アルポート症候群モデルマウスにおけるエクソンスキッピングに関する研究論文がScientific Reportsに掲載されました

Podocyte specific exon skipping after disease onset improves kidney pathology and function in a mouse model of Alport syndrome

Published Date : November 25, 2025
詳細はこちらから

論文の概要:
Alport症候群は、遺伝子変異により進行性の腎不全を引き起こす難治性疾患です。本研究はエクソンスキッピング療法の有効性の検証を目的とし、患者由来の変異を導入したAlportモデルマウスに対し、Cre-loxPシステムを用いて、遺伝子工学的にエクソンスキッピングを施しました。本マウスは慢性腎疾患と類似した病態を形成しますが、タモキシフェン誘導型のポドサイト特異的なエクソン21スキッピングにより、発症前後のいずれのタイミングでもIV型コラーゲンα5鎖の発現が回復し、腎機能や組織病態が改善されました。特に、蛋白尿出現後の治療でも糸球体障害の進行抑制が確認され、進行期においても治療効果が期待できる可能性を示しました。本成果は、アルポート症候群をはじめとする単一遺伝子疾患に対するエクソンスキッピング療法の開発に向けた重要な一歩となると考えています。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axceleadでは、創薬研究を支援するための遺伝子改変動物作製から薬効・病理評価までをワンストップで提供します。疾患モデル動物の精密な設計から作製、遺伝子改変の確認までを一貫して対応し、研究目的に応じた柔軟なサポートが可能です。さらに、薬効・安全性評価に不可欠な病理解析では、病理専門家による高品質な組織学的評価を実施しています。疾患モデル動物を活用した機能解析や治療効果検証など、創薬における複雑な課題解決を強力にサポートします。疾患モデル構築や薬効評価でお困りであれば、ぜひ当社にご相談ください。

関連サービス:AXCCマウス

2025-12-05T08:48:24+09:002025/12/05|

Pharmacology BU菅原研究員の論文が「Scientific Reports」に掲載されました

Differences between Therapeutic Mechanisms of Resmetirom and Semaglutide against MASH in Western Diet-Fed MC4R-Knockout Mice

Published Date : November 20, 2025
詳細はこちらから

論文の概要:
2024年、初の代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)治療薬としてResmetirom(THR-βアゴニスト)がFDAにより迅速承認され、2025年には肥満症の治療薬であるSemaglutide(GLP-1アゴニスト)がMASH治療薬として迅速承認されました。
本論文では、Axceleadが保有するMASHモデルマウスである高脂肪・高コレステロール食を負荷したMC4R 欠損モデルマウス(WD-fed MC4R KOマウス)を用い、ResmetiromおよびSemaglutideの薬効の違いを比較検討しました。WD-fed MC4R KOマウスは MASHの臨床症状である肥満およびインスリン抵抗性を呈し、ヒト病態と近い動物モデルであると報告されたモデルマウスです。
両薬剤は、臨床同様、肝障害マーカーの上昇や脂肪肝を有意に改善し、薬剤応答性の観点でも本モデルマウスの高い臨床外挿性が示されました。また、 Semaglutideにより摂食抑制による体重低下及び筋肉を含む除脂肪重量が低下し、エネルギー消費量も低下しました。 一方、Resmetiromは除脂肪重量の低下を示さず、エネルギー消費量の増加が認められました。これらの結果から、両薬剤は薬効の発現様式が異なる事が明らかとなり、MASH適用における新たな知見が得られました。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axceleadでは、 WD-fed MC4R KOマウスをはじめ、代謝疾患領域における様々な動物モデルおよび評価指標を保有しています。EchoMRIやOxymaxシステムを用いた非侵襲的な体組成、エネルギー消費量や呼吸商の評価に加え、病理評価やオミクス解析など、薬効薬理から病理評価までワンストップでサービスを提供しています。MASHを含む代謝疾患の創薬でお困りの際は、是非、当社にご相談ください。

関連サービス:MASH治療薬の創薬/病態研究

菅原 拓海 Pharmacology Business Unit
薬学修士。2019年東北大学大学院薬学研究科修了後、大正製薬株式会社に入社し、線維化疾患や腎臓疾患を対象とした創薬研究に従事。2023年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。入社後は肝臓、腎臓疾患や肥満症をはじめとした代謝性疾患領域の薬効薬理試験に従事。

2025-11-21T08:37:58+09:002025/11/21|

第16回スクリーニング学研究会への企業ブース出展と企業セミナー開催について

本年11月27日から東京で開催される第16回スクリーニング学研究会に企業ブースを出展するとともに、企業セミナーを開催します。
なお、参加登録および企業セミナーの申し込みは終了しています。(当日登録なし)

【開催概要】
第16回スクリーニング学研究会

日時:2025年11月27日(木)~11月28日(金)
※Axceleadの企業ブース・企業セミナーは 11月28日のみ
会場:タワーホール船堀
ブース番号:#2-6(2階 平安・瑞雲 展示場)
企業セミナー:「AIを活用した効率的リード創出プラットフォーム」(4階 研修室)

<企業ブースについて>
Axceleadは標的探索からINDまで、製薬企業で長年培ってきた豊富な技術や知識、経験をもとにワンストップの創薬支援サービスを提供する創薬ソリューションプロバイダーです。独自の化合物ライブラリーを用いたハイスループットスクリーニングによる高品質なヒット創出や、AI、創薬化学などの機能をフル活用したリード創出など、スクリーニング関連のソリューションも数多く取り揃えています。本ブースでは以下のトピックスをはじめ、皆様が抱える課題への打ち手となるサービスをAxceleadの研究者がご紹介します。

  • AIを活用した効率的リード創出プラットフォーム(企業セミナー)
  • 新規低分子モダリティーに対するソリューション(タンパク分解剤、RNA標的低分子)
  • 高品質・迅速・安価なHT-ADMETサービス
  • ADC関連サービス
  • Axceleadの独自データを用いたLead Generationの加速化

こちらに記載のないものやスクリーニング以外の課題についてもお気軽にご相談下さい。

<企業セミナーについて>
本セミナーでは、高い成功確率をほこるAxceleadのヒット同定プラットフォームの概要に加えて、AIによる予測モデルを最大限に活用し、効率的にヒット同定からリード最適化に繋げる ”Lab-in-the-Loop” リード創出プラットフォームをご紹介します。今回は難易度の高いターゲットに対するリード創出の事例などのケーススタディーを中心に、昨年のセミナーよりも更に具体的な活用事例をご紹介します。

演者

秦 彬斗 Screening Business Unit ヘッド
2010年九州大学システム生命科学府修了後、武田薬品工業に入社にてスクリーニング研究に従事。2017年からTakeda Bostonを経て2021年にAxcelead DDPに入社。キナーゼ、分解剤のプラットフォーム構築やスクリーニングプロジェクトに携わる。2023年よりディレクター、2024年よりScreening BUヘッド。

梶野 洸 Digital Unit Principal Scientist
2016年3月東京大学大学院情報理工学系研究科博士後期課程修了後、日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所にて機械学習の基礎研究およびビジネス応用に従事。 2024年2月よりAxcelead Drug Discovery Partnersにて創薬における機械学習に関する研究開発に携わる。 著書に「機械学習による分子最適化」や「強化学習から信頼できる意思決定へ」がある。 博士(情報理工学)

DMPK BU白井研究員が第16回スクリーニング学研究会で口頭発表します
DMPK BU山﨑研究員が第16回スクリーニング学研究会でポスター発表します

2025-11-20T08:19:07+09:002025/11/20|

DMPK BU山﨑研究員が第16回スクリーニング学研究会でポスター発表します

2025年11月27と28日に船堀で開催される第16回スクリーニング学研究会で、DMPK BU山﨑研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
第16回スクリーニング学研究会

【ポスター発表】
日時:2025年11月28日(金)13:20-13:50(示説時間)
場所: タワーホール船堀、東京都江戸川区船堀
タイトル:「試験依頼システムの開発・運用によるHT-ADMET試験の効率化・生産性向上」
ポスター番号:B13

【発表概要】
創薬研究初期におけるリード化合物の創製・最適化段階で迅速な化合物の選択を実現するためには、多種・多量・短納期・低コストでのHT-ADMETスクリーニングの実施が求められます。
この要望に応えるため、Axceleadで開発・運用しているCARS(Compound & Assay Request System)を紹介するとともに、HT-ADMETスクリーニングの各工程(依頼受付~化合物入手~反応・測定~解析~レポート作成・報告)における効率化の取り組みおよび実績を紹介します。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axceleadでは化合物の最適化に必要な多種多様なHT-ADMETスクリーニングのメニューを用意しています。当社のHT-ADMETサービスは多くのお客様にご利用いただいているため、個社では定期的に試験を行うほどの化合物数が集まらない試験でも定期的に試験を行うことが可能です。定期的に試験を行うことにより各試験における課題を抽出・解決することができ、試験品質・コストおよび報告までの所要日数の点においてよりお客様が使いやすい試験系にブラッシュアップしていきます。また、個社の課題を解決するためのオーダーメイドの試験系構築も行っています。HT-ADMETスクリーニングをご検討の際は、是非、当社にご相談ください。

山﨑 誠司 DMPK Business Unit
大阪大学大学院博士前期課程修了後、武田薬品工業株式会社を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。Physcochem/HT-ADMEグループをリードし、探索段階の物性・動態研究を担当している一方で研究系システムの開発にも関与している。

 

2025-11-20T08:20:13+09:002025/11/18|

DMPK BU白井研究員が第16回スクリーニング学研究会で口頭発表します

2025年11月27と28日に船堀で開催される第16回スクリーニング学研究会で、DMPK BU白井研究員が口頭発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
第16回スクリーニング学研究会

【口頭発表】
日時:2025年11月27日(木)10:30~15:00
場所: タワーホール船堀、東京都江戸川区船堀
タイトル:「HT-ADMEスクリーニングワークフローの効率化」
SIG.1 HT-ADMET

【発表概要】
創薬研究初期におけるリード化合物の創製・最適化段階で迅速な化合物の選択を実現するためには、多種・多量・短納期・低コストでのHT-ADMEスクリーニングの実施が求められます。
本発表では、このうちADMEスクリーニングの各工程(依頼受付~化合物入手~アッセイ~測定~データ解析~レポート作成)における効率化に向けた取り組み(各種ツールの作成・利用、Excelのマクロおよび関数の活用、アッセイの自動化、RPAの活用など)を紹介します。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axceleadでは、化合物の最適化に必要な多種多様なHT-ADMEスクリーニングのメニューを用意しています。主要なメニューは毎週試験を実施しており、約1週間で評価結果を提供できます。標準プロトコルの試験は複数社の化合物を同時に評価することにより、1化合物からでも安価に評価することが可能です。また化合物に合わせたオーダーメイドの試験系の設定も行っています。HT-ADMEスクリーニングをご検討の際は、是非、当社にご相談ください。

白井 由紀 DMPK Business Unit
工学修士。外資系製薬会社、CRO、武田薬品工業株式会社を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。
武田薬品工業株式会社入社時よりHT-ADMEスクリーニング関連の業務に従事。

 

2025-11-20T14:01:04+09:002025/11/18|

Safety BU 吉田研究員が日本環境変異原ゲノム学会 第54回大会でポスター発表をします

吉田 唯真 Safety Business Unit
2013年より、武田薬品工業株式会社及びAxcelead DDPにて各種安全性評価に従事。2017年から RNA modulatorや核酸医薬品を初めとする New modality の安全性評価を開発

吉田 唯真 Safety Business Unit
2013年より、武田薬品工業株式会社及びAxcelead DDPにて各種安全性評価に従事。2017年から RNA modulatorや核酸医薬品を初めとする New modality の安全性評価を開発

2025年11月22と23日に静岡市で開催される日本環境変異原ゲノム学会 第54回大会で、Safety BUの吉田研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
日本環境変異原ゲノム学会 第54回大会

【ポスター発表】
日時:2025年11月23日(日)13:35-14:35
場所: 静岡県立大学・草薙キャンパス
タイトル:「染色体構造異常のスクリーニングにおけるγH2AXアッセイの有用性評価」
著者:松本朱美、吉田唯真、原田裕美子、田村麻耶、中西豊
ポスター番号:P-50

【発表概要】
医薬品開発後期での染色体構造異常の検出は開発中止や遅延を招くため、創薬段階での選別が重要です。また、近年開発されている核酸結合性低分子(NBSMs)はDNA損傷を介した染色体異常が懸念され、創薬段階で使用可能な迅速かつ高感度な評価法が求められています。今回我々は、 DNA鎖切断を高感度に検出可能なγH2AXを指標とするアッセイの有用性を、染色体構造異常スクリーニング法として検証しました。
現在探索段階で広く用いられているスクリーニング in vitro 小核試験 (MicroFlow法) に比べ、γH2AXアッセイでは10分の1以下の極少量のサンプルで実施でき、わずか5日で完了します。また、既知染色体構造異常誘発物質及びNBSMsの正答率はそれぞれ85%、87.5%でした。さらに、小核試験で誤って陽性と判定されることがある非遺伝毒性アポトーシス誘導剤も、γH2AXアッセイでは正しく陰性と判定され、高精度である事も示唆されました。これらの結果から、γH2AXアッセイは、染色体構造異常のスクリーニング試験として有用であると考えています。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axceleadでは、リード化合物の最適化過程を推進する īn vitro 探索安全性スクリーニング評価サービスを提供しています。その中でも特に遺伝毒性の評価では、γH2AXアッセイ以外にも様々なサービスを提供しています。各種プロジェクトおよび化合物の特性や課題に応じて、お客様のニーズに合わせた最適な遺伝毒性評価戦略を提案しますので、お困りの際は、当社にご相談ください。

【関連サービス】
In vitro 探索安全性スクリーニング


吉田 唯真 Safety Business Unit
2013年より、武田薬品工業株式会社及びAxcelead DDPにて各種安全性評価に従事。2017年から RNA modulatorや核酸医薬品を初めとする New modality の安全性評価を開発

2025年11月22と23日に静岡市で開催される日本環境変異原ゲノム学会 第54回大会で、Safety BUの吉田研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
日本環境変異原ゲノム学会 第54回大会

【ポスター発表】
日時:2025年11月23日(日)13:35-14:35
場所: 静岡県立大学・草薙キャンパス
タイトル:「染色体構造異常のスクリーニングにおけるγH2AXアッセイの有用性評価」
著者:松本朱美、吉田唯真、原田裕美子、田村麻耶、中西豊
ポスター番号:P-50

【発表概要】
医薬品開発後期での染色体構造異常の検出は開発中止や遅延を招くため、創薬段階での選別が重要です。また、近年開発されている核酸結合性低分子(NBSMs)はDNA損傷を介した染色体異常が懸念され、創薬段階で使用可能な迅速かつ高感度な評価法が求められています。今回我々は、 DNA鎖切断を高感度に検出可能なγH2AXを指標とするアッセイの有用性を、染色体構造異常スクリーニング法として検証しました。
現在探索段階で広く用いられているスクリーニング in vitro 小核試験 (MicroFlow法) に比べ、γH2AXアッセイでは10分の1以下の極少量のサンプルで実施でき、わずか5日で完了します。また、既知染色体構造異常誘発物質及びNBSMsの正答率はそれぞれ85%、87.5%でした。さらに、小核試験で誤って陽性と判定されることがある非遺伝毒性アポトーシス誘導剤も、γH2AXアッセイでは正しく陰性と判定され、高精度である事も示唆されました。これらの結果から、γH2AXアッセイは、染色体構造異常のスクリーニング試験として有用であると考えています。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axceleadでは、リード化合物の最適化過程を推進する īn vitro 探索安全性スクリーニング評価サービスを提供しています。その中でも特に遺伝毒性の評価では、γH2AXアッセイ以外にも様々なサービスを提供しています。各種プロジェクトおよび化合物の特性や課題に応じて、お客様のニーズに合わせた最適な遺伝毒性評価戦略を提案しますので、お困りの際は、当社にご相談ください。

【関連サービス】
In vitro 探索安全性スクリーニング


吉田 唯真 Safety Business Unit
2013年より、武田薬品工業株式会社及びAxcelead DDPにて各種安全性評価に従事。2017年から RNA modulatorや核酸医薬品を初めとする New modality の安全性評価を開発

2025-11-14T17:44:31+09:002025/11/11|

第42回メディシナルケミストリーシンポジウムへの企業ブース出展について

2025年11月18から徳島で開催される第42回メディシナルケミストリーシンポジウムに企業ブースを出展します。
当社は、創薬研究を総合的に支援しており、化合物のデザインから合成、分析・精製、薬理学的および物性学的評価に至るまで、創薬に必要な各種研究をお客様のニーズに応じてワンストップで提供しています。低分子創薬はもとより、近年注目を集める標的タンパク質分解誘導剤(TPD)やペプチド創薬、核酸創薬においても豊富な実績に基づき継続的に技術力を高めています。
企業ブースでは、最新の事例を交えながら、各技術の特長と創薬プロセスの加速に向けた応用についてご紹介します。本会に参加を予定されている方は、是非、当社の企業ブースにお立ち寄りください。

【学会概要】
第42回メディシナルケミストリーシンポジウム

開催期間:2025年11月18日(火)~20日(木)
場所:あわぎんホール(徳島県徳島市藍場町2丁目14)
企業ブース:No.49

2025-11-10T14:52:39+09:002025/11/10|

Pharmacology BUの仁尾研究員がObesityWeek® 2025にてポスター発表をします

仁尾 泰徳 Pharmacology Business Unit, Director
2002年に武田薬品工業に入社し、薬理研究者として糖尿病・肥満など代謝疾患、希少疾患、再生医療研究に携わる。2023年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社へ入社し、循環・代謝疾患グループをリードしている。

 

仁尾 泰徳 Pharmacology Business Unit, Director
2002年に武田薬品工業に入社し、薬理研究者として糖尿病・肥満など代謝疾患、希少疾患、再生医療研究に携わる。2023年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社へ入社し、循環・代謝疾患グループをリードしている。

 

2025年11月4~7日の4日間、アトランタで開催されるObesityWeek® 2025で、Pharmacology BUの仁尾研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
ObesityWeek® 2025

【ポスター発表】
日時:2025年11月6日(木)2:30~3:30 pm
場所: アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ
タイトル:「Anti-Obese Effects of GLP-1 Related Peptides on MC4R Deficient Mice and Nauseous Experiment Systems」
ポスター番号:Poster-715

【発表概要】
食事誘発性肥満(DIO)マウスは抗肥満薬評価に広く用いられている。しかし、肥満形成には6週齢から約20週間の高脂肪食給餌期間を要し、薬効評価までに長期間を必要とすることが創薬研究の障壁となっている。メラノコルチン4受容体(MC4R)欠損マウスは10週齢頃から野生型に比べて顕著な体重増加を示し、短期間で薬効評価が可能な遺伝的肥満モデルと考えられる。本研究ではMC4R欠損マウスを用いて、GLP-1アナログ(セマグルチド、チルゼパチド、レタトルチド)の抗肥満効果を比較し、臨床試験結果と同様の有効性を示すかを検証した。体重低下作用はチルゼパチド>レタトルチド>セマグルチドの順に認められ、筋肉量減少も確認され、臨床報告と整合する結果が得られた。これらの知見から、MC4R欠損マウスは短期間で薬効を評価できる臨床外挿性の高いモデルであり、抗肥満薬の有効性評価に有用であることが示唆された。一方、GLP-1アナログは強力な抗肥満作用を示す反面、高頻度で悪心・嘔吐などの副作用が報告されている。げっ歯類は生理的に嘔吐反射を欠くため、従来モデルではこれら副作用の再現が困難である。そこで我々は、味覚嫌悪、唾液アミラーゼ分泌、胃排出遅延、パイカ行動を指標とする嘔吐反射の補完的評価系を正常マウスおよびラットで構築し、GLP-1アナログによる悪心・嘔吐様反応を捉えることに成功した。本研究において我々は、1)MC4R欠損マウスが短期間で抗肥満薬の薬効を評価できる有用なモデルであること、2)正常げっ歯類を用いた補完的評価系がGLP-1アナログによる悪心・嘔吐の副作用予測に活用しうることを明らかにした。これらの成果は、抗肥満薬の前臨床開発における薬効および安全性評価の高度化に寄与し得ることを示唆している。

【Axcelead DDPのソリューション】
ADDPではMC4R欠損マウス以外にも多くのモデルや評価指標を保有しています。代謝疾患領域では20年以上の経験のある研究者も多数在籍しており、ターゲットや症状に応じて最適な創薬研究をご提案・加速することが可能です。 薬効がオンターゲットかどうかの検証は遺伝子欠損マウスを迅速に活用できます。病理解析やOmicsの技術と融合することで、作用機序(MOA)や病態解析、安全性評価までも一貫して対応可能です。創薬研究にお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

仁尾 泰徳 Pharmacology Business Unit, Director
2002年に武田薬品工業に入社し、薬理研究者として糖尿病・肥満など代謝疾患、希少疾患、再生医療研究に携わる。2023年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社へ入社し、循環・代謝疾患グループをリードしている。

 

2025年11月4~7日の4日間、アトランタで開催されるObesityWeek® 2025で、Pharmacology BUの仁尾研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
ObesityWeek® 2025

【ポスター発表】
日時:2025年11月6日(木)2:30~3:30 pm
場所: アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ
タイトル:「Anti-Obese Effects of GLP-1 Related Peptides on MC4R Deficient Mice and Nauseous Experiment Systems」
ポスター番号:Poster-715

