:https://corp.arcalis.co.jp/SERVICES
Axcelead DDP:https://www.axcelead.com/service/8271/
本サービスの詳細につきましては、ARCALISにお問い合わせください。
https://corp.arcalis.co.jp/#contact
【ARCALISについて】
ARCALISは、アクセリードと、Arcturus Therapeutics Holdings, Inc.(NASDAQ:ARCT/以下、アークトゥルス)と共同で設立したmRNA 医薬品受託製造開発(以下、mRNA 医薬品 CDMO)事業を展開する企業です。アークトゥルスの開発パイプラインの製造拠点としての責任を果たしつつ、世界中の製薬会社、創薬ベンチャー、アカデミア等、幅広い顧客に高品質の mRNA 医薬品の安定供給を約束する世界初の統合型mRNA医薬品CDMO事業の展開を目指します。現在福島県南相馬市に建設中の工場では、現行の医薬品適正製造基準(以下、cGMP)を満たした最先端の製造管理、品質管理システムを備え、全世界を対象にmRNA ワクチン、医薬品の受託製造を行う予定です。
【Axcelead DDPについて】
Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。
がん免疫領域の創薬研究で直面する課題に応じて、最適なソリューションを提案・実行し、がん免疫領域の創薬を前進・加速させます。
その他、最新の解析技術を用いた効果的な試験設計についてもご相談ください!
例1:免疫細胞のin …
例1:免疫細胞のin …
例1:免疫細胞のin …
7月19日からの3日間、あいぽーと佐渡で開催される第8回 がんと代謝研究会 in佐渡において、スイーツセミナーを開催いたします。
研究会への参加を予定されている方は、是非Axceleadのスイーツセミナーにもお立ち寄りください。
スイーツセミナー2 7 月 20 日(水) 15:15-16:45 第 3 会場
【講演テーマ】
『腫瘍微小環境を標的としたがん領域における創薬研究』
【演者】
小川 雅弘 Axcelead Drug Discovery Partners 株式会 統合トランスレーショナル研究
小川雅弘 統合トランスレーショナル研究 研究員 博士(医学)大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了後、大学教員や企業研究員を経て、2021年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。
がん免疫領域を中心に薬理研究を担当。
研究会の詳細は、学会公式ウェブサイトをご覧ください。
https://shinsen-mc.co.jp/gan2021/program.html(第8回 がんと代謝研究会 in佐渡公式ウェブサイトへ)
2022年7月21日(木) 17:00-17:30
Axcelead Drug Discovery Partnersでは、化合物最適化に向けたADME-TOXスクリーニングを目的に応じて試験を選択・実施できるよう、評価系をさらに充実させてきています。
新たに追加した試験をご紹介するとともに、利便性を増した試験依頼システムCARSの変更点も併せてご説明いたします。
谷口友美 統合トランスレーショナル研究 ディレクター 博士(薬学)
1995年 東京薬科大学博士課程前期修了後、三菱化学 医薬部門(現 田辺三菱製薬株式会社)入社。一貫して薬物動態に従事。開発薬物動態におけるPJ推進や医薬品承認申請業務、探索動態部門における各種 in vitro、in vivo試験系構築業務を幅広く経験後、2017年HT-ADMETグループのマネジャーに就任。2021年Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。現在は探索DMPKおよび物性・薬物動態スクリーニングをリードしている。癒しは、娘2人とのおしゃべり(とまりません)。iPark公認ヨガクラブ所属。
当社は今年7月に設立5周年を迎えます。これまでの事業成長の軌跡と最近の創薬やアウトソーシングのトレンド、そして今後の展望について、池浦がインタビューにこたえています。
<記事タイトル>
武田薬品から独立5年のAxcelead、海外売上高の拡大に注力
注)記事全文を閲覧する場合は、日経バイオテクONLINEへの会員登録が必要になります。
「本セミナーは、7月1日に開催した第49回 日本毒性学会学術年会ランチョンセミナー L2-3の再講演です。」
2022年7月12日(火) 12:00-12:45
低分子医薬品開発における光安全性評価についてはICH M3(R2)及びS10ガイドラインに各試験の実施時期や試験項目について一般的な記載があるものの、実際の医薬品開発過程でいつどのような光毒性試験を実施し、試験結果をどのようにして臨床開発に反映させていくのか悩まれている方も多いと思います。本セミナーでは、医薬品開発における光安全性評価の具体例を交えながら、演者の20年の非臨床医薬品開発経験に基づく実践的な光安全性評価戦略を紹介いたします。
永井博文 応用レギュラトリーサイエンス プリンシパルコンサルタント
1987年 山口大学大学院農学研究科獣医学専攻修了後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所入社。毒性及び薬効病理責任者を経て薬剤安全性研究所長及びグローバル武田におけるDrug Safety Research & Evaluation Headとして、Safety Board and First in Human Committee Member、 Occupational Exposure Limit Panel Memberも兼務。 2017年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners(株)非臨床安全性部門 ヘッドを務め、2020年4月より現職。社外ではINHAND心循環器系やESTP WorkshopのCharacterizing “Adversity” of Pathology Findings in Nonclinical …
永井博文 応用レギュラトリーサイエンス プリンシパルコンサルタント
1987年 山口大学大学院農学研究科獣医学専攻修了後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所入社。毒性及び薬効病理責任者を経て薬剤安全性研究所長及びグローバル武田におけるDrug Safety Research & Evaluation Headとして、Safety Board and First in Human Committee Member、 Occupational Exposure Limit Panel Memberも兼務。 2017年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners(株)非臨床安全性部門 ヘッドを務め、2020年4月より現職。社外ではINHAND心循環器系やESTP WorkshopのCharacterizing “Adversity” of Pathology Findings in Nonclinical …
永井博文 応用レギュラトリーサイエンス プリンシパルコンサルタント
1987年 山口大学大学院農学研究科獣医学専攻修了後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所入社。毒性及び薬効病理責任者を経て薬剤安全性研究所長及びグローバル武田におけるDrug Safety Research & Evaluation Headとして、Safety Board and First in Human Committee Member、 Occupational Exposure Limit Panel Memberも兼務。 2017年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners(株)非臨床安全性部門 ヘッドを務め、2020年4月より現職。社外ではINHAND心循環器系やESTP WorkshopのCharacterizing “Adversity” of Pathology Findings in Nonclinical …
2022年7月29日(金) 12:00-12:30
新薬創出を目指した創薬研究では、薬となる分子を設計し、合成し、評価・分析するサイクルを効率的に回す必要があります。これを実現するには、確かな評価技術に加え、モノづくりを牽引するChemistryの存在が欠かせません。本日は、Axcelead Chemistryのケイパビリティを紹介するとともに、弊社が提供するドラッグディスカバリーサービスについても紹介させて頂きます。Axceleadと一緒に創薬してみませんか!?
平山孝治 医薬探索研究 化学 シニアディレクター
京都大学大学院工学研究科修士課程修了後、武田薬品工業へ入社。在職中に京都薬科大学大学院にて博士号取得。2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社後、メディシナルケミストリーのチームをリード、その後計算化学チームのリードを兼任し、4月からChemistry部門のシニアディレクターを担務。一貫してメディシナルケミストリー畑で創薬に挑戦し、新薬の創出を目指して日々研鑽しております。
当社は今年7月に設立5周年を迎えます。これまでに製薬企業・ベンチャー・アカデミアなど160以上のお客様に創薬研究にかかるサービスを提供してきました。5年間のビジネスの変遷および今後の展望について、池浦がインタビューにこたえています。
※「医薬経済」掲載記事
【RISFAX】
2022年6月14日掲載
「23年度IPOへ、「信頼は口コミで醸成」 ―ADDP・池浦社長 武田薬品の分社化から5年、海外顧客の拡大もー」
https://risfax.co.jp/risfax/183578
注)記事全文を閲覧する場合は、RISFAX on the Webへの会員登録が必要になります。
【医薬経済】
2022年6月15日号掲載
「アウトソーシングで創薬研究を効率化」
https://iyakukeizai.com/iyakukeizaiweb/detail/176608
注)記事全文を閲覧する場合は、医薬経済ONLINEへの会員登録が必要になります。
持株会社・アクセリード株式会社の子会社であるPassPort Technologiesは、この度、全米で97,000人以上の購読者がいる国際医療情報誌Med Tech Outlookが選ぶ“Top 10 Drug Delivery Solutions Provider 2022”(2022年ドラッグデリバリーソリューションプロバイダー上位10社)の1社として選出されました。
Med Tech Outlookトップ10社掲載ページはこちら
米国カリフォルニア州を拠点とするPassPort Technologiesは現在米国において偏頭痛、日本においてアルツハイマー型認知症の臨床試験開始の準備を進めているほか、糖尿病や自己免疫疾患等を対象とする研究プログラムを有する等、パイプラインは順調に拡大しています。また、PPTIはこれらのパイプラインの開発・商業化を迅速に進めるため、2019年に製造においては日東電工株式会社、「PassPort System」を用いた創薬研究においては同じアクセリードグループの当社とそれぞれ業務提携を行っています。
PassPort TechnologiesのHPはこちら(https://passport-tech.com/)
6月30日からの3日間、札幌コンベンションセンターで開催される第49回 日本毒性学会学術年会が開催において、ランチョンセミナーを開催いたします。
学会への参加を予定されている方は、是非Axceleadのランチョンセミナーにもお立ち寄りください。
事前登録の受付も行っております。
ランチョンセミナーL2-3 7 月 1 日(金) 12:00-13:00 第 3会場
【講演テーマ】
『低分子医薬品開発における光安全性評価戦略』
【演者】
永井 博文 Axcelead Drug Discovery Partners 株式会 応用レギュラトリーサイエンス プリンシパルコンサルタント
各セミナーの詳細は、学会公式ウェブサイトをご覧ください。
https://www.jsot2022.jp/data/sponsor_kikaku.pdf(第49回 日本毒性学会学術年会公式ウェブサイトへ)
永井 博文 DVM, PhD, DJSTP
応用レギュラトリーサイエンス プリンシパルコンサルタント
専門:毒性病理、非臨床安全性
経歴:1987年 山口大学大学院農学研究科獣医学専攻修了後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所入社。毒性及び薬効病理責任者を経て薬剤安全性研究所長及びグローバル武田におけるDrug Safety Research & Evaluation Headとして、Safety Board and First in Human Committee Member、 …
永井 博文 DVM, PhD, DJSTP
応用レギュラトリーサイエンス プリンシパルコンサルタント
専門:毒性病理、非臨床安全性
経歴:1987年 山口大学大学院農学研究科獣医学専攻修了後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所入社。毒性及び薬効病理責任者を経て薬剤安全性研究所長及びグローバル武田におけるDrug Safety Research & Evaluation Headとして、Safety Board and First in Human Committee Member、 …
永井 博文 DVM, PhD, DJSTP
応用レギュラトリーサイエンス プリンシパルコンサルタント
専門:毒性病理、非臨床安全性
経歴:1987年 山口大学大学院農学研究科獣医学専攻修了後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所入社。毒性及び薬効病理責任者を経て薬剤安全性研究所長及びグローバル武田におけるDrug Safety Research & Evaluation Headとして、Safety Board and First in Human Committee Member、 …
カスタマーイノベーション推進部でセールスを担当しています。もともと研究者として中枢疾患薬理の研究に18年ほど従事していましたが、昨年、チャンスがありセールスへで異動しました。
武田薬品からAxceleadへの移籍時は、会社設立のためにできることからやろう!と、これまで経験を積み上げてきた中枢疾患の研究で貢献しました。ですが、研究者としてお客様と対話する機会はそれほど多くなく、「お客様と対話をしながら、Axceleadの研究者との橋渡しをしたい!」という想いが強くなりました。セールスであれば、お客様と直接対話できる機会も多いのでは?と考えていた時、チャンスが巡ってきました。
そもそもAxceleadへの転籍を決意したきっかけに東日本大震災があります。創薬という使命を果たすために研究に没頭してきましたが、育児休暇中に震災があり、仕事復帰を目前にして、自身が世の中に貢献できることについて考えさせられました。「人と対話をしながら何か新しいことにチャレンジできないか・・・」と模索し続け研究をしていた時、Axcelead設立の話が舞い込みました。様々な創薬プレイヤーと一緒に研究ができるという魅力と、Axceleadが創薬エコシステムのハブになるという方向性に共感し、転籍を即決しました。研究者を経てセールスへのキャリアチェンジにより、より自身の目指したいところが明確になったような気がします。
セールス担当としてお客様と対話をする中で、お客様が様々な課題を抱えながら解決法を模索されていたり、限られた資源の中で最善の方法で取り組んでいらっしゃる姿勢に、創薬への熱い想いを肌で感じることが多くあります。私は、Axceleadのサービスを通して、一端でもお手伝いをできることにやりがいを感じますし、いろいろなご相談を頂けることが嬉しいです。
Axceleadのプレゼンテーションの最後を飾る「共に手を取り 創薬を通して 希望ある未来を創りたい」というメッセージがあります。実は、Axcelead創立後、初めてBioJapanという展示会に出展する際、私が考えました。創薬のステップの中で、シーズを探したり、どうやったら薬として世に出るかをディスカッションしたり、解決法を実行したり、お客様とAxceleadがチームとなり創薬を推進したいという想いがあります。そういった想いをギュッと濃縮し、写真撮影をしたメンバーの想いも表したスライドです。これを見るたび、初心に立ち戻ることができ、今でもその想いは変わっていません。
作り手の想いやストーリーのあるものを応援したい!という気持ちがあり、そこに価値を見出せたものを選ぶようにしています。子どもが生まれた時に体に良い物を!と思い、ネットで探した農家さんが丹精込めてつくった無農薬野菜を購入するようになりました。持続可能な農業を実践し、資源の節約や環境保護に対する考え方に共感し、直接会いに行って、気が付けば農家さんとは10年以上のお付き合い。田植え、餅つき、枝豆や大豆の収穫、山に入って落ち葉拾い、味噌づくりなどの農業体験にも参加していて、自然に触れることの楽しさを実感しています。その体験で作ったお米、大豆を使って、毎年自家製味噌を作っています。人と人との想いを繋ぎ合わせたものを頂くと、言葉や数字では表せないほどの豊かさを感じます。
何かあったら「前田さんに訊いてみよう!」と、人として頼ってもらえるような存在になることが目標です。そのような存在になるには、お客様お一人お一人とのコミュニケーションを通じて、課題やニーズを把握することが第一歩です。「お客様が必要としていることは?ゴールは何か?」という視点に立ち、Axceleadらしいご提案ができることを目指しています。日々のセールス業務でも試行錯誤することがたくさんありますが、Axceleadには沢山の経験豊富なスペシャリストがいることはとても心強いです。スペシャリストが集まったチームは、新たなソリューションやアイデアを生み出し、試行錯誤する中で「化学反応」が起こる楽しみがあります。私は、お客様の想いと、Axceleadのチームの想いと、大切に橋渡しして、垣根を超えたチームが「化学反応」を起こしてゴールを達成することをお手伝いしたいと思います。
