Axcelead社員インタビュー
#020

一人ひとりが出来ることで助け合い、
患者様へ薬を届ける

段林 健太 統合トランスレーショナル研究 研究員

人との関わりで見えた目指す先

血液検査をメインとした臨床検査業務に携わっています。新卒で武田薬品に入社した際に安全性部門に配属され、主にラットやイヌ、サルで行われる毒性試験での業務を実施していました。Axceleadに転籍してからは毒性試験に加え、薬効試験などのサンプルや臨床サンプルを扱うことが増え、また、関わる人が社内から社外の方に代わり良い緊張感を感じながら日々奮闘しています。

創薬の道に進むきっかけとなった出来事が二つあります。
ひとつは大学進学の時、「その大学を選択する理由はなに?」「大学に行くのは、その先にやりたいことがあるからでしょう?」と親に聞かれたのですが、正直将来のことを考えていなかったので“はっ”としました。

母親が看護師をしていたこともあり医療について聞いたり調べたりしていくうちに「医療の道へ進んで患者さんやその家族が豊かな生活を送れるように自分も役立ちたい」と思うようになり、臨床検査技師を目指して進路を決めました。ロボットやガンダムが好きでそれらを開発する博士にあこがれて「博士になってロボットを創れば人の役に立ってみんなに喜んでもらえる!」と夢見ていた小学生の頃の想いに通じるものがあったかもしれません。
2つ目は就職活動の際、大学の先生から企業に就職する道もあると言われたことです。自分の中では臨床検査技師=病院で働くというイメージを強く持っていたため他の選択肢が見えていなかったので、衝撃を受けたと同時に、「企業で創薬研究に関わることでより多くの人の役に立てるのでは!?」と思い立ち、ご縁あって武田薬品へ就職することになりました。

データが教えてくれた自分の長所

検査データはピペットの使い方ひとつで変わってしまいます。ある時、他の方の作業でばらつきが出ていたデータが自分の測定ではばらつかず一定しているのを目の当たりにし、正確性の求められる検査業務は自分の天職では?と気が付かされました。子供のころから几帳面だと周りから言われることが多く、家の中は毎日掃除し整理整頓されていないと気が済みません。そういった性格がピペット捌きや手順確認の徹底など自然と意識することにつながっているのかもしれません。

車×自然を掛け合わせた新たな楽しみ

昨年くらいからデイキャンプをするようになりました。 もともと車が好きでオフ会に参加したとき、キャンプをしている人が多く影響を受け、自然が好きなのもあってハマりました。BBQやのんびりコーヒーを飲みながら季節ごとの雰囲気を楽しんでいます。本格的なキャンプを始めるのはハードルが高いですが、デイキャンプだったら手軽に始められるのでお勧めです。

みんなで話し合い、助け合いながら

昔から一人で何かに打ち込むよりもみんなで話し合い、助け合いながらそれぞれの能力を結集させチームで成し遂げていくことに楽しさや喜びを感じます。今もそれは変わらず、世界中の患者様により良い薬を一日でも早くお届けできるよう、お客様と一緒に創薬研究をしていきたいと思っています。

段林 健太 統合トランスレーショナル研究 研究員

2010年武田薬品工業株式会社に入社。安全性部門で臨床検査業務に従事。2017年Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。