【発表概要】
食事誘発性肥満(DIO)マウスは抗肥満薬評価に広く用いられている。しかし、肥満形成には6週齢から約20週間の高脂肪食給餌期間を要し、薬効評価までに長期間を必要とすることが創薬研究の障壁となっている。メラノコルチン4受容体(MC4R)欠損マウスは10週齢頃から野生型に比べて顕著な体重増加を示し、短期間で薬効評価が可能な遺伝的肥満モデルと考えられる。本研究ではMC4R欠損マウスを用いて、GLP-1アナログ(セマグルチド、チルゼパチド、レタトルチド)の抗肥満効果を比較し、臨床試験結果と同様の有効性を示すかを検証した。体重低下作用はチルゼパチド>レタトルチド>セマグルチドの順に認められ、筋肉量減少も確認され、臨床報告と整合する結果が得られた。これらの知見から、MC4R欠損マウスは短期間で薬効を評価できる臨床外挿性の高いモデルであり、抗肥満薬の有効性評価に有用であることが示唆された。一方、GLP-1アナログは強力な抗肥満作用を示す反面、高頻度で悪心・嘔吐などの副作用が報告されている。げっ歯類は生理的に嘔吐反射を欠くため、従来モデルではこれら副作用の再現が困難である。そこで我々は、味覚嫌悪、唾液アミラーゼ分泌、胃排出遅延、パイカ行動を指標とする嘔吐反射の補完的評価系を正常マウスおよびラットで構築し、GLP-1アナログによる悪心・嘔吐様反応を捉えることに成功した。本研究において我々は、1)MC4R欠損マウスが短期間で抗肥満薬の薬効を評価できる有用なモデルであること、2)正常げっ歯類を用いた補完的評価系がGLP-1アナログによる悪心・嘔吐の副作用予測に活用しうることを明らかにした。これらの成果は、抗肥満薬の前臨床開発における薬効および安全性評価の高度化に寄与し得ることを示唆している。

【Axcelead DDPのソリューション】
ADDPではMC4R欠損マウス以外にも多くのモデルや評価指標を保有しています。代謝疾患領域では20年以上の経験のある研究者も多数在籍しており、ターゲットや症状に応じて最適な創薬研究をご提案・加速することが可能です。 薬効がオンターゲットかどうかの検証は遺伝子欠損マウスを迅速に活用できます。病理解析やOmicsの技術と融合することで、作用機序(MOA)や病態解析、安全性評価までも一貫して対応可能です。創薬研究にお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

仁尾 泰徳 Pharmacology Business Unit, Director
2002年に武田薬品工業に入社し、薬理研究者として糖尿病・肥満など代謝疾患、希少疾患、再生医療研究に携わる。2023年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社へ入社し、循環・代謝疾患グループをリードしている。

 

2025-10-24T09:11:42+09:002025/10/24|

Pharmacology BUの草野研究員が第59回日本実験動物技術者協会総会のシンポジウムで発表します

2025年10月23~25日の3日間、鳥取県米子市で開催される第59回日本実験動物技術者協会総会で、Pharmacology BUの草野研究員が口頭発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
第59回日本実験動物技術者協会総会

【口頭発表】
日時:2025年10月25日(土)13:40~15:10
場所: 米子コンベンションセンター BIGSHIP
タイトル:「99万人の願いを胸に ~がん研究者としての想い~」
Presentation number:シンポジウム3

【発表概要】
がんは依然としてアンメットメディカルニーズの高い疾患であり、治療法や新薬の開発に向けた研究が日々進められています。
その中で動物実験はがん創薬研究において欠かせない役割を果たしており、私たち実験動物技術者の技術の向上や新規薬効試験系の構築は、患者さんの希望に繋がる重要な使命です。それらを達成した先には沢山の患者さんの快方と笑顔が待っており、私自身、多くの方々の期待を背負っていること常に心に留めながら、研究に取り組んでいます。
本シンポジウムでは、 Axceleadおけるがんの創薬研究の取り組みを概説するとともに、実験動物技術者として、研究者としての想いを共有し、私たちの努力が少しでも患者さんの希望に繋がることを願って発表します。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axceleadでは、低分子医薬に加え、抗体医薬、核酸医薬、RNA構造標的、標的タンパク質分解など、幅広いモダリティーに対応したin vitro/in vivo評価系を整備しています。特に、ヒト新鮮がん組織を用いたin vitro評価系、同所性移植モデルの作製や薬効評価、ヒトと同じ評価システムであるX線CT装置等を用いたin vivoイメージングシステムなど、ヒトへの外挿性が高い試験系の構築に注力しています。
創薬に関する課題やご興味のある評価系がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

草野 かおり Pharmacology Business Unit
理化学研究所、キリンホールディングス株式会社、日本チャールスリバー株式会社など複数の施設において主にマウス、ラットの実験動物を用いた研究、試験に従事。2018年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社し、がん領域を中心に薬理試験を担当。実験動物一級技術者、実験動物技術指導員。

 

2025-10-17T09:56:17+09:002025/10/17|

日本薬物動態学会第40回年会 出展のお知らせ

2025年10月20~23日の4日間、京都府で開催される日本薬物動態学会第40回年会で企業出展をします。本学会への参加を予定されている方は、是非当社ブースにお越しください。

【学会概要】
日本薬物動態学会第40回年会

開催期間:2025年10月20日(月)から23日(木) *企業展示は10月21日(火)より
会場:京都市勧業館 「みやこめっせ」
ブースNo.:5

併せて、DMPK BU浅野研究員(2025年10月22日/ SY7-3)招待講演、DMPK BU 野中研究員(2025年10月22日/ P-128)及び長坂研究員(2025年10月23日/ P-059)がポスター発表をします。是非発表をご覧ください。

DMPK BU浅野研究員が日本薬物動態学会第40回年会で空間トランスクリプトミクスについて招待講演を行います
DMPK BU 長坂研究員が日本薬物動態学会第40回年会でポスター発表をします
DMPK BU 野中研究員が日本薬物動態学会第40回年会でポスター発表をします

2025-10-17T09:39:07+09:002025/10/17|

DMPK BU浅野研究員が日本薬物動態学会第40回年会で空間トランスクリプトミクスについて招待講演を行います

浅野 真也 DMPK Business Unit
修士(農学)。東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程卒業後、ベンチャー企業を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。バイオインフォマティクスを担当。

浅野 真也 DMPK Business Unit
修士(農学)。東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程卒業後、ベンチャー企業を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。バイオインフォマティクスを担当。

2025年10月20~23日の3日間、京都府で開催される日本薬物動態学会第40回年会で、DMPK BU浅野研究員がシンポジウムで空間トランスクリプトミクスについて招待講演を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
日本薬物動態学会第40回年会

【口頭発表】
日時:2025年10月22日(水)8:30~11:00
場所: 京都市勧業館 「みやこめっせ」
シンポジウム7「分野横断的な薬物動態学の基礎講座」
タイトル:「From basics to breakthroughs: a comprehensive guide to spatial transcriptomics and its data journey」
Presentation number:SY7-3

【発表概要】
空間トランスクリプトミクスは、近年急速に発展している次世代オミクス技術の一つです。従来のトランスクリプトミクスが細胞や組織全体の平均的な遺伝子発現を捉えるのに対し、本技術は組織切片上でRNA発現を空間座標とともに可視化することで、細胞集団の空間的な不均一性や周囲微小環境との相互作用を明らかにします。これにより、疾患メカニズムの理解や創薬における新規ターゲット・バイオマーカー探索への応用が期待されています。
本講演では、空間トランスクリプトミクスの技術概要と主要な解析アプローチを紹介し、得られる知見を最大化するための課題や留意点、さらに応用事例を交えて解説します。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axceleadでは、病理専門家による切片作成やデータ取得・解析の受託にとどまらず、研究全体を一貫してサポートしています。これまでに蓄積してきた豊富な経験と実績を活かし、試験デザインや研究立案の段階から包括的な提案を行うことが可能です。

【関連サービス】
空間的トランスクリプトミクス

浅野 真也 DMPK Business Unit
修士(農学)。東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程卒業後、ベンチャー企業を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。バイオインフォマティクスを担当。

2025年10月20~23日の3日間、京都府で開催される日本薬物動態学会第40回年会で、DMPK BU浅野研究員がシンポジウムで空間トランスクリプトミクスについて招待講演を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
日本薬物動態学会第40回年会

【口頭発表】
日時:2025年10月22日(水)8:30~11:00
場所: 京都市勧業館 「みやこめっせ」
シンポジウム7「分野横断的な薬物動態学の基礎講座」
タイトル:「From basics to breakthroughs: a comprehensive guide to spatial transcriptomics and its data journey」
Presentation number:SY7-3

【発表概要】
空間トランスクリプトミクスは、近年急速に発展している次世代オミクス技術の一つです。従来のトランスクリプトミクスが細胞や組織全体の平均的な遺伝子発現を捉えるのに対し、本技術は組織切片上でRNA発現を空間座標とともに可視化することで、細胞集団の空間的な不均一性や周囲微小環境との相互作用を明らかにします。これにより、疾患メカニズムの理解や創薬における新規ターゲット・バイオマーカー探索への応用が期待されています。
本講演では、空間トランスクリプトミクスの技術概要と主要な解析アプローチを紹介し、得られる知見を最大化するための課題や留意点、さらに応用事例を交えて解説します。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axceleadでは、病理専門家による切片作成やデータ取得・解析の受託にとどまらず、研究全体を一貫してサポートしています。これまでに蓄積してきた豊富な経験と実績を活かし、試験デザインや研究立案の段階から包括的な提案を行うことが可能です。

【関連サービス】
空間的トランスクリプトミクス

浅野 真也 DMPK Business Unit
修士(農学)。東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程卒業後、ベンチャー企業を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。バイオインフォマティクスを担当。

2025-11-10T10:16:43+09:002025/10/17|

DMPK BU 長坂研究員が日本薬物動態学会第40回年会でポスター発表をします

2025年10月20~23日の4日間、京都府で開催される日本薬物動態学会第40回年会で、DMPK BU 長坂研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
日本薬物動態学会第40回年会

【ポスター発表】
日時:2025年10月23日(木)
場所: 京都市勧業館 「みやこめっせ」
タイトル:「Development of drug metabolism method by human microbiome」
論文著者:長坂恒佑、志賀功一、青山和誠
Presentation number:P-059

【発表概要】
近年、主に研究対象とされてきた肝臓や小腸に加え、腸内細菌による薬物代謝が薬効や個人差に影響を及ぼす可能性が示唆されており、その重要性が注目されています。しかし、これまで、多くの腸内細菌による代謝研究は、特定の細菌種や特殊な装置を用いたものに限られており、腸内細菌による薬物代謝条件を標準化する検討事例はありませんでした。本研究では、凍結保存したヒト便試料を用いて、腸内細菌による薬物代謝を評価するための簡便かつ実用的な標準条件を設定したので紹介します。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPでは、一般的な生体試料に加え、通常は使用されない細胞種や酵素源を用いた試験にも柔軟に対応可能です。従来の評価系に限らず、新規領域や未経験の評価手法をご検討の際には、ぜひ当社にご相談ください。

長坂 恒佑 DMPK Business Unit
金沢大学大学院博士前期課程修了後、製薬企業を経て、2022年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。幅広く探索薬物動態評価に従事している。

 

2025-10-15T10:56:18+09:002025/10/09|

DMPK BU 野中研究員が日本薬物動態学会第40回年会でポスター発表をします

2025年10月20~23日の4日間、京都府で開催される日本薬物動態学会第40回年会で、DMPK BU 野中研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
日本薬物動態学会第40回年会

【ポスター発表】
日時:2025年10月22日(水)17:10-18:10
場所: 京都市勧業館 「みやこめっせ」
タイトル:「抗ヒトIgGイムノキャプチャーとインタクトMSを用いたADC開発初期段階におけるマウス血漿中のin vivo DAR評価法」
Presentation number:P-128

【発表概要】
抗体薬物複合体(ADC)は、抗体の標的特異性と薬物の効果を組み合わせた医薬品として注目を集めています。その開発においてDAR(Drug-to-Antibody Ratio:薬物–抗体比)は薬効と安全性を左右する極めて重要な指標です。しかし、探索段階では標的抗原やペイロード特異的抗体の入手が難しく、従来のげっ歯類での薬物動態試験ではin vivoでのDAR解析が困難という課題がありました。
私たちはこの課題に対し、抗ヒトIgG抗体を用いた免疫キャプチャーとインタクト質量分析を組み合わせた新しい評価法を検討しました。本手法を用いることで、標的やペイロードに特異的な試薬を使わずにマウス血漿中ADCの 時間依存的DARプロファイルを取得できました。これにより、研究初期段階からADCの効率的かつ迅速な最適化が可能となります。
今回の発表では、モデル薬剤T-DM1 を用いて本手法の有用性を実証しました。この成果が今後のADC研究・開発を加速し、より効果的で安全性の高い新薬の創出につながることを期待します。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPは、ADCの薬物動態評価、免疫キャプチャー技術、質量分析解析に豊富な経験を有しており、探索段階から一貫したサポートを提供します。標的やペイロード特異的抗体が入手できない場合でも、当社が開発した抗ヒトIgG免疫キャプチャーとインタクト質量分析の手法によりマウス血漿中の時間依存的なDARプロファイルを取得可能です。得られたデータは薬物放出挙動の解析や候補化合物の最適化に活用できます。ADCのDAR評価をご検討の際は、是非、当社にご相談ください。

野中 雅美 DMPK Business Unit
武田薬品工業株式会社を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。探索から開発ステージの薬物代謝研究に従事。

 

2025-10-21T12:39:03+09:002025/10/07|

Bio Japan 2025出展のお知らせ

Axcelead Drug Discovery Partners株式会社は、2025年10月8日からパシフィコ横浜で開催される「Bio Japan 2025」に企業ブースを出展します。
本展示会は、ライフサイエンス分野における国内外の企業・研究機関が一堂に会する国際的なイベントです。当社は、創薬支援に関する独自技術、最新のソリューションやサービスについてご紹介します。
本展示会に参加される方は、是非、当社ブースにお越しください。

【開催概要】
展示会名:Bio Japan 2025
開催期間:2025年10月8日(水)から10日(金)
会場:パシフィコ横浜
ブースNo.:D-27

2025-09-19T08:46:14+09:002025/09/19|

Safety BU甲斐研究員が9th Drug Discovery & Lead Optimizationで口頭発表します

甲斐清徳 Safety Business Unit
1992年旭化成に入社し、2000年に第一製薬に転職後、第一三共に転籍。2008年にNorth Carolina State Universityに留学し、NIEHSとの共同研究に参画。第一三共では、臨床検査・病理検査のグループ長、安全性戦略会議体の議長として探索から後期開発、Life cycle …

甲斐清徳 Safety Business Unit
1992年旭化成に入社し、2000年に第一製薬に転職後、第一三共に転籍。2008年にNorth Carolina State Universityに留学し、NIEHSとの共同研究に参画。第一三共では、臨床検査・病理検査のグループ長、安全性戦略会議体の議長として探索から後期開発、Life cycle …

2025年10月6~8日の3日間、テキサスで開催される9th Drug Discovery & Lead Optimizationで、Safety BU 甲斐研究員が口頭発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
9th Drug Discovery & Lead Optimization

【口頭発表】
日時:2025年10月7(火) 10:35-10:55 (米国中央時間 CDT)
タイトル:「Pathophysiological significance of vacuolization in renal tubular epithelium in various renal toxicity models of rats」

【発表概要】
腎臓は糸球体での薬物の濾過、尿細管での薬物を含む再吸収・分泌の他、各種生理活性物質の生成・分泌を司る重要な臓器である。腎臓を構成する細胞のうち、短期間の曝露で毒性標的となりやすい細胞は尿細管上皮である。特に近位尿細管上皮は再吸収能が高く、生理学的にも微細空胞がみられる。そのため、毒性試験でしばしば、空胞化が認められることがあるが、その機序は様々であり、病理組織学的に空胞化が認められても、その機序を検証すると上皮傷害を示唆しない生理学的反応と判断される場合がある。本講演では、種々の毒性機序を示す薬剤でラットに尿細管上皮の空胞化を誘発して、その病態生理学的意義を病理組織学的検査(光顕、電顕)、尿中バイオマーカー、クリアチニンクリアランス、In situ hybridizationで包括的に評価し、毒性学的意義の判断で重要な腎毒性評価手法について紹介する。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPは腎毒性を含む多様な臓器毒性について、その毒性学的意義の判断も踏まえた的確な評価が可能な創薬研究の基盤を有しています。探索安全性評価で認められる病理学的変化の解釈、毒性機序試験、申請パッケージ等でお困りの際や、非臨床安全試験計画等をご検討の際は、是非、当社にご相談ください。

甲斐清徳 Safety Business Unit
1992年旭化成に入社し、2000年に第一製薬に転職後、第一三共に転籍。2008年にNorth Carolina State Universityに留学し、NIEHSとの共同研究に参画。第一三共では、臨床検査・病理検査のグループ長、安全性戦略会議体の議長として探索から後期開発、Life cycle …

2025年10月6~8日の3日間、テキサスで開催される9th Drug Discovery & Lead Optimizationで、Safety BU 甲斐研究員が口頭発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
9th Drug Discovery & Lead Optimization

【口頭発表】
日時:2025年10月7(火) 10:35-10:55 (米国中央時間 CDT)
タイトル:「Pathophysiological significance of vacuolization in renal tubular epithelium in various renal toxicity models of rats」

【発表概要】
腎臓は糸球体での薬物の濾過、尿細管での薬物を含む再吸収・分泌の他、各種生理活性物質の生成・分泌を司る重要な臓器である。腎臓を構成する細胞のうち、短期間の曝露で毒性標的となりやすい細胞は尿細管上皮である。特に近位尿細管上皮は再吸収能が高く、生理学的にも微細空胞がみられる。そのため、毒性試験でしばしば、空胞化が認められることがあるが、その機序は様々であり、病理組織学的に空胞化が認められても、その機序を検証すると上皮傷害を示唆しない生理学的反応と判断される場合がある。本講演では、種々の毒性機序を示す薬剤でラットに尿細管上皮の空胞化を誘発して、その病態生理学的意義を病理組織学的検査(光顕、電顕)、尿中バイオマーカー、クリアチニンクリアランス、In situ hybridizationで包括的に評価し、毒性学的意義の判断で重要な腎毒性評価手法について紹介する。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPは腎毒性を含む多様な臓器毒性について、その毒性学的意義の判断も踏まえた的確な評価が可能な創薬研究の基盤を有しています。探索安全性評価で認められる病理学的変化の解釈、毒性機序試験、申請パッケージ等でお困りの際や、非臨床安全試験計画等をご検討の際は、是非、当社にご相談ください。

甲斐清徳 Safety Business Unit
1992年旭化成に入社し、2000年に第一製薬に転職後、第一三共に転籍。2008年にNorth Carolina State Universityに留学し、NIEHSとの共同研究に参画。第一三共では、臨床検査・病理検査のグループ長、安全性戦略会議体の議長として探索から後期開発、Life cycle …

2025-09-18T14:06:08+09:002025/09/18|

Pharmacology BU田中研究員と小川研究員が実中研主催のシンポジウムで発表します

2025年9月24日に石川県金沢市で開催される実中研主催のシンポジウム:抗腫瘍剤開発における新しいアプローチで、Pharmacology BU田中研究員と小川研究員が口頭発表をします。本シンポジウムへの参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
シンポジウム:抗腫瘍剤開発における新しいアプローチ
主催:公益財団法人 実中研 後援:インビボサイエンス株式会社

【口頭発表】
日時:2025年9月24日(水)14:50~15:50
場所: ホテル金沢 2階ダイヤモンドルーム
タイトル:1. ヒト臨床外挿性を高める前臨床モデルの統合活用による創薬支援戦略、2. 多様なモダリティに対応する免疫ヒト化マウスプラットフォームの構築」
企業講演1

【発表概要】
有効かつ副作用の少ない新薬の創出には、ヒトへの外挿性が高いin vitroおよびin vivoの前臨床モデルが重要です。とりわけ、免疫ヒト化マウスは、ヒトでの免疫応答や薬効・安全性をマウスで高精度に再現できることから、ヒトへの外挿性が高い前臨床モデルとして注目されています。一方、従来の動物実験は倫理面などの課題から世界的に縮小傾向にあり、各国規制当局は非動物試験法(NAMs)の導入を推進しています。
このような背景を踏まえ、Axcelead DDPでは、統合創薬プラットフォームを基盤に、ヒト外挿性の高いin vitroおよびin vivo前臨床モデルの整備を進めています。
本講演では、これらの取り組みのうち、ヒト新鮮がん臨床検体サンプル、がんオルガノイド、生体模倣システム(MPS)を活用したモデルについて概説し、免疫ヒト化マウスプラットフォームの特長およびその具体的な活用事例を詳しく紹介します。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPでは、ヒト新鮮がん臨床検体サンプルやヒト化マウスを中心としたヒトへの外挿性が高い前臨床モデルの構築を進めています。創薬研究におけるヒトでの効果・副作用の予測や種差など、ヒトへの外挿性でお困りの際は、是非、当社にご相談ください。

田中浩史 Pharmacology Business Unit
九州大学大学院農学研究科修士課程を卒業後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ転籍。癌領域を中心に薬理研究を担当。

小川雅弘  Pharmacology Business Unit
大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了後、大学教員や企業研究員を経て、2021年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。がん免疫領域を中心に薬理研究を担当。

2025-09-11T13:47:14+09:002025/09/11|

Pharmacology BU 田畑研究員が第84回日本癌学会学術総会でポスター発表します

2025年9月25~27日の3日間、石川県金沢市で開催される第84回日本癌学会学術総会で、Pharmacology BU 田畑研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
第84回日本癌学会学術総会

【ポスター発表】
日時:2025年9月27日(土)16:15-17:00
場所: もてなしドーム地下広場
タイトル:「ヒトのtumoroidを用いた腫瘍環境を保持するin vitro評価系の構築」
セッション名:I-P10-7
演題番号:P-3155