2022年4月
https://www.nature.com/articles/s41598-022-08753-5
糖尿病の根治的な治療法として、ES細胞やiPS細胞などのヒト多能性幹細胞から作製した膵島様細胞の移植が期待されています。人工的に細胞を作製すると目的外の細胞が混入する可能性があります。特に大量の細胞移植が必要となる臨床応用にむけて、安全性の観点から可能な限り混入を低減することが望まれますが、混入する細胞は非常に稀な細胞集団であるため、解析が困難で不明な点が多いという課題があります。
日吉秀行 主任研究員(武田薬品工業株式会社T-CiRAディスカバリー)、佐久間健介 主任研究員(前職:武田薬品工業株式会社T-CiRAディスカバリー、現職: オリヅルセラピューティクス株式会社)、山添則子 主任研究員(前職:武田薬品工業株式会社T-CiRAディスカバリー、現職: オリヅルセラピューティクス株式会社)および豊田太郎 講師(CiRA増殖分化機構研究部門、T-CiRA、現 未来生命科学開拓部門)らの研究グループは、 ヒトiPS細胞由来の膵島様細胞の遺伝子発現を単一細胞レベルで解析することで、製造過程で混入の可能性がある目的外細胞の特徴を同定し、高感度に検出する方法を見出しました。また、目的外細胞の除去方法として、細胞増殖に関わるPLK分子の阻害や、解糖系の阻害といった新規の方法が有効であることを示しました。これらの知見は、移植治療のためのヒトiPS細胞由来膵島様細胞の大量製造において、既存の方法と組み合わせて目的外細胞を除去し、安全性を高めることに役立つと期待されます。
本研究においてAxceleadはシングルセル遺伝子発現解析を担当しました。
シングルセル遺伝子発現解析
当社はRNA splicing focused libraryを用いたHTSサービスを本年5月にスタートしました。これは、RNA splicingへの作用を指向して当社メディシナルケミストがデザイン、合成した化合物を用いたHTS(High-Throughput Screening)サービスです。
記事の中では、当社研究者が本ライブラリを構築した経緯や今後の展望、HTSサービスの特徴を語っています。
本サービスの詳細については以下のURLをご覧ください
https://www.axcelead.com/service/7138/
<記事タイトル>
創薬支援のADDP、RNAスプライシングに特化したライブラリー構築、HTSを提供
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/22/06/02/09574/
注)記事全文を閲覧する場合は、日経バイオテクONLINEへの会員登録が必要になります。
光化学的特性
・紫外可視吸収スペクトル
化学的試験法による光反応性検査
・ROS(reactive oxygen species)アッセイ
2022年4月
https://doi.org/10.1038/s41598-021-00820-7
帝京大学薬学部薬学薬学動態研究室の出口芳春 教授・手賀悠真 元助教・黒澤俊樹 助教と共同でOrgan-on-a-chip上に血液脳関門(BBB)を搭載した3次元BBB-on-a-chipを開発しました。BBBのモデル細胞であるヒトiPS細胞由来脳毛細血管内皮細胞はOrgan-on-a-chip上で血流を模倣したShear stressを与えられたことで毛細血管様の3次元構造を形成しました。タイトジャンクションの形成が示唆されただけでなく、トランスポーターの機能的な発現も認められ、化合物の移行性も評価できることを明らかにしました。ヒト中枢移行性の予測において有用なハイスループット評価ツールになり得ると期待されています。
このOrgan-on-a-chipはmicrophysiological systems(マイクロ流体デバイス)とも呼ばれ、様々な臓器モデルや疾患モデルの開発に適用が可能であり、創薬のあらゆるプラットフォームで期待されています。
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社は、この度、医薬品GLPに適合する試験施設として独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に認められました。当社安全性部門の前身でもある武田薬品から引き続いての適合確認であり、今後とも非臨床試験のさらなる信頼性の向上に努めてまいります。
今回適合性確認を受けた試験区分は以下の通りです。
適合確認書発行日:2022年3月29日
適合試験区分:In vivo毒性試験
一般毒性等に関する試験
安全性薬理コアバッテリー試験
※GLP:Good Laboratory Practiceの略
2022年5月26日(木) 12:00-12:30
新薬創出の環境は多彩なモダリティーの登場などにより大きく変化しております。「ターゲット同定」は、創薬の成功率、プロジェクトの進め方や価値に大きな影響を与える新薬創出の第一歩です。ターゲット同定後の「ターゲット検証」は、同定したターゲットが治療効果を示すことを証明するProof of Concept試験として重要であり、複数のアプローチを実施します。
本ウェビナーでは、「Axcelead Target Discovery Engine」というターゲット同定とターゲット検証のコンセプトを中心に、創薬研究に重要な創薬標的探索のソリューションをについて、ご紹介いたします。
戎野 幸彦 統合トランスレーショナル研究 シニアダイレクター
2005年大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了後、Oklahoma Medical Research Foundationに留学。 関西医科大学、武田薬品工業株式会社、大塚製薬株式会社を経て、2020年9月より現職。
創薬研究の課題と各社の対応は。その中でAxceleadは創薬エコシステムのハブとしてどのような役割を果たしていくのか。記者との一問一答が掲載されています。是非ご一読ください。
Axcelead独自の評価指標により疾患候補を予測します!
ドラッグリポジショニングはお客様の財産である化合物を最大限に活かす事が可能であり、近年注目されている創薬アプローチの一つです。Axceleadでは、適応拡大を狙う既存薬や、開発中もしくは開発中止となった化合物から適応疾患候補リストを作成し、ドラッグリポジショニングのファーストステップをサポートいたします。続くターゲットバリデーションに関して、薬理チーム、毒性チーム、基盤技術チーム、非臨床開発チームとシームレスに連携することでOne stopソリューションを提供し、迅速に非臨床POC取得します。
お客様がご興味のある遺伝子名、あるいはお手持ちの化合物の創薬ターゲット情報をご提示いただければ、優先順位付けをした適応疾患候補リストを作成いたします。
例として、糖尿病治療薬であるDPP4阻害剤とPCSK9阻害剤の疾患候補リスト (抜粋) を示します。DPP4阻害剤では、上市品の適応症である「糖尿病」が上位にランクインし、臨床開発中の「高血圧」「冠動脈疾患」、臨床試験後開発中止をした「NASH」もランクインしていることから、本フローが確度高く、既知疾患を見出していることがわかります。さらに、未開発=適応拡大を狙える疾患(A, B, C)がランクインしており、独自の潜在疾患を見出せています。 PCSK9阻害剤は、上市品の適応症「高コレステロール血症」「高脂血症」「粥状動脈硬化」、それらに関連する「冠動脈疾患」「心血管疾患」「末梢動脈疾患」がランクインし、臨床開発中の「糖尿病」、適応拡大を狙える疾患Dもランクインしています。
製薬各社が抱える創薬研究の課題。その課題解決を支援するためにAxceleadが果たす役割は。
池浦は日刊薬業の記者に何を語ったのか?是非ご一読ください。
(2022年4月4日)
日刊薬業 2022年4月4掲載[許諾番号20220404_01]
株式会社じほうが記事利用を許諾しています。
男女ともに全従業員が活躍できる雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定する。
1,計画期間 令和4年4月1日~令和9年3月31日までの5年間
2,目標と取組内容・実施時期
目標 1 (職業生活に関する機会の提供に関する目標)
管理職に占める女性従業員の割合を15%以上にする。
<実施時期・取組内容>
・令和4年7月~管理職候補となる女性従業員をリストアップし、候補者にキャリアに関する調査を行う
・令和4年10月~管理職候補の女性部下を持つ管理職は、当該社員の個別の育成計画を策定し、当該社員及び人事部と共有する
・令和5年4月~管理職候補の女性部下を持つ部門長は、部門における意思決定の会議へ該当社員を参加させるなどの個別育成を図る
・令和6年10月以降 対象者の更新と育成状況の確認、育成策のブラッシュアップを行う
目標 2 (職業生活と家庭生活との両立に関する目標)
全従業員の有給休暇取得率を80%以上とする。
<実施時期・取組内容>
・令和4年4月~有給休暇取得推奨日の周知を行う
・令和4年10月~取得率の低い従業員とその上司への取得推進を行う
・令和5年4月~属人的な業務をなくす仕組み作りを行う
・令和5年4月~部門毎の有給休暇取得率を経営会議及び社内イントラネットでの公表により全社で共有する
【問い合わせ先】
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社
〒251-0012 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
Email: hr@axcelead.com
【制定日】
制定日:2022年4月1日
低分子-RNA創薬に特化したPurpose-built library
RNA splicingへの作用を指向してメディシナルケミストがデザイン、合成した化合物を用いたHTS(High-Throughput Screening)を実施することで短期間かつ高成功確率でヒット化合物を取得することが出来ます。
RNA splice siteへの結合を指向したPharmacophoreにフォーカスし、メディシナルケミストがデザイン、合成した約1,700化合物で構成されています。既存ライブラリーではほとんど埋められていなかったケミカルスペースにアクセスすることができます。
ライブラリーから各ケモタイプの代表化合物を選出し、培養細胞に一晩作用させて、各化合物のRNA splicingへの作用をReal Time PCRで比較検討しました。その結果、コントロールとして用いたSMN2遺伝子だけでなく、選出した2つの遺伝子A, Bについても、RNA splicingへ影響を与える化合物が見いだされ、そのヒット率は10%を超えています。また、それぞれの遺伝子に選択的な化合物も複数見出されました。
この度、東京理科大学(椎名 勇 教授・村田 貴嗣 助教)が主導する、治療継続が困難となった“耐性を獲得したがん”に対する新規作用メカニズムを有する抗腫瘍性薬剤の開発研究が国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)令和4年度 革新的がん医療実用化研究事業に採択されました。アクセリードは、本共同研究課題について非臨床研究試験のデザイン及び薬効薬理・薬物動態・安全性の化合物評価を行うことで本研究事業に貢献します。
詳細については東京理科大学発表のプレスリリースをご確認ください。
https://www.tus.ac.jp/ura/wp-content/uploads/2022/04/22033101b.pdf
アクセリードは創薬プラットフォーム事業を拡充することで、これからもAMED支援課題の実用化促進やアカデミアの先生方への研究の効率的な実装を実現するために貢献してまいります。
アクセリード株式会社 https://www.axcelead-hd.com/
柴田主任研究員、曽我部主任研究員の論文「Identification of the first highly selective inhibitor of human lactate dehydrogenase B」が、1940を超す論文の中から2021年『Scientific Reports』誌のCell and molecular biology分野Top100に選出されました。
Top 100 in Cell and Molecular Biology(『Scientific Reports』へ)
論文を見る
この喜ぶべき快挙について、共同研究者の慶應義塾大学先端生命科学研究所 曽我朋義教授より以下のコメントをいただきました。
「がん細胞は解糖系という代謝経路を亢進していることが知られています。その代謝を止めるためにはLDHBの阻害薬が必要であることがわかり、Axcelead社と共同でその開発に取り組みました。短期間で世界初のLDHBの阻害薬が創出できたことはAxcelead社の技術力の高さを示すものであり、この論文はがん研究者のみならず代謝や生化学などの幅広い分野の研究者から注目されていると思われます。」
また、柴田主任研究員、曽我部主任研究員は以下のようにコメントしています。
柴田主任研究員「今回の受賞は“世界のスクリーニングセンターを目指しヒット化合物を創出していく“、という我々のグループのビジョンを達成するために、絶え間ない努力をしていく私たちの決意の成果と考えています。論文で発表した化合物は、世界初のLDHB選択的阻害薬であり、これまでの阻害剤とは異なる阻害機序を示します。新しい化合物を創出するという研究は常にリスクを伴いますが、非常に大きな成果を発表することができました。関係者の皆様には大変感謝しております。」
曽我部主任研究員「私達の論文を非常に多くの方にダウンロードいただき、“Top 100 in Cell and Molecular Biology”を受賞したことを大変嬉しく思います。今回見いだされた化合物が、既知の阻害化合物とは異なる新規の作用機序を示すことを生化学と構造生物のアプローチから明らかにした点が、高い評価につながったのだと思います。本論文により、私達が幅広い科学的研究分野に対応できることを示すことができました。今後、さらに研究レベルを高めて、皆様の創薬研究の加速化に貢献していきたいです。」
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下、Axcelead DDP)および株式会社ナレッジパレット(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:團野 宏樹・福田 雅和、以下、ナレッジパレット)は、Axcelead DDPの化合物ライブラリーとナレッジパレットの大規模トランスクリプトーム解析技術を活用した、新たな評価系構築に向けた共同研究契約を締結しましたのでお知らせします。
本共同研究では、Axcelead DDPが保有する化合物ライブラリーから選定した特徴的な多種類の化合物で細胞を処理し、ナレッジパレットが持つ大規模トランスクリプトーム解析技術によって細胞の全遺伝子発現データを取得します。取得したデータにAxcelead DDPが過去から蓄積してきたメタデータを組み合わせることで、様々な疾患や化合物の有効性、安全性、毒性等に関与する遺伝子を網羅的に解析し、化合物の作用メカニズムを推測、明らかにする解析技術を構築することを目的とします。
本共同研究を通じて、特徴的な化合物で処理した細胞の遺伝子発現プロファイリングを実施することで、他社に無い網羅的遺伝子発現変動プロファイルデータベースを構築することが可能となります。また、そのデータベースを活用することで、フェノティピックスクリーニングにおけるターゲットデコンボリューション、ドラッグリポジショニング、リード化合物の創製や最適化、毒性予測などのプロセスがより一層効率化されることが期待できます。
Axcelead DDPの代表取締役社長である池浦 義典は、「ナレッジパレットとの共同研究によって、当社が保有する化合物ライブラリーから、競争優位性をもつ独自のデータベースを構築することが可能になります。そのデータベースを活用することで創薬研究のプロセスを効率化し、創薬エコシステムのハブとして貢献してまいります。」と述べています。
ナレッジパレットの代表取締役CEOの團野 宏樹は、「当社は全遺伝子発現情報を活用した表現型創薬プラットフォームを構築しています。今回の共同研究で得られる統合的データを、当社プラットフォームの基盤データベースに加えることで、より開発成功率の高い候補化合物が本プラットフォームで探索・創出できるようになると期待しています。」と述べています。
2022年4月7日(木) 12:00-12:30
近年のフェノティピックスクリーニングの拡がりの背景の一つとして、iPS細胞をはじめとするモデル細胞系の発展が挙げられます。iPS細胞を用いる化合物スクリーニングは、その煩雑さから評価できる化合物ライブラリーの規模が制限されるデメリットもありますが、従来の細胞株と比べて、より疾患を模倣したモデル系として期待されています。
弊社はiPS分化細胞の開発・製造・販売における世界的リーディングカンパニーであるFUJIFILM Cellular Dynamics社(FCDI社)との協業体制を構築し、iPS細胞を用いた化合物スクリーニングプラットフォームの開発に取り組んでおります。本セミナーでは、FCDI社と実施したパイロットスクリーニングの結果を含め、弊社のiPS細胞スクリーニングへの取り組みを紹介します。
尾野 晃人 医薬探索研究 Discovery Biology 主席研究員
大阪大学工学研究科修士課程修了後、武田薬品工業株式会社に入社。主にセルベーススクリーニング系の構築や表現型スクリ―ニングを用いた医薬品探索研究に従事。2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍後、現在に至る。今後は表現型スクリーニングのヒット化合物のメカニズム解析にも注力すべく日々研鑽している。
神経・筋疾患の創薬研究を包括的にサポート!
