臨床開発に向けて
‐ちょっと待って、 非臨床薬物動態・安全性の落とし穴

-創薬ベンチャー企業、起業を考えているアカデミアの皆様へ-

優れた研究成果やシーズを医薬品にするためには、薬効のみならず薬物動態や安全性の評価が必須になります。
非臨床試験段階において、どのような評価が求められるのか?ピットフォールはどこに存在しているのか?実際に製薬企業で数々のプロジェクトを経験した薬物動態・安全性のエキスパートが語ります。

【開催日時】 2023年3月1日(水) 16:00-17:30
【開催形式】 Zoom ウェビナー 
【このイベントでご紹介するソリューション】 薬物動態・安全性評価

 ―タイムテーブル―

16:00 -16:10『イントロダクション』
16:10 -16:50『治験を目指すベンチャー企業が非臨床安全性試験で見落としていること』
応用レギュラトリーサイエンス コンサルティング シニアコンサルタント 福井英夫

臨床試験開始を目標にされているベンチャー企業の多数の案件から、共通した課題を紹介します。
1. 開発化合物のキラークライテリアを重要視しなかったため、開発がストップして治験が開始できなかった事例
2. 簡略化できる試験を知らなかったため、必要以上の試験を実施し、多額の研究費を無駄にしている事例
16:50 -17:00『小噺』
17:00 -17:30『その化合物に臨床開発候補としてのお墨付きを、特に薬物動態評価から。』
 統合トランスレーショナル研究 シニアディレクター 天野信之

臨床試験開始を目指して選ばれし化合物の成功確率が高いに越したことはありません。そのためには、いつ、何を評価しておくとよいのか、ご紹介します(基礎的なお話になります)。

登壇者のご紹介:

伊井雅幸
CSO
薬学博士。1990年 京都大学薬学研究科博士後期課程卒業後、同年武田薬品工業株式会社 化学研究所入社。The Scripps Research Institute, Immunology 留学後、Takeda Global Research & Development Inc.勤務、武田薬品工業 海外研究統括室 主席部員、同 炎症疾患創薬ユニット ヘッドを経て、2017年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners 統合生物 ヘッド。2022年4月より現職。

福井英夫
応用レギュラトリーサイエンス シニアコンサルタント
1989年 名古屋大学大学院生命農学研究科栄養生化学専攻修了後、武田薬品工業株式会社入社。京都大学薬学博士。米国(ABT)及び日本(JSOT)毒性学会認定トキシコロジスト。グローバル武田における消化器病領域治療薬等の非臨床安全性評価リードとして、様々な毒性課題の解決や当局対応、導入候補化合物のデューデリジェンスなどを経験。2021年に開催された第48回日本毒性学会学術年会(神戸)年会長も務める

天野 信之
統合トランスレーショナル研究 シニアディレクター
1989年 名古屋大学大学院生命農学研究科栄養生化学専攻修了後、武田薬品工業株式会社入社。代謝疾患領域およびビタミン研究の後、National Institutes of Health。武田薬品帰任後、探索段階の薬物動態評価・PK/PD/Eを主導し、150超の創薬プロジェクトを担当。2017年7月より現職。