Axcelead社員インタビュー
#023

研究者から人事へキャリアチェンジ!
多角的に観る大切さ。

藤澤 美穂 HR ヘッド

人事へ転身、「新人なので分からない」は半年で卒業

人事部門の統括をしています。もともとは武田薬品に研究者として入社し楽しく研究に取り組んでいました。が、ある日突然、部門長に呼ばれ人事へ異動の打診をされ驚きましたし「私には向いていない!」と思いその場ではお断りしました。お断りした理由は2つあってひとつは人見知りでコミュニケーションをとるのが苦手だと感じていて、黙々と作業することが好きなので研究者を選択していたこと、もうひとつは研究も楽しくしていたからです。

ですが、お話を伺っているうちに人事の仕事にも魅力を感じてキャリアチェンジしました。「やる!」と決めてからは「新人なので分からない」は半年で卒業すると決めて業務に取り組みました。異動して苦労したのは『頭の使い方』です。研究者は仮説を説明した後に結果を伝えますが、人事では結論から話し、しかも相手が誰なのかを考慮して伝える必要があります。発表資料を作成する時など上司にかなり注意され、この回路が出来るまで非常に苦労しましたし、多角的に観ることの大切さを痛感しました。

一方で採用やキャリアチェンジで接した人がその後、活躍されている姿を拝見すると嬉しくて、研究者とは違う人事ならではの喜びを感じます。

新しい人事制度に込めた思い

「信頼関係・多様性・主体性」この3つを軸に、7月に人事制度を新しくしました。2年前から準備を進め、その中で一番大変だったのはこの「軸」を決めることでした。経営層を含めてディスカッションを繰り返し、固まるまで2,3ヵ月はかかりました!この3つのキーワードには、それぞれに想いが込められています。

「いけちゃんねる#45 :HRのヘッドに聞いてみた!」
Axcelead YouTubeチャンネルにて公開中!

『信頼関係』
クライアントから信頼を得ることが大切。そう在るには会社と従業員が信頼し合い対等の立場で切磋琢磨することで信頼関係が深まり、その良い影響がクライアントとの信頼が深まり互いのビジョンを叶えたい
『多様性』
様々な価値観を持った人と会社がうまく活かされる組織を目指しており、様々な意見がぶつかることでイノベーションが生まれ、そのイノベーションによってクライアントに新たな提案が生まれることで薬を生み出したい
『主体性』
過去こうだったから、ではなく柔軟にこれまで培ってきた経験、技術を活かしてチャレンジ出来る方、主体的に動いて行ける人に集まって欲しい!会社や制度を活用しどんどんチャレンジし、Axceleadを卒業後も活躍していけたら嬉しい

AxceleadはPRO(Partnership Research Organization)ですので制限はあるものの、社員が多様な働き方を選択できるように設計しています。具体的には、短時間勤務、短日数勤務、リモートワーク、あるいは副業の実施などです。Axceleadには研究だけでなく、どのようにビジネスに展開していけるかを考えチャレンジできる環境があり、働いている社員の志も高く会社の規模も丁度いいため連携も取りやすいと考えています。新しい人事制度もどんどん活用していただき、それぞれが自立して主体的にいろいろなことにチャレンジしていただきたいと思っていますし、それを人事として後押しすることができれば本当に嬉しいです。

頭も身体もスッキリ

ウォーキングを数年続けており、年々歩数が上がってきています。今は毎日平均17,000歩くらい歩いています。ウォーキング中の楽しみは、犬の散歩姿を見ること。毎日、何匹会えたか数えています。
「めんどくさいな」と思ったことはなくて逆にウォーキングしないと気持ちが悪いくらい習慣になっていて、先日尾瀬へ行った時も4万歩近く歩いてきました!歩くことで疲れがとれて、頭も身体もスッキリしてリフレッシュされます。

人事から支える

人事に異動した今でも「患者さんを救いたい!」という想いを持っています。もともと創薬研究者でしたので創薬研究の面白さ・難しさも経験してきました。この経験も活かしつつ研究者の願いを叶えて、研究の楽しさや醍醐味を味わって欲しいですし、バックオフィスから創薬研究を支えていきたいと考えています。

藤澤 美穂 HR ヘッド

大学院で生化学を学び、武田薬品工業(株)に入社。生化学、細胞生物学、薬理研究の経験を経て、人事にキャリアチェンジ。研究・製造・本社機能のHRビジネスパートナーを務める。2017年Axcelead Drug Discovery PartnersのHRヘッドに着任。諸制度の設計、組織開発、人事テクノロジーなどの変革をリード。