In vivo評価を中心とした様々な実績を活かして皆様の研究を前に進めます。
お客様の神経・筋疾患創薬研究のため、in vivo評価に関連するAxceleadの各種機能をご活用下さい。解析や評価系構築のお悩みごと、新規起ち上げについてもぜひご相談ください。一連の研究を併せてご依頼頂くことで、統合的な評価・考察、評価系の改良や評価系構築の期間短縮が可能になります。
モデル動物作製
筋ジストロフィーなど複数の神経・筋疾患モデル動物作出の実績があります。ES細胞による相同組み換え法やCRISPR/Cas9によるゲノム編集技術を用いて、高効率・短期間に遺伝子改変動物(ノックイン、トランスジェニック、ノックアウトマウス/ラット)を作製可能です。お客様の課題に合わせて遺伝子改変動物を作製いたしますので、ぜひご相談下さい。
【動画】CRISPR/Cas9を用いた遺伝子改変動物作出と創薬研究へのインパクト
機能的評価
複数の機能的評価を組み合わせ、かつ同一個体で複数回行うことで、時間経過や治療介入に伴う病態進行の変化などの経時的な評価が可能になります。
血液検査をメインとした臨床検査業務に携わっています。新卒で武田薬品に入社した際に安全性部門に配属され、主にラットやイヌ、サルで行われる毒性試験での業務を実施していました。Axceleadに転籍してからは毒性試験に加え、薬効試験などのサンプルや臨床サンプルを扱うことが増え、また、関わる人が社内から社外の方に代わり良い緊張感を感じながら日々奮闘しています。
創薬の道に進むきっかけとなった出来事が二つあります。
ひとつは大学進学の時、「その大学を選択する理由はなに?」「大学に行くのは、その先にやりたいことがあるからでしょう?」と親に聞かれたのですが、正直将来のことを考えていなかったので“はっ”としました。
母親が看護師をしていたこともあり医療について聞いたり調べたりしていくうちに「医療の道へ進んで患者さんやその家族が豊かな生活を送れるように自分も役立ちたい」と思うようになり、臨床検査技師を目指して進路を決めました。ロボットやガンダムが好きでそれらを開発する博士にあこがれて「博士になってロボットを創れば人の役に立ってみんなに喜んでもらえる!」と夢見ていた小学生の頃の想いに通じるものがあったかもしれません。
2つ目は就職活動の際、大学の先生から企業に就職する道もあると言われたことです。自分の中では臨床検査技師=病院で働くというイメージを強く持っていたため他の選択肢が見えていなかったので、衝撃を受けたと同時に、「企業で創薬研究に関わることでより多くの人の役に立てるのでは!?」と思い立ち、ご縁あって武田薬品へ就職することになりました。
検査データはピペットの使い方ひとつで変わってしまいます。ある時、他の方の作業でばらつきが出ていたデータが自分の測定ではばらつかず一定しているのを目の当たりにし、正確性の求められる検査業務は自分の天職では?と気が付かされました。子供のころから几帳面だと周りから言われることが多く、家の中は毎日掃除し整理整頓されていないと気が済みません。そういった性格がピペット捌きや手順確認の徹底など自然と意識することにつながっているのかもしれません。
昨年くらいからデイキャンプをするようになりました。 もともと車が好きでオフ会に参加したとき、キャンプをしている人が多く影響を受け、自然が好きなのもあってハマりました。BBQやのんびりコーヒーを飲みながら季節ごとの雰囲気を楽しんでいます。本格的なキャンプを始めるのはハードルが高いですが、デイキャンプだったら手軽に始められるのでお勧めです。
昔から一人で何かに打ち込むよりもみんなで話し合い、助け合いながらそれぞれの能力を結集させチームで成し遂げていくことに楽しさや喜びを感じます。今もそれは変わらず、世界中の患者様により良い薬を一日でも早くお届けできるよう、お客様と一緒に創薬研究をしていきたいと思っています。
低分子創薬の現状と課題とは。その中でAxceleadはどのようにビジネス展開していくのか。
池浦は日刊薬業の記者に何を語ったのか?是非ご一読ください。
(2022年2月8日)
日刊薬業 2022年2月8日掲載[許諾番号20220208_01]
株式会社じほうが記事利用を許諾しています。
2022年3月24日(木) 12:00-12:30
ペプチド化合物、オリゴ核酸などの中分子化合物は分子量、親水性、電荷などの物理化学的性質のため低分子化合物とは異なる技術が求められます。弊社では中分子化合物に関して、LC-MS, ELISA, qPCRなどの分析法を用意しております。中でもLC-MSはELISAに比べ短期間での定量法構築作成が容易であり、代謝物との分離分析が可能なことから、探索段階では有用な測定法であると言えます。弊社では探索研究に最適な分析プラットフォームを整備しており、測定法開発からサンプル測定結果まで短期間でお届けし、創薬研究を加速化することができます。
本セミナーでは前処理法を含めたLC-MSによる生体試料分析プラットフォームの概要ならびに高分解能MSによるオリゴ核酸の代謝物構造解析サービスにつきまして紹介します。
白﨑 幹雄 統合トランスレーショナル研究・Discovery DMPK and Toxicology 主任研究員
京都大学、農学研究科修士課程終了後、武田薬品に入社。微生物の産生する生理活性物質の構造解析業務に従事、医薬品合成部門に移動し抗炎症薬の合成研究に従事、2001年より薬物動態部門に移動し、主に代謝物構造解析業務に従事。2017年にAxcelead Drug Discovery Partnersへ転籍。現在では中分子化合物をはじめとした生体試料分析、バイオマーカーなどの定量分析を数多く手掛け、LC-MS分析のエキスパートを目指して日々研鑽している。
2022年3月10日(木) 12:00-12:30
創薬研究を取り巻く環境には大きな変化が生じています。創薬成功確率の低下と共に、より多様な戦略での創薬が指向され、従来の分子標的だけでなく、表現型を出発とする創薬も盛んに模索されています。
一方で、新しい課題にも直面しています。表現型出発の化合物開発では、分子標的、作用機序が不明となり易いという点です。本発表では、これらに対する新しい解決ツールとして、プロテオミクスを応用した分子標的、作用機序解析の応用可能性について、ご紹介いたします。
林 浩三 統合トランスレーショナル研究 主任研究員
1990年、大阪大学薬学部製薬化学科修士課程修了後、武田薬品工業発酵生産物研究所入社。
2002年、プロテオミクス草創期から社内プロテオミクスプラットフォームの立ち上げ、同技術を応用したオーファンGPCRのリガンド探索、アフィニティー精製による薬剤標的タンパク質の探索、患者iPS細胞の表現型解析等を担当。
2017年、Axcelead Drug Discovery Partnersへ転籍。
長年をかけて蓄積してきた、プロテオミクス技術、創薬研究応用経験、専門知識を活用し、分子標的を含む作用機序やバイオマーカー探索を通じた、お客様の創薬研究をサポートしています。
ターゲット/バイオマーカー探索や病態を再現するために、
多様な遺伝子改変マウス・ラットを作製・繁殖し、
お客様の創薬課題を解決します
ターゲット/バイオマーカー探索や薬効薬理試験に、病態モデル動物は非常に有用です。Axceleadでは、ES細胞による相同組換え法やCRISPR/Cas9によるゲノム編集技術を用いて、短期間でユニークな遺伝子欠損(KO)、遺伝子ノックイン(KI)などの遺伝子改変マウス・ラットを作製いたします。作製した遺伝子改変マウス・ラットを用いて、表現型解析や薬理・病理評価までを一貫した体制で受託することができるため、より短期間で試験結果をご提供いたします。
次のようなご要望がありましたら、ぜひ我々にご相談ください。
核酸医薬品評価のために長鎖DNA配列をKIしたい
関連性の高い複数の遺伝子を一度にKOしたい
既存の病態モデルに遺伝子改変を行いたい
短期間で多くの遺伝子改変動物を解析に使いたい
モデル作出から解析までのトータルソリューション
AXCCマウスを用いた腎疾患(CKD)創薬/病態研究
Mc4r KOマウスを用いたNASH治療薬/病態研究
近年、核酸医薬品を中心として、ヒトのゲノムDNA配列をターゲットとした薬剤の研究開発が活発となり、エクソン・イントロン構造を保持したヒト型KIマウス・ラットの需要が高まっています。 Axceleadでは、ES細胞やゲノム編集技術を用いてヒト型の長鎖KIマウス・ラットを作製いたします。これにより、ヒト型配列での薬剤の挙動や効果を生体で解析することができます。ご要望に応じて、核酸創薬研究をお手伝いするサポート体制を整えております。
ES細胞を用いた相同組換え法では、最大40kbpのKIマウスを取得
ゲノム編集技術を用いた手法では、最大17kbpのKIマウスを取得
KIラットの作製も可能
今回は、グループ企業「株式会社ARCALIS」の取り組みをご紹介いたします。
2022年2月8日(火) 12:00-12:30
新型コロナウイルス予防ワクチン上市を契機にmRNAワクチン、医薬品は新たなモダリティとして認知され、感染症予防ワクチンや希少疾患を中心に次世代型mRNA医薬品の研究開発が進められています。
ARCALISはmRNA医薬品の普及を支える原薬や製剤開発のCMC開発、および生産体制の構築を通じて医薬品産業の発展に貢献することを使命とし設立されました。
演者は、創薬段階からCMC研究開発段階における重要な検討項目と課題、それらの解決に向けたCDMOの活用方法ついて紹介します。
河野悠介 株式会社ARCALIS 取締役COO
東京農工大学大学院農学研究科修士過程終了後、化学メーカーを経て2005年東京農工大発ベンチャー企業JITSUBO(株)に創業メンバーとして参画。技術開発、事業開発、顧客開拓、資金調達実務の後CEOとして経営全般に携わる。2014年にそーせいグループ(株)にSelloutした後、子会社CEOとして2年間で30名の人材スカウトと累計30億円規模の資金を調達し米国でのペプチド医薬品開発事業をリードした。
2018年にシードステージのヘルスケア企業のハンズオン経営とバリューアップ事業を行うLuidaBio合同会社を設立。2018年1月から初号案件として武田薬品工業(株)カーブアウトベンチャー、ファイメクス(株)の立ち上げに参画。シード〜シリーズAファイナンス(累計9億円)と人材スカウト、事業開発、管理体制を整備し、VC backed企業として体制整備を完了。2020年10月よりARCALIS創業準備に携わり、現在同社取締役COOを務める。
個人Twitter:https://twitter.com/luidabiollc
mRNA医薬品周辺の最新情報を発信しています!
【サービスのご紹介】
Axceleadでは、創薬ターゲットの検証から病態モデルでの評価、臨床開発への橋渡しまで腎疾患治療薬の創出を強力にサポートします。
お客様の課題に合わせたアプローチをご提案しています。
【Webセミナー】
腎疾患治療薬の創薬にAxceleadとともにイノベーションを起こしませんか?
概要:
腎臓は糸球体、尿細管などからなる複雑な臓器で尿生成を含む多様な機能を有しています。腎疾患には多様な病態があり悪化すると透析、腎移植に移行しますが、基礎疾患を対象とした現状の治療はこの流れを止めるに至っていません。また、腎疾患治療薬の開発には有効予測可能なバイオマーカーの欠如を含む課題があります。弊社ではそのような課題に対し、1. 豊富な腎疾患モデル動物、2. 臨床応用可能なバイオマーカーの測定・探索、3. 組織/細胞レベルでの腎病理・発現解析 を中心に、薬効薬理試験から臨床開発への橋渡しまで腎疾患治療薬の開発をサポートします。本セミナーでは、想定される事例を挙げ、上記サービスをどのようにお客様の研究にお役立ていただけるかをご紹介いたします。
研究シーズから高品質の新薬を効率的に創出するプラットフォームを構築、医療費削減による社会的課題解決の実現を目指す
IPジェネレーター株式会社(以下「IPG」)とアクセリード株式会社(以下「アクセリード」)及びAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(以下「Axcelead DDP」)は、2022年1月11日付で研究シーズから市場に高品質の新薬を効率的に創出するプラットフォームの構築に向けた包括的業務提携契約(以下「本契約」)を締結致しました。なお、IPG とアクセリードおよびその子会社Axcelead DDPとの資本関係はありません。
本契約は、IPGが有望な研究シーズを選定、研究開発後に非臨床ステージで製薬会社等に導出する事業を行うにあたり、アクセリードおよびAxcelead DDPが有するネットワーク及び経営資源を有効活用し、三者間の事業基盤の強化拡大を図ることを目的とします。提携詳細については、別添「各社の本提携における役割」ページをご覧ください。
製薬業界では、今後個別化医療という考え方に基づき事業を推進する企業が増加すると考えられています。その結果、少量多品種の薬を個別ニーズに即して人々に届けていくことを目標とした研究開発戦略が浸透し、多くの新薬候補品を効率的に創出していくIPG、様々なモダリティーへアプローチ可能な企業群を有するアクセリード、研究から初期臨床までの創薬に関するすべての機能を有するAxcelead DDPの存在意義は益々高くなると考えます。
各社が協同で創薬プラットフォームの構築を進めることで、高品質・短期間・低コストでの新薬開発を可能とし、製薬会社は研究開発パイプラインの継続的な補充、且つ水平分業モデルを加速化出来るようになって、研究開発活動の効率化に大きなインパクトを与えると期待されます。その結果として、各国の医療費削減という社会的課題解決に貢献していきたいと考えています。
【リリースに関するお問い合わせ】
アクセリードへのお問い合わせ : contact@axcelead-hd.com
Axcelead DDPへのお問い合わせ : contact@axcelead.com
IPGへのお問い合わせ : contact@ip-g.co.jp
各社の本提携における役割(別添資料)
【IPGの役割】
IPGは、株式会社ウィズ・パートナーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:松村淳)が運営するヘルスケアNew プラットフォーム・ファンドの 100%子会社として、2021年10月26日に設立されました。物質特許など新規医薬品の事業化において重要な知的財産の取得を目的とし研究開発を推進します。本契約により、IPGはアクセリードおよびAxcelead DDPが持つ貴重な創薬研究データやノウハウを有望な研究シーズ・プロジェクトの選定に活かします。研究開発後、取得した知的財産は、製薬会社に対し、非臨床開発ステージにおける医薬品候補化合物取引市場において従来取引額と比較して大幅に低価格にて導入機会を提供できると想定しています。IPGはここで製薬会社から得た成功報酬収益の一部をアクセリードおよびAxcelead DDPに分配します。
なお、IPGが対象とする有望な創薬シーズは、アクセリードだけでなく、グローバルのアカデミアや製薬企業など幅広い研究機関から募集する予定です。
【アクセリードの役割】
アクセリードは、Axcelead DDPを中核企業とし、日本で唯一となるワンストップ型mRNA医薬品受託開発製造事業(CDMO)を展開する株式会社ARCALIS(https://corp.arcalis.co.jp/)、次世代経皮医薬品投与技術を有するPassPort Technologies(https://passport-tech.com/)等のヘルスケア・プラットフォーム事業を展開する企業グループの持ち株会社です。アクセリードは、その事業の一環として、2021年12月2日に株式会社FRONTEOと共同開発を発表した*、AIを用いて医薬品開発におけるターゲット分子のポテンシャルを解析するDruggable Target 1000プロジェクトを進行中です。本契約により、アクセリードはIPGに対しこのDruggable Target 1000データベースの使用権を付与します。これにより、IPGは、有望なターゲット分子の選定を効率的に行うことが可能となります。
*FRONTEOとの共同リリース(https://www.axcelead-hd.com/?p=779)
【Axcelead DDPの役割】
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社は、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業をスピンアウトして設立した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。IPGは非臨床研究開発業務をAxcelead DDPに委託し、Axcelead DDPの高品質な統合的非臨床研究開発サービスを活用します。
放射性同位体(RI)標識体を用いた動態評価についてどんなイメージをお持ちでしょうか?
