光毒性評価パッケージサービス

豊富な試験メニューと高い提案力により、
お客様の光毒性評価をサポートします!

  • 処方薬のおよそ半数近くは臨床光過敏症の副作用があると言われています。臨床での予期せぬ強い光毒性発現を避けるためにも、適切なタイミングでのリスク評価が大切です。
  • Axcelead では、経験豊富な研究者が化学構造や物理化学的特性等を踏まえながら、リスク・時間・コストの観点から最適な光毒性試験の組み合わせをご提案いたします。また、毒性課題が発生した際のコンサルティングもお任せください。

医薬品開発に最適化した光毒性試験メニューを用意、
お客様のニーズに合わせたサービスをご提供

光化学的特性
・紫外可視吸収スペクトル
化学的試験法による光反応性検査
・ROS(reactive oxygen species)アッセイ

In vitro 光毒性試験
・3T3ニュートラルレッド取り込み法(3T3 NRU PT)
In vivo光毒性試験
・マウス(ヘアレスマウス)
・ラット(SDラット、Long-Evansラット)

Axceleadの光毒性試験の特徴

光源には疑似太陽光照射装置を使用

  • 国内の多くの受託施設が光源としてUV照射装置を使用していますが、可視光線領域の光の暴露という点で不十分です。Axceleadでは自然太陽光と類似した光スペクトルを持つ、疑似太陽光照射装置を各試験に使用しています。特に、TK/MTDデータの追加所得が不要なSDラットを用いた腹部皮膚への疑似太陽光照射による光毒性試験を実施できるのは世界中でAxceleadのみです。
疑似太陽光照射装置
 SXL-3000V2
(セリック株式会社)

In vivo光毒性試験は、複数の動物種に対応可能

  • 定番のヘアレスマウスだけなく、SDラットやLong-Evansラットにも対応可能です。
  • 経験豊富な研究者が、お客様の目的に応じて最適なモデルをご提案します。

ケモタイプ特性に合わせた 最適な光毒性試験の組み合わせをご提供します

非臨床開発計画や課題解決についても ぜひAxceleadへご相談ください

探索段階のデータを​基に書面評価を実施し、お客様の目的(IND申請等)に応じた​毒性試験GLPパッケージをご提案します。100品目以上のIND等の経験を有する専門家が、試験全体のマネジメントに加え、毒性課題の解決までサポートします。

関連サービスのご紹介
navigate_next 非臨床安全性評価パッケージサービス
navigate_next 非臨床開発コンサルティングサービス

試験紹介

紫外可視吸収スペクトル測定

メタノール及び pH7.4 リン酸緩衝液(メタノール含有)中での紫外可視吸収スペクトルを測定し、モル吸光係数 (Molecular extinction coefficient: MEC)を算出します。
MECが1000 Lmol-1cm-1を上回らなければ、光毒性ポテンシャルは極めて低いと考えられます。

  • 必要化合物量:スクリーニング法 1 mg, 標準法* 5 mg
  • 期間 : 化合物受領後1週間以内に結果報告
  • キャパシティ : 10化合物/週

※標準法では、上記溶媒で溶解しない場合、溶媒または濃度を変更して溶解する条件を探索します

ここがポイント
純度測定の生データを用いて290-500 nmのスペクトルを提供することも可能です。単価はUV-Vis試験(標準法)の1/50程度となります。

ROS (Reactive oxygen species) アッセイ

光照射で誘発される活性酸素種(Singlet oxygenとSuper oxide anion)の発生を、各種ROS反応性化合物を用いて検出する光反応性試験です。
必要化合物量: 10 mM DMSO溶液 100 μLまたは粉末1 mg

  • 試験期間 : 化合物受領後2週間以内に結果報告
  • キャパシティ : 14化合物/週
  • その他 : ROSアッセイは難溶性の化合物は評価が出来ないため、溶解性の先行評価を推奨しています。

ここがポイント
キャパシティが比較的大きく、3T3 NRU試験に比べて安価です

in vitro 光毒性試験3T3 ニュートラルレッド取り込み法 (3T3 NRU PT)

生細胞のニュートラルレッド取り込みを指標として(Neutral Red Uptake)、光照射下及び非照射下で化学物質に曝露したBalb/c 3T3細胞の生存率を測定し、生存率の相対的な減少から光毒性指標を算出し、化合物の光毒性誘発能を評価します。

in vivo 光毒性試験

被験物質を単回投与後、最大曝露時間(Tmax)付近で麻酔下に光照射を行い、皮膚症状の観察により光毒性を評価します。

  • 投与量: MTD付近
  • 光照射: Tmax付近で0.5 MED (minimal erythema dose)
    1 MED=無処置の動物に皮膚反応がみられる最小照射量
  • 対応動物種: ヘアレスマウス、SDラット、Long-Evansラット

※In vivo試験は動物室改装のため2022年夏から再開予定です

ここがポイント
お客様の目的に応じて最適なモデルをご提案します。