【発表概要】
新規抗がん剤の開発において従来より汎用されている、単一細胞での培養評価系や複数種の細胞での2D培養評価系は、複雑かつ不均一な腫瘍微小環境 (TME) を十分に再現しておらず、新薬候補物質のヒトでの薬効予測には不適であるとされています。そのため、生体に近い環境下での薬効プロファイリングを可能とするin vitroの前臨床試験系の開発が急務となっています。そこで我々は、摘出手術により得られたがん組織を採取後24時間以内にtumoroidとし、新薬候補物質の薬効を評価できるassay系を構築しました。本assay系では、評価期間を通してがん細胞の他に、がん関連線維芽細胞や腫瘍浸潤リンパ球などTMEを構成する多様な細胞種が保持されていること、また既存薬の薬効をtumoroidの生存率を指標にして再現性良く評価できることが明らかとなりました。これらの成績は、本assay系が新薬候補物質のヒトでの薬効予測に大変有用なものであることを示唆しています。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPでは、創薬研究において極めて有用なツールとなるヒトの新鮮がん組織を入手する独自のシステムを構築してきました。新鮮がん組織を用いて、細胞間のコミュニケーションを可能な限り保持しつつ患者固有の腫瘍環境を再現したin vitro評価系は、新薬候補物質のヒトでの薬効予測に大変有用なものであると考えられます。また、Axcelead DDPは新鮮がん組織を利用した評価系に加え、がんオルガノイドや同所性移植モデルマウスを用いた薬効薬理試験、各種オミックス解析を駆使したMOA解析やバイオマーカー探索など、さまざまなニーズに対して幅広く創薬支援を行っています。ご興味のある評価系や創薬に関する課題がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

田畑 遼太朗 Pharmacology Business Unit
2018年に大正製薬株式会社に入社し、肝疾患領域の iPS細胞を用いた創薬研究に従事。2023年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社へ入社し、iPS細胞や新鮮がん組織といったヒト外挿性の高いモデル構築やがん領域の薬効薬理試験に従事。

 

2025-09-09T09:07:16+09:002025/09/09|

Pharmacology BU 海野研究員が第84回日本癌学会学術総会でポスター発表します

2025年9月25~27日の3日間、石川県金沢市で開催される第84回日本癌学会学術総会で、Pharmacology BU 海野研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
第84回日本癌学会学術総会

【ポスター発表】
日時:2025年9月27日(土)16:15-17:00
場所: もてなしドーム地下広場
タイトル:「ヒト新鮮がん組織由来細胞における免疫細胞の機能評価と免疫チェックポイント阻害剤の作用」
セッション名:I-P10-7
演題番号:P-3156

【発表概要】
ヒトがん組織内には腫瘍細胞だけでなく多様な免疫細胞が存在し、これらが相互に作用することで複雑な腫瘍微小環境(TME)が形成されます。このTMEにおける免疫応答の理解は、新たながん免疫療法の開発において極めて重要です。
我々は、ヒト新鮮がん組織を酵素処理によって単細胞化し、フローサイトメトリーを用いて腫瘍内免疫細胞の構成および機能を解析しました。その結果、PD-1を高発現するCD8⁺T細胞やCD4⁺T細胞、制御性T細胞(Treg)や腫瘍随伴マクロファージ(TAM)を含む多様な免疫細胞の浸潤が認められ、抗腫瘍免疫反応を阻害する環境の形成が確認されました。さらに、抗CD3抗体刺激によるIFNγ産生を指標とすることで、T細胞の刺激応答性を評価しうることを明らかにしました。
TAMや腫瘍内Tregは末梢血中には存在せず、凍結により機能が低下することから、血液や凍結組織ではそれらの機能を正確に把握することは難しいとされています。従って、本研究にて構築したヒト新鮮がん組織を用いたin vitroでのT細胞の機能評価系は、腫瘍組織内での免疫応答を理解し、新規がん免疫療法を創製する際に極めて有用な試験系になると考えられます。
本発表では、これらの知見に加え、免疫チェックポイント阻害剤の効果についても併せて紹介します。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPでは、創薬研究において極めて有用なツールとなるヒトの新鮮がん組織を入手する独自のシステムを構築してきました。その新鮮がん組織を用いて腫瘍組織内での免疫応答を評価するin vitro評価系は新規がん免疫療法の探索研究に大変有用です。また、がん組織に限らず、様々なヒト組織・細胞種も入手可能です。それらヒト由来試料における各種オミックス解析を駆使することで病態のメカニズム研究やバイオマーカー探索など、創薬研究をより幅広く支援することができますので、ご興味のある組織や評価系がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

海野 才斗子 Pharmacology Business Unit
武田薬品工業で免疫・炎症疾患領域の薬理研究者として創薬研究に従事。2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社へ転籍し、免疫疾患領域に加え、がん免疫領域の薬効薬理試験に携わる。

 

2025-09-03T17:20:55+09:002025/09/04|

PRD TherapeuticsのSOAT2選択的阻害剤「PRD001」がFirst-in-Human臨床試験開始! ― Axcelead DDPが非臨床開発を包括的にサポート ―

PRD Therapeutics株式会社(以下、「PRD Therapeutics」)は、家族性高コレステロール血症ホモ接合体 (HoFH)および代謝機能障害関連脂肪性肝疾患 (MASH/MASLD) を対象疾患とする新規脂質代謝制御剤の開発を行っている臨床ステージのスタートアップです。2025年6月28日、PRD Therapeuticsは、同社が保有するパイプラインSOAT2選択的阻害剤PRD001について、First-in-Human (FIH) 臨床試験で最初の被験者への投与を開始したことを発表しました。
詳細はこちらをご覧ください。

Axcelead DDPは、限られたリソースで新薬開発に挑戦するスタートアップに求められる迅速かつ効率的な創薬を支援しています。本件においては、PRD TherapeuticsのPRD001のFIH試験開始に必要な非臨床試験パッケージに関連する試験計画の立案・実施を支援しました。これまで蓄積してきた豊富な創薬経験および専門性を活かし、関連部門が一体となった包括的な支援体制で非臨床段階における様々な課題の解決に取り組み、PRD001プロジェクトの推進に貢献しました。

今回の臨床試験開始にあたりPRD Therapeuticsの代表取締役である細田莞爾氏から、「設立以来、当社はAxcelead DDPと共にPRD001の研究開発を進めてきました。安全性・動態・物性・合成の高い専門性を有したプロジェクトメンバーおよびプロジェクトマネジャーと緊密な連携が取れたことで迅速・効率的な開発ができたと感じています。無事にFIH試験を開始することができ、うれしく思います」とのコメントをいただいています。

Axcelead DDPは、製薬企業から引き継いだ創薬プラットフォームを活用し、創薬研究の過程で直面する課題を解決する創薬ソリューションプロバイダーです。これからも、創薬に携わる人々に寄り添うベストパートナーとして、画期的な医薬品の創出に貢献してまいります。

2025-07-15T09:08:59+09:002025/07/15|

Screening BU 沖研究員が第52回日本毒性学会学術年会にて口頭発表をします

2025年7月2~4日の3日間、沖縄コンベンションセンターで開催される第52回日本毒性学会学術年会で、Screening BU 沖研究員が口頭発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
第52回日本毒性学会学術年会

【口頭発表】
日時:2025年7月2日(水)14:15-15:45
場所: 沖縄コンベンションセンター
タイトル:「薬剤標的分子の3次元構造取得技術の進歩」
登録番号:S11-1:シンポジウム11

【発表概要】
近年の構造解析技術は目覚ましい進歩を遂げており、薬剤の標的分子に対する構造解析だけでなく、毒性などの作用機序の解明にも積極的に活用できるようになってきました。さらに、クライオ電子顕微鏡技術の飛躍的な進歩により、従来は解析が困難だった膜タンパク質の詳細な構造解析も可能となりました。これらの技術革新によって得られる立体構造情報は、創薬研究における毒性問題の解決に重要な手がかりとなります。本発表では、X線結晶構造解析およびクライオ電子顕微鏡の最新の技術的進歩について、毒性関連の構造解析事例とともに紹介します。

【Axcelead DDPのソリューション】
構造情報が活用できる課題は身近なところにあります。例えば、キナーゼ阻害薬は標的分子以外のキナーゼに対する選択性の低さが、副作用や毒性の原因となることがあります。このような場合、原因となるキナーゼを特定し、その立体構造を基に合理的なアプローチで課題を解決することが可能です。当社では、こうした課題に対応するためのキナーゼパネルなどの各種生化学的評価、X線結晶構造解析を含む生物物理学的手法など、幅広い手法を提供していますので、お困りの際は、是非、当社にご相談ください。

沖 英幸 Screening Business Unit
大阪大学大学院理学研究科博士課程前期修了後、武田薬品工業に入社。構造生物の観点から創薬研究に携わる。タンパク質X線結晶構造解析、計算化学的手法による薬物設計、NMRやMSによる相互作用解析に従事。タケダサンディエゴでの勤務や、Biophysical analysis チームのチームリーダーを経て、2017年に Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社へ転籍。

 

2025-08-27T14:31:34+09:002025/06/30|

DMPK BU 濱田研究員が第52回日本毒性学会学術年会にてポスター発表をします

2025年7月2~4日の3日間、沖縄コンベンションセンターで開催される第52回日本毒性学会学術年会で、DMPK BU 濱田研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
第52回日本毒性学会学術年会

【ポスター発表】
日時:2025年7月4日(金)13:30-14:30
場所: 沖縄コンベンションセンター
タイトル:「溶解改善処方を用いた難溶性化合物における経口暴露増加の検討」
演題登録番号:5320

【発表概要】
難溶性化合物では、安全性試験において目標とする血漿中曝露量を達成できないことがあります。曝露改善のために可溶化処方やナノ化処方を調製することがありますが、調製前に最も効果的な製剤を決定することはできません。この問題を解決するために、我々は7種類の難溶性化合物をラットに経口投与時の血漿中曝露を評価し、可溶化処方およびナノ化処方による曝露改善を指向したワークフローを開発しました。さらに、消化管吸収率計算ソフトウエアの結果を詳細に解析することで、化合物の暴露増加率を推定することに成功しました。本発表では、当研究で使用した投与処方媒体のラット毒性プロファイルもあわせて紹介します。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPは、化合物の物性・プレフォーミュレーション研究、薬物動態解析、および安全性評価に豊富な経験を有しており、すべてワンストップでサービスを提供できます。難溶性化合物を動物へ経口投与したときの体内暴露が不十分な場合、本研究のように溶解改善処方の検討が可能です。また、溶解度が要因ではない場合でも、各種試験および解析により課題を特定し、非経口投与などの様々なソリューションを提供いたします。In vivo試験における化合物の血漿中暴露不足でお困りの際は、是非、当社にご相談ください。

濱田 輝基 DMPK Business Unit
東京大学大学院薬学系研究科修士課程卒業後、武田薬品工業株式会社を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。DMPK代表として創薬初期段階の各種研究プロジェクトに従事。トランスレーショナル研究、モデリング&シミュレーションを専門としている。日本薬物動態学会代議員。

 

2025-06-24T09:20:20+09:002025/06/24|

Safety BUの福井シニアディレクター/シニアコンサルタントが第52回日本毒性学会学術年会ワークショップで口頭発表をします

2025年7月2~4日の3日間、沖縄コンベンションセンターで開催される第52回日本毒性学会学術年会ワークショップで、Safety BUの福井シニアディレクター/シニアコンサルタントが口頭発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
第52回日本毒性学会学術年会

【口頭発表】
日時:2025年7月3日(木)11:00-12:30
場所: 沖縄コンベンションセンター
タイトル:「ペプチドを用いた放射性医薬品の開発」
ワークショップ「創薬モダリティの多様化と非臨床安全性評価~Part2レギュラトリー戦略を考える」にてパネリストとして口頭発表

【発表概要】
ニューモダリティ医薬品に分類される新規化合物に関しては、ICHガイダンスの整備が追いついておらず、各国の判断でIND packageが決められている。治療用放射性医薬品に関しては、非臨床安全性試験に関するガイダンスをFDAは公開しているが、PMDAは発出していない。また、ペプチド医薬品では、非臨床安全性試験に関するガイダンスは日本ではAMEDペプチド班が作成したドラフトが公開中であるが、FDAからは発出されていない。最近、ペプチドを用いた治療用放射性医薬品の開発が進められているが、ICHガイダンス未整備同士の領域の医薬品をグローバル開発していく上で規制上の課題、特に要求される非臨床安全性試験の各国での相違点について解説する。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPは次世代モダリティとして注目されている新しいタイプの治療用放射性医薬品の開発に豊富な経験を有しております。申請パッケージ等でお困りの際、非臨床安全試験計画等をご検討の際は、是非、当社にご相談ください。

福井 英夫 Safety Business Unit シニアディレクター/シニアコンサルタント
1989年 名古屋大学大学院生命農学研究科栄養生化学専攻修了後、武田薬品工業株式会社入社。1994年京都大学薬学博士。2000年米国コロンビア大学医学部博士研究員。米国(ABT)及び日本(JSOT)毒性学会認定トキシコロジスト。グローバル武田における消化器病領域治療薬等の非臨床安全性評価リードとして、様々な毒性課題の解決や当局対応、導入候補化合物のデューデリジェンスなどを経験。2021年開催の第48回日本毒性学会学術年会(神戸)年会長も務めた。

 

2025-06-23T08:46:32+09:002025/06/23|

Safety BUの吉田研究員が日本核酸医薬学会第10回年会でポスター発表をします

2025年7月1~3日の3日間、神戸国際展示場で開催される日本核酸医薬学会第10回年会で、Safety BUの吉田研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
日本核酸医薬学会第10回年会

【ポスター発表】
日時:2025年7月2日(水)17:20-18:20
場所: 神戸国際展示場2号館
タイトル:「ヒト近位尿細管上皮細胞を用いた核酸医薬品の探索的な腎毒性予測法の開発」
ポスター番号:P2-094

【発表概要】
核酸医薬品、特にアンチセンスオリゴヌクレオチドの腎毒性は、開発中止の原因のひとつとして知られており、比較的短期間の投与で発現する肝毒性に比べて、一般的に長期間の反復投与がその毒性発現に必要です。従来の予測法であるヒト初代近位尿細管上皮細胞を用いたfree uptake法は、必要検体量が多く、試験期間が9日間と長いため、本スクリーニングには課題がありました。今回我々は、リポフェクション法による核酸導入をヒト近位尿細管上皮細胞に適用することで、試験期間の短縮(従来比77%減)と必要化合物の低減(従来比99.9%減)を達成しました。なお、正解率は92%(12/13)と良好な結果でした。本技術は、核酸創薬において腎毒性発現のリスクの低い化合物を早期に選択していく上で有用になると考えています。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPでは、核酸医薬品開発のあらゆる段階に対応した包括的な毒性評価サービスを提供しています。in vitro評価では、ハイスループットスクリーニングから詳細な毒性プロファイリングまで、多様なin vitro評価系を用いて候補核酸の最適化を支援します。また、in vivo評価では、核酸モダリティの特性に適した動物試験および薬物動態試験を提案・実施し、当局対応も含めた開発のサポートを行うことができます。核酸医薬品の安全性評価に関するあらゆる課題について、豊富な経験と専門知識でサポートしますので、お困りの際は、当社にご相談ください。

関連サービス:核酸医薬品の安全性評価サービス

吉田 唯真 Safety Business Unit
2013年より、武田薬品工業株式会社及びAxcelead DDPにて各種安全性評価に従事。2017年から核酸医薬品を初めとする New modality の安全性評価を開発

 

2025-06-20T16:14:54+09:002025/06/20|

構造活性フォーラム2025にてDigital Unitの半田研究員が化合物脳内濃度時間推移予測モデルについて紹介します

2025年6月20日にオンラインで開催される日本薬学会構造活性相関部会 構造活性フォーラム2025にてDigital Unitの半田研究員が化合物脳内濃度時間推移予測モデルについて紹介します。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
構造活性フォーラム2025
主催:日本薬学会構造活性相関部会
協賛:情報計算化学生物学会(CBI学会)

【口頭発表】
日時:2025年6月20日(金) 10:40-11:20
発表形式: オンライン
タイトル:「創薬における実践的な機械学習モデルの追求」

【発表概要】
近年のAI技術の進展により、創薬分野でも大量かつ高品質なデータを活用した予測モデルの重要性が高まっている。当社は統一条件下で得られたin vitro/in vivoの薬物動態・毒性データを基に、溶解性や膜透過性、毒性など23項目を高精度に予測するモデルを開発し、創薬支援サービスとして提供している。特に中枢神経系疾患では脳移行性の予測が重要だが、従来手法では限界がある。そこで我々は脳内濃度時間推移を予測するDeep two-compartment modelを構築した。本モデルは、実測データに基づきコンパートメントモデルのパラメータを最適化し、より実践的な予測を可能とする。我々はAIプラットフォームの継続的開発と現場への適用を通じて、こうした課題の解決に取り組んでおり、本発表ではその中で得られた知見を紹介する。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPでは、創薬のさらなる効率化と成功確率の向上を目指し、最先端の機械学習技術に通じたデータサイエンティストと、創薬研究に豊富な知識と経験を持つ研究者が密に協力し合い、AI開発を進めています。Axcelead DDPのAIは、以下の点に特徴があります。
①長年に亘って蓄積された高品質かつ大規模の創薬データを活用していること
②計算アルゴリズムに、より複雑で高度な計算や解析が可能なグラフニューラルネットワークやTransformerを用いた基盤モデルを採用していること
③ユーザーフレンドリーな適用範囲や予測誤差の推定機能をシステムに実装していることこれにより、信頼性が高く、より実務で使いやすい予測モデルを提供できること
現在、ADME予測モデルをお客様に提供し、化合物最適化を大幅に効率化するサービスを提供しており、今後は活性や毒性に関しても予測モデル開発を進めていきます。AI創薬をご検討の際は、是非、当社にご相談ください。

【演者】半田 耕一 Digital Unit
薬学博士。2007年東京大学大学院新領域創成科学研究科修了後、富山化学工業、北里大学、富士フイルム、帝人ファーマ、英国ケンブリッジ大学にて薬物動態研究及び創薬計算科学に従事。
2024年4月に帝人ファーマからAxcelead TWPに転籍。腎疾患を中心とした薬物動態プロジェクトを担当するとともに、eADMEスクリーニング機械学習モデルや化合物生成モデル構築に携わる。2024年9月より現職。

2025-06-10T08:26:22+09:002025/06/10|

【メディフォード・Axcelead共催】
第52回日本毒性学会学術年会 ランチョンセミナー開催のご案内

7月2日(水)から4日(金)まで沖縄コンベンションセンターにて開催される第52回 日本毒性学会学術年会においてメディフォードとAxceleadの共催ランチョンセミナーを開催します。
本セミナーでは、ニューモダリティ医薬品開発のフロントランナーから注目のトピックスについて最新の知見と実用的な情報をお届けします。
学会への参加を予定されている方は、是非、本ランチョンセミナーにお立ち寄りください。

第52回 日本毒性学会学術年会

【講演テーマ】
1. ニューモダリティ医薬品における不純物管理の最前線
演者:福井 英夫 氏 (Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 Safety Business Unit シニアディレクター/シニアコンサルタント)

2. LC/MSを用いたニューモダリティ医薬品/バイオマーカー開発: ペプチド・タンパク質の定量における留意点
演者:合田 竜弥 氏 (Future Peak株式会社 代表取締役社長)

【司会】
山田 久陽 氏 (メディフォード株式会社 戦略企画部門 先端事業推進部)
古川 義之 氏 (Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 Safety Business Unit)

 ランチョンセミナー 7 月 2日(水) 11:45-12:45 第7会場 沖縄コンベンションセンター【会議棟B】1F

【事前登録のご案内】
ただいま事前登録を受付中です。お席には限りがございますので、早めの申し込みをお勧めします。
皆様のご参加を心よりお待ちしています。
※事前予約数が上限に達した場合、やむを得ずお断りすることがあります。何卒ご容赦ください。

2025-06-04T09:12:44+09:002025/06/04|

当社とルクサナバイオテクとの共同研究成果が「Nucleic Acid Therapeutics」に掲載されました

浅野 真也 DMPK Business Unit
修士(農学)。東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程卒業後、ベンチャー企業を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。RNA-seqを中心にオミクスデータ解析を担当。

Hepatotoxicity Reduction Profiles of Antisense Oligonucleotides Containing Amido-Bridged Nucleic Acid and 2′-O,4′-C-Spirocyclopropylene Bridged Nucleic Acid

Published Date : March 26, 2025
詳細はこちらから

論文の概要:
アミド架橋核酸(AmNA)と2′-O,4′-C-スピロシクロプロピレン架橋核酸(scpBNA)は、高い相補鎖結合親和性とヌクレアーゼ耐性を有する架橋核酸類似体です。AmNAとscpBNAは、ホスホロチオエート修飾ギャップマーによる肝毒性を克服しますが、そのメカニズムは解明されていませんでした。本研究では、AmNA、scpBNA、およびホスホジエステル(PO)結合を組み合わせたアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)が、マウス肝毒性を著しく軽減することを見出しました。LNA群とAmNA-scpBNA群では観察された肝臓の病理組織所見はAmNA-scpBNA-PO群では減弱していました。バイオインフォマティクス解析により、肝毒性の軽減にはAtp5o遺伝子およびSdhb遺伝子というミトコンドリア関連遺伝子の発現変動が関与する可能性が示唆されました。本研究によりAmNA、scpBNA、およびPO修飾が肝毒性を軽減し、ASOの潜在能力を向上させる可能性が実証されました。
本研究はルクサナバイオテク株式会社との共同研究成果になり、Axcelead DDPは肝毒性に関する病理解析およびトランスクリプトーム解析を実施しました。本研究においては、当社が保持する抗PS-ASO抗体を用いた免疫組織化学により、投与ASOの肝臓組織内分布を解析するとともに、肝組織のトランスクリプトーム解析によって遺伝子変動を特定することでASOによる肝毒性との関連を考察しました。さらに電子顕微鏡観察によって投与ASOが誘発する組織や細胞の微細構造の変化も同定しています。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPでは、核酸医薬品の可視化や安全性評価に関するソリューションを提供することでお客様の核酸創薬を推進します。当社では、核酸配列デザインや送達技術および動態、薬効、安全性評価といった創薬ステージや課題に応じた核酸創薬に関する総合支援サービスを提供していますので、核酸創薬をご検討の際は、是非、当社にご相談ください。