申請に必要な試験?後回し可能な試験?等々定型的試験といったイメージをお持ちではないでしょうか?
実はRI標識体を用いた動態評価は使い方次第で創薬課題を解決する強力なツールになるんです。 本ウェビナーでは、RI標識体を使って創薬課題を解決した例を紹介いたします。
創薬課題に光を当てる放射性同位体標識体を用いた動態評価
~課題解決事例の紹介 part 1~
放射性同位体標識を用いた動態評価により、クリニカルホールドを解除した事例を紹介します。
創薬課題に光を当てる放射性同位体標識体を用いた動態評価
~課題解決事例の紹介 part 2~
Resatorvidでみられた動態の種差についてRI標識体を使ってメカニズム解析した例を紹介いたします。
Oncologyグループで薬理試験を担当しています。培養したがん細胞をマウスへ移植して作製した担癌モデルを使用し、様々な被験物質の投与による薬効評価を行います。私はAxceleadに入社して初めてがん研究に携わりましたが、使用するがん細胞によって、増殖する腫瘍の形状、性質、被験物質への感受性も多種多様で、がんという疾患の難しさを実感していますし、その分やりがいも感じています。Axceleadでは試験の実施に加えてお客様との関りも非常に大事な業務ですが、お客様からご相談いただいた試験に関して、自身で調べてご提案した内容が採用されたり、実際にご提案の方法でよい試験結果が得られた時の嬉しさは一入で、Axceleadの目指す「PRO※」の大切さも再認識できました。
今では生きがいを感じながら日々研究に励んでいますが、最初から研究者を目指したわけでありませんでした。小さい頃は周囲に影響を受けやすく、テニスが趣味の両親を見て、テニスプレイヤーになりたい、友達が小説家になりたいと言っているのを聞いて私も小説家になりたい、と将来の夢がコロコロ変わっていましたが、小学生の頃祖母に買ってもらった顕微鏡で葉脈を見たりするのが面白くて、歴史など暗記するものよりも手先を使ったり、理論があって結果がある方が好きだなと感じ、徐々に研究者への道を歩むようになりました。
※PRO:Partnership research organization
2019年より、同所性移植モデルの作製に力を入れています。がん領域の薬理試験では、動物の皮下にがん細胞を移植することで担癌モデル(異所性移植モデル)を作製する方法が広く使われていますが、同所性移植モデルでは使用するがん細胞由来の臓器にダイレクトに移植をします。この手法を行うには、臓器に移植する技術はもちろん、非侵襲的に腫瘍増殖を確認するための特殊な機械とそれを使いこなせる技術も問われますが、このモデルを用いることで、がん細胞が持つ本来の特性をより反映した評価が可能となると考えており、現在は脳腫瘍モデルや卵巣がんモデル等、数種のモデル作製に成功しています。
特に脳腫瘍モデルについてはお客様からのお問い合わせも多く、現在進行形で試験を進めているご依頼案件もありニーズも感じています。よりがん研究に役立つ試験系を確立していくにはまだまだ課題もありますが、Axceleadとしてご提供できる新たなサービスを作り出せたことは長年、実験動物技術者として創薬に携わってきた私自身の大きな自信と成長につながっていると思っています。
研究者として創薬に携わるか、お菓子の商品開発の仕事をするか一時期、本気で悩んでいたほどお菓子作りが好きです。製菓衛生師の国家免許も所持しています!調理師免許を取得することも検討しましたが、お菓子作りに特化した知識や技術を習得したかったので国家資格でもある製菓衛生師を取得。その後カフェを経営するための学校へも学びに通っていました。
味はもちろんのこと、スイーツの美しく芸術的なフォルムを表現することを大切にしていて、完成したスイーツは社内でシェアすることが多いのですが、手間と時間をかけて作り上げたものを食べてもらい、「美味しい」と喜んでもらえた時はとっても嬉しいです!いつしか、カフェをOPEN出来たらいいなと想いを膨らませています。
26歳の時に同年代の関節リウマチ患者の方と知り合い、友達になりました。15歳でリウマチを発症し10年治療を続けていた彼女が言っていました。完治しないとわかっているのに、10年経った今でも、主治医に「治りますか?」と聞いてしまうことがある、と。その言葉が忘れられず今でも心に残っていますし、あり方を見直す機会にもなりました。これまでは、「研究が面白い」「実験した結果が出た面白い!」という感覚で研究していましたが、それだけではダメだ!その先にある患者さんがいて自分は大事な仕事をしているんだ!という自覚がより湧いてきたのです。
現在私は、がんの試験を担当していますが、昔は治らない病として認識されていたがんも、今は治せる疾患のひとつになりつつあります。同様に難病と言われている疾患も、私たちの努力で「治せる病気」に一歩近づけるのではないか、その先にある患者さんの笑顔のために少しでも貢献することができたら、創薬研究者としてこれ以上の喜びはない、と思っています。
You can rely on us
Axceleadは、疾患モデルの作成、多層オミックス解析、PK/PD解析などのソリューションによってこれらの課題を解決することで、医薬品開発の成功確率向上を支援します。
オミックス解析は、生体内の状態を分子レベルで網羅的に定量化することにより、生体メカニズムを解明することができる手法です。Axceleadは、トランスクリプトミクス、プロテオミクス、メタボロミクス、リピドミクスなどのオミックス解析を実施するプラットフォームを有しており、バイオマーカーの探索から検証まで、全てのプロセスを実施することが可能です。これまでの医薬品開発の経験をもとに、試験デザイン、オミックスデータの解釈、仮説構築をサポートします
「Axceleadに聞いてみた」シリーズ:
創薬の成功を左右する出発点「創薬標的探索」のエキスパートに聞いてみた
概要:
創薬研究における標的分子の選定は、その後の創薬の成功率に大きな影響を与える重要なディシジョンポイントです。
Axceleadでは、蓄積されたノウハウや、オミックス解析やバイオインフォマティクスなどの基盤技術を駆使してお客様のニーズに合わせた創薬標的探索のソリューションを提供しています。
今回は、製薬企業での豊富な創薬研究経験を持つ3人のエキスパートが、創薬標的探索上の課題に挑みます。
新しい作用機序の化合物探索を実現するAxceleadのフェノティピックスクリーニング
概要:
フェノティピックスクリーニングは疾患モデル細胞に対する薬効(表現型変化)を指標に化合物をスクリーニングする手法であり、近年標的分子の枯渇やiPS細胞などの新規技術の進歩を背景に、その有用性が見直されています。フェノティピックスクリーニングを活用することで、新規の作用メカニズムを有する薬剤の発見も期待できます。本セミナーではアクセリードがご提供するフェノティピックスクリーニングのプラットフォームについてご紹介いたします。
細胞・遺伝子治療製品の開発と製造を自動化・品質評価で支援
株式会社日立製作所(以下、日立)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(以下、Axcelead DDP)は、12月16日から細胞製造プロセス開発支援サービスを提供開始します。本サービスは、iPS細胞などの細胞を培養可能な日立の細胞自動培養装置「iACE2(アイエースツー)」と、Axcelead DDPが創薬研究で培った技術やノウハウを生かし、培養装置で製造する細胞の安定性や同等性といった品質評価、最適な培養装置の設定など自動培養プロセスの提案を行うもので、細胞・遺伝子治療製品の開発・製造販売を行う企業や研究機関での細胞製造プロセス開発を支援します。
日立とAxcelead DDPを中核企業とするアクセリード株式会社は次世代バイオ医薬品の早期創出に貢献するソリューションの共同開発に取り組んでおり*、本サービスは具体的なプロジェクトの一つです。
* 2021年4月7日 ニュースリリース「日立とアクセリードが次世代バイオ医薬品の早期創出に貢献するソリューションの共同開発に合意」https://www.axcelead-hd.com/?p=178
<背景>
近年、細胞・遺伝子治療の実用化が現実のものとなり、製薬会社などによる細胞の大規模な商用製造が始まりつつあります。細胞の製造をスケールアップ・効率化して商用化するには、細胞自動培養装置などによる自動化・機械化が必須です。しかし、細胞は原料や細胞培養プロセスなどの変動により、その品質に影響を受けやすく、単純に装置を導入しても、手作業などにより小規模で培養していた細胞の品質を再現することが困難という技術的課題があります。
<細胞製造プロセス開発支援サービスの概要>
細胞製造プロセス開発支援サービスは、細胞・遺伝子治療製品に使用する細胞の商用製造に向けた培養のスケールアップや商用製造でのさらなる品質向上に向けて、細胞自動培養装置の導入・変更を検討している企業・研究機関に提供します。お客さまが希望する特定の細胞の培養・評価依頼を受け、日立が自社の細胞自動培養装置で培養試験を行い、Axcelead DDPが同社の細胞評価プロトコルやお客さまの指定する評価項目などに基づき、細胞の品質を評価します。日立は、Axcelead DDPの評価結果をもとに、細胞自動培養装置の制御システムの設定や培養の容器・培地などから、安定性・同等性を確保した細胞を自動製造できるパラメータを見つけ出し、装置を使用した最適な培養プロセスを提案します。また、細胞培養だけでなく、品質評価などを含む細胞製造プロセス開発提案、培養した細胞を使った動物による長期有効性試験、治験や上市を見据えた非臨床開発戦略立案やデータの取得・解析、治験届や薬事承認申請などについても2社が共同でサポートします。
本サービスにより、お客さまが製品を開発する際の期間・コストの短縮や製造の最適化を支援します。
細胞製造プロセスの自動化や工業化に強みを持つ日立と、細胞・遺伝子治療用製品の研究開発支援による細胞の品質評価に強みを持つAxcelead DDPが共同で細胞製造プロセス開発支援サービスを提供することで、細胞・遺伝子治療の普及に貢献し、人々のQoL(Quality of Life)の向上に寄与することをめざします。
■お問い合わせ先
株式会社日立製作所 ライフ事業統括本部 ヘルスケア事業部 分析システム本部 [担当:友添]
〒110-0015 東京都台東区東上野二丁目16番1号 上野イーストタワー
お問い合わせフォーム:https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/life/jp/general/form.jsp?UM_QNo=5
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 セールス・マーケティング
〒251-0012 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
電話:080-7005-5100
E-mail:info@axcelead.com
臨床試験に入る前の薬剤の安全性評価を担当しています。人で重篤な毒性が発現することのない様に、前臨床段階で複数の動物種を用いて、レギュレーションに則った試験を実施しています。動物試験で毒性が発現した場合に、人への外挿性を考察し必要に応じて毒性機序解明の試験を実施した結果、薬剤開発のステップを一段上げることが出来た時、やりがいを感じます。
そもそも、研究者に興味をもったのは小児喘息で減感作療法のために定期的に通院していた時です。院内薬局の薬を調合しているのを見て「楽しそう」と感じ薬剤師という仕事に興味が湧き、小学校の卒業文集にも「薬剤師になりたい」と書きました。その後、大学の研究室で実験を始めてからは、これまで学生でやってきた「先生が準備したものがその通りになるかならないか」とは違って、「結果が分からないことに対して自分で計画して組み立てる」実験をすることが楽しくなり、病院へ薬剤師の実習にも行きましたが、実験を続ける方に心惹かれ研究者の道を選択しました。
Axeleadへ転籍し、約4年で2度お客様のパートナーとして目標達成をお手伝いできたことに喜びを感じています。とあるベンチャー企業様の2つの化合物のうち1つは臨床試験へ、もう1つは別の会社へライセンスアウトするための毒性試験を担当させていただきました。正直、締め切りがタイトで大変なこともありましたが、望む期限までにお客様が求める成果を達成したところとても喜んで頂け、かつ約4年で2度も関われたことがとても貴重な経験となりました。
Axeleadに転籍してから、お客様の薬剤開発が目標地点に到達して、大変喜んで頂く機会を得ることが出来ました。以前の職場では、「患者様のために」仕事をしていましたが、現在は「患者様とお客様のために」仕事をしており、誰のために仕事をするかと言う対象が身近になり、よりやりがいを感じています。
大学生の頃からスキーを続けています。学生時代、冬は信州の同じ民宿で毎年居候をし、朝と夕方は宿の手伝いをして、昼は滑っていました。民宿のご飯は美味く「痩せさせてしまっては申し訳ないから」と毎日たくさん、料理を出して頂いた結果、スキーをして体を動かしていたにも関わらず夏と冬の体重の差が激しかったです。(笑)当時、私も料理をお手伝いしていたので今でもたまに当時の味を思い出して作っています。
あれから30年以上経ち今はもう民宿は辞められましたが、未だにお歳暮やお中元のやり取りをしています。世の中が落ち着いて行けるようになると嬉しいです。
安全性を評価する上で、開発のgo/no goを決断しなくてはならない場面があります。場合によっては、お客様の薬剤開発のリスクをお伝えしなくてならない場合もあります。将来的な事故を防ぐためにも判断をしっかりとしていきたいと思っています。
2022年1月19日(水) 12:00-12:30
ペプチド医薬品開発に関するガイドラインが存在しないことから、ICHM3ガイダンスあるいはICHS6ガイダンスを始めとする各種ガイダンスを参考にして、各種毒性試験の必要性がケースバイケースで判断されている。AMEDペプチド研究班でこれまで議論してきた天然及び非天然型ペプチド医薬品(次世代型中分子ペプチド医薬品)の非臨床安全性評価のポイントを紹介したい。
福井 英夫 コンサルティング シニアコンサルタント
薬学博士、米国(ABT)及び日本(JSOT)毒性学会認定トキシコロジスト
武田薬品薬剤安全性研究所で新薬の安全性評価を中心に約30年間研究してきました。グローバル武田における消化器病領域治療薬等の非臨床安全性評価リードとして、様々な毒性課題の解決や当局対応、導入候補化合物のデューデリジェンスなどを経験。2021年7月にハイブリッド開催(神戸国際会議場+web)された日本毒性学会学術年会で年会長を務めました。
2022年1月25日(火) 12:00-12:30
薬効試験や安全性評価で作製した組織サンプル、その後有効活用できていますか?
