2023年9月11日

統合トランスレーショナル研究部門 小林研究員が日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会のシンポジウムにて講演を行います

9月25日からの5日間、グランシップ(静岡県静岡市)で開催される日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会のシンポジウムにて、弊社研究員・小林が講演を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非講演をご覧ください。

【学会概要】
日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会(2023年9月25~29日 グランシップ(静岡県静岡市))

【講演内容】
シンポジウム32 薬物代謝・毒性予測、病態診断のためのバイオマーカーの活用
「薬物動態研究、バイオマーカー研究への空間的トランスクリプトミクスの活用事例と展望 Applications and Perspectives of Spatial Transcriptomics to Pharmacokinetic and Biomarker Research」
日時:9月29日(金) 13:45 ~ 14:15 プログラム
演者:小林 亮介(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)

【発表概要】
空間的トランスクリプトミクスは近年、複雑に構成される組織を対象として、細胞レベルまで分解されたデータを位置情報と共に得て、遺伝子発現の観点から理解を深める解析として注目を集めています。ADDPでは10x Visiumプラットフォームを用いた受託サービスを提供しておりますが、今回の発表ではその経験実績から、どのような課題が解決できるのか、類似技術や同時に活用可能な技術の特徴、今後の展望などについて概説します。また活用事例として、Antisense oligonucleotidesの組織内分布と、関連するターゲット遺伝子の転写ノックダウン評価についてもご紹介する予定です。

小林 亮介 統合トランスレーショナル研究
博士(獣医学)。認定毒性病理学専門家、認定獣医病理学専門家、認定トキシコロジスト。
2019年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社入社。安全性評価、薬効評価に関連する病理組織評価や、空間的トランスクリプトミクス研究を担当。様々な組織/細胞に精通した病理専門家として創薬研究をサポートしている。