関連情報:ルクサナバイオテク株式会社

関連サービス:
核酸の組織内分布を見る技術–in situ hybridizationや免疫組織染色を利用したソリューションー
核酸医薬品の安全性評価サービス

浅野 真也 DMPK Business Unit
修士(農学)。東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程卒業後、ベンチャー企業を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。RNA-seqを中心にオミクスデータ解析を担当。

2025-05-12T16:49:37+09:002025/04/25|

Pharmacology BU 菅原研究員がEASL Congress 2025でポスター発表をします

菅原 拓海 Pharmacology Business Unit
薬学修士。2019年東北大学大学院薬学研究科修了後、大正製薬株式会社に入社し、線維化疾患や腎臓疾患を対象とした創薬研究に従事。2023年にAxcelead Drug Discovery …

菅原 拓海 Pharmacology Business Unit
薬学修士。2019年東北大学大学院薬学研究科修了後、大正製薬株式会社に入社し、線維化疾患や腎臓疾患を対象とした創薬研究に従事。2023年にAxcelead Drug Discovery …

2025年5月7~10日の4日間、アムステルダムで開催されるEASL Congress 2025で、Pharmacology BUの菅原研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
EASL Congress 2025

【ポスター発表】
日時:2025年5月9日(金)終日
場所: Amsterdam, the Netherlands
タイトル:「Identification of differences in therapeutic mechanisms between Resmetirom and Semaglutide on metabolic dysfunction-associated steatohepatitis treatment in western diet-fed melanocortin 4 receptor knockout mice」
ポスター番号:FRI-438

【発表概要】
2024年、Resmetirom(THR-βアゴニスト)が世界初の代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)の治療薬としてFDAにより迅速承認されました。また、肥満症の治療薬であるSemaglutide(GLP-1アゴニスト)も、MASHに対し有効性を示す臨床試験結果が報告されています。2022年にMASH治療薬の治験についてFDA から承認に向けたガイドラインが提示されたこともあり、今後MASH 治療薬の開発が活性化することが考えられます。本研究では、肥満およびインスリン抵抗性を有するヒトMASH病態を模倣したモデルマウスを作製し、Resmetirom及びSemaglutideを同時に試験し、その効果を比較しました。その結果、いずれの薬剤も肝障害マーカー、脂肪肝を有意に改善しました。Semaglutideは摂食抑制による体重低下に加えて筋肉量や骨量の指標となる除脂肪重量も低下したことに対し、Resmetiromは除脂肪重量の低下を示さず、エネルギー消費量の増加が認められました。今後はResmetiromに加えてSemaglutideも上市される可能性があり、異なる作用機序を持つことから、これら薬剤の併用で、より強いMASH治療効果が得られるかもしれません。本研究の結果が、MASH治療薬開発に貢献することを期待します。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPでは、代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)の臨床症状である肥満およびインスリン抵抗性を有する高脂肪食を負荷したメラノコルチン4型受容体(MC4R)欠損モデルマウスを有しており、MASH治療薬候補の薬効薬理解析を実施することができます。また非侵襲的な体組成、エネルギー消費量や呼吸量を測定可能なEchoMRIやOxymaxシステムを保有しており、薬剤によるこれら指標への影響も評価可能です。さらに、各種代謝性疾患モデルも有しており、薬効薬理解析に加え、病理評価やオミクス解析など多彩な評価も可能です。MASH関連研究も含めて代謝性疾患を幅広くサポートできますので、代謝性疾患における創薬研究にお困りの際は、是非、当社にご相談ください。

 

菅原 拓海 Pharmacology Business Unit
薬学修士。2019年東北大学大学院薬学研究科修了後、大正製薬株式会社に入社し、線維化疾患や腎臓疾患を対象とした創薬研究に従事。2023年にAxcelead Drug Discovery …

2025-04-24T15:30:47+09:002025/04/24|

Pharmacology BUの日高研究員がECO 2025にてポスター発表をします

日高 幸佑 …

日高 幸佑 …

2025年5月11~14日の4日間、スペインで開催されるECO 2025(32nd European Congress on Obesity)で、Pharmacology BUの日高研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
ECO 2025(32nd European Congress on Obesity)

【ポスター発表】
日時:5月13日(火)18:00~18:45
場所: Malaga, Spain
タイトル:「Comparison of anti-obese effects on GLP-1 analogue peptides, Semaglutide, Tirzepatide and Retatrutide using MC4R deficient obesity model mice」
ポスター番号:PO4.142

【発表概要】
2024年、肥満症の治療薬としてGLP-1 agonist であるSemaglutideが本邦30年ぶりの新薬として上市され、大きなニュースとなりました。また、近年Tirzepatide やRetatrutideの臨床試験結果が報告され、その高い抗肥満効果から肥満患者のQOL向上に大きな期待が寄せられています。一方でこれらGLP-1 agonistの作用を同時に評価した非臨床試験の報告はありません。そこで本研究ではMC4R KOマウスを用いてSemaglutide、Tirzepatide 及びRetatrutideを同時に試験し、その効果を比較しました。その結果、Semaglutideと比較してTirzepatideの方が高い体重減少効果を示すことが確認されました。また、いずれのGLP-1 agonistも高い抗肥満効果を示す一方で、筋肉量も低下させることを示唆する結果が得られました。Semaglutideによる筋肉量減少作用は臨床試験結果からも報告されており、本結果は筋肉量減少作用がGLP-1 agonistに共通する作用であることを示唆する可能性があります。本研究の結果が、肥満症領域における創薬研究の発展に貢献することを期待しています。

【Axcelead DDPのソリューション】
肥満症のモデルマウスについては、Diet Induced Obesity(DIO)マウス、db/dbマウス、ob/obマウス等が知られており、それぞれ特徴を有した肥満症モデルとして有用であるものの、モデル作成までに時間を要することや糖尿病を合併すること等の課題があります。MC4R欠損モデルマウスは過食を呈し、早期に肥満化しますが、高血糖を呈しにくい特徴を有しており、抗肥満症領域の創薬研究において高い有用性があります。また、Axcelead DDPでは種々の測定機器(EchoMRI、Oxymaxシステム、X線CT)を用いた総合的な抗肥満評価が可能です。これらの測定系は肥満症領域の創薬研究において薬効評価だけでなくMOA解析、特徴化等に非常に有用で、各種肥満モデルも含めて肥満症研究を幅広くサポートできます。肥満症領域の動物評価やMOA解析、特徴化にお困りの際は、是非、当社にご相談ください。

日高 幸佑 …

2025-04-23T08:16:02+09:002025/04/23|

Screening BU 尾野研究員の共著論文が「Communications Biology」に掲載されました

Protein covariation networks for elucidating ferroptosis inducer mechanisms and potential synergistic drug targets

Published Date : March 31, 2025
詳細はこちらから

論文の概要:
表現型スクリーニングで見出されたヒット化合物の作用機序解析は、新たなバイオロジーの発見、化合物の創薬研究にとって重要なステップです。様々な作用機序解析手法が開発されていますが、絶対的に成功確率が高い手法はなく、新たなアプローチ法の開発が望まれています。本論文では、薬剤により引き起こされるタンパク質の「量・質・局在」の変化を蛍光抗体染色法により捉え、その時間的同調性に基づいて共変動ネットワークとして可視化するPLOM-CON解析法(Protein Localization and Modification-based Covariation Network analysis method)を用い、細胞死機構の一つであるフェロトーシス誘導作用を有する化合物の作用機序解明に成功しました。また、得られた共変動ネットワークデータをもとに、新たな併用治療戦略を示唆することができました。
本手法が化合物の作用機序解析に有用であるとともに、併用薬研究の可能性を拡げる手法であることが示されました。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPでは表現型スクリーニングサービスに加えて、Finger printingやChemical proteomicsを用いた作用機序解析のサービスを提供しています。新たな表現型スクリーニングをご検討の際、また、お持ちの化合物の作用機序が分からずにお困りの際には、是非当社にご相談ください。

関連情報:東京科学大学

尾野 晃人 Screening Business Unit
工学修士。大阪大学大学院工学研究科修了後、武田薬品工業株式会社を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。表現型スクリーニングや作用機序解析、細胞を用いたHTS評価系の構築を担当。

2025-04-03T13:47:11+09:002025/04/01|

Drug Discovery Chemistry 2025で当社の千葉がポスター発表をします

2025年4月14~17日の4日間、サンディエゴで開催されるDrug Discovery Chemistry 2025にて当社の千葉がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
Drug Discovery Chemistry 2025

【ポスター発表】
日時:2025年4月14日(月)~17日(木)
場所: San Diego, California
タイトル:「Identification of Covalent JNK Inhibitor」

【発表概要】
プロテオミクス研究や質量分析技術の発展により、標的タンパク質に対して高い選択性を持って反応し、強力かつ持続的な有効性を示すコバレントドラッグの研究が注目を集めています。例えば、EGFR阻害薬のオシメルチニブや BTK阻害薬のイブルチニブなど、複数の薬剤が上市されるに至っています。当社は、数ある標的タンパク質候補の中から、炎症性疾患、がん、神経変性疾患などの疾患に関連している c-Jun N末端キナーゼ (JNK) に注目しました。当社が見出しているJNK阻害薬をリード化合物に、コバレント結合性の置換基を適切な位置に付与することで、強力な阻害活性を示す コバレント JNK-3 阻害薬の獲得に成功しました。本発表では、当社のコバレント創薬の取り組みについて紹介します。

【Axcelead DDPのソリューション】
当社は、コバレント創薬にブレイクスルーをもたらす創薬技術やノウハウをワンストップで提供します。具体的には、リード化合物の取得を目的としたオリジナルコバレントライブラリーを用いたハイスループットスクリーニング(HTS)、コバレント化合物に特化したスクリーニング方法の最適化、反応機構解析、ケミカルプロテオミクスやフィンガープリンティングなどの技術を用いた標的タンパク質の同定など、幅広いサービスの提供が可能です。本発表では、構造情報が既知の標的タンパク質に対し、リード化合物を迅速かつ効率的に最適化した具体的な事例やノウハウを紹介します。コバレント創薬でお困りの際や、ご検討の際は、是非、当社にご相談ください。

千葉 淳 薬学博士 事業管理部 プロジェクトマネジメント
第一三共株式会社にてメディシナルケミストリー、ケミカルバイオロジー 研究に従事。在職中にインド子会社出向、カリフォルニア工科大学博士研究員留学を経験。2022年8月より現職 (医薬探索研究 メディシナルケミストリー → 事業管理部 プロジェクトマネジメント)。


2025-04-01T10:04:44+09:002025/03/25|

Pharmacology BU 後藤 BUヘッドがAPPW2025にて口頭発表をします

2025年3月17~19日、幕張メッセで開催されるAPPW2025(第130回 日本解剖学会/第102回 日本生理学会/第98回 日本薬理学会 合同大会)にてPharmacology Business Unitの後藤 BUヘッドが口頭発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
APPW2025(第130回 日本解剖学会/第102回 日本生理学会/第98回 日本薬理学会 合同大会)

【口頭発表】
日時:2025年3月19日(水)14:35 ~ 15:00
場所: 幕張メッセ 第10会場
タイトル:「AIによる動物行動解析」
演題番号:C000751

【発表概要】
創薬研究において、臨床症状による異常の検出や行動薬理試験など、安全性・薬理試験において動物行動試験が広く用いられている。特に中枢神経系疾患の創薬研究においては、候補化合物による機能改善効果を検証するために行動試験は不可欠であるが、現状は一つの動物モデルにおける一つの行動異常を指標として薬効を検証することが多く、他の異常を視覚的に検出することはまだ行われていない。一方、人工知能(AI)の創薬研究への応用が話題となっており、各パラメータから候補化合物の構造を導出予測する取り組みが精力的に行われている。しかし、動物の行動解析へのAIの応用はまだまだ不十分である。
そこで我々は、目視では検出できないモデル動物の異常行動をAIで検出することを目的としたAI動物行動解析システムの構築に着手した。その結果一つの動物モデルから複数の行動異常や化合物の有効性を検出することに成功した。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPでは、動物の行動画像をAIを使って解析するシステムを有するリヴァンプ社と提携して行動試験解析システムを構築しています。今回発表する統合失調症モデルの行動解析はその一環です。本システムはヒトの目では確認できない動物の行動を検出する事で、創薬研究において化合物の価値創出や開発のスピードアップに繋がります。中枢神経疾患領域だけではなく多くの疾患領域にも応用できますので創薬研究にお困りの際は、是非、当社にご相談ください。

後藤 雅将 Pharmacology Business Uint ヘッド
武田薬品工業で免疫炎症DDUでリサーチマネージャーを経て、2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。ADDPの薬理グループをリードして、統合トランスレーショナル研究のラボヘッドを経て、現在はPharmacology Business Unitのヘッドとして湘南や日野の薬理Gを統括。


2025-03-10T12:44:39+09:002025/03/10|

Pharmacology BU 北浦研究員がAPPW2025にてポスター発表をします

2025年3月17~19日、幕張メッセで開催されるAPPW2025(第130回 日本解剖学会/第102回 日本生理学会/第98回 日本薬理学会 合同大会)にてPharmacology Business Unitの北浦研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
APPW2025(第130回 日本解剖学会/第102回 日本生理学会/第98回 日本薬理学会 合同大会)

【ポスター発表】
日時:2025年3月18日(火)15:40-16:40
場所: 幕張メッセ 展示会場(国際展示場 展示ホール8内)
タイトル:「Skeletal muscle and cardiac function in B10-mdx mice」
演題番号:2P-242

【発表概要】
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)は筋力低下がおこり、症状が進行すると呼吸障害や心不全が発症して死亡に至る疾患です。近年、エクソンスキップ治療薬ビルテプソが上市され治療効果が期待されています。このほか、その他の遺伝子変異を持つ患者に対するビルテプソとは違う部位でのエキソンスップ薬や、その他のターゲットを標的としたDMD治療薬研究も行われています。DMDの非臨床研究にはMdxマウスが広く使用されていますが、運動機能や心機能の低下は軽度であり、顕著な骨格筋・心筋への異常を呈するには時間がかかります。本発表ではMdxマウスにおける骨格筋の機能をグリップテスト、トレッドミル、ロタロッドを用いて、さらに心機能については心エコー装置を用いて詳細かつ経時的に測定することができました。これらの結果は本マウスを用いた薬剤評価にあたり適切なタイミングを考慮する上で有用なデータと考えられます。

【Axcelead DDPのソリューション】
DMDは、いわゆる神経筋疾患に属しますが主要な死因は心不全とされています。そのため治療薬の開発には筋肉に対する作用にフォーカスするだけでなく、心臓に対する作用も評価することで、よりよい医薬品の創出に繋がると考えられます。
Axcelead DDPでは小動物(マウス・ラット)と大動物(イヌ・サル)それぞれで豊富な心エコー測定の経験があります。
筋疾患においてもグリップテスト、トレッドミル、ロタロッドなどのマウスを用いた豊富な測定実績を持っています。
今回の発表ではDMDモデルマウスにおける筋肉の機能に加え、心エコー測定により心機能についても評価しました。DMDに限らず、心臓や筋肉の機能評価、薬効評価にはぜひ当社の技術・装置をご活用ください。

北浦 智規 Pharmacology Business Unit
2007年に武田薬品工業株式会社に入社し、安全性評価部門で一般毒性試験の試験責任者を担当。2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社へ転籍し、循環器領域を中心とした薬理研究に従事。


2025-03-07T08:17:45+09:002025/03/07|

Pharmacology BU 日高研究員がAPPW2025にてポスター発表をします

2025年3月17~19日、幕張メッセで開催されるAPPW2025(第130回 日本解剖学会/第102回 日本生理学会/第98回 日本薬理学会 合同大会)にてPharmacology Business Unitの日高研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
APPW2025(第130回 日本解剖学会/第102回 日本生理学会/第98回 日本薬理学会 合同大会)

【ポスター発表】
日時:2025年3月18日(火) 15:40-16:40
場所: 幕張メッセ 展示会場(国際展示場 展示ホール8内)
タイトル:「MC4R KO過食性肥満モデルマウスに対するGLP-1Rアゴニストの作用の検討」
演題番号:2P-396

【発表概要】
2024年、肥満症の治療薬としてGLP-1 agonist であるSemaglutide(ウゴービ)が本邦30年ぶりの新薬として上市され、大きなニュースとなりました。また、近年Tirzepatide (GLP-1R, GIPR dual-agonist)やRetatrutide(GLP-1R, GIPR, GCGR triple-agonist)の臨床試験結果が報告され、その高い抗肥満効果から肥満患者のQOL向上に大きな期待が寄せられています。一方でこれらGLP-1 agonistの作用を同時に評価した非臨床試験の報告はありません。そこで本研究ではMC4R KOマウスを用いてSemaglutide、Tirzepatide 及びRetatrutideを同時に試験し、その効果を比較しました。その結果、Semaglutideと比較してTirzepatideの方が高い体重減少効果を示すことが確認されました。また、いずれのGLP-1 agonistも高い抗肥満効果を示す一方で、筋肉量も低下させることを示唆する結果が得られました。Semaglutideによる筋肉量減少作用は臨床試験結果からも報告されており、本結果は筋肉量減少作用がGLP-1 agonistに共通する作用であることを示唆する可能性があります。本研究の結果が、抗肥満疾患領域における創薬研究の発展に貢献することを期待しています。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPが有するメラノコルチン4型受容体(MC4R)欠損モデルマウスは、モデル作成までに時間を要することや糖尿病を合併すること等といった他のモデルマウスとは異なり、過食を呈し早期に肥満化しますが糖尿病を合併しません。そのため抗肥満症領域の創薬研究において高い有用性があります。
また、本研究ではEchoMRI・Oxymaxシステム・X線CTといった測定機器を用いて抗肥満評価を行っており、これらの測定系は肥満症領域の創薬研究において薬効評価だけでなくMOA解析、特徴化等に非常に有用です。
肥満症領域の動物評価やMOA解析、特徴化にお困りの際は、是非、当社にご相談ください。

日高 幸佑 Pharmacology Business Unit
薬学修士。2012年九州大学大学院薬学府修了後、大正製薬株式会社に入社し、感染症や腎臓疾患を対象とした創薬研究に従事。2023年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。入社後は腎・肝臓疾患や肥満症をはじめとした代謝性疾患領域の薬効薬理試験に従事


2025-03-07T14:18:16+09:002025/03/07|

デジタル製剤学FG 第2回シンポジウムにてDigital Unitの半田研究員がIn-house大規模実験データを用いたAIプラットフォーム:Beyond A Platformについて紹介します

2024年12月11日、京都大学 国際科学イノベーション棟 シンポジウムホールで開催されるデジタル製剤学FG 第2回シンポジウムにてDigital Unitの半田研究員がIn-house大規模実験データを用いたAIプラットフォーム:Beyond A Platformについて紹介します。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
デジタル製剤学FG 第2回シンポジウム

【口頭発表】
日時:2024年12月11日(水) 14:15-15:35
場所: 京都大学 国際科学イノベーション棟 シンポジウムホール
タイトル:「In-house大規模実験データを用いたAIプラットフォームの開発と展望:Beyond A Platform」

【発表概要】
近年のAI開発は様々な分野で成功を収めています。この内の一つとして、創薬研究への機械学習適用はとても有望な分野であり、特に、固定の実験プロトコルで運用される薬物動態に関するin vitro実験は、機械学習で利用できるデータが蓄積しやすい性質を持つため、この予測を目的としたソフトウェア開発を進める例が多く見られます。しかし、本当に創薬研究に役立つ予測モデルとは、一体どのようなものでしょうか?技術面の課題として、モデル作成に用いられるデータ数、アルゴリズム、モデル適用範囲などがあり、運用面の課題としては、どのような実験項目の予測がどういったタイミングで実際に必要とされるか、が挙げられます。我々はAIプラットフォーム(Beyond A Platform)の継続的開発と現場への適用を通じてこれらの課題を解決する試みを行っています。本発表では、この開発で得られた知見について紹介いたします。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPでは、創薬のさらなる効率化と成功確率の向上を目指し、最先端の機械学習技術に通じたデータサイエンティストと、創薬研究に豊富な知識と経験を持つ研究者が密に協力し合い、AI開発を進めています。
Axcelead DDPのAIは、以下の点に特徴があります。
①武田薬品で長年に亘って蓄積された高品質かつ大規模の創薬データを活用していること
②計算アルゴリズムに、より複雑で高度な計算や解析が可能なグラフニューラルネットワークやTransformerを用いた基盤モデルを採用していること
③ユーザーフレンドリーな適用範囲や予測誤差の推定機能をシステムに実装していること
これにより、信頼性が高く、より実務で使いやすい予測モデルをお客様に提供することができます。現在、ADME予測モデルをお客様に提供し、化合物最適化を大幅に効率化するサービスを提供していますが、今後は活性や毒性に関しても予測モデル開発を進めていきます。AI創薬をご検討の方は、ぜひ当社にご相談ください。

半田 耕一 Digital Unit
2007年東京大学大学院新領域創成科学研究科終了後、富山化学工業、北里大学、富士フイルム、帝人ファーマ、英国ケンブリッジ大学にて薬物動態研究及び創薬計算科学に従事。2024年4月に帝人ファーマからAxcelead TWPに転籍。腎疾患を中心とした薬物動態プロジェクトを担当するとともに、eADMEスクリーニング機械学習モデルや化合物生成モデル構築に携わる。2024年9月より現職。