ある条件下では、タンパク質や遺伝子の可視化はもちろん、染色後の画像解析、LMDを用いた局所の遺伝子発現解析、空間的トランスクリプトミクスによる網羅的遺伝子発現解析が可能です。さらにMultiplex IHCへの発展研究も視野に入ってきます。サンプルをすでに持っている方・これから取得する方、Axceleadと一緒に+αの有効活用について考えてみませんか?
横山孝太朗 統合トランスレーショナル研究・Integrated Pathology 主席研究員
埼玉大学大学院理工学研究科博士課程修了後、武田薬品工業へ入社。入社当初から初期課題検討を担う研究所に配属され、ペプチド性抗肥満薬の研究に従事。その後、免疫組織化学等の技術を活かしながら、再生医療研究へシフトし、「見て評価」する研究を継続。2017年にAxcelead Drug Discovery Partnersへ転籍し、病理部門をリード。現在も「見ること」に情熱を燃やしつつグループメンバーの強みを活かして新たな技術を取り入れ依頼者様の研究をサポートしている。
2021年11月1日オンライン掲載
https://doi.org/10.1038/s41598-021-00820-7
LDHB阻害薬のハイスループットスクリーニングを実施して、世界初のLDHB選択的阻害剤であるAXKO-0046を見出しました。また、AXKO-0046がLDHBに対して不拮抗的な阻害作用を示す非常にユニークな特性を持つ化合物であることを明らかにしました。さらに、AXKO-0046とLDHBタンパク質の複合体の結晶化およびX線構造解析に成功し、AXKO-0046が未知のアロステリック部位に結合していることを見出しました。
本研究では、基質および生成物の測定に、RapidFireハイスループット質量分析システムを用いました。RapidFireは固相抽出技術を応用した方法で、質量分析によって検出する次世代のラベルフリーアッセイシステムです。弊社では、複数のRapidFireシステムを保有しスクリーニング業務を実施しております。
RapidFire HT-MS, タンパク質X線結晶構造解析
(右)柴田早智雄 医薬探索研究 Discovery Biology 主任研究員
1989年武田薬品工業に入社。新規疾患関連遺伝子の探索や癌領域の創薬研究に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍後は化合物探索のスクリーニング業務に従事。
お客様へのメッセージ:新たな技術プラットフォームを構築し新薬開発に貢献します。また、新規化合物をスクリーニングすることで、お客様の良きパートナーでありたいと考えています。
(右)柴田早智雄 医薬探索研究 Discovery Biology 主任研究員
1989年武田薬品工業に入社。新規疾患関連遺伝子の探索や癌領域の創薬研究に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍後は化合物探索のスクリーニング業務に従事。
お客様へのメッセージ:新たな技術プラットフォームを構築し新薬開発に貢献します。また、新規化合物をスクリーニングすることで、お客様の良きパートナーでありたいと考えています。
(右)柴田早智雄 医薬探索研究 Discovery Biology 主任研究員
1989年武田薬品工業に入社。新規疾患関連遺伝子の探索や癌領域の創薬研究に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍後は化合物探索のスクリーニング業務に従事。
お客様へのメッセージ:新たな技術プラットフォームを構築し新薬開発に貢献します。また、新規化合物をスクリーニングすることで、お客様の良きパートナーでありたいと考えています。
(右)柴田早智雄 医薬探索研究 Discovery Biology 主任研究員
1989年武田薬品工業に入社。新規疾患関連遺伝子の探索や癌領域の創薬研究に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍後は化合物探索のスクリーニング業務に従事。
お客様へのメッセージ:新たな技術プラットフォームを構築し新薬開発に貢献します。また、新規化合物をスクリーニングすることで、お客様の良きパートナーでありたいと考えています。
平成29年度にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(以下「Axcelead DDP」)が採択された国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下「AMED」)「創薬支援推進事業 – 創薬シーズ実用化支援基盤整備事業-」の事後評価結果が公表されました。
本事業においてAxcelead DDPは「イノベーションエンジンユニット注」を推進し、新規薬剤開発を目指す24案件を研究支援いたしました。
Axcelead DDPは事後評価結果の中で、「大変優れている」の評価結果をいただき、“十分な創薬研究プラットフォームと、創薬研究の専門家を配した支援体制が構築されており、質の高い創薬支援が迅速に進められた点は高く評価できる。また、支援の過程で確認した課題について研究者に対し適切に説明し、以後の研究に有用となるコンサルテーションにつなげており、創薬前期ステージの探索研究や標的分子の検証等に関して十分な支援が行われた。*”とコメントいただきました。
今回の評価結果を受けAxcelead DDP代表取締役社長 池浦義典は、以下のように述べています。「Axcelead DDPが創設されて間もない頃に本事業の創薬支援推進ユニットとして採択されました。基礎研究から臨床応用研究への橋渡しを行う創薬エコシステムのハブとなることを設立当初からビジョンとして掲げていただけに、採択当時、従業員一同が歓喜したことを昨日のことのように思い出します。また、本事業において弊社の創薬研究者がビジョンに忠実にアカデミア研究者の皆様と伴走することで、このように素晴らしい評価をいただいたことを誇らしく思うとともに、今後もより質の高い創薬支援を実現する創薬プラットフォーム強化に取り組んでまいります。」
注)
イノベーションエンジンユニットについて:
“アカデミアの保有するシーズやコンセプトに対し、製薬企業にとって魅力的なデータセットを揃える創薬コンサルテーションの提供、必要なデータの取得及びデータ取得に必要なプロトコールや実施研究機関等の情報の提案を行う。これらの支援により、あらゆる創薬ステージにあるプロジェクトに貢献することで、高い付加価値を有する創薬研究を通じた製薬企業への橋渡しが実現される。これにより、効率的な創薬エコシステムの稼働及び革新的医薬品の創出が実現されることを目指す**”とされています。
研究開発概要や研究開発成果についての詳細は、AMED公式サイトをご参照ください。
創薬支援推進事業・創薬シーズ実用化支援基盤整備事業事後評価結果(平成29年度採択課題)
https://www.amed.go.jp/program/list/11/02/001_01-04_r3jigo.html
【引用】
*創薬支援推進事業・創薬シーズ実用化支援基盤整備事業 事後評価結果
https://www.amed.go.jp/content/000088345.pdf
**日本医療研究開発機構 創薬支援推進事業・創薬シーズ実用化支援基盤整備事業事後評価報告書https://www.amed.go.jp/content/000088338.pdf
【お問い合せ先】
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社
セールス・マーケティング
住所:神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
電話:080-7005-5100
E-mail: info@axcelead.com
Reliable identification of cardiac cunduction abnormalities in drug discovery using automated patch clamp II: Best practices for Nav1.5 peak current in a high throughput screening enviroment
Maria Giustina Rotordam1, Alison Obergrussberger1, Nina Brinkwirth1, Kiyoshi Takasuna2, Nadine Becker1, András Horváth1, Hatsue Furukawa2, Yuka Hasegawa2, Takayuki Oka3, Niels Fertig1, Sonja Stoelzle-Feix1
1 Nanion Technologies GmbH, Germany,
2 Axcelead Drug Discovery Partners, Inc., Japan,
3 Nanion Technologies Japan K.K., Japan
Published: September 6, 2021
Science Direct へ
AutoPtach Clamp system を用いた心臓イオンチャネル assay は薬剤誘発性催不整脈作用回避のための必須試験となって久しいが、実験条件・手法は未だ様々で標準化されていない。昨年我々は、世界をリードするNanion社の SyncroPatch systemを用い、hERG assay についてGloval standard assay を目指した様々な基礎検討を行い、その結果をNanion社と共同投稿した (DOI: 10.1016/j.vascn.2020.106884)。今回、その第2弾としてNav1.5 チャネルアッセイについて基礎的共同研究をNANIONと展開し、Axcelead ユニークな Frozen cells と CiPA …
2021年12月7日(火) 12:00-12:30
放射性同位体(RI)標識体を用いた動態評価についてどんなイメージをお持ちでしょうか?
申請に必要な試験?後回し可能な試験?等々定型的試験といったイメージをお持ちではないでしょうか?
実はRI標識体を用いた動態評価は使い方次第で創薬課題を解決する強力なツールになるんです。本セミナーではResatorvidでみられた動態の種差についてRI標識体を使ってメカニズム解析した例を紹介いたします。
竹内 敏之 非臨床開発 主席研究員
1995年 金沢大学大学院薬学研究科修了後、武田薬品工業株式会社薬物動態研究所入社。専門はRI標識体を用いたin vivo動態および薬物トランスポーター評価。薬物トランスポーター研究にて学位を取得後、アメリカのUniversity of California, San Franciscoにて、博士研究員として薬物トランスポーター研究に従事。前職において多くのIND及びNDAプログラムについて非臨床動態パートをリード。2017年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners株式会社薬物動態部門主席研究員を務め、2020年4月より現職。
2021年12月16日(木)12:00 – 12:30
創薬研究における創薬標的のバリデーションは、プロジェクトの進め方や価値、および創薬の成功率に大きな影響を与える重要なディシジョンポイントです。
バリデーションには、ツール(標的細胞、阻害薬など)が重要ですが、Axceleadでは、ツール化合物をはじめ多くのバリデーションに欠かせないツールが充実しており、さらにはこれらを駆使した蓄積されたノウハウがあり、創薬研究に重要な創薬標的探索のソリューションを提供しています。
今回は、製薬企業での豊富な創薬研究経験を持つ2人のエキスパートが、創薬標的のバリデーションの課題に挑みます。
※本イベントは、視聴者の皆様から事前募集した創薬研究に関する質問に回答する形で進めさせていただきます。是非、皆様のご意見をお聞かせください。
創薬標的のバリデーションにおいて解決すべき課題を幅広く募集いたします。
課題のレベルは問いません。どの領域の方からのご質問も幅広く受け付けます。
戎野 幸彦 統合トランスレーショナル研究 シニアダイレクター
2005年大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了後、Oklahoma Medical Research Foundationに留学。 関西医科大学、武田薬品工業株式会社、大塚製薬株式会社を経て、2020年9月より現職。
株式会社イクスフォレストセラピューティクス(本社:京都府京都市上京区、代表取締役社長CEO:樫田俊一、以下、xFOREST)、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下、Axcelead DDP)および協和キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮本 昌志、以下、協和キリン)はRNA構造を標的とした複数の医薬品を創出する共同研究契約を締結いたしました。
Axcelead DDPと協和キリンは2020年10月に新規創薬技術基盤を用いた革新的低分子医薬品創出に関する共同研究契約を締結し、協業を開始しました。この度の三社間の契約のもと、xFORESTはAxcelead DDPと協和キリンの共同研究のうちRNA構造標的創薬に関する研究に参画し、独自の大規模同時並列解析プラットフォーム群「FOREST technologies」を提供することで、RNA構造を標的とする革新的な低分子創薬研究を推進します。
xFORESTは、研究開発の進捗に応じたマイルストン、ならびに医薬品の創出に成功した場合には売上に応じたロイヤルティを、それぞれ協和キリンより受け取る権利を有します。協和キリンはこの協業で見出されたRNA構造を標的とする低分子化合物を独占的に研究開発および販売する権利を有します。
xFORESTの代表取締役社長CEO 樫田俊一は、「イクスフォレストセラピューティクスは、高効率・体系的なRNA標的創薬の実現を目指し、独自技術・FOREST technologiesの開発を日々推進してまいりました。この度、協和キリンとAxcelead DDPとともにRNA標的創薬研究を開始し、新たな挑戦をスタートさせていただけることに感謝し、この共同研究を通じて一日でも早く患者様へ新薬をお届けできるよう、邁進してまいります。」と述べています。
Axcelead DDPの代表取締役社長 池浦義典は、「2020年に協和キリンと共同研究契約を締結して以来、低分子医薬品の新たな時代を切り拓く基盤技術を開発すべく両社で邁進して参りました。この協業の一角にxFORESTが新たに加わることで、世界に類を見ない新規RNA標的低分子創薬のプラットフォームの構築が期待されることに胸の高鳴りを感じています。また、製薬企業で培った低分子創薬に関する弊社の経験や技術を新技術の開発に活用できることを、大変嬉しく思います。」と述べています。
協和キリンの執行役員、研究開発本部長 鳥居義史は、「この度、xFOREST、Axcelead DDPとの三社による共同研究が開始できることを大変嬉しく思っています。xFORESTの独自のプラットフォームがAxcelead DDPが有する低分子創薬の幅広い技術・経験や当社の革新的な創薬技術と融合することで、革新的低分子医薬品の創出がさらに推し進められることに大いに期待を寄せています。両社と緊密に協業し、アンメットメディカルニーズを満たす新規医薬品の研究開発に邁進いたします。」と述べています。
■本件に関するお問い合わせ先。
【株式会社イクスフォレストセラピューティクス】
住所:京都府京都市上京区御車道通清和院口上ル東側梶井町448番5
電話: 075-708-8440
E-mail:info@xforestx.com
URL: https://www.xforestx.com/jp
【Axcelead Drug Discovery Partners株式会社】
セールス・マーケティング
住所: 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
電話: 080-7005-5100
E-mail:info@axcelead.com
URL: https://www.axcelead.com
【協和キリン株式会社】
コーポレートコミュニケーション部
住所: 東京都千代田区大手町一丁目9番2号
電話: 03-5205-7205
E-mail:media@kyowakirin.com
URL: …
in vitro toxグループで初期毒性評価を担当しています。研究者になったきっかけは「人の役に立ちたい!」という想いからです。医療に興味があり臨床検査技師の資格を取得し、製薬会社へ入社しました。Axceleadに転籍後は業務内容が大きく変わった(in vivo からin vitro 業務へ)こともあり、初めて体験することばかりで戸惑うこともありますが、グループの仲間とともに切磋琢磨しつつ、日々気を引き締めながら初期毒性評価を担当しています。
