多層オミックス解析による
臨床応用可能なバイオマーカー探索

少量のサンプルからユニークな多層オミックス解析により、
多角的なバイオマーカー探索を実現します。

バイオマーカー探索の現状と提案
創薬研究フェーズにおいて、薬効・薬理・安全性等の指標となるバイオマーカーは、化合物最適化を強力に促進します。さらに、臨床開発フェーズにおける正確かつ迅速な意思決断にも必須です。これら創薬に不可欠なバイオマーカーを、核酸、タンパク質、リン酸化タンパク質、脂質および代謝物の網羅的解析手法である、多層オミックス解析により探索します。多層オミックス解析は、従来手法である単一または少数の標的分析は勿論、単層オミックス解析に比べても、より効率的かつ多角的に実施することが可能です。バイオマーカーの可能性が存在するにも拘わらず、研究プラットフォームの確保の困難さから、限られたオミックス層でのみバイオマーカー探索が行われている現状を、我々は打ち破ります。

何故Axceleadのバイオマーカー探索なのか
Axceleadは、長年、創薬研究において磨かれてきたトランスクリプトミクス、プロテオミクス、リン酸化プロテオミクス、リピドミクスおよびメタボロミクスによる独自のバイオマーカー探索技術を有しています。さらに、このマーカー探索技術は、少量サンプルから多くの情報を得るための最適化・データ再現性の担保を、何よりも重視して構築しております。この結果、創薬研究において、重要な生物学的経路を多角的に、高い信頼性で、バイオマーカーをご提案する事が可能です。さらに、臨床研究の様な多検体解析、ノンターゲット解析等、様々なご要望にも対応することが可能です。

あるオミックス階層のみに着目して解析を行った結果バイオマーカーが見つからなくても、異なるオミックス階層にも着目して解析を行えば、バイオマーカーを見出す可能性があります。

臨床サンプル等の少量サンプルの解析に最適化された
網羅的分析プラットフォームにより、バイオマーカーを探索します。

多検体、多群からなる検体を解析対象としてバイオマーカーを探索します。

試験#1と試験#2のデータは、たとえMSのデータであったとしても、基準サンプル#1を介したブリッジングにより統合して解析することが可能です。つまりは、このような手法を用いることで、複数試験の測定結果の統合や多検体を解析対象とした大規模なバイオマーカー探索をお引き受けすることが出来ます。

 多群からなる検体の多変量解析も可能です。また、単一分子のバイオマーカーのみならず、複数分子からなるバイオマーカーも探索可能です。

空間的トランスクリプトミクス、ゲノミクス・プロテオミクス統合解析、
非標的型リピドーム解析、スルフィドミクス等のユニークな解析技術により、
独自の切り口でバイオマーカーを探索します。

図. 空間的トランスクリプトミクスによる解析結果の一例(マウス腎臓)
本技術により、病理標本の上に発現情報を加味させることができます。病理変化に応答した発現変動を調べることにより、病理変化に密接に紐づいたバイオマーカーを探索することが出来ます。

図. ノンカノニカルなタンパク質に着目したタンパク質同定
スプライシング異常により生じる可能性があるエキソンの境界部分のアミノ酸配列を、全ての読み枠で作成し、カノニカルな配列と併せたデータベースを作成することができます。このように、ノンカノニカルなタンパク質に着目してバイオマーカーを探索します。

図. メタボローム解析結果の未知シグナルに隠されたバイオマーカーの一例
メタボローム解析により検出された未知シグナルには、バイオマーカーが隠されている可能性があり、未知シグナルを含めたバイオマーカー探索をお引き受けすることが出来ます。

図. イオウ代謝物分析概要
Persulfideなど一部のイオウ代謝物は従来のメタボローム解析では検出できません。一方、Axceleadでは、イオウ代謝物分析によるバイオマーカー探索をお引き受けすることが出来ます。