2024-11-27T08:16:08+09:002024/11/26|

Chemistry BU 柳下研究員が第41回メディシナルケミストリーシンポジウムにて口頭発表をします

2024年11月20~22日、京都テルサで開催される第41回メディシナルケミストリーシンポジウムにてChemistry BU 柳下研究員が口頭発表します。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
第41回メディシナルケミストリーシンポジウム

【口頭発表】
日時:2024年11月20日(水) 11:30~11:50
場所: 京都テルサ
タイトル:「Identification of covalent JNK inhibitor」1O-05

【発表概要】
コバレントドラッグは標的タンパク質と共有結合を形成して、その機能を不可逆的に阻害する薬剤です。近年では、プロテオミクス研究の発展や分析技術の発展により、それらを用いた標的タンパク質に対する高い選択性で反応するコバレントドラッグの研究が注目を集めており、EGFR阻害薬やBTK阻害薬など、実際にすでに上市された薬剤もあります。我々は、数ある標的タンパク質の中から、炎症性疾患、がん、神経変性疾患などの疾患に関連しているc-Jun N末端キナーゼ(JNK)に注目し検討を行いました。当日の発表では、我々のコバレント創薬についての取り組みを紹介します。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPでは、コバレント創薬成功の鍵となる化合物デザイン、合成、評価などのサービスをワンストップで提供することが可能です。本発表では、構造情報が既知の標的タンパク質に対し、リード化合物の迅速かつ効率的に最適化したケースを紹介させて頂きます。なおADDPは、コバレント創薬を志向した独自の化合物ライブラリや標的同定の技術(ケミカルプロテオミクス、フィンガープリンティングなど)も有しており、構造情報が特定されていない標的に対する案件も含め、幅広いサービスの提供が可能です。コバレント創薬でお困りの際、あるいはご検討の際は、是非当社にご相談ください。
当日は、企業展示ブースにも出展しておりますので、是非お立ち寄りください。

柳下 裕俊 Chemistry Business Unit
東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了後、田辺三菱製薬株式会社を経て、2020年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。初期非臨床試験用原薬の合成に向けた製法検討・合成研究や創薬合成研究に従事している。


2024-11-15T17:08:45+09:002024/11/18|

第15回スクリーニング学研究会にてThinkCyte社との共同研究成果が発表されます

2024年11月22日、東京・タワーホール船堀で開催される2024年 第15回スクリーニング学研究会にてThinkCyte社との共同研究成果がポスター発表されます。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
2024年 第15回スクリーニング学研究会

【ポスター発表】
日時:2024年11月22日(金)
場所: 東京・タワーホール船堀
タイトル:「Pooled compound screening using DNA barcoding and Ghost Cytometry」

【発表概要】
AI駆動型の高速細胞判別・分取技術であるゴーストサイトメトリー(GC)は、細胞を染色することなく個々の細胞の形態情報を用いて細胞を判別・分取する事が可能である。GC技術を用いて表現型スクリーニングを実施することで、従来の表現型スクリーニングでは染色によるバイアスで見出せなかった、より生体の反応性を反映したヒット化合物の創出につながることが期待される。GC技術のポテンシャルを明らかにするため、非アルコール性肝炎(NASH)モデル細胞を用いた化合物スクリーニングを、GCおよび従来の表現型スクリーニング法でそれぞれ実施した。ポスター発表では、2つのアプローチから得られた共通ヒット化合物および異なるヒット化合物を紹介し、従来の方法では検出できない新規創薬標的を同定するための、GC技術を用いた新しいスクリーニング・プラットフォームの能力について議論したい。

【Axcelead DDPのソリューション】
表現型創薬を加速させるためには、信頼性の高い評価系の構築と適切な化合物ライブラリーの選択が非常に重要です。Axcelead DDPには、評価系構築に関する幅広い経験とノウハウがあり、また、自社独自に構築した大規模かつ質の高いdiversity library、狙いを定めたfocused library、Target既知のannotation library等の魅力的な化合物ライブラリーの中から、最適な組み合わせをご提案することが可能です。さらに、Axcelead DDPでは表現型スクリーニングの実施から、化合物構造情報を駆使したヒット化合物の標的分子同定のためのプローブ合成を行い、ターゲット分子同定までの一気通貫のフルサービスの提供も可能です。表現型創薬のアプローチをご検討の際は是非、当社にご相談ください。

【演者】 安 瑜利 (ThinkCyte株式会社)

【共同研究者】
横川 寛 Screening Business Unit
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 Screening Business Unit所属。主にCell-based assay構築を担当している。


2024-11-14T09:11:47+09:002024/11/12|

第15回スクリーニング学研究会企業セミナーにてScreening BUの秦研究員とChemistry BUの奈良研究員が統合的HTSプラットフォームについて紹介します

2024年11月22日、東京・タワーホール船堀で開催される2024年 第15回スクリーニング学研究会企業セミナーにてScreening BUの秦研究員とChemistry BUの奈良研究員が統合的HTSプラットフォームについて紹介します。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
2024年 第15回スクリーニング学研究会

【口頭発表】
日時:2024年11月22日(金)
場所: 東京・タワーホール船堀
タイトル:「Axcelead の Data-Driven Drug Discovery プラットフォーム」

【発表概要】
Axcelead DDPでは120万化合物にのぼる自社化合物ライブラリーと長年培ってきた経験をもとに、HTS戦略の立案・議論からアッセイ系の構築、HTSの実施、ヒット化合物の精査や拡充など、HTSに関連した統合的なサービスを提供できます。本セミナーではAxcelead DDPの統合的HTSプラットフォームを紹介するとともに、計算科学的な手法を活用したバーチャルスクリーニングや、近年発展の著しいAIや機械学習を活用した、データに基づいた効率的なヒット創出サービスパッケージについて紹介いたします。

Axcelead DDPが提供する独自サービス
・60%がオリジナルの化合物からなる独自の化合物ライブラリーをHTSに利用可能
・オリジナルな計算化学ツール群 A-code を用いた高精度バーチャルスクリーニング
・独自データによってトレーニングされたAI/MLモデルにお客様のプロジェクトデータを追加してお客様専用のAIモデルを構築
・迅速なヒット拡充を可能にする120万の化合物と100億のバーチャル化合物、独自のビルディングブロックを活用したハイスループット合成技術

【Axcelead DDPのソリューション】
Axceleadでは質の高い化合物ライブラリーと豊富な経験を駆使する事で90%以上という高いヒット創出成功率を誇ります。ヒット化合物を見出した後も、ヒット化合物の優先順位付けのためのアノテーション情報提供やADME予測AIモデルの活用、ヒット拡充のための豊富な化合物からの迅速な周辺化合物評価やハイスループット合成技術の活用など、迅速かつ効果的に化合物最適化のステージに進めるためのソリューションを提供することで創薬プロセス全体の時間・コストの短縮・効率化を図ります。低分子化合物のヒット創出をご検討の際は、ぜひ当社にご相談ください。

秦 彬斗 Screening Business Unit ヘッド / Digital Unit ヘッド
2010年九州大学システム生命科学府修了後、武田薬品工業に入社にてスクリーニング研究に従事。2017年からTakeda Bostonを経て2021年にAcxcelead DDPに入社。キナーゼ、分解剤のプラットフォーム構築やスクリーニングプロジェクトに携わる。2023年よりディレクター、2024年よりScreening BUヘッド。

2024-11-12T10:11:38+09:002024/11/12|

Pharmacology BUの松本研究員がAASLD The Liver Meeting 2024にてポスター発表をします

2024年11月15~19日の5日間、サンディエゴで開催されるAASLD The Liver Meeting 2024にてPharmacology BUの松本研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
AASLD The Liver Meeting 2024

【口頭発表】
日時:2024年11月15日(金)~19日(火)
場所: San Diego, California
タイトル:「Comprehensive profiles of the microbiome and metabolome within the gut-liver axis in Western diet-fed MC4R knockout mice.」

【発表概要】
代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)の病態形成には、臓器間ネットワーク、特に腸-肝軸ネットワークが関与することが知られています。しかし、その全体像については未だ十分に解明されていません。本研究では、肥満およびインスリン抵抗性を有するヒトMASH病態を模倣したモデルマウスを作製し、大腸内容物、小腸内容物、血漿、肝臓における代謝物および腸内細菌の網羅的解析を行いました。その結果、肝臓で顕著な変動が認められたグリセロ脂質、グリセロリン脂質、及び胆汁酸が、(1)小腸内容物中の脂肪アシルなどの代謝物と相関を示し、それらがS24-7科およびAllobaculum属の菌と相関すること(2)大腸内容物中のグリセロリン脂質などの代謝物と相関を示し、それらがBacteroides属、Allobaculum属、およびDesulfovibrionaceae科の菌と相関することが確認されました。上記代謝物および菌は、表現型マーカーとも相関しており、腸-肝軸ネットワークにおける新たな代謝調節機構の解明に寄与することが考えられます。本研究の結果が、今後の臨床研究におけるバイオマーカーまたは治療標的として活用されることを期待します。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axceleadは、代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)の臨床症状である肥満を呈する高脂肪食を負荷したメラノコルチン4型受容体(MC4R)欠損モデルマウスを有しています。また、ユニークなメタボロミクスプラットフォームも有していることから、親水性代謝物から疎水性代謝物(リピドミクス)のあらゆる種類の代謝物の測定および結果解釈が可能であり、パーサルファイドなど特異的な分子種に特化した評価系を活用した評価や、腸内細菌の網羅的解析も実施することができます。これらの手法を組み合わせることにより、MASHのPDマーカー探索並びに治療薬開発における従来にはない新しい研究アプローチを提案することが可能です。MASH以外の疾患も含め、是非、当社にご相談ください。

関連サービス:
多層オミックス解析による臨床応用可能なバイオマーカー探索

松本 光晴 Pharmacology Business Unit
薬学修士。1995年東北大学大学院薬学研究科修了後、武田薬品工業に入社。主に抗血小板薬、抗糖尿病薬の創薬研究に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍後は主に非アルコール脂肪性肝炎などの肝疾患、並びに腎疾患の薬効薬理試験に従事。

2024-11-08T10:15:06+09:002024/11/07|

DMPK BU 林研究員の共著論文が、「BPB Reports」に掲載されました

Phosphorylation Dynamics and Kinase Interaction in mRNA Transcription-Associated Kinases: Autophosphorylation of CDK12 and its Modulation by CDK7 and CDK9

Published Date : October 18, 2024
詳細はこちらから

論文の概要:
タンパク質リン酸化によるシグナル伝達経路は、細胞外の刺激を細胞に伝達することにより、増殖、分化、生存等の細胞機能において重要な役割を果たしています。また、タンパク質リン酸化修飾は、癌等の疾病原因と深く関わり、CDKの異常な活性が癌細胞の増殖や生存に寄与することから、各転写CDKを標的とした癌治療法の開発も進んでいます。転写活性で不可欠な役割を果たす、RNAポリメラーゼII(Pol II)のC末端ドメイン(CTD)と、それらをリン酸化する転写関連キナーゼCDK7、CDK9、およびCDK12間の分子相互作用は、これまでに研究されてきましたが、CDK間の相互作用は十分に研究されていませんでした。本論文では、リン酸化プロテオーム解析により、CDK12リン酸化がCDK7とCDK9によって協調的に活性化されること、およびCDK12リン酸化部位とその機能に及ぼす生物学的効果について明らかにしました。CDK間の相互作用を解明することで、これらを標的とした新薬の開発に役立つことが期待されます。

【Axcelead DDPのソリューション】
リン酸化は、タンパク質の生理機能を調整する重要な翻訳後修飾です。一方で、リン酸化は、極微量でMS解析の難度が高いこと、オミクス分析で得られた多数分子解釈の難度が高いことから手軽に実施できる技術ではありません。Axcelead DDPには、最適化したリン酸化分子濃縮法を始め、キナーゼ予測や相互作用解析等を駆使して、タンパク質リン酸化解析を実施できる高度なノウハウ・経験・知識があります。これらを活用することにより、創薬研究の加速・成功率向上に欠かせないバイオマーカーについても、他のオミクス層では見つからない、独自のマーカーを見出せる可能性があります。MOA探索、POC取得等でお困りの方、本技術を活用し、創薬研究を加速させたい方は、是非、当社にご相談ください。

林 浩三  DMPK BU Omics & Bioinformatics G 所属
1990年武田薬品工業入社。天然物化学を経て、2002年に同社初のプロテオミクスプラットフォームを構築。Axcelead Drug Discovery Partners株式会社でもプロテオミクス業務を担当。

2024-11-08T10:15:10+09:002024/11/06|

Axcelead DDPで作出された慢性腎臓病モデルマウス(AXCCマウス)の解析結果が、共著論文として「American Journal of Pathology」に掲載されました

A novel deep learning approach for analyzing glomerular basement membrane lesions in a mouse model of X-linked Alport syndrome

Published Date : October, 2024
詳細はこちらから

論文の概要:
本研究により、AxceleadDDPが作製したAXCCマウス(ヒトアルポート症候群のCOL4A5遺伝子のナンセンス変異を有する)のメスが、腎糸球体における異常IV型コラーゲンのモザイク状発現パターンを示し、アルポート症候群女性患者の病態を模倣することが明らかになりました。
さらに、筑波大学・昭和大学、AxceleadDDPそれぞれで実施された評価の組み合わせにより、AIを取り入れた病理画像解析技術の有用性や、アルポート症候群の予後予測や早期治療介入に役立つ知見が示されました。

【Axcelead DDPのソリューション】
今回の研究ではAxcelead DDPで実施したHALO(indica Labs)を用いた病理画像解析が重要な結果の一つとなり、成果が生み出されました。HALOによる病理解析は、AIを取り入れた画像解析ツールに、病理専門家の知識技術を融合させることでそのデータの価値をより高めることができます。全身各臓器/組織/細胞における薬効・毒性評価やMOA解析、薬物動態研究などに活用できますのでお客様の課題についてぜひご相談下さい。

関連情報:筑波大学

小林 亮介 Pharmacology Business Unit、Integrated Pathology
獣医学博士。認定毒性病理学専門家、獣医病理学専門家、トキシコロジスト。
2019年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社入社。安全性評価、薬効評価に関連する病理組織検査や、空間的トランスクリプトミクス研究を担当。病理専門家として様々な創薬研究をサポートしている。

2024-10-24T16:42:41+09:002024/10/25|

Pharmacology BU 金子研究員、DMPK BU 濱田研究員の共著論文が「Cell Transplantation」に掲載されました

Xenogenic Engraftment of Human Induced Pluripotent Stem Cell–Derived Pancreatic Islet Cells in an Immunosuppressive Diabetic Göttingen Mini-pig Model

Published Date : October, 2024
詳細はこちらから

論文の概要:
1型糖尿病の根治的な治療法として、ES細胞やiPS細胞などのヒト多能性幹細胞から作製した膵島様細胞の移植が期待されており、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と武田薬品の共同研究プロジェクト(T-CiRA)からヒトiPS細胞由来膵島細胞(iPIC)が見出されました。
細胞製品の開発では、臨床試験への橋渡しとして、身体の大きさがヒトに近い大動物で薬効評価を行うことが望ましいと言われています。本論文では、胸腺および脾臓を摘出したミニブタに膵β細胞を破壊する薬剤のストレプトゾトシンを投与し糖尿病の病態を再現し、さらに、免疫抑制剤を投与することでヒト細胞の移植が可能な糖尿病ミニブタを作製しました。この免疫抑制糖尿病ブタモデルに移植したiPICが、移植から約1か月後も持続的に生着していることが組織学的に確認されました。また、ヒト型C-peptide(インスリン分泌の指標)が血中に分泌されていることも確認されました。本モデルは、糖尿病に対するヒト細胞を用いた細胞移植治療の開発に役立つと期待されます。
本研究においてAxcelead DDPは、in vitro試験からの免疫抑制剤の目標血中濃度設定、免疫抑制糖尿病ブタモデルの構築および細胞移植を担当・実施しました。

【Axcelead DDPのソリューション】
免疫系臓器の切除と免疫抑制剤の投与により、ヒト細胞が生着する免疫抑制状態を呈し、かつ、安定した病態を維持することが困難と言われている1型糖尿病を併せ持つブタモデルを構築できたのはAxcelead DDPの高い動物実験技術力によります。また、リンパ球を用いたin vitro試験から適切な免疫抑制剤の投与量を設定した上で動物実験を行うことができるのもAxcelead DDPの強みです。in vitro試験からin vivo試験への用量設定のブリッジングにお困りの方、あるいは大動物/小動物の病態モデルや評価系構築をご検討の方は是非Axcelead DDPにご相談ください。

関連情報:
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)
オリヅルセラピューティクス株式会社

金子まなみ Pharmacology Business Unit
1998年北海道大学獣医学部修了後、武田薬品工業株式会社にて循環器疾患、代謝疾患領域を中心に創薬研究に従事。2017年より現職。循環器領域や代謝疾患領域のMOA解析、ターゲットバリデーション、薬効薬理試験を担当。免疫抑制大動物モデルの構築とそれを用いた薬効薬理試験を担当。2018年6月に北海道大学獣医学部 獣医学博士号取得。

2024-10-24T14:46:49+09:002024/10/15|

Pharmacology Business Unit 中村研究員が日本核酸医薬学会第9回年会にてポスター発表をします

2024年7月15~18日の4日間、仙台国際センターで開催される日本核酸医薬学会第9回年会にて、Pharmacology Business Unit 中村研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。

【学会概要】
日本核酸医薬学会第9回年会

【ポスター発表】
日時:2024年7月16日(火)
場所:仙台国際センター(宮城県仙台市)
タイトル:「髄腔内投与によるアンチセンスオリゴの脳内分布及び細胞分布の特徴」(ポスターセッション2 P2-51)
演者:中村 小百合 Pharmacology BU

【発表概要】
一部の中枢神経疾患では、特異的な脳領域や細胞種が機能障害や器質的変化を起こすことにより発症することが知られています。そのため、中枢疾患を指向した治療薬では適切なdrug delivery systemの選択が重要であり、前臨床研究においても、どの投与方法により目的とする細胞種に薬物が到達するのかを見極めることは重要です。今回はantisense oligonucleotides (ASO)について、投与経路による各脳領域及び脳の構成細胞種別の分布差についてIn situ hybridization (ISH)及びmultiplex immunohistochemistry (mIHC)を用いて可視化し、評価した結果を発表します。

【Axcelead DDPのソリューション】
本研究で見いだされた核酸の髄腔内投与による中枢での特異な分布様式は、当社がこれまでに蓄積してきた核酸の可視化技術、すなわち、当社でのみ利用可能な特異抗体を用いた可視化やin situ hybridizationを用いた可視化技術さらには、細胞マーカーとの同時検出を可能にしたMultiplex IHC技術を用いて明らかにすることができました。当社では、核酸医薬品開発における組織分布を細胞レベルで理解するための高度な技術を提供することが可能です。核酸医薬品の動態解析、MOA解析でお困りの際は、是非、当社にご相談ください。

中村 小百合 Pharmacology BU
獣医学博士、獣医師、日本獣医病理学専門家協会(JCVP)会員。武田薬品工業で中枢神経疾患の薬理試験に従事した後、2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。非臨床安全性研究を経て、現在は安全性評価、薬効評価における病理組織評価、multiplex immunohistochemistryなどの多重染色やその画像解析を担当。

2024-07-03T09:42:55+09:002024/07/03|

Axcelead DDPが田辺三菱製薬株式会社の創薬パートナーとして支援した研究成果が第40回日本DDS学会学術集会にて発表されます

2024年7月9~11日の3日間、茨城県つくば市で開催される第40回日本DDS学会学術集会にてAxcelead DDPが田辺三菱製薬株式会社の創薬パートナーとして支援した研究成果が発表されます。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
第40回日本DDS学会学術集会

【口頭発表】
日時:2024年7月9日(火)~11日(木)
場所:つくば国際会議場(茨城県つくば市)
タイトル:「中枢DDSの投与経路としての鼓室内投与の有用性検証」

【発表概要】
アルツハイマー病などの中枢神経系疾患の治療開発において、標的部位である脳への医薬品の送達が必要だが、血液脳関門によって静脈内投与や経口投与などの末梢投与による医薬品の脳内移行は制限される。脳への曝露を高めるために脳室内投与や髄腔内投与が選択されるが、その侵襲性の高さや煩雑さから、より利便性の高い中枢移行性の投与方法が求められている。本研究では、中枢移行性を指向した新規投与方法として、比較的低侵襲性かつ脳への高曝露が期待される鼓室内への投与に着目し、鼓室内投与による薬物の中枢移行性を評価した。その結果、低膜透過性化合物をラットの鼓室内あるいは静脈内に投与したところ、静脈内投与と比較して、鼓室内投与では脳脊髄液および脳組織の薬物量が明らかに高値を示した。これは、薬物が鼓室内投与後に直接的、かつ効率的に中枢に移行したことを示しており、鼓室内投与が中枢送達に適した新たな有用な投与経路である可能性を示唆するものである。

【演者】
齋藤昌良(田辺三菱製薬株式会社) 

【Axcelead DDPのソリューション】
本研究で実施された鼓室内投与は、当社がこれまで蓄積してきた脳移行性評価および薬効薬理試験の豊富な経験と知見に裏付けされた高度な技術の一つになります。中枢神経系疾患の評価・薬効薬理試験でお困りの際は、是非、当社にご相談ください。

村上 浩司 Pharmacology Business Unit CNS

2003年、金沢大学自然科学研究科生命薬学専攻博士前期課程修了後に、武田薬品工業創薬研究所に入社。脳梗塞、アルツハイマー病など中枢神経疾患の薬理研究に従事。2015年に金沢大学自然科学研究科生命科学専攻博士後期課程にて薬学博士取得。2017年よりAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。中枢疾患の創薬研究の経験を活用し、研究計画の作成から中枢特有の行動試験を含む薬理試験実施など、カスタマーの創薬研究をサポートしています。