メインの仕事はオートパッチクランプ装置を用いた電気生理学的手法による心毒性(QTリスク)評価と再生医療製品の造腫瘍性評価です。条件設定にこだわった3チャネル(hERG, Cav1.2, Nav1.5)のマルチイオンチャネルアッセイをして完成させることができた時の達成感はひとしおでした。
この電気生理のアッセイは安定した電流測定を継続させることが難しいので、毎週の定期アッセイを遅延することなく結果報告していく仕組みを作り上げていくことに苦労しました。初期の毒性評価は、一度に大量のデータを裁く責務があります。少量であればさほど難しくないアッセイでも、成功確率を上げ一度に多くの化合物を評価しなければならないため、どのようなアッセイ系を立ち上げるべきなのか意識しながら多くの条件を探り合わせるのは困難な工程でした。
現在では多くのお客様にご利用いただいており、我々が立ち上げた試験で皆様の創薬研究のお手伝いができることに、やりがいを感じています。
AxceleadのhERG current アッセイの魅力に迫る! ~心機能毒性評価のベストパートナーを目指して~
以前から屋外で植物を育てることが好きでしたが、コロナ禍で「部屋にも緑が欲しい!」と思い最近ではウンベラータ、セローム、アイビーなど観葉植物や多肉植物にはまっています。つい水をやりすぎてしまって根腐れを起こしてしまいトラブルも多いのですが、植物があると部屋が立体的にみえ、いろいろな角度から「素敵だな」と植物をよく眺めています。世話をすることが好きなので、リラックス、リフレッシュができていますね。
あと、お菓子作りも大好きでシフォンケーキやチーズケーキ、ティラミスなど作っていましたが、今のマイブームは植物なのでしばらくお休みしています。植物熱が納まってきたらまた作り始めるかもしれません。コロナ禍ですっかりインドア派になってしまいました・・・。
武田薬品に入社当時は2年間継続して動物に投薬/観察を行うがん原性試験を担当しており、薬が出来上がるまで莫大な期間とコストがかかることをその当時実感しました。現在の業務では、お客様の沢山の早期化合物を取り扱っており、“上手く・早く・安く”をモットーに日々データを提供しています。研究開発初期の段階で高速なスクリーニングで高品質なデータを提供することにより毒性プロファイルが明らになり、リスク回避することがとても重要であると考えています。
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead DDP」)は、国立研究開発法人国立がん研究センター東病院(所在地:千葉県柏市、病院長:大津 敦、以下「東病院」)が主導する産学連携全国がんゲノムスクリーニング「SCRUM-Japan」第四期プロジェクト「MONSTAR-SCREEN-2」を支援する共同研究機関として参画することをお知らせいたします。
MONSTAR-SCREEN-2では、腫瘍組織から抽出した DNA/RNAを用いて、全エクソーム解析、全トランスクリプトーム解析等のマルチオミクスアッセイを行い、さらに、免疫組織染色(IHC)を行い、臨床検体におけるタンパク質発現・局在を評価することで、がん細胞のみならず、腫瘍免疫微小環境を構成する様々な細胞やマーカーを含めた網羅的な解析を行います。今回の研究において、Axcelead DDPはこれまでに培った自社の創薬プラットフォームを活かし、マルチプレックスIHCの手法を用いて、質の高い蛍光多重免疫染色を実施し染色画像データを取得します。Axcelead DDPは本共同研究を通じて、複雑な腫瘍組織を組織学的に解明することで、マルチオミックス解析との複合的な理解に貢献します。
MONSTAR-SCREEN-2 プロジェクト代表者/東病院 消化菅内科長の吉野 孝之 氏からは「優れた技術力と豊富な研究経験に基づいた創薬ソリューションを提供するAxcelead DDPに、本プロジェクトにおけるがん細胞とそれを取り巻く腫瘍免疫微小環境の解明の一翼を担ってもらいます。Axcelead DDPによってもたらされる創薬ソリューションが、本プロジェクトから創出される新しい治療薬開発の推進に大きく貢献すると確信しています」 とコメントをいただいています。
Axcelead DDPの代表取締役社長 池浦義典は「当社のミッションは、製薬業界での研究を通じて蓄積した技術とノウハウ、膨大な量の創薬データに基づいて、創薬プレーヤーのベストパートナーとして革新的な医薬品の発見に貢献することです。今回、「MONSTAR-SCREEN-2」を支援する共同研究機関として参画し、弊社のVISION2025である創薬エコシステムのハブとして、がんの病態解明、そしてがんに苦しむ患者様に治療薬を一日も早くお届けすることに貢献できることを嬉しく思います。」と述べています。
Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を承継して設立された国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要とされるスクリーニング、化学、薬理・生物、薬物動態、安全性の研究機能が一拠点に集約され、最先端の研究基盤やオリジナルな化合物ライブラリを有し、さらには膨大な過去の創薬研究データも活用して医薬品候補化合物を創製することができます。こうした強みを活かし、探索研究から臨床開発に至る過程で直面する様々な課題に対するソリューションを提供します。
*1 第四期SCRUM-JapanならびにMONSTAR-SCREEN-2の詳細については国立がん研究センターWebサイト(2021年6月30日プレスリリース)をご覧ください。
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2021/0630/index.html
【お問い合せ先】
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社
セールス・マーケティング
住所:神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
電話:080-7005-5100
E-mail: info@axcelead.com
Visium HDについても受託サービスご提供を開始しております。ぜひお問合せ下さい 。
病理組織切片をサンプルとして網羅的な遺伝子発現情報を得ることで、組織や細胞の位置/形態情報を伴った遺伝子発現データを可視化し、様々な観点から解析できる技術です。Axceleadでは10x Genomics社のVisiumキットを用いてサービスをご提供致します。解析に用いるサンプルはヒト及びマウス*の未固定新鮮凍結あるいはFFPEブロックが利用可能です。Visium解析の活用場面はトランスレーショナル研究、ターゲット探索/検証、MOA解析、病態解明など様々です。
バイオマーカー探索への活用
*場合によってはその他の動物種も解析可能ですのでご相談下さい
Visium解析に必要となる病理ならびにバイオインフォマティクスを中心とした知識技術と、その連携による提案力です。お客様の様々なご相談に対し、蓄積してきた経験と実績を活かしながら試験デザイン、研究立案の部分も含めたご提案をさせて頂いております。弊社サービスの特長上、困難な課題が持ち込まれることが多いですが、解決に導くためお客様と密に連携しながら研究を進めます。
お客様の声をぜひご覧ください。
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead社」)は、2021年10月1日より創薬研究におけるハイスループットスクリーニング (HTS) 業務およびハイスループットADME (薬物動態)・TOX (安全性)試験(HT-ADMET)などの創薬プラットフォーム機能について、国内大手製薬企業 (以下「当該製薬企業」)との包括的な業務移管契約に基づき、機能強化して業務を開始したことをお知らせします。
Axcelead 社は、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承し、独立して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬を志す様々なプレイヤーの皆様に対して、最先端の創薬プラットフォームを活用して創薬研究の推進を図るとともに、創薬研究の過程で生じる様々な課題に対する解決策を提供することで、効率的な創薬研究に貢献することを目指しています。
昨今においては、製薬産業を取り巻く環境変化がますます加速しており、国内外の製薬企業は様々な形でのオープンイノベーションに取り組んでいます。今回、当該製薬企業の特定の創薬プラットフォーム機能とAxcelead社の創薬ノウハウを効果的に活用することを目的に、包括的業務移管契約を締結しました。今回の契約では、従来からの創薬研究の単発的なアウトソーシングを超えた包括的な業務移管契約となり、国内では数少ない創薬研究の水平分業モデルの実現となります。
今回の機能強化により、HTS 業務においては、Axcelead社が利用可能な150万の化合物ライブラリも活用して、医薬品のシーズ探索を継続的に効率よく行い、更にはHT-ADMET試験においては、化合物の物性・薬物動態・安全性にかかわる様々なプロファイルを迅速に測定することで、効率的なパイプライン創出を目指す多くのお客様に満足いただけるサービスを提供いたします。
今後も、Axcelead社はオープンイノベーションプラットフォームの構築を通じての創薬分野の総合的なソリューションプロバイダーとなり、サイエンスのみならず様々な課題解決を実践していくことで、創薬に取り組む皆様方のベストパートナーを目指してまいります。
【お問い合せ先】
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社
セールス・マーケティング
住所:神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
電話:080-7005-5100
E-mail: info@axcelead.com
腫瘍細胞における体細胞変異のプロファイルは、発症メカニズムを明らかにし薬剤の有効性や安全性を高めるために重要な情報となっています。Axceleadにご依頼いただければターゲット領域を特異的に増幅したNGS解析を実施することで、ごく少量のゲノムDNAから多検体の体細胞変異を効率よく検出することが可能です。
弊社のカスタムパネル解析をご利用いただければ、多検体の体細胞変異を効率よく検出することが可能です。全エキソン解析(WES)などノンバイアスに体細胞変異を検出する方法は探索的な研究では有効ですが、膨大なノイズを含む出力から疾患に関連する変異を見出すことは決して容易ではありません。また、解析するゲノムの範囲が膨大になるため、少ないカバレッジであってもトータルのリード数が多く必要となり費用面で高額になります。
疾患パスウェイに関連するゲノム領域に最初から絞ることにより、効率の良いデータ取得・解釈が可能となります。また、弊社のカスタムパネル解析では、PCRを用いて増幅するため、少量のゲノムDNAからでも解析することができます。
お客様から頂いた試験計画を元にカスタムパネルのデザインから、データ解析までワンストップで対応可能です。是非ご相談ください。
代謝物の構造解析、低分子および中分子化合物の生体試料定量分析をコア業務として、さらに薬物動態のコアメンバーとして様々なプロジェクトへ参画しています。高校生の頃から生命現象が化学物質の作用として論理的に説明できる化学に興味を持ちその延長で大学へ進学、そこで配属された研究室が発がん物質の研究をしておりがんに関わる薬などを作りたいと思い始めました。薬を出すのは大変だと学生ながらに知識としてありましたが、だからこそそれにチャレンジしたい!と思い、製薬会社へ入社を決めました。
LC/MS分析法の構築では上手くいかないことの連続ですが、その原因を推察して、仮説を立て、実証しての繰り返しの中から納得のいくものが作り出せたとき、充実感・達成感を感じます。
25年くらい前、合成部門にいた頃の話ですが、生物活性が10-7程度のケモタイプを4人で「活性向上しよう!」と試行錯誤したことがあります。芳しい結果がなかなか出ず、もうこのプロジェクトは打ち切りかもしれない、、、という時、たまたま自分の作った化合物の活性が100倍向上したんです!それを目にした時の感動と達成感を今でも覚えていますし、合成研究の醍醐味を味わったように思います。上手くいかない時、視野が狭くなりがちで目的からズレてしまうこともあるので『目的は何か』常に立ち返ることを意識し、上手くいかないのは失敗ではなく気づきを得ることができたと前向きに捉え、それが最終的に成功に繋がると信じて取り組んでいます。今は薬物動態部門で2匹目のドジョウを狙って日々新しいことにトライをしたいと思っています。
今はコロナ禍ということもあり、単身寮で昨年5月から自炊を始め今も続いています。作れるようになったのは「これ作って」と家族に言われ指導してもらったおかげかも知れません。材料から買ってきて皮に包んで焼き餃子なんかも作ったりします。夕食で作ったものを翌日の昼食としてお弁当を持参しています。フライパン1つでできる料理を日々開発中です。
はるか昔の若い頃、せっかく製薬会社に入社したのだから、製品(薬)を一つでも出したい!と面接で言ったことがありました。それから30年以上を経てもまだ実現できていませんが、何らかの形で少しでも患者さんのためになるものを創り出すことに貢献したいです。
ヒトでのオフターゲット毒性リスクの低い配列を選択するため、ヒト細胞株を用いた網羅的な遺伝子発現解析を行います。
オフターゲット遺伝子が認められた場合、当該遺伝子の毒性情報調査を行いリスク評価をサポートいたします。
臨床での安全性情報が知られている核酸医薬品を参考データとして、お客様の核酸医薬品候補の遺伝子発現データを解析することで、
ヒトでの毒性リスクの低い候補品の選択に貢献します。
【臨床での安全性情報が知られているASOのオフターゲット毒性評価実例】
日本核酸医薬学会第6回年会にて発表
『Evaluation of the extrapolation about the off-target effects of antisense oligonucleotides from in vitro to human』
核酸創薬で注意すべき血液系・免疫系への影響や肝・腎毒性等を評価することにより、毒性リスクの低い核酸医薬品候補を選択します。
Axceleadではこれまでの豊富な創薬経験を活かし、各種毒性プロファイルについて、どのタイミングで・どの種類の毒性試験を実施すべきか、戦略面からご提案します。
また、in vitro・in vivo試験共に、下記のような多様な評価系を有しておりますが、お客様とご相談しながら、目的に応じたオリジナルな評価系も構築いたします。
Axceleadでは、遺伝子導入(mRNA, siRNA, DNA etc)のための Lipid nano particle (LNP)を用いた評価をサポートいたします。
薬効が不十分な場合に、標的組織の細胞までの送達が十分でないことが原因の一つとして考えられます。
Axceleadでは、様々な手法を組み合わせて動態上の課題を解析し、ボトルネックとなる工程を見出します。
まず、得られた動態結果 (PK解析)とPD解析結果から、送達が十分か否かを考察します。更に、薬理試験における投与レジュメのご提案も可能です。
病態モデル動物を用いた薬効評価
細胞内動態評価 細胞内動態評価 細胞内動態評価 細胞内動態評価 血漿/臓器中濃度評価 保有機器(LC/MS) 細胞内動態評価
最新の機器を用いて迅速に血漿中、臓器中濃度を評価
・ Orbitrap Exploris 120
(ThermoScientific)
探索段階のデータを基に書面評価を実施し、お客様の目的(IND申請等)に応じた毒性試験GLPパッケージをご提案いたします。100品目以上のIND等の経験を有する専門家が、試験全体のマネジメントに加え、安全域の解釈や毒性課題の解決までサポートいたします。
非臨床安全性評価をトータルサポート
各種 Cell line やhiPS細胞由来分化細胞を用いた様々なヒト細胞 (病態モデル)を準備して、多様な表現型解析を行い、お客様の核酸医薬品候補の選択に貢献します。
経験したスクリーニングや化合物評価技術を応用することで、お客様とご相談しながら、目的に応じたオリジナルな細胞評価系も構築いたします。
臨床外挿性の高い病態モデル動物において医薬品候補の薬効評価 (PD/薬効)を行い、臨床試験に向けたデータをご提供いたします。
お客様とご相談しながら、これまでの豊富な創薬の経験を活かして、必要最小限の試験デザインのご提案から薬効評価の実施まで対応いたします。
2021年11月2日(火)12:00-12:30
日本初の創薬ソリューションプロバイダー、Axcelead Drug Discovery Partnersをご存知でしょうか?
