Axcelead社員インタビュー
#022

研究者からセールへ転身、お客様とAxcelead研究者の「想い」を大切にした橋渡しを

前田 千恵 カスタマーイノベーション推進 セールス

研究者からセールへ転身

カスタマーイノベーション推進部でセールスを担当しています。もともと研究者として中枢疾患薬理の研究に18年ほど従事していましたが、昨年、チャンスがありセールスへで異動しました。
武田薬品からAxceleadへの移籍時は、会社設立のためにできることからやろう!と、これまで経験を積み上げてきた中枢疾患の研究で貢献しました。ですが、研究者としてお客様と対話する機会はそれほど多くなく、「お客様と対話をしながら、Axceleadの研究者との橋渡しをしたい!」という想いが強くなりました。セールスであれば、お客様と直接対話できる機会も多いのでは?と考えていた時、チャンスが巡ってきました。

そもそもAxceleadへの転籍を決意したきっかけに東日本大震災があります。創薬という使命を果たすために研究に没頭してきましたが、育児休暇中に震災があり、仕事復帰を目前にして、自身が世の中に貢献できることについて考えさせられました。「人と対話をしながら何か新しいことにチャレンジできないか・・・」と模索し続け研究をしていた時、Axcelead設立の話が舞い込みました。様々な創薬プレイヤーと一緒に研究ができるという魅力と、Axceleadが創薬エコシステムのハブになるという方向性に共感し、転籍を即決しました。研究者を経てセールスへのキャリアチェンジにより、より自身の目指したいところが明確になったような気がします。

セールス担当としてお客様と対話をする中で、お客様が様々な課題を抱えながら解決法を模索されていたり、限られた資源の中で最善の方法で取り組んでいらっしゃる姿勢に、創薬への熱い想いを肌で感じることが多くあります。私は、Axceleadのサービスを通して、一端でもお手伝いをできることにやりがいを感じますし、いろいろなご相談を頂けることが嬉しいです。

変わらぬ想い

Axceleadのプレゼンテーションの最後を飾る「共に手を取り 創薬を通して 希望ある未来を創りたい」というメッセージがあります。実は、Axcelead創立後、初めてBioJapanという展示会に出展する際、私が考えました。創薬のステップの中で、シーズを探したり、どうやったら薬として世に出るかをディスカッションしたり、解決法を実行したり、お客様とAxceleadがチームとなり創薬を推進したいという想いがあります。そういった想いをギュッと濃縮し、写真撮影をしたメンバーの想いも表したスライドです。これを見るたび、初心に立ち戻ることができ、今でもその想いは変わっていません。

想いのあるものを応援したい!

作り手の想いやストーリーのあるものを応援したい!という気持ちがあり、そこに価値を見出せたものを選ぶようにしています。子どもが生まれた時に体に良い物を!と思い、ネットで探した農家さんが丹精込めてつくった無農薬野菜を購入するようになりました。持続可能な農業を実践し、資源の節約や環境保護に対する考え方に共感し、直接会いに行って、気が付けば農家さんとは10年以上のお付き合い。田植え、餅つき、枝豆や大豆の収穫、山に入って落ち葉拾い、味噌づくりなどの農業体験にも参加していて、自然に触れることの楽しさを実感しています。その体験で作ったお米、大豆を使って、毎年自家製味噌を作っています。人と人との想いを繋ぎ合わせたものを頂くと、言葉や数字では表せないほどの豊かさを感じます。

頼ってもらえるような存在になるために

何かあったら「前田さんに訊いてみよう!」と、人として頼ってもらえるような存在になることが目標です。そのような存在になるには、お客様お一人お一人とのコミュニケーションを通じて、課題やニーズを把握することが第一歩です。「お客様が必要としていることは?ゴールは何か?」という視点に立ち、Axceleadらしいご提案ができることを目指しています。日々のセールス業務でも試行錯誤することがたくさんありますが、Axceleadには沢山の経験豊富なスペシャリストがいることはとても心強いです。スペシャリストが集まったチームは、新たなソリューションやアイデアを生み出し、試行錯誤する中で「化学反応」が起こる楽しみがあります。私は、お客様の想いと、Axceleadのチームの想いと、大切に橋渡しして、垣根を超えたチームが「化学反応」を起こしてゴールを達成することをお手伝いしたいと思います。

前田 千恵 カスタマーイノベーション推進 セールス

薬学修士、薬剤師。大阪薬科大学卒業後、岡山大学大学院自然科学研究科医療薬学修士課程を修了。2003年に武田薬品工業に入社。睡眠リズム障害、認知症、精神疾患、神経変性疾患など、多岐にわたる中枢疾患領域の治療薬創製のため、数多くのプロジェクトに従事。2017年 Axcelead Drug Discovery Partners株式会社設立時に武田薬品から転籍し、中枢疾患薬理を担当。2021年9月より、現職。4歳と12歳の2児の母。