2024-06-27T07:48:38+09:002024/06/27|

Pharmacology Business Unit 階上研究員が第67回 日本腎臓学会学術総会でポスター発表をします

2024年6月28~30日の3日間、パシフィコ横浜で開催される第67回日本腎臓学会学術総会にて、Pharmacology Business Unit 階上研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。

【学会概要】
第67回日本腎臓学会学術総会

【ポスター発表】
日時:2024年6月30日(日)11:00-12:15
場所:パシフィコ横浜 ノース(神奈川県横浜市)
タイトル:「Alport症候群モデルマウスにおける糸球体特異的なCOL4A5発現の回復時期による効果の検討」(演題番号:P-279)
演者:階上 健太郎 Pharmacology BU 遺伝子改変動物グループ

【発表概要】
X-linked Alport syndrome(X連鎖型アルポート症候群、XLAS)は、COL4A5の遺伝子異常によって引き起こされる進行性の腎症であり、男性の患者さんの約9割が40歳までに末期腎不全へと進行します(女性の患者さんは一般に進行が遅く、腎不全に進行することは稀)。海外からの報告では、人口当りで5千〜1万人に1人いるとされており、国内には1200人程度の患者さんがいると推測されていますが、根本的な治療薬はありません。我々はこれまでにヒトの患者さん由来の変異を導入したAXCCマウスを作製し、末期腎不全様の病態を示すことを確認するなど、病態解析を進めてきました。前回は、このマウスにCre-loxPシステムを適用し、若週齢におけるエクソンスキッピングにより腎機能を改善できることを報告しました。今回の発表では、病態が進行した状態からでも腎機能改善が可能であるかの検証結果について、尿血液検査や病理画像を用いてご紹介いたします。

関連ソリューション
腎疾患治療薬の創薬/病態研究のサポート
当社では、AXCCマウスを用いた薬理・病理評価に複数の実績がありますので、より効果的な試験デザインを提案することができます。

階上 健太郎 Pharmacology BU 遺伝子改変動物グループ
工学修士。2009年東北大学大学院工学研究科修了後、武田薬品工業に入社。遺伝子改変マウス、ラットの作出、および解析業務に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社設立時に武田薬品から転籍。統合生物、統合トランスレーショナル研究を経て、2024年1月より現職。
お客様のご要望に合わせた最適な遺伝子改変動物をご提供します。薬理試験や病理解析など他試験との組み合わせも、お気軽にお問い合わせください。

2024-06-13T08:16:03+09:002024/06/13|

第51回 日本毒性学会学術年会ランチョンセミナーを
メディフォード、Axcelead共催にて開催いたします。

7月3日からの3日間、福岡国際会議場で開催される第51回 日本毒性学会学術年会が開催において、ランチョンセミナーを開催いたします。
昨年のランチョンセミナーでは、実験用サルの代替動物種として注目されているヒト遺伝子ノックイン(KI)動物を用いたIND申請用試験をご紹介して大変好評をいただきました。今回はFDA/CBERの最近の話題を含めたアップデートをお届けいたします。
学会への参加を予定されている方は、是非メディフォード×Axceleadのランチョンセミナーにもお立ち寄りください。

事前登録の受付も行っております。
※事前予約数には限りがございます。やむを得ずお断りする可能性がございます。

ランチョンセミナーL2-4     7 月 4日(木) 12:00-13:00 福岡国際会議場 4F 411+412 会議室

【講演テーマ】
ケーススタディ:
KI(Knock-In)動物を用いたIND のための毒性試験及びFDA/CBER に関する最近の話題について

【演者】 
福井 英夫 応用レギュラトリーサイエンス シニアディレクター/シニアコンサルタント

【司会】
山田 久陽 メディフォード株式会社 戦略企画部門 先端事業推進部

福井 英夫 応用レギュラトリーサイエンス シニアディレクター/シニアコンサルタント
1989年 名古屋大学大学院生命農学研究科栄養生化学専攻修了後、武田薬品工業株式会社入社。1994年京都大学薬学博士。2000年米国コロンビア大学医学部博士研究員。米国(ABT)及び日本(JSOT)毒性学会認定トキシコロジスト。グローバル武田における消化器病領域治療薬等の非臨床安全性評価リードとして、様々な毒性課題の解決や当局対応、導入候補化合物のデューデリジェンスなどを経験。2021年開催の第48回日本毒性学会学術年会(神戸)年会長も務めた。

2024-06-28T15:04:18+09:002024/05/17|

Data Science & Informaticsの柴原研究員(Principal Scientist)が第38回人工知能学会全国大会にて大規模言語モデルを用いた化合物の構造生成に関する発表をします

2024年5月28~31日の4日間、静岡県浜松市で開催される2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)にてData Science & Informatics 柴原研究員(Principal Scientist)が口頭発表を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
2024年度人工知能学会全国大会(第38回)

【口頭発表】
日時:2024年5月28日(火)15:00 〜 16:40
場所: アクトシティ浜松 F会場  (イベントホール仮設4) + オンライン
タイトル:「化学合成における構造生成のための大規模言語モデルの追加事前学習」

【発表概要】
創薬の分野では、薬の発見を目指して、Deep Learningを用いた化合物の構造生成モデルに関する研究が進んでいます。構造生成モデルには、化合物の構造式を文字列として扱うもの、原子間の結合をグラフ構造として扱うもの、さらには原子の位置や結合を3次元的な構造として扱うものなど、多様なアプローチがあります。これらのモデルはいずれも、特定の条件を元に化合物の構造を生成することができます。
近年のLarge Language Model(LLM)の成功により、文字列ベースの手法では、自然言語を使った柔軟な指示に基づいて、化合物の生成や編集が可能になることが期待されています。本研究では、LLMに追加の事前学習を行うことで、LLMを構造生成モデルとして機能させ、創薬への応用が期待できることを示しました。今回、LLaMA-2-7Bというベースモデルに、低分子化合物を追加事前学習させることで、構造生成モデルを構築しました。本研究の提案モデルは、言語モデルとしての機能を保持しつつ、構造生成に特化したグラフベースのモデルであるJT-VAEに匹敵する性能を示すことができました。この研究の成果は、創薬プロセスにおける化合物設計の効率化や多様化に寄与する可能性があります。今後、こうした技術がさらなる発展を遂げることで、より効果的な医薬品の発見や開発が期待されます。

柴原 琢磨 Data Science & Informatics(Principal Scientist, Machine Learning)
博士(情報科学)、博士(医学)。2008~2023年 (株) 日立製作所 研究開発グループ 主任研究員。2015~18年 東京医科歯科大学 医歯学総合研究科 データサイエンス特論 非常勤講師。2021年~2023年 慶應義塾大学 医学部 呼吸器内科 共同研究員 (コロナ制圧タスクフォース) 。2023年9月より現職。


2024-05-16T08:31:01+09:002024/05/16|

Data Science & Informatics 浅野研究員の共著論文が「Proceedings of the National Academy of Sciences」に掲載されました

Identification and removal of unexpected proliferative off target cells emerging after iPSC derived pancreatic islet cell implantation

Published Date : April 10, 2024
詳細はこちらから

論文の概要:
 日吉秀行 主任研究員(武田薬品工業株式会社 R&Dリサーチグローバルアドバンストプラットフォーム)、豊田太郎 講師(CiRA未来生命科学開拓部門、元タケダ-CiRA共同研究プログラム(T-CiRA))らの研究グループは、iPS細胞由来の膵島細胞を多数移植した際に、予期せぬ目的外細胞が出現することを見出し、その培養方法と除去方法を見つけました。
 糖尿病に対する細胞療法として、ヒトiPS細胞やES細胞などのヒト多能性幹細胞(PSCs)から作製した膵島様細胞の移植が期待されています。PSCsから作製された膵島細胞集団には、内分泌細胞以外の細胞(目的外細胞)が混入する可能性があります。過去の研究から、目的外細胞として膵臓の内分泌組織以外の構成要素が移植後に増殖して組織構造を形成することがあると報告されています。しかし、膵臓系譜以外の増殖性の目的外細胞の混入の可能性や、その性質の解明はほとんど研究されていませんでした。
 研究グループは、iPS細胞由来の膵島様細胞を移植して長期間経過後の移植片を多数観察したところ、予期せぬ目的外細胞が出現することがあることに気づきました。この細胞は間葉系幹細胞(MSCs)と平滑筋細胞(SMCs)の特性を持つことから、増殖性MSCおよびSMC様細胞(PMSCs)と呼ぶことにしました。PMSCsは、移植前には検出されず、細胞を多数移植した場合に検出されるため、ごく少数の細胞に由来すると考えられました。そこで、PMSCsを移植せずに検出するために、PMSCsになると推定される細胞集団を増やす培養法を構築しました。この培養系を用いた解析から、PMSCsになると推定される細胞はドセタキセルという化合物で処理することで減少することを見出しました。また、ドセタキセルで処理した細胞を移植すると、細胞を移植してから長期間観察しても、PMSCsが検出されなくなりました。本研究は、移植治療のためのヒトiPS細胞由来膵島様細胞に潜在して、移植長期間過後に顕在化する可能性のある目的外細胞を事前に除去し、安全性を高めることに役立つと期待されます。
 この研究成果は2024年4月10日(米国時間)に米国科学誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」でオンライン公開されました。
本研究においてAxcelead DDPはシングルセル遺伝子発現解析を実施しました。


関連リンク
京都大学 iPS細胞研究所

関連サービス
シングルセル遺伝子発現解析

浅野 真也 Data Science & Informatics
修士(農学)。東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程卒業後、ベンチャー企業を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。RNA-seqを中心にオミクスデータ解析を担当。

2024-04-22T08:48:31+09:002024/04/22|

10x Genomics社のシングルセル遺伝子発現解析サービスを提供する認証プロバイダーに認定されました。

当社はこの度、シングルセル遺伝子発現解析を用いたサービスを提供するプロバイダー(CSP: Certified Service Provider)として、10x Genomics社から公式認証を受けました。CSP認証は、シングルセル遺伝子発現解析における実験から一次解析までの受託研究サービスを、一定以上の基準を満たす品質で提供可能なプロバイダーに与えられるものです。当社はこれまで、空間的トランスクリプトミクス技術であるVisiumに関してCSP認証を受けており、この度シングルセル遺伝子発現解析サービスに関してもCSP認証を取得しました。

シングルセル遺伝子発現解析では、数百から数万個の細胞から1細胞レベルの遺伝子発現プロファイルを取得することができます。これによって、細胞集団の多様性を明らかにし、細胞集団特異的な病態メカニズムや薬剤応答性を探索することが可能です。創薬研究においては、ターゲットやバイオマーカー分子の探索、薬効薬理作用の検証、毒性メカニズム解析など、様々な場面での活用が期待できます。

当社では、シングルセル遺伝子発現解析における実験からバイオインフォマティクス解析まで、包括的な受託研究サービスをこれまで多くのお客様にご利用を頂いています。お客様の課題に対する本サービスならびに関連する創薬プラットフォームの活用について、ぜひご相談ください。

2024-04-18T19:17:34+09:002024/04/12|

持株会社アクセリードCEO池浦の取材記事が日経バイオテクONLINEに掲載されました。『アクセリードの池浦社長CEOに聞く、「目指すは日本の創薬プラットフォーム」』

アクセリードグループの成長戦略、その成長を牽引する当社CRO事業のこれまでの軌跡、強み、そして今後のビジネス拡大の見通しを、同じグループ企業であるARCALISのCDMO事業の成長とともに池浦が語っています。是非ご一読ください。

<記事タイトル>
アクセリードの池浦社長CEOに聞く、「目指すは日本の創薬プラットフォーム」
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/24/01/23/11529/
注)記事全文を閲覧する場合は、日経バイオテクONLINEへの会員登録が必要になります。


2024-04-18T19:17:35+09:002024/02/13|

代表取締役社長 山田のインタビュー記事が日刊薬業に掲載されました。『Axcelead DDP・山田社長、海外事業拡大に意欲 売上高比率8割超目指し、人材も強化』

当社は2017年の設立以来、200以上のお客さまの創薬研究を支援してきました。今後は海外展開を本格化するとともに、多様な人材採用などによるCapabilityとCapacityの拡大も進めていきます。本記事では、更なる成長に向けた当社の取り組みが掲載されいますので是非ご一読ください。

記事全文はこちら
日刊薬業 2024年1月30日掲載[許諾番号20240130_02]
株式会社じほうが記事利用を許諾しています。


2024-04-18T19:17:36+09:002024/01/30|

Screening Business Unit 沖研究員がSLAS2024 International Conference and Exhibitionにてポスター発表をします

2024年2月3~7日の5日間、ボストンにて開催されるSLAS2024 International Conference and ExhibitionにてScreening Business Unit 沖研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
SLAS2024 International Conference and Exhibition

【ポスター発表】
日時:2024年2月5日(月) 14:00~15:00(EST)
場所:Boston Convention and Exhibition Center, Boston, MA, USA
タイトル:「Characterization of membrane protein using mass spectrometry-based technologies — affinity selection-mass spectrometry (AS-MS)」

【発表概要】
Affinity selection-mass spectrometry(AS-MS)は、薬剤探索における強力な技術の一つであり、標的となる分子に結合する化合物を探索するために使用されます。その適応範囲は広く、核酸やタンパク質分解の標的分子など、阻害活性などの機能的な評価が困難な対象にも適用できます。しかし、これらの標的分子の多くは溶液中で可溶化されており、膜タンパク質に適用する場合は、界面活性剤による可溶化等の適切な処理が必要になることが多いです。本ポスター発表では、可溶化精製していない膜画分をタンパク質材料として使用した事例を御紹介します。結合親和性の評価だけでなく、膜タンパク質の阻害様式の解析や、クライオ電顕による構造決定にも有用な情報を提供できます。

沖 英幸  Screening Business Unit
大阪大学大学院理学研究科博士課程前期修了後、武田薬品工業に入社。構造生物の観点から創薬研究に携わる。タンパク質X線結晶構造解析、計算化学的手法による薬物設計、NMRやMSによる相互作用解析に従事。タケダサンディエゴ (現タケダカリフォルニア)での勤務や、Biophysical analysis チームのチームリーダーを経て、2017年に Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社へ転籍。2020年4月より現職。

2024-04-18T19:17:36+09:002024/01/29|

SLAS2024 International Conference and ExhibitionにてThinkCyte社との共同研究成果が発表されます

2024年2月3~7日の5日間、ボストンにて開催されるSLAS2024 International Conference and ExhibitionにてThinkCyte社との共同研究成果が発表されます。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
SLAS2024 International Conference and Exhibition

【ポスター発表】
日時:2024年2月6日(火) 12:00~13:00
場所:Boston Convention and Exhibition Center, Boston, MA, USA
タイトル:「Pooled image-based phenotypic compound screening in human cells enabled by Ghost Cytometry with DNA barcoding technology」

【発表概要】
表現型スクリーニングはファースト・イン・クラスの薬剤をスクリーニングするための新たな手法である。AIを活用したイメージ認識型の高速細胞判別・分取技術であるゴーストサイトメトリー(GC)は、細胞を染色することなく個々の細胞のイメージングデータを用いて細胞を判別・分取することを可能とし、この技術を用いて表現型スクリーニングを実施することで、細胞の染色が必要となる従来の表現型スクリーニングでは染色によるバイアスがかかって見出せなかった、より生体の反応性を反映したヒット化合物の創出につながることが期待される。ポスター発表では、DNAバーコードラベル技術を用いた化合物処置細胞の判別検討と、それを用いた非アルコール性肝炎(NASH)モデル細胞に対する化合物スクリーニングの結果を、従来の表現型スクリーニングでの結果と交えて議論し、ラベルフリースクリーニングのポテンシャルについて紹介する。

【演者】
坪内朝子(ThinkCyte株式会社)

【共同研究者】
横川 寛 Screening Business Unit所属。
主にCell-based assay構築を担当している。

2024-04-18T19:17:36+09:002024/01/24|

Chief Science Officer 伊井のインタビュー記事が日刊薬業に掲載されました。『創薬スクリーニング、「PDD」の活用拡大へ ターゲット枯渇で、新規作用の候補発見も』

創薬ターゲットが枯渇する中で活用が広がるフェノティピックスクリーニング。当社はフェノティピックスクリーニングに関する豊富な経験と技術を有していることに加え、スクリーニング後のターゲットデコンボリューションまで一気通貫でサービスを提供しています。フェノティピックスクリーニングに関する現状と今後の動向が掲載されていますので是非ご一読ください。

記事全文はこちら
日刊薬業 2024年1月22日掲載[許諾番号20240122_01]
株式会社じほうが記事利用を許諾しています。


2024-04-18T19:17:36+09:002024/01/22|

DMPK Business Unit 齊藤研究員が第15回JBFシンポジウムにてポスター発表をします

2024年2月5~7日の3日間、京都市勧業館「みやこめっせ」にて開催される第15回JBFシンポジウムにて、DMPK Business Unit 齊藤研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。

【シンポジウム概要】
第15回JBFシンポジウム

【ポスター発表】
日時:2月6日(火) 11:10~12:10、2月7日(水) 10:10~11:10
場所:京都市勧業館「みやこめっせ」
タイトル:「Immunogenicityの予測―バイオアナリストの観点からー」

【発表概要】
バイオ医薬品による免疫反応は、医薬品の有効性や安全性に影響を与えることがある。そのため、ヒトでの免疫原性(immunogenicity)リスクを正確に予測することは以前より望まれてきた。本発表では、immunogenicityの中でも抗薬物抗体産生の予測について、情報収集を行った。特に、ヒト末梢血単核細胞(PBMC)を用いたin vitroアッセイを中心に、バイオアナリストの観点から情報を整理した。更にJBF参加企業へアンケートを行い、各社のimmunogenicity予測に対する取り組みを調査した。

齊藤 哲 DMPK Business Unit
博士(理学)。九州大学博士課程修了後、アステラス製薬(旧山之内製薬)に入社。バイオ医薬シーズ探索、ゲノム創薬シーズ探索、GPCR研究、抗体研究、薬物動態系業務に従事。コニカミノルタ、サンプラネットを経てAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。生物製剤関連を中心とした業務を実施しており、社外ではJBF運営委員として活動している。

2024-04-18T19:17:36+09:002024/01/22|

統合トランスレーショナル研究部門で執筆したオリジナル論文が「Journal of Toxicologic Pathology」に掲載されました!

神鳥 仁志 統合トランスレーショナル研究 Integrated Pathology 所属
東京大学農学部獣医学科卒業後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ参加。医学博士、獣医師、日本獣医病理学専門家協会会員、日本毒性病理学会毒性病理学専門家

青木 正美 統合トランスレーショナル研究 Integrated Pathology 所属
大阪大学医療技術短期大学部卒業後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所に入社。 
2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。主に非臨床試験の臨床病理を担当。

Lobular distribution of enhanced expression levels of heat shock proteins using in-situ hybridization in the mouse liver treated with a single administration of CCl4

Hitoshi Kandori, Masami Aoki, Yumiko Miyamoto, Sayuri Nakamura, Ryosuke Kobayashi, Mitsuharu Matsumoto, Kotaro Yokoyama

Web版公開日: 2023年10月27日
雑誌掲載:2024年1月

詳細はこちらから
本論文に掲載した画像データは本誌1月号の表紙に採用されています
 ※日本毒性病理学会のウェブサイトへ遷移します

論文の概要:
本稿はAxceleadが保持するin situハイブリダイゼーション(ISH)と免疫組織化学(IHC)の高い技術を用い細胞ストレス応答を可視化したオリジナル論文です。CCl4を投与したマウスから6時間または1日後に肝臓を摘出し、heat shock protein(HSP)のISHを実施しました。6時間後、肝小葉中心部にHspa1a、Hspa1b、およびGrp78のmRNAシグナル増強が認められ、1日後には消失しました。CCl4を投与したマウスの小葉中心部肝細胞において細胞ストレス反応であるHSPのmRNAレベル増加が短時間で生じることをISHにより可視化した世界で初めての成果と考えられます。同時に実施したIHCの結果はISHの結果と必ずしも一致せず、細胞ストレス応答で知られる転写後遺伝子制御のメカニズムが関与しているとの考察も導くことができました。

神鳥 仁志 統合トランスレーショナル研究 Integrated Pathology 所属
東京大学農学部獣医学科卒業後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ参加。医学博士、獣医師、日本獣医病理学専門家協会会員、日本毒性病理学会毒性病理学専門家

青木 正美 統合トランスレーショナル研究 Integrated Pathology 所属
大阪大学医療技術短期大学部卒業後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所に入社。 
2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。主に非臨床試験の臨床病理を担当。

2024-04-18T19:17:36+09:002024/01/18|

Data Science & Informatics 浅野研究員の共著論文が「Frontiers in Immunology」に掲載されました

Lineage tracing of T cell differentiation from T-iPSC by 2D feeder-free culture and 3D organoid culture

Published Date : December 15, 2023
詳細はこちらから

論文の概要:
抗原特異的T細胞を初期化したiPS細胞から誘導したT細胞 (T-iPS-T細胞)はT細胞免疫療法に有用なツールです。細胞傷害性T-iPS-T細胞の誘導はすでに確立されていますが、ヘルパーT-iPS-T細胞の誘導は依然として困難です。今回T-iPS-T細胞の経時的なシングルセル遺伝子発現解析を実施しました。ヒト胸腺組織のscRNA-seqデータセットと統合して解析した結果、T-iPS-T細胞はヒト胸腺に移行するT細胞と類似していることが示唆され、CD4+ T-iPS-T細胞の分化・生成に重要な遺伝子を見出しました。

本研究においてAxcelead DDPはシングルセル遺伝子発現解析を実施しました。


関連サービス
シングルセル遺伝子発現解析

浅野 真也 Data Science & Informatics
修士(農学)。東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程卒業後、ベンチャー企業を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。RNA-seqを中心にオミクスデータ解析を担当。


2024-04-18T19:17:37+09:002024/01/15|

Axcelead公式Webサイトの英語サイトを全面リニューアル

当社は、この度、Axcelead公式Webサイトの英語サイトを全面リニューアルしましたのでお知らせします。

今回のリニューアルでは、新たなコンテンツを加えるとともに、海外から当社の情報を閲覧される皆様にとって、わかりやすく使いやすいサイトになるようデザインを全面的に見直しています。

具体的には、海外の皆様が求める最新の情報に迅速にアクセスできるよう、各ページへの導線、コンテンツのカテゴリー分類や検索機能などを改善しています。

今後も引き続き、当社公式Webサイトの充実を進めて参りますので、是非ご利用ください。

英語サイトリニューアル版公開日:2024年1月5日(金)

URL:https://www.axcelead.com/

2024-04-18T19:17:37+09:002024/01/09|

統合トランスレーショナル研究 安藤研究員、東京大学との共同研究の成果が国際科学誌「Nature Communications」に掲載されました

Intestinal Atp8b1 dysfunction causes hepatic choline deficiency and steatohepatitis

Published online: November 21, 2023
詳細はこちらから

【論文の概要】
東京大学、林久允准教授らの研究チームと共同で、進行性家族性肝内胆汁うっ滞症1(PFIC1)の発症メカニズムとして、必須栄養素コリンの吸収の不良を発見しました。
PFIC1は、原因遺伝子が見つかっているものの、病気の発症メカニズムが不明であり、根本的な治療法がない希少疾患です。このメカニズム解明のために、Axcelead DDPは、林久允准教授らの研究チームが作製した疾患モデル動物およびPFIC1患者のサンプルの脂質分子を含むメタボローム解析を実施しました。その結果、PFIC1は、患者体内で必須栄養素コリンの前駆体、リゾフォスファチジルコリンの吸収不良、次いで、コリン自体の欠乏が生じ、病気の発症へと至る可能性を見出しました。さらに、東京大学研究チームは、疾患モデル動物へ経口でコリンを補充する事により、肝臓の症状が消える事を確認しました。本成果より、コリン補充が同疾患の治療に繋がる可能性が見出されました。

メタボローム解析:メタボロームは代謝物(metabolite)とギリシャ語の「全て」を意味するomeを合成した言葉で「代謝物の総体」を意味します。メタボローム解析は、生体サンプル内の代謝物を網羅的に解析する手法です。

研究内容の詳細については、東京大学のニュースリリースをご参照ください。
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/

安藤 智広 統合トランスレーショナル研究 Omics 所属 ダイレクター
東京大学大学院 薬学系研究科 博士課程終了後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ、設立時より参加。メタボロミクス、プロテオミクス業務を担当する。

2024-04-18T19:17:38+09:002023/11/30|

統合トランスレーショナル研究 田中研究員の共著論文が「Springer Link」に掲載されました!