私たちAxceleadは、創薬プレーヤーのパートナー”Partnership Research Organization(PRO)”として、創薬研究上の課題に対して最適なソリューションをご提案し、お客様と共に考え、ディスカッションすることで、創薬イノベーションの創出を目指しています。
2017年7月の設立以来、バイオベンチャー、製薬企業、アカデミアの研究者や、製薬業界への参入を目指す異業種の研究者など、多くのプレイヤーの皆様と創薬研究を進めてきました。
本セミナーでは、創薬ベンチャーのシーズを磨き、バリューアップさせるために私たちがご提供できるソリューション、導出をサポートした実例、商談から契約までの流れやビジネスモデルなど、Axceleadを活用いただくためのHow toについてご紹介いたします。
勝山良輔 セールス&マーケティング セールス
2001年 京都大学大学院薬学研究科博士課程修了後、武田薬品工業株式会社に入社。がんの標的探索評価研究、抗体医薬研究、中枢疾患創薬研究、免疫疾患創薬研究等に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社設立時に武田薬品から転籍。統合生物 主任研究員を経て、2019年8月より現職。薬学博士
臨床で診断や予後予測に使用されているバイオマーカーの測定や、新規のバイオマーカー探索/検証、
臨床への橋渡しにより、医薬品開発の成功確率向上に貢献します!
■腎機能=糸球体濾過量(GFR)測定
CKDの診断に腎機能評価として重要な指標であるGFRをマウス、ラットにて測定することが可能です。
■尿中・血中・腎臓中バイオマーカー測定
薬効評価試験や病態モデル解析において、CKDやAKI患者の診断や予後予測で測定されている各種尿中・血中バイオマーカーを
測定します。
病態や薬剤の作用機序に応じたバイオマーカー測定を実施します。
2021年11月25日(木) 12:00-12:30
放射性同位体(RI)標識体を用いた動態評価についてどんなイメージをお持ちでしょうか?
申請に必要な試験?後回し可能な試験?等々定型的試験といったイメージをお持ちではないでしょうか?
実はRI標識体を用いた動態評価は使い方次第で創薬課題を解決する強力なツールになるんです。本セミナーではRI標識体を使って開発課題を解決した例を紹介いたします。
小亀 暁史 非臨床開発 主任研究員
1997年 岐阜薬科大学大学院修士課程修了後、武田薬品工業株式会社入社。専門はRI標識体を用いたin vivo 動態評価およびPK(/PD)解析等のファーマコメトリクス。LAP&P(オランダのLeiden大学に本拠を置くファーマコメトリクスのコンサルティング会社)にて、PK/PDモデリングを習得後、医薬品開発におけるファーマコメトリクスの応用に関する研究にて学位を取得。前職において15年に渡り多くのIND、NDAプログラムについて非臨床動態パートを担当した。また、非臨床PK/PDモデリングによる創薬支援を行ってきた。2017年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners(株)薬物動態部門主任研究員を務め現在に至る。
2021年11月11日(木) 12:00-12:30
腎臓は糸球体、尿細管などからなる複雑な臓器で尿生成を含む多様な機能を有しています。腎疾患には多様な病態があり悪化すると透析、腎移植に移行しますが、基礎疾患を対象とした現状の治療はこの流れを止めるに至っていません。また、腎疾患治療薬の開発には有効予測可能なバイオマーカーの欠如を含む課題があります。弊社ではそのような課題に対し、1. 豊富な腎疾患モデル動物、2. 臨床応用可能なバイオマーカーの測定・探索、3. 組織/細胞レベルでの腎病理・発現解析 を中心に、薬効薬理試験から臨床開発への橋渡しまで腎疾患治療薬の開発をサポートします。本セミナーでは、想定される事例を挙げ、上記サービスをどのようにお客様の研究にお役立ていただけるかをご紹介いたします。
階上健太郎 統合トランスレーショナル研究 主任研究員
工学修士。2009年東北大学大学院工学研究科修了後、武田薬品工業に入社。様々な疾患領域の遺伝子改変マウス、ラットの作出、および解析業務に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社設立時に武田薬品から転籍。統合生物 主任研究員を経て、2020年4月より現職。
フローケミストリーとは
創薬研究への応用
応用事例1: フラッシュケミストリー
応用事例2: 光反応
よくあるご質問
原料、試薬類の2種類以上の異なる溶液を微細流路に流し、温度や滞留時間(反応時間)をコントロールしながら化学合成を行う技術
【リアクターの特徴】
・リアクターの比表面積が大きく熱拡散が早い ⇒ 反応温度のコントロールが容易
・Mixer 間の長さ、流速で反応時間が決まる ⇒ 反応時間のコントロールが容易
・反応系内から生成物が随時流出される ⇒ 生成物の過剰反応を抑制し、収率が向上
・反応系が閉鎖系 ⇒ 高温、高圧下での反応や危険試薬・高活性物質の使用が可能
・送液量を増やすことでスケールアップが可能 ⇒ 小スペースでのスケールアップ合成が可能
腎臓は機能の異なる多種多様な細胞により構成されている複雑な臓器で、多彩な機能を有しています。高血圧などの腎疾患のリスクとなる基礎疾患に対する治療薬は充足してきていますが、有効性予測可能な信頼できるバイオマーカーが乏しいなどの理由により、腎臓を直接狙った治療薬の開発は途上であり、透析導入への流れを止めるに至っておりません。弊社では、創薬ターゲットの探索/同定から、薬効薬理試験、さらには、臨床バイオマーカーの探索や臨床開発への橋渡しまで腎疾患治療薬の開発をサポートします。
患者サンプルや病態モデルサンプルを用いた網羅的遺伝子発現解析により、創薬ターゲット候補を同定します
創薬ターゲット候補に対する市販化合物/抗体等を用いて、病態モデル動物での薬効を検証します
創薬ターゲット候補分子の遺伝子欠損マウスを作製して腎機能不全や腎線維化を誘導し、改善/増悪効果を検証します
CRISPR/Cas9を用いた遺伝子改変動物作出と創薬研究へのインパクト
業界最大級、高品質な化合物ライブラリーと種々のハイスループットスクリーニング技術を駆使し、広範なターゲットに対し高品質なヒット化合物を提供します
HTS(High-Throughput Screening)
腎臓は機能の異なる多種多様な細胞により構成されている複雑な臓器で、多彩な機能を有しています。高血圧などの腎疾患のリスクとなる基礎疾患に対する治療薬は充足してきていますが、有効性予測可能な信頼できるバイオマーカーが乏しいなどの理由により、腎臓を直接狙った治療薬の開発は途上であり、透析導入への流れを止めるに至っておりません。弊社では、創薬ターゲットの探索/同定から、薬効薬理試験、さらには、臨床バイオマーカーの探索や臨床開発への橋渡しまで腎疾患治療薬の開発をサポートします。
2021年10月28日(木)12:00 – 12:30
心循環器毒性は、今や新薬開発フェーズのいずれの段階においても肝毒性を抜いて No.1 の Safety Issue となっており、心循環器毒性の種類は多岐に亘っている。QT リスク評価については S7B 改訂案でほぼ理想的な姿になると思われるが、NavLate 遮断作用を併有する薬剤や Trafficking 阻害作用などを併有する薬剤群の QT リスク評価は未だ完全なものではない。また 低分子創薬から抗体・核酸医薬など高分子創薬に Modality がシフトするなかで、それらの循環器毒性の評価方法にも種々の工夫が必要となってきている。本セミナーでは、ICH S7B/E14 Q&A の発出・改訂を踏まえた心循環器リスク評価の Best Practice と残る課題に焦点をあてて、心循環器のスクリーニング戦略や評価法を紹介する。
高砂浄 統合トランスレーショナル研究 主席研究員
1983年金沢大学薬学部薬学研究科修了後、第一製薬株式会社、第一三共株式会社、第一三共RDノバーレにて in vivo 安全性薬理、及び in vitro 安全性研究に従事。 2019年3月より現職。 (Integrated & Translational Research 主席研究員。薬学博士) CSAHi (Consortium for Safety …
高砂浄 統合トランスレーショナル研究 主席研究員
1983年金沢大学薬学部薬学研究科修了後、第一製薬株式会社、第一三共株式会社、第一三共RDノバーレにて in vivo 安全性薬理、及び in vitro 安全性研究に従事。 2019年3月より現職。 (Integrated & Translational Research 主席研究員。薬学博士) CSAHi (Consortium for Safety …
高砂浄 統合トランスレーショナル研究 主席研究員
1983年金沢大学薬学部薬学研究科修了後、第一製薬株式会社、第一三共株式会社、第一三共RDノバーレにて in vivo 安全性薬理、及び in vitro 安全性研究に従事。 2019年3月より現職。 (Integrated & Translational Research 主席研究員。薬学博士) CSAHi (Consortium for Safety …
2021年10月21日(木)12:00 – 12:30
ICH S10で規定されている光毒性評価フロー(光化学的特性評価、in vitro 光毒性評価、in vivo光毒性評価)を紹介し、弊社保有の試験系、効率化のための取り組み及び光毒性試験に対する戦略を紹介いたします。
山﨑誠司 統合トランスレーショナル研究 主任研究員
修士(薬学)。1998年大阪大学大学院薬学研究科博士前期課程を修了し、武田薬品工業株式会社入社。探索物性・HT-ADME研究を担当し、評価系構築や開発候補化合物の最適化に携わる。
2017年7月にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。引き続き探索物性・HT-ADME研究を担当しながら、ITツール構築にも携わっている。推しはPerfumeと川崎フロンターレ。
2021年10月14日(木)12:00 – 12:30
IND用GLP試験に入る前に、可能な限り早い段階で、毒性のプロファイルを把握し、的確な開発候補化合物を選択することは、医薬品開発の成功の鍵になっています。そこで、本セミナーでは、IND用GLP試験実施前に実施すべき有用な探索毒性試験、予備/用量設定毒性試験やそのスクリーニング戦略について、in vivo 試験を中心に弊社での実例を交えて紹介します。
古川義之 非臨床開発 安全性評価G 主任研究員
1999年東京農工大学農学部獣医学科終了後、獣医師免許取得。武田薬品工業株式会社にて一般毒性試験、がん原性試験、安全性薬理試験等に従事。主に循環器毒性研究及びその評価系構築に携わる。2005年毒性学会認定トキシコロジスト(DJSOT)取得。2017年Axecelead Drug Dixcovery Partners, Incに転籍。2018年Diplomate of American Board of Toxicology (DABT)取得。
Axceleadは、2017年に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォームを継承して事業を開始した、日本発の創薬ソリューションプロバイダーです。
製薬企業で長年培った豊富な技術や知識、経験を基に医薬品探索研究から臨床開発への橋渡しプロセスまで、お客様のニーズに合わせたソリューションを提供しています。
◆Axceleadのご紹介
約4分半でAxceleadをご紹介いたします。
まずは、私たちが何者なのかをご確認ください。
◆空間的トランスクリプトミクスとは?
Axceleadで提供している「空間的トランスクリプトミクス」とは?
バイオインフォマティシャンの坂口が、概要をご紹介します。
2021年9月30日(木)12:00 – 12:30
心エコー法は心不全患者の診療において最も重要な検査法です。一方で、抗がん剤による心臓への副作用が近年大きな問題となっており、抗がん剤投与患者では心エコーによる心機能測定が実施され、各種ガイドラインも制定されています。さらに、一見心疾患とは無縁の疾患でも、心エコー測定が行われています。例えば、Duchenne型筋ジストロフィーでは、人工呼吸療法の進歩により呼吸不全による死亡は改善していますが、心不全による死亡の割合が増加し、心エコーによる測定が行われています。このように臨床では、様々な面から心エコー測定の需要が非常に高まっており、非臨床の現場でも臨床へのトランスレーションを考える上で、心エコー測定は必要不可欠となりつつあります。
臨床と比較して非臨床の現場では導入が遅れていた心エコー測定であるが、2020年に小動物の心エコー評価ガイドラインが提唱され計測技術の標準化が進み始めました。しかし、心エコーは撮像にコツを要し、複数の評価項目を総合的に判断する知識と経験が必要です。本セミナーでは、小動物専用Echo装置を用いた心機能評価結果について実例を示しながら解説します。また、3DEchoを用いた大動物の心機能評価法についても紹介し、臨床試験への橋渡しの可能性について議論します。
牧 敏之 統合トランスレーショナル研究 主任研究員
薬学博士。2002年東京薬科大学博士課程終了後、武田薬品工業に入社。高血圧、心不全、糖尿病、肥満などの創薬研究に従事し、小動物を用いた in vivo スクリーニング系構築や病態モデルを用いた有効性試験を担当。その後、大動物を用いた免疫抑制モデルや病態モデルを構築し再生医療等製品の評価に取り組んだ。現在は、主に小動物・大動物を用いた循環器領域の有効性評価を担当している。
2017年7月より Axcelead Drug Discovery Partners 統合生物主任研究員。2020年4月より現職。
(第48回日本毒性学会学術年会ランチョンセミナーL2-5の再講演です)
2021年8月20日(金)12:00 – 13:00
新薬開発のいずれのフェーズにおいても、心毒性は今や肝毒性を抜いて開発中止理由のNo.1 Safety issueとなっている。この薬剤誘発性の心毒性は、催不整脈、収縮機能不全および心筋細胞毒性の3つの観点から評価する必要性が提唱されているが、臨床成績を的確に予測しうる理想的な評価Platform/Surrogate markersは依然検証段階の域をでていない。
また、近年の革新的な医薬品の登場に伴う新たな心毒性の懸念やICHS7B/E14 の改訂など、医薬開発における心毒性のスクリーニング戦略や評価技術もそれらに合わせて最適化する必要がでてきている。特に、QT延長以外の原因による催不整脈、抗がん剤で代表される収縮機能不全や心筋細胞毒性さらには全身循環動態不全など、前臨床フェーズにおける心毒性の回避は益々重要となっている。
本セミナーでは、こうした状況を踏まえ、弊社が保有する実験技術(hiPS心筋細胞を用いたPlatforms、テレメトリー法による左室内圧測定及び心エコーによる心機能測定)を紹介し、また弊社が考える理想的な心毒性プロファイリング戦略について提案する。
(あいうえお順に記載)
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 統合トランスレーショナル研究 主席研究員 金子まなみ
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 統合トランスレーショナル研究 主席研究員 高砂浄
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 非臨床開発 主任研究員 古川義之
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 非臨床開発 主席研究員 宮﨑裕康
金子まなみ・統合トランスレーショナル研究 統合生物 主席研究員
1998年北海道大学獣医学部修了後、武田薬品工業株式会社にて循環器疾患、代謝疾患領域を中心に創薬研究に従事。2017年より現職。循環器領域や代謝疾患領域のMOA解析、ターゲットバリデーション、薬効薬理試験を担当。免疫抑制大動物モデルの構築とそれを用いた薬効薬理試験を担当。2018年6月に北海道大学獣医学部 獣医学博士号取得。
2021年8月25日(水)12:00 – 12:30
核酸医薬品は、これまで低分子医薬品や抗体医薬品では標的とすることが難しかった遺伝性疾患等に対する新しいモダリティとして注目されており、近年世界的に研究開発が活発化しています。創薬ソリューションプロバイダーであるAxceleadでは、これまで培ってきた豊富な経験と技術力を活かし、核酸医薬品研究におけるソリューションを提供いたします。本セミナーでは、核酸医薬品の創薬研究における課題とその解決を中心に紹介いたします。
吉田 唯真
統合トランスレーショナル研究 主任研究員
修士(環境科学)。日本環境変異原学会及び日本毒性学会会員。2013年静岡県立大学博士前期課程修了後、武田薬品工業入社。入社以来、主に候補化合物のin vitro毒性評価を担当し、2017年から核酸医薬品のin vitro安全性評価も担当。2017年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners株式会社 非臨床安全性研究 in vitro毒性 研究員。2018年10月より現職。
2021年8月3日(火)12:00 – 12:30
マイクロダイアリシス法は、創薬研究における強力なツールとなっています。
1970年代に開発されたマイクロダイアリシス法は、脳内の細胞外モノアミンなどの神経伝達物質を測定する方法として普及しました。現在では、中枢領域だけでなく、血液や末梢領域でも、さらには、病態関連ペプチドや、薬物濃度を測定するのためのツールとして幅広く使用されています。分析技術の発展により、複数種の同時測定や高感度分析が必要なバイオマーカーやセカンドメッセンジャーなどの変動をとらえることも可能となりました。
マイクロダイアリシス法と既存の評価系を組み合わせることで、創薬研究に新たな価値を見出すことができます。我々は、PK/PD/Efficacy 解析を活用して、ターゲット部位でのMOA 評価やPOM/POC 獲得にも応用しています。ここでは、マイクロダイアリシス法の実例や今後の展開についてご紹介します。
前田 千恵
統合トランスレーショナル研究 統合生物 中枢疾患領域 主任研究員
薬学修士、薬剤師。大阪薬科大学卒業後、岡山大学大学院自然科学研究科医療薬学修士課程を修了。2003年に武田薬品工業に入社。睡眠リズム障害、認知症、精神疾患、神経変性疾患など、多岐にわたる中枢疾患領域の治療薬創製のため、数多くのプロジェクトに従事。
2017年 Axcelead Drug Discovery Partners株式会社設立時に武田薬品から転籍し、現職。3歳と11歳の2児の母。
協力:湘南アイパーク 後援:一般財団法人 バイオインダストリー協会
2021年9月8日(水)16:00 – 17:30
オープンイノベーション(OI)を積極的に展開する企業と、ライフサイエンスエコシステム構築を目指す湘南アイパークからパネリストが登壇。
国内においても研究の効率化や外部の先端技術の活用を目的として、創薬研究にオープンイノベーション(OI)が活用されるようになって久しい。製薬企業はこぞって、ユニークな技術やシーズを持つアカデミアやバイオベンチャーとの連携を推進し、革新的な医薬品の創出を志してきた。一方、欧米は日本よりも大きく進んでいると言われており、強固な創薬エコシステムを背景に、特定の領域に特化した創薬ベンチャーが研究開発を進め、その成果を大手製薬会社が買収して世に出していくモデルが一般化している。
日本の創薬プレイヤーは、今後どのようにオープンイノベーションを展開していくべきか?今後も、日本から革新的な新薬を創出し続けるために、我々は今何に取り組めばいいのか?ライフサイエンスエコシステムの構築をミッションに掲げる湘南アイパーク。そのテナントの各業界代表者が本音をぶつけ合います。
業務提携を行っているFRONTEOの豊柴氏をお招きし、開催いたします。
2021年7月15日(木)12:00 – 12:30
創薬においてもDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性が高まり、「IT創薬」、「AI創薬」が積極的に進められています。そこでは、ITやAI(ドライ)を通して仮説を構築し、実際に試験(ウエット)を行って構築された仮説を効率的に検証する、仮説・検証サイクルを効率的にまわすことが非常に重要です。本セミナーでは、FRONTEOの自然言語処理AIとAxceleadの創薬プラットフォームを組み合わせた、ドライーウエット融合型のリポジショニング・疾患探索の取り組みについて紹介します。
豊柴 博義氏 株式会社FRONTEO ライフサイエンスAI事業部 CTO
博士(数学)早稲田大学大学院 理工学研究科数学専攻。理学博士(数学、2000年に博士号取得)課程中の1999年より九州大学医学部附属病院の医療情報部にて医療データの統計解析を担当する。2000年よりアメリカ国立環境健康科学研究所(NIEHS)において、データ解析による発がんプロセスの研究などに参加。2004年からは独立行政法人国立環境研究所にて、毒性データの統計解析・疫学研究のデザインとデータ解析の研究に従事。2006年に武田薬品工業に入社し、バイオインフォマティクス分野の研究員、グローバルデータサイエンス研究所・日本サイトバイオインフォマティクスヘッド、サイエンスフェローを歴任。また、臨床試験データにおける遺伝子発現データ解析やターゲット探索、さらに免疫と癌におけるバイオマーカー探索にも携わる。
2021年7月21日(水)12:00 – 12:30
中分子創薬は、低分子薬と抗体の分子特性を併せ持つモダリティとして注目されており、その中で「ペプチド創薬」は、それぞれの利点を最大に活かすことができるアプローチとして期待が高まっています。本セミナーでは、Axcelead Drug Discovery Partnersが有するペプチド創薬のプラットホームや、ペプチド創薬の課題解決法について紹介を行います。
医薬探索研究 主席研究員 寺尾嘉人
博士(工学)。2003年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員を経て、武田薬品工業株式会社に入社。創薬化学者として、新規化合物創出に従事。部門横断的な創薬プロジェクトをリード。2017年7月より現職。ペプチド、核酸、低分子を担当するMedicinal Chemistry&Modalityグループをリード。京都市出身
Axceleadが共同研究を進めている最先端技術をご紹介します。
2021年7月1日(木)12:00 – 12:30
ヒト由来細胞を用いた評価を、生体に近い環境で可能とする生体模倣デバイスMicrophysiological systemsは、外挿性の向上から近年非常に注目されている。BBB-on-a-chipは、中枢神経系を標的とした創薬において長年の課題である、探索段階でヒトにおける中枢移行を予測しうる評価系として期待される。本セミナーではiPS細胞とマイクロ流体デバイスによる三次元培養を駆使した最新の成果を紹介します。
黒澤俊樹先生 帝京大学 薬学部 薬物動態学研究室 助教
博士 (薬学)。薬剤師。2020年に帝京大学大学院薬学研究科を修了後、同薬学部助教に就任。学部の頃から出口芳春教授のもとで血液脳関門 (BBB) 研究を開始し、薬物の脳移行に影響するBBBの複雑かつ巧妙なシステムに興味を持つ。大学院博士論文のタイトルは「ヒトiPS細胞由来脳毛細血管内皮細胞のBBBモデルとしての有用性」。現在はヒト脳微小環境を模倣する3次元培養モデルの開発に精力を注いでいる。第41回生体膜と薬物の相互作用シンポジウムで優秀発表賞を受賞。BBB関連の論文数は7報である。
2021年6月24日(木)12:00 – 12:30
創薬研究における標的分子の選定は、その後の創薬の成功率に大きな影響を与える重要なディシジョンポイントです。
Axceleadでは、蓄積されたノウハウや、オミックス解析やバイオインフォマティクスなどの基盤技術を駆使してお客様のニーズに合わせた創薬標的探索のソリューションを提供しています。
今回は、製薬企業での豊富な創薬研究経験を持つ3人のエキスパートが、創薬標的探索上の課題に挑みます。
※本イベントは、視聴者の皆様から事前募集した創薬研究に関する質問に回答する形で進めさせていただきます。是非、皆様のご意見をお聞かせください。
創薬標的探索フェーズにおいて解決すべき課題を幅広く募集いたします。
課題のレベルは問いません。どの領域の方からのご質問も幅広く受け付けます。
医薬探索研究 主席研究員 尾野晃人
修士(工学)。大阪大学工学研究科修士課程修了後、武田薬品工業株式会社に入社。主に表現型スクリ―ニングを用いた医薬品探索研究に従事。2017年7月より、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社分子スクリーニング主任研究員。2019年8月より現職。大阪府堺市出身
2021年5月26日(水)12:00 – 12:30
Axceleadでは、創薬研究に必要なほぼ全ての機能がひとつ屋根の下に揃っています。
リード化合物創製/最適化フェーズにおいては、豊富な創薬経験を有するケミストと共に各機能の専門部隊が連携を図り、化合物の”デザイン、合成、評価、解析”サイクルをスピーディーにまわしながらプロジェクトを推進しています。
化合物の”デザイン、合成、評価、解析”サイクルを支えるAxceleadの専門部隊とは?
今回は、薬物動態の専門部隊代表 青山が、リード化合物創製/最適化における皆さまの疑問に答えまくります。
なお、回答者の青山は本番まで質問内容を知らされません。司会陣との本気の応戦をお楽しみください。
※本イベントは、視聴者の皆様から事前募集した創薬研究に関する質問に回答する形で進めさせていただきます。是非、皆様のご意見をお聞かせください。
質問の募集は終了しました。
今回は、以下の条件にて皆様からのご質問を募集いたします。
質問内容のレベルは問いません。
また、化学・薬物動態に限らず、どの領域の方からのご質問も幅広く受け付けます。
■ モダリティ:低分子
■ 創薬フェーズ:化合物創製/最適化
■ 領域:薬物動態
統合トランスレーショナル研究 主席研究員/HT-ADME Lead
青山和誠
修士(薬学、経営学)。2008年東北大学大学院薬学研究科医療薬科学専攻前期課程を修了し、武田薬品工業株式会社入社。創薬探索研究において薬物動態の見地から数十の創薬プロジェクト、開発候補化合物の最適化と選択を担当すると同時に新規 in vitro評価系の構築に携わる。
2017年7月にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社転籍後に引き続き創薬プロジェクト・探索動態をリードする傍ら、Axcelead労働組合の設立し、初代中央執行委員長を兼任。2020年1月にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社薬物動態分析主席研究員、2020年4月より現職。年間200超の案件を担当している。
統合トランスレーショナル研究 主席研究員/HT-ADME Lead
青山和誠
修士(薬学、経営学)。2008年東北大学大学院薬学研究科医療薬科学専攻前期課程を修了し、武田薬品工業株式会社入社。創薬探索研究において薬物動態の見地から数十の創薬プロジェクト、開発候補化合物の最適化と選択を担当すると同時に新規 in vitro評価系の構築に携わる。
2017年7月にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社転籍後に引き続き創薬プロジェクト・探索動態をリードする傍ら、Axcelead労働組合の設立し、初代中央執行委員長を兼任。2020年1月にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社薬物動態分析主席研究員、2020年4月より現職。年間200超の案件を担当している。
2021年4月21日(水)12:00 – 12:30
フェノティピックスクリーニングは疾患モデル細胞に対する薬効(表現型変化)を指標に化合物をスクリーニングする手法であり、近年標的分子の枯渇やiPS細胞などの新規技術の進歩を背景に、その有用性が見直されています。フェノティピックスクリーニングを活用することで、新規の作用メカニズムを有する薬剤の発見も期待できます。本セミナーではアクセリードがご提供するフェノティピックスクリーニングのプラットフォームについてご紹介いたします。
医薬探索研究 主席研究員 尾野晃人
修士(工学)。大阪大学工学研究科修士課程修了後、武田薬品工業株式会社に入社。主に表現型スクリ―ニングを用いた医薬品探索研究に従事。2017年7月より、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社分子スクリーニング主任研究員。2019年8月より現職。大阪府堺市出身
2回シリーズのイントロダクションとして、充分な血中暴露を確保するために化合物大量合成時に気を付けておくべきこと、毒性試験における充分な暴露とは幾らなのか、更に充分な暴露が得られなかった場合の対応事例について紹介します。
永井博文 (コンサルティング プリンシパルコンサルタント)
博士(獣医学)。1987年 山口大学大学院農学研究科獣医学専攻修了後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所入社。毒性及び薬効病理責任者を経て薬剤安全性研究所長及びグローバル武田におけるDrug Safety Research & Evaluation Headとして、Safety Board and First in Human Committee Member、 Occupational Exposure Limit Panel Memberも兼務。 2017年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners(株)非臨床安全性部門 ヘッドを務め、2020年4月より現職。
2021年3月4日 12:00〜12:30
現在Step 3 にあるICH ガイドライン E14/S7B Q&A 補遺から見える、QT/QTc 統合的リスク評価の今後の展望を中心に、低分子創薬における効率的な安全性スクリーニングと効果的な評価戦略について、Axceleadが展開する安全性ビジネスの概要と合わせてご紹介します。
非臨床開発 主席研究員 宮崎裕康。博士(獣医学)。獣医師。万有製薬(現:MSD)、Merck & Co., Inc.(米国)にて、安全性薬理試験や試験系の研究に従事。2018年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners(株)へ非臨床安全性研究 主席研究員として入社し、2020年4月より現職。
2021年3月18日 12:00〜12:30
創薬成功確率の向上のために、治療コンセプトが適している患者群の同定は重要です。この目的において、低侵襲的に採取可能なヒト体液を用いたオミックス解析は有用な手法と考えられています。一方で、臨床データは、被験者背景の多様性のため、大きな個人間変動を有することが知られており、その解決にはデータ数を増やすことが不可欠です。本セミナーでは、技術的に蓄積が困難と考えられていた臨床メタボロームデータの課題解決の可能性と、その応用例を紹介します。
統合トランスレーショナル研究 主席研究員 安藤智広
2009年東京大学大学院薬学部研究科修了後、
武田薬品工業株式会社にて、薬物動態研究および、バイオマーカ研究に従事した。2017年より現職。
Integrated & Translational Science、Omics、主席研究員、薬学博士。
…
2021年3月31日 12:00〜12:30
解析技術の進歩に伴い一つの実験で得られるデータ量は年々増大しています。Axceleadでは膨大で複雑な生物学データを解釈するために、種々のバイオインフォマティクス関連のサービスを提供し、お客様の課題を解決します。本セミナーでは、次世代シーケンサートランスクリプトーム解析(AmpliSeq 高感度アンプリコン解析、シングルセルRNA-seq)、公共データベースとの統合解析(エンリッチメント解析、パスウェイ解析)、MoA解析、ドラッグリポジショニングなど、多様なバイオインフォマティクス解析の事例を紹介します。
統合トランスレーショナル研究 主席研究員 三井彰
博士(理学)。1986年大阪大学大学院理学研究科博士前期課程修了後、味の素株式会社に入社。分子生物学・遺伝子発現解析・バイオインフォマティクス技術を駆使して、創薬標的探索、薬剤作用メカニズム解析、バイオマーカー探索などの研究に従事。特に遺伝子発現解析は、PCR、マイクロアレイ、サンガーシーケンサー、次世代シーケンサーの黎明期から現在まで技術の進歩を間近に感じながら研究を行ってきた。1996年から2年間、米国MITに留学(Pillip Sharp研究室)。2020年8月から現職。バイオインフォマティクスをリード