The combination of brentuximab vedotin and chidamide synergistically suppresses the proliferation of T-cell lymphoma cells through the enhancement of apoptosis

Published online Date : November 3, 2023
詳細はこちらから

論文の概要:
Brentuximab vedotin (BV)はPeripheral T-cell lymphoma(PTCL)で承認されている薬剤であり、単剤あるいは併用療法においてsurvival timeの改善に寄与しています。今回、さらなるsurvival timeの改善を目指した新しい併用療法を念頭に置き、BVのパートナーとなりえる薬剤を前臨床試験にて評価しました。承認薬あるいは後期臨床開発薬から選択した併用パートナー候補薬のうち、BVとの強い併用効果を示す薬剤として、Chidamideを見出しました。BVとChidamideの併用は、細胞実験に加えて動物実験でも相乗効果を示し、トランスクリプトーム・パスウェイ等を含む種々の解析から、がん細胞においてアポトーシスを増強していることが確認されました。

Peripheral T-cell lymphoma (PTCL)
胸腺での分化・成熟を経て末梢臓器に移動したT細胞に由来する種々のリンパ系腫瘍の総称であり、月単位で進行するアグレッシブリンパ腫に分類。
Brentuximab vedotin
細胞表面マーカーCD30を標的とする抗体に微小管阻害作用を有するmonomethyl auristatin E(MMAE)が結合した薬物複合体。

関連サービス
臨床での併用戦略や併用化合物の探索・メカニズム解析など、お客様のニーズに合わせた薬剤併用解析サービスをご提供

田中 浩史 統合トランスレーショナル研究
九州大学大学院農学研究科修士課程を卒業後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ転籍。癌領域を中心にin vitroアッセイを担当。

2024-04-18T19:17:38+09:002023/11/27|

応用レギュラトリーサイエンス 福井英夫シニアディレクター/シニアコンサルタントが第6回医薬品毒性機序研究会シンポジウムで講演します

2023年12月5、6日の2日間、つくばカピオホールにて開催される第6回医薬品毒性機序研究会にて、応用レギュラトリーサイエンス 福井英夫シニアディレクター/シニアコンサルタントが講演します。

【シンポジウム概要】
第6回医薬品毒性機序研究会

【講演概要】
日時:12月5日(火) 10:00~11:30
場所:つくばカピオホール
シンポジウム:AMEDペプチド班研究報告:非天然型化学合成ペプチドに関する非臨床安全性評価ガイドライン(案)
講演タイトル:企業視点からみた非天然型化学合成ペプチド医薬品の非臨床安全性評価について

【発表要旨】
AMEDペプチド班で「非天然型化学合成ペプチドに関する非臨床安全性評価ガイドライン(案)」を作成中です。製薬企業からの要望もあり、早急にガイドライン案を開示する必要があります。ガイドラインを4つのパートに分け、「非天然型化学合成ペプチド医薬品の非臨床安全性評価に関するガイドライン案について」を齋藤国立衛研副所長、「非天然型化学合成ペプチド医薬品の遺伝毒性評価について」を杉山国立衛研部長、「規制からみた非天然型化学合成ペプチド医薬品の非臨床安全性評価の考え方」をPMDA上級トキシコトジスト真木先生が、「企業視点からみた非天然型化学合成ペプチド医薬品の非臨床安全性評価について」は福井から解説する予定です。齋藤先生と福井は本シンポジウムの司会も兼任します。

福井英夫 応用レギュラトリーサイエンス シニアディレクター/シニアコンサルタント
1989年 名古屋大学大学院生命農学研究科栄養生化学専攻修了後、武田薬品工業株式会社入社。1994年京都大学薬学博士。2000年米国コロンビア大学医学部博士研究員。米国(ABT)及び日本(JSOT)毒性学会認定トキシコロジスト。グローバル武田における消化器病領域治療薬等の非臨床安全性評価リードとして、様々な毒性課題の解決や当局対応、導入候補化合物のデューデリジェンスなどを経験。2021年開催の第48回日本毒性学会学術年会(神戸)年会長も務めた。

2024-04-18T19:17:39+09:002023/11/20|

医薬探索研究 松山研究員が第14回 スクリーニング学研究会にてポスター発表を行います

2023年11月30日(木)に大宮ソニックシティで開催される第14回 スクリーニング学研究会にて、医薬探索研究 松山研究員がポスター発表を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。

【学会概要】
第14回 スクリーニング学研究会

【ポスター発表】
日時:11月30日 (木) 前半13:30~13:50または後半14:10~14:30
場所:大宮ソニックシティ
タイトル:「Discovery of Selective Inhibitors for 123 Protein Kinases Utilizing Internal Kinase Panel Dataset」
演者:松山 祐昂 医薬探索研究

【発表概要】
キナーゼ阻害剤の開発における課題は、オフターゲットの毒性リスクを回避するために、目的のターゲットに選択的な化合物を最適化する事である。
私たちは320を超えるキナーゼを使用したグローバルキナーゼパネル(GKP)アッセイを社内で構築している。パネルデータを取得している化合物から約5,000化合物を選択したライブラリーを構築し、GKPに含まれないキナーゼに対してスクリーニングを実施した。その結果、5つの高活性、高選択的な化合物を見出すことに成功した。
また、GKPデータベースをAI分析することで、GKPの選択性スコアを再現する46個のキナーゼセットを特定した。このキナーゼセットに対して化合物評価することで、多数のリード候補の評価が可能になり、選択性プロファイリングの早期検証が容易になった。
これらのアプローチにより現在までに123キナーゼに対する選択的阻害剤の創出に成功している。

松山 祐昂 医薬探索研究
博士(理学)。九州大学大学院理学府化学専攻博士課程卒業後、佐藤製薬株式会社を経て、2022年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。HTSのためのアッセイ系の構築を担当している。

2024-04-18T19:17:39+09:002023/11/13|

応用レギュラトリーサイエンス 福井英夫シニアディレクター/シニアコンサルタントが神戸再生医療勉強会で講演します

2023年10月24日(火)に開催される神戸再生医療勉強会にて、応用レギュラトリーサイエンス 福井英夫シニアディレクター/シニアコンサルタントが講演します。※本会は会員制になります。

【勉強会について】
神戸再生医療勉強会は、神戸医療産業都市・神戸市に拠点を有する再生医療関連企業を対象に、神戸医療産業都市における再生医療の推進とグローバル拠点の実現に貢献することを目的とした会員制の勉強会です。
神戸再生医療勉強会

【講演概要】
日時:10月24日(火) 15:00~17:30
場所:神戸臨床研究情報センター2階 研修室
タイトル:「ニューモダリティー医薬(iPS細胞移植、遺伝子治療等製品など)の安全性評価とSmart-IND®戦略」

【発表要旨】
ICHガイダンスが未整備の領域であるニューモダリティー医薬(iPS細胞移植、遺伝子治療等製品など)の安全性評価方法について解説するとともに、アカデミア、ベンチャーにお勧めしたいSmart-IND®戦略について説明します。
※澤芳樹先生(大阪警察病院院長、元大阪大学心臓血管外科教授、再生医療学会前理事長)と2人で勉強会の講師を務める。

福井英夫 応用レギュラトリーサイエンス シニアディレクター/シニアコンサルタント
1989年 名古屋大学大学院生命農学研究科栄養生化学専攻修了後、武田薬品工業株式会社入社。1994年京都大学薬学博士。2000年米国コロンビア大学医学部博士研究員。米国(ABT)及び日本(JSOT)毒性学会認定トキシコロジスト。グローバル武田における消化器病領域治療薬等の非臨床安全性評価リードとして、様々な毒性課題の解決や当局対応、導入候補化合物のデューデリジェンスなどを経験。2021年開催の第48回日本毒性学会学術年会(神戸)年会長も務めた。

2024-04-18T19:17:40+09:002023/10/10|

統合トランスレーショナル研究 安藤研究員が第17回メタボロームシンポジウムで講演します

2023年10月18日(水)~ 20日(金)の3日間、川崎市殿町国際戦略拠点キングスカイフロントで開催される第17回メタボロームシンポジウムにて、統合トランスレーショナル研究 安藤研究員が講演します。本シンポジウムへの参加を予定されている方は、是非講演をご覧ください。

【シンポジウム概要】
第17回メタボロームシンポジウム

【講演概要】
Session 7 メタボローム新技術
タイトル:メタボロミクスによる疾患プロファイリングの実現に向けて
日時:10月20日(金) 14:45~

【発表概要】
創薬において、疾患情報の収集は、より一層重要性が高まっています。公共にある疾患情報の多くは、既に研究に利用されており、そこから新規の治療仮説を構築する事は困難になりつつあります。この解決のために、疾患患者検体のオミックス解析が有力な手法になり得ます。種々の生体分子を網羅的に評価可能なオミックス解析は、見落としの無い疾患プロファイリングを可能とし、効率的な疾患の特徴、さらにはその原因に迫れることが期待されます。本発表では、病態と密接に結びつくと考えられるメタボロミクスに着目し、その患者検体への応用の現状、実際の研究例をご紹介いたします。疾患研究にご興味をお持ちの皆様に、ぜひご覧いただけましたら、幸いです。

安藤 智広 統合トランスレーショナル研究 Omics所属 ダイレクター、薬学博士
2009年に東京大学大学院 薬学系研究科 博士課程終了後、武田薬品工業株式会社を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社へ設立時より参加。
質量分析技術を主とした、メタボロミクス、プロテオミクスおよびバイオマーカー研究を専門とする。

2024-04-18T19:17:40+09:002023/10/02|

統合トランスレーショナル研究部門 濱田研究員が日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会でポスター発表をします

9月25日からの5日間、グランシップ(静岡県静岡市)で開催される日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会において、弊社研究員・濱田がポスター発表を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。

【学会概要】
日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会(2023年9月25~29日 グランシップ(静岡県静岡市))

【ポスター発表】
ポスターセッション2 2P-125
「Predictability of hepatic metabolism-mediated drug-drug interaction (DDI) in clinical with use of PXB mice」
日時:9月27日(水) 12:30 ~ 13:30
演者:濱田 輝基(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)

【発表概要】
臨床において代謝阻害に起因する薬物間相互作用(DDI)が生じると、重篤な副作用につながる場合があります。このDDIを予測する方法は、多数検証、報告されています。定量的なDDI予測には生理学的薬物動態(PBPK)モデルが利用されます。この予測計算には、in vitro試験から得られた代謝阻害定数(Ki)を用いることが一般的ですが、予測の正確性に課題があることが知られています。我々は今回、in vitro Kiの代わりにヒト肝キメラマウスの一つであるPXBマウスからin vivo Kiを取得し、臨床PBPKモデルに適用しました。その結果を当学会にて報告いたします。今回得られた知見は、PXBマウスを用いた有用な研究活用事例の一つになると考えられます。

濱田 輝基 統合トランスレーショナル研究
東京大学大学院薬学系研究科修士課程卒業後、武田薬品工業株式会社を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。DMPK代表として創薬初期段階の各種研究プロジェクトに従事。探索ステージのDMPK研究、トランスレーショナル研究、モデリング&シミュレーションを専門としている。

2024-04-18T19:17:40+09:002023/09/29|

統合トランスレーショナル研究部門 長坂研究員が日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会でポスター発表をします

9月25日からの5日間、グランシップ(静岡県静岡市)で開催される日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会において、弊社研究員・長坂がポスター発表を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。

【学会概要】
日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会(2023年9月25~29日 グランシップ(静岡県静岡市))

【ポスター発表】
ポスター3P-210
「Risk Assessment of Reactive Metabolites in Drug Discovery: Comparative Analysis of Cysteine and dGSH Trapping Assays」
日時:9月28日(木) 
演者:長坂 恒佑(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)

【発表概要】
特異体質性肝障害(IDT)もしくは薬剤性肝障害(DILI)はいまだに医薬品開発における課題となっており、そのリスクファクターの一つとして反応性代謝物の生成が知られています。特にカルボン酸化合物については抱合代謝で生じる反応性のアシルグルクロナイド(AG)が生体タンパクへの非特異的な結合による毒性を示すとされています。AGのリスク評価についてはAG標品のバッファー中の半減期比較のほか、システインを用いたトラッピングアッセイが報告されていますが、定量的な比較はいまだ課題が残ります。今回、酸化反応で生じる反応性代謝物の評価として一般的なダンシルグルタチオン(dGSH)トラッピングアッセイとの比較も行い、IDT/DILIのリスククライテリア設定について議論したいと考えております。

長坂 恒佑 統合トランスレーショナル研究
金沢大学大学院博士前期課程修了後、トーアエイヨー株式会社を経て、2022年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。薬物代謝を中心に薬物動態評価に従事。

2024-04-18T19:17:41+09:002023/09/29|

応用レギュラトリーサイエンス 福井英夫シニアディレクター/シニアコンサルタントがBioJapan 2023 スペシャルシンポジウムで講演します

2023年10月11日(水)~13日(金)の3日間、パシフィコ横浜で開催されるBioJapan 2023にて、応用レギュラトリーサイエンス 福井英夫シニアディレクター/シニアコンサルタントがBioJapan横浜スペシャルシンポジウムで講演します。本シンポジウムへの参加を予定されている方は、是非講演をご覧ください。

【シンポジウムに関する内容】
BioJapan 2023 パシフィコ横浜 2023年10月11日(水)~13日(金) 

【講演概要】
日時:10月11日(水) 15:00~16:30
開催場所:パシフィコ横浜 メインステージ
スペシャルシンポジウム「創薬支援事業の活用とバイオベンチャーエコシステム こんな時どうする?~スタートアップ支援事業の活用と期待~」でパネリストとして登壇
講演タイトル:「バイオベンチャーへの創薬支援 ケーススタディ:成功するバイオベンチャーの非臨床安全性研究戦略」 

【発表要旨】
バイオ医薬品(ニューモダリティー医薬品)の承認品目数増加に伴い、それらの売上高は米国を始めとして日本でも増加しています。バイオ医薬品の開発が拡大するとともにモダリティーの多様化が加速しています。ニューモダリティー医薬品の開発は、アカデミアあるいは創薬ベンチャー企業により牽引されるケースが増えてきています。AMED、機関投資家あるいは製薬企業からの研究資金を獲得して研究開発を進め、臨床試験から大手製薬企業に移譲しているケースが多く見受けられます。しかしながら、アカデミアあるいは創薬ベンチャー企業は規制当局との対応に時間を要している傾向にあり、また、製薬会社へ売り込みをしても興味を持たれないことが多く見受けられます。PMDA対応のための対策と製薬会社が導入する際の評価ポイント、成功している創薬ベンチャーの事例についても紹介します。

シンポジウム概要ページ:BioJapan / 再生医療JAPAN / healthTECH JAPAN 2023 (jcdbizmatch.jp)

福井英夫 応用レギュラトリーサイエンス シニアディレクター/シニアコンサルタント
1989年 名古屋大学大学院生命農学研究科栄養生化学専攻修了後、武田薬品工業株式会社入社。1994年京都大学薬学博士。2000年米国コロンビア大学医学部博士研究員。米国(ABT)及び日本(JSOT)毒性学会認定トキシコロジスト。グローバル武田における消化器病領域治療薬等の非臨床安全性評価リードとして、様々な毒性課題の解決や当局対応、導入候補化合物のデューデリジェンスなどを経験。2021年開催の第48回日本毒性学会学術年会(神戸)年会長も務めた。

2024-04-18T19:17:41+09:002023/09/26|

統合トランスレーショナル研究部門 小林研究員が日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会のシンポジウムにて講演を行います

9月25日からの5日間、グランシップ(静岡県静岡市)で開催される日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会のシンポジウムにて、弊社研究員・小林が講演を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非講演をご覧ください。

【学会概要】
日本薬物動態学会第38回年会 第23回シトクロムP450国際会議 国際合同大会(2023年9月25~29日 グランシップ(静岡県静岡市))

【講演内容】
シンポジウム32 薬物代謝・毒性予測、病態診断のためのバイオマーカーの活用
「薬物動態研究、バイオマーカー研究への空間的トランスクリプトミクスの活用事例と展望 Applications and Perspectives of Spatial Transcriptomics to Pharmacokinetic and Biomarker Research」
日時:9月29日(金) 13:45 ~ 14:15 プログラム
演者:小林 亮介(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)

【発表概要】
空間的トランスクリプトミクスは近年、複雑に構成される組織を対象として、細胞レベルまで分解されたデータを位置情報と共に得て、遺伝子発現の観点から理解を深める解析として注目を集めています。ADDPでは10x Visiumプラットフォームを用いた受託サービスを提供しておりますが、今回の発表ではその経験実績から、どのような課題が解決できるのか、類似技術や同時に活用可能な技術の特徴、今後の展望などについて概説します。また活用事例として、Antisense oligonucleotidesの組織内分布と、関連するターゲット遺伝子の転写ノックダウン評価についてもご紹介する予定です。

小林 亮介 統合トランスレーショナル研究
博士(獣医学)。認定毒性病理学専門家、認定獣医病理学専門家、認定トキシコロジスト。
2019年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社入社。安全性評価、薬効評価に関連する病理組織評価や、空間的トランスクリプトミクス研究を担当。様々な組織/細胞に精通した病理専門家として創薬研究をサポートしている。

2024-04-18T19:17:42+09:002023/09/11|

BIO JAPAN 2023 ランチョンセミナー登壇のお知らせ

2023年10月11日(水)~13日(金)の3日間、パシフィコ横浜で開催されるBIO JAPAN2023にて、ウィズ・パートナーズ株式会社主催のランチョンセミナーに当社代表取締役社長 山田 伸彦が登壇します。ランチョンセミナーは、「日本発革新的な医薬品を生み出す創薬プラットフォーマーたち」をテーマに、ウィズ・パートナーズの投資先であるアクセリード株式会社、株式会社IPガイア、NANO MRNA株式会社、並びにアクセリード子会社のAxcelead Drug Discovery Partners株式会社、株式会社ARCALISのリーダー達が各社の特徴と今後の展開について発表いたします。皆様のご参加お待ちしております。

【ランチョンセミナー】
 日時:10月13日(金) 11:30~12:30
 開催場所:パシフィコ横浜 アネックスホール、ノース内
 タイトル:日本発革新的な医薬品を生み出す創薬プラットフォーマーたち

BIO JAPAN 2023 ホームページ:https://jcd-expo.jp/ja/
Whiz Partners主催 ランチョンセミナー概要ページ:
BioJapan / 再生医療JAPAN / healthTECH JAPAN 2023 (jcdbizmatch.jp)

※ランチョンセミナーは定員120名様とさせていただきます。
 参加ご希望の方は、上記概要ページより来場・聴講登録をお願いいたします。

2024-04-18T19:17:42+09:002023/09/08|

統合トランスレーショナル研究部門 冨原研究員が薬物動態談話会9月例会にて口頭発表をします

9月22日に、日本薬学会長井記念館 長井記念ホール A-Bで開催される薬物動態談話会9月例会において、弊社研究員・冨原が口頭発表を行います。是非、本談話会へご参加ください。

【学会概要】
薬物動態談話会9月例会 (2023年9月22日 日本薬学会長井記念館 長井記念ホール A-B)

【口頭発表】
「核酸創薬における薬物動態解析 ~Axcelead DDP における細胞・組織レベルのアプローチ~」
日時:2023年9月22日 (金) 13:30~14:15 
演者:冨原 裕美(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)

【発表概要】
本発表では、まず、Antisense oligonucleotides (ASO)の組織濃度の測定に用いられるLC-MS/MSやHybridization ELISAについて、それぞれの特徴や使い分けの事例を紹介いたします。ただし、核酸の分布は組織および細胞内において均一ではないため、LC-MS/MSやHybridization ELISAを用いて組織全体の濃度測定するだけでは、薬効や毒性との関係を考察するのに十分とはいえません。
そこで、組織内のASOの局在/分布やmRNA knockdown活性を評価するため、投与したASO (IHC)とtarget mRNAのin-situ hybridization (ISH)の二重染色法を構築しました。ASOの集積が認められる腎臓における実例から、LC-MS/MSやqPCRだけでなく、IHCやISHによる評価の重要性を紹介いたします。

冨原 裕美 統合トランスレーショナル研究
名古屋大学大学院生命農学研究科博士課程前期修了後、協和キリン株式会社を経て、2019年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。核酸やLNPの動態評価に従事。

関連ソリューション:核酸創薬に対するソリューション核酸の組織内分布を見る技術

2024-04-18T19:17:43+09:002023/09/04|

統合トランスレーショナル研究部門 佐野研究員が日本核酸医薬学会第8回年会でポスター発表をします。

7月11日からの4日間、名古屋大学 豊田講堂で開催される日本核酸医薬学会第8回年会において、弊社研究員・佐野がポスター発表を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。

【学会概要】
日本核酸医薬学会第8年会

【ポスター発表】
ポスターセッション2 P2-41
「ASOの中枢移行および薬効における投与経路間比較 (ICV vs IT )」
日時:7月12日(水) 16:50~17:50
演者:佐野 典康(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)
ポスターはこちら

【発表概要】
中枢をターゲットとした場合、多くのAntisense oligonucleotide (ASO)は血液脳関門を通過できないため、脳室内投与や髄腔内投与といった中枢神経系へ直接暴露させる投与ルートが選択されます。臨床適応では侵襲性の低い髄腔内投与が多く選択されますが、実験動物、特にマウスにおいては脳室内投与が汎用されており、髄腔内投与後のASOの脳内分布、暴露量および作用を評価した報告は多くありません。そこで、我々は、ASOを用いて投与ルートの違いが及ぼす体内動態やknockdown効率の相違について、検証を行いました。当日の発表では、脳室内投与、髄腔内投与および皮下投与後のASOのマウス脳組織へ曝露量と遺伝子発現量の検証結果を紹介します。

2024-05-13T08:23:32+09:002023/07/21|

統合トランスレーショナル研究部門 冨原研究員が日本核酸医薬学会第8回年会でポスター発表をします。

7月11日からの4日間、名古屋大学 豊田講堂で開催される日本核酸医薬学会第8回年会において、弊社研究員・冨原がポスター発表を行います。本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。

【ポスター発表】
ポスターセッションP2 P2-80
「Antisense oligonucleotideの組織および細胞におけるPK/PD評価」
日時:7月12日(水) 16:50~17:50
演者:冨原 裕美 統合トランスレーショナル研究
ポスターはこちら

【発表概要】
全身投与したASOの分布は組織間の差が非常に大きく、また、組織や細胞内でも均一に分布するわけではないため、局所での分布評価が非常に重要になります。今回、私たちはPS修飾されたASOの分布(immunohistochemistry)とmRNA knockdown(in situ hybridization)の二重染色法を構築しました。この手法を用いることで、組織局所におけるASOの分布とmRNA knockdownが同時に評価できるようになりました。また、培養細胞を用いて細胞や核におけるASO濃度を定量する方法を構築しましたので、得られた結果と合わせてご報告します。これらの方法は、従来よりも明確な分布およびknockdownの同時評価を可能とし、ASOの標的の妥当性判断や、delivery systemの必要性とその効果検証に有用であると考えています。

tomihara

冨原 裕美 統合トランスレーショナル研究
名古屋大学大学院生命農学研究科博士課程前期修了後、協和キリン株式会社を経て、2019年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。核酸やLNPの動態評価に従事。

関連ソリューション:核酸創薬に対するソリューション核酸の組織内分布を見る技術

2024-04-18T19:17:45+09:002023/07/21|

代表取締役社長 山田のインタビュー記事がAnswers Newsに掲載されました。『Axcelead 創薬支援ビジネス、規模拡大への戦略は―山田伸彦新社長に聞く』

グローバルなCRDMO(Contract Research, Development, and Manufacturing Organization)を目指すアクセリードグループ。その中核企業である当社Axceleadが創薬支援ビジネスをどのように拡大し、国内外の創薬にどのように貢献するのか。当社代表取締役社長 山田の一問一答が掲載されていますので是非ご一読ください。

記事のリンク先はこちら
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/26014/?utm_source=newsmail&utm_medium=email&utm_campaign=202307180700

2024-04-18T19:17:45+09:002023/07/18|

統合トランスレーショナル研究部門 階上研究員が第66回 日本腎臓学会学術総会でポスター発表します。

6月9日からの3日間、パシフィコ横浜にて開催される第66回 日本腎臓学会学術総会において、弊社研究員・階上がポスター発表を行います。
本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。

【ポスター発表】
Cre-loxPによるAlport症候群モデルマウスの糸球体特異的なCOL4A5発現回復(演題番号:P-181)
日時:2023年6月10日 11:00-12:15
演者:階上 健太郎 統合トランスレーショナル研究 遺伝子改変動物グループ

【発表概要】
X-linked Alport syndrome(X連鎖型アルポート症候群、XLAS)は、COL4A5の遺伝子異常によって引き起こされる進行性の腎症であり、男性の患者さんの約9割が40歳までに末期腎不全へと進行しますが、根本的な治療薬はありません。我々はこれまでにヒトの患者さん由来の変異を導入したAXCCマウスを作製し、末期腎不全様の病態を示すことを確認するなど、病態解析を進めてきました。今回、このマウスにCre-loxPシステムを適用し、エクソンスキッピングにより腎機能を改善できないかを検討しました。当日の発表では、遺伝子改変動物を用いたエクソンスキッピングの方法と腎機能改善の検証結果について、尿血液検査や病理画像を用いてご紹介いたします。

階上 健太郎 統合トランスレーショナル研究 遺伝子改変動物グループ

工学修士。2009年東北大学大学院工学研究科修了後、武田薬品工業に入社。遺伝子改変マウス、ラットの作出、および解析業務に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社設立時に武田薬品から転籍。統合生物を経て、2020年4月より現職。
お客様のご要望に合わせた最適な遺伝子改変動物をご提供します。薬理試験や病理解析など他試験との組み合わせも、お気軽にお問い合わせください。

関連ソリューション:腎疾患治療薬の創薬/病態研究のサポート

本発表に使用した腎糸球体特異的にCreERT2を発現するNphs2-CreERT2マウスなど、誘導型KOマウスのご要望がありましたら、ぜひお問い合わせください。

2024-04-18T19:17:46+09:002023/06/05|

第50回 日本毒性学会学術年会ランチョンセミナーを開催いたします。

6月19日からの3日間、パシフィコ横浜 会議センターで開催される第50回 日本毒性学会学術年会が開催において、ランチョンセミナーを開催いたします。
学会への参加を予定されている方は、是非Axceleadのランチョンセミナーにもお立ち寄りください。

ご好評につき、本セミナーの事前受付は終了いたしました。
当日券もご用意がございます。大変恐縮ですが、ご参加を検討いただいている方は当日券をお求めください。

ランチョンセミナーL2-4     6月20日(火) 12:10-13:10  第4会場 (5階 502会議室)

【講演テーマ】
「KI(Knock-In)動物を活用したニューモダリティー医薬品の非臨床安全性試験について」

 昨今、サルの価格高騰や、輸入制限などにより、サルでの非臨床試験が実施困難な状況となっています。本セミナーでは、KI動物を活用した解決策を提案いたします。 

【演者】
竹山 道康 統合トランスレーショナル研究 ディレクター
福井 英夫 応用レギュラトリーサイエンス シニアディレクター/シニアコンサルタント

竹山 道康 統合トランスレーショナル研究 ディレクター
工学博士。1991年大阪大学工学研究科博士課程修了後、武田薬品工業に入社。遺伝子改変動物やつくば研究所でのEST(expressed sequence tag)データベースの解析、初期のマイクロアレイ解析技術など一貫して分子生物学的研究に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社設立時に武田薬品から転籍。統合生物 主席研究員を経て、2020年4月より現職。無理な要求の多かった武田薬品で鍛え上げられた私たちの技術を、ぜひ幅広く創薬研究に利用していただきたいと考えています。

2024-04-18T19:17:47+09:002023/05/25|

第9回 がんと代謝研究会in松山でスイーツセミナーを開催します。

5月31日・6月1日に愛媛県県民文化会館で開催される第9回がんと代謝研究会in松山において、スイーツセミナーを開催いたします。研究会への参加を予定されている方は、是非Axceleadのランチョンセミナーにもご参加ください。

ランチョンセミナー: 5月31日(水) 15:20‐15:55

<テーマ>
「フェノティピックスクリーニングからターゲット同定まで表現型にフォーカスした創薬」
演者:統合トランスレーショナル研究 フロンティアテクノロジー シニアダイレクター 戎野 幸彦

戎野 幸彦 統合トランスレーショナル研究 フロンティアテクノロジー シニアダイレクター
2005年大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了後、Oklahoma Medical Research Foundationに留学。 関西医科大学、武田薬品工業株式会社、大塚製薬株式会社を経て、2020年9月より現職。

研究会の詳細は、研究会公式サイトをご覧ください。https://taisya2023.jp/

2024-04-18T19:17:47+09:002023/05/23|

第30回 HAB研究機構学術年会でランチョンセミナーを開催します。

5月25日・26日に昭和大学上條記念館 大ホールで開催される第30回 HAB研究機構学術年会において、ランチョンセミナーを開催いたします。年会への参加を予定されている方は、是非Axceleadのランチョンセミナーにもご参加ください。

ランチョンセミナー: 5月25日(木) 12:30‐13:15
<演題1>
「オミックス解析による患者層別化の実現に向けて」

演者:統合トランスレーショナル研究 Omics ダイレクター 安藤智弘

<演題2>
「核酸創薬サポート~核酸の組織内分布を細胞レベルで可視化~」

演者:統合トランスレーショナル研究 Integrated Pathology ダイレクター 横山孝太朗

安藤 智広 統合トランスレーショナル研究 Omics ダイレクター
薬学博士。2009年に東京大学大学院 薬学系研究科 博士課程終了後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ設立時より参加。
質量分析技術を主に、メタボロミクス、プロテオミクスおよびバイオマーカー研究を担当する。

横山 孝太朗  統合トランスレーショナル研究 Integrated Pathology ダイレクター
埼玉大学大学院理工学研究科博士課程修了後、武田薬品工業へ入社。入社当初から初期課題検討を担う研究所に配属され、ペプチド性抗肥満薬の研究に従事。その後、免疫組織化学等の技術を活かしながら、再生医療研究へシフトし、「見て評価」する研究を継続。2017年にAxcelead Drug Discovery Partnersへ転籍し、病理部門をリード。現在も「見ること」に情熱を燃やしつつお客様の研究をサポートしている。

年会の詳細は、HAB研究機構公式ウェブサイトをご覧ください。
https://society.main.jp/hab/hab30/

2024-04-18T19:17:47+09:002023/05/19|

医薬探索研究 近藤研究員の共著論文が「Journal of Medicinal Chemistry」に掲載されました!

Discovery of a Novel Series of Potent, Selective, Orally Available, and Brain-Penetrable C1s Inhibitors for Modulation of the Complement Pathway

Publication Date:April 25, 2023
詳細はこちらから

論文の概要:
本論文は、高活性、経口投与可能、かつ脳透過性の認められた初めての選択的C1s阻害剤についての報告です。
C1sは、免疫機能において重要な役割を持つ補体系の3つの活性化経路の1つ、古典経路の因子であるセリンプロテアーゼです。補体系の異常は、免疫性神経疾患を含むさまざまな疾患の発症や進行に関与しており、C1s阻害剤は様々な補体関連疾患の治療薬となることが期待されます。
当社は、in vitro試験を担当し、C1sや選択性アッセイのタンパク質調製、系構築、スクリーニングおよび化合物の活性評価で本研究に貢献しました。

近藤 光代 医薬探索研究 Discovery Biology 所属
名古屋大学農学部卒業後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ参加。Cell freeアッセイ系構築、スクリーニングマネジメント、化合物評価等の業務を担当する。


2024-04-18T19:17:47+09:002023/05/17|

「湘南創薬支援コンソーシアム」の発足に向けた協議を開始しました

詳細はこちらから

Axceleadは、湘南アイパークの入居・メンバーシップ企業の5社とともに「湘南創薬支援コンソーシアム」発足に向けた協議を開始しました。
本協議では、創薬支援企業がコンソーシアムという形で連携・協力しあうことで、ベンチャー企業、アカデミア、製薬企業などの創薬研究過程において、成功確率や研究スピードの向上を効果的にサポートすることを目指しています。
現在、活動の枠組みを検討するための協議を開始した段階ですが、本コンソーシアムの活用をご希望の方は、記載のお問い合わせ先までご連絡ください。
お問い合わせ先:iPark-Souyaku-Shien@shonan-ipark.com

2024-04-18T19:17:48+09:002023/05/16|

統合トランスレーショナル研究 安藤研究員、林研究員、医薬探索研究 土永研究員の共著論文が「Bioanalysis」に掲載されました!

Multi-laboratory evaluation of immunoaffinity LC-MS-based glucagon-like peptide-1 assay

Published online: March 24, 2023
詳細はこちらから

論文の概要:
創薬研究において、バイオマーカー研究の重要性は幅広く認知されており、その測定対象は広がり続けています。一方で、それらの測定法が満たすべき性能基準には、未設定の部分が多く残っています。このため、合理性の有る基準の設定、および、その下での研究実施の実現が、創薬研究者から求められています。この研究では、その基準の提起のために、研究例の少ない生理活性ペプチド、GLP-1をモデルにIA-LC-MS測定法を立ち上げ、弊社を含む、異なる6つの研究機関でその性能検証を行いました。その結果、本測定法は、各研究機関において、所定の性能および再現性の有る測定結果を示す事が出来ました。本研究で構築したIA-LC-MS測定法の性能基準は、普遍的に達成可能であると考えられ、今後のバイオマーカ-研究の指標となる事が期待されます。

安藤 智広 統合トランスレーショナル研究 Omics 所属 ダイレクター
東京大学大学院 薬学系研究科 博士課程終了後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ、設立時より参加。メタボロミクス、プロテオミクス業務を担当する。

林 浩三  統合トランスレーショナル研究 Omics 所属
1990年武田薬品工業入社。天然物化学を経て、2002年に同社初のプロテオミクスプラットフォームを構築。Axcelead Drug Discovery Partners株式会社でもプロテオミクス業務を担当。

2024-04-18T19:17:48+09:002023/04/25|

価格改定のお知らせ

弊社がご提供する創薬ソリューションについて、昨今の社会情勢のなか、これまで出来る限りの価格維持に努めてまいりましたが、原材料価格の高騰や、人件費・光熱費などの増加に伴い、現状の価格を維持することが困難な状況となりました。
つきましては、2023年4月1日より一部の価格改定をさせていただきます。
弊社といたしましては、お客様の期待にお答えするソリューションを引き続きお届けできますよう、誠心誠意努めてまいります。
何卒諸事情をご賢察いただき、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

2024-04-18T19:17:51+09:002023/03/08|

統合トランスレーショナル研究 岩知道研究員の共著論文が「Future Science」に掲載されました!

Consideration for the Validation of Clinical Laboratory Method in Non-Clinical Fields

Hirofumi Minomo1, 2, *, Yoshimi Inoue1, 3, Takako Iwachido1, 4, Hiromi Oota5,
Koji Otabe1, 6, Katsuo Kubono1, 7, Satoshi Kondo8, Daisuke Sasaki9,
Yusuke Suzuki10, Yuta Nakamura11, Hitoshi Naraoka1, 9, Masumi Higashiyama1, 12, Nozomi Fujisawa13, Kumi Honda1, 14, Tadao Matsumoto1, 15, Hideki Yasui16, Yoshiro Saito17, and Naoto Toyota1, 13

Published online: January 19, 2023
詳細はこちらから

論文の概要:
臨床検査で使用する測定システム(測定試薬,測定装置など)は、測定に関する様々な要求(真度,精度など)を満たしている事が求められ、これらの要求事項をあらかじめ確認、検証(バリデーション)し、結果の妥当性及び信頼性を保証する必要があります。しかしながら,実験動物を用いた非臨床分野の創薬研究では、臨床検査測定法バリデーションに関する指針がないため、各研究施設で独自の基準でバリデーションを実施しているのが現状です。そこで、非臨床分野での検査法バリデーションを十分なレベルで実施するために、動物実験から採取した液体試料に対する定量分析法のバリデーションについて、体系的かつ実践的なガイダンスとしてまとめました。

※臨床分野では日本臨床化学会クオリティマネジメント専門委員会から2011年に定量測定法に関するバリデーション指針が報告されています。そこで、日本臨床化学会動物臨床化学専門委員会では非臨床分野における臨床検査測定法バリデーション指針を作成するためにプロジェクトを発足し、非臨床における特有の問題点を考慮したガイダンスを作成しました。

2024-04-18T19:17:52+09:002023/02/16|

代表取締役社長 池浦のインタビュー記事が日経バイオテクONLINEに掲載されました。
-創薬支援のADDP、蛋白質分解薬や核酸医薬の創薬支援サービスを立ち上げへ-

当社の事業は、2017年の設立以来、順調に伸び続け、海外の事業も拡大しています。事業の成長を牽引する創薬支援サービス、そしてこれまでの低分子・ペプチドに加え、当社が様々なモダリティで新たな創薬支援サービスの構築に取り組んでいることを池浦がインタビューでこたえています。

<記事タイトル>
創薬支援のADDP、蛋白質分解薬や核酸医薬の創薬支援サービスを立ち上げへ
注)記事全文を閲覧する場合は、日経バイオテクONLINEへの会員登録が必要になります。

2024-04-18T19:17:52+09:002023/02/15|

統合トランスレーショナル研究 浅野研究員の共著論文が「Stem Cell Research & Therapy」に掲載されました!

CDK8/19 inhibition plays an important role in pancreatic β-cell induction from human iPSCs

Kensuke Sakuma, Noriko Tsubooka-Yamazoe, Kiyohiro Hashimoto, Nozomu Sakai, Shinya Asano, Saori Watanabe-Matsumoto, Takeshi Watanabe, Bunnai Saito, Hirokazu Matsumoto, Hikaru Ueno, Ryo Ito & Taro Toyoda

Publish: January 5,2023
https://stemcellres.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13287-022-03220-4

論文の概要:

糖尿病の根治的な治療法として、ES細胞やiPS細胞などのヒト多能性幹細胞から作製した膵島様細胞の移植が期待されており、オリヅルセラピューティクス株式会社ではヒトiPS細胞由来膵島細胞(iPIC)の製品開発を進めています。製造工程で用いる培地成分や分化誘導因子等への暴露による最終製品への影響を最小化し、より安全性の高い細胞を作製することおよびその品質管理を行うことは、細胞移植製品開発において非常に大きな課題です。

佐久間健介主任研究員(オリヅルセラピューティクス株式会社)、および豊田太郎講師(京都大学iPS細胞研究所(CiRA)未来生命科学開拓部門、元タケダ-CiRA共同研究プログラム(T-CiRA)PI)らの研究グループは、iPIC作製過程で使用する分化誘導因子の安全性リスク評価を行いました。その結果、ES細胞やiPS 細胞から膵島様細胞集団を分化誘導する過程で世界的に広く用いられている誘導因子の1つ、ALK5 inhibitor IIに安全性リスクの異なる兆候を見出しました。そこで代替化合物への製法変更を試みたところ、これまで知られていなかったオフターゲットのサイクリン依存性キナーゼCDK8/19の阻害が膵島様細胞集団の誘導に重要な役割を果たしていることが明らかとなりました。この知見に基づいて、CDK8/19阻害剤を取り入れた独自の誘導法を確立し、より安全性の高い膵島様細胞集団を得ることに成功しました。

本研究においてAxceleadはシングルセル遺伝子発現解析・エームス試験・キナーゼプロファイリングを担当・実施しました。

関連サービス:
シングルセル遺伝子発現解析

関連サイト:
オリヅルセラピューティクス株式会社

2024-04-18T19:17:53+09:002023/01/25|

統合トランスレーショナル研究の神鳥研究員が日本毒性病理学会学術集会でポスター発表します。

第39回日本毒性病理学会学術集会において、当社研究員の‌神鳥がポスター発表を行います。本学会に参加を予定されていらっしゃる方は是非ポスター発表をご覧ください。

【学会概要】
https://cfmeeting.com/jstp39/index.html

【ポスター発表】
四塩化炭素を単回投与したマウス肝臓におけるheat shock protein及びその遺伝子発現の肝小葉内分布
日時:2023年1月25日~26日
演者:神鳥仁志(Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)

神鳥仁志
統合トランスレーショナル研究 研究員
医学博士、獣医師、日本獣医病理学専門家協会会員、日本毒性病理学会毒性病理学専門家

2024-04-18T19:17:53+09:002023/01/18|

代表取締役社長 池浦のインタビュー記事が「日刊薬業」に掲載されました。
『タンパク質分解誘導薬、国内も開発広がる ―アステラスなど臨床試験、ADDPはライブラリー着手』

低分子創薬の新しい技術であるモレキュラーグルー、その可能性と合理的な創薬研究の出発点となるライブラリー構築に向けたADDPの取り組みを池浦が語っています。是非ご一読ください。

(2022年12月7日)

記事全文を読む

日刊薬業 2022年12月7日掲載[許諾番号20221207_01]
株式会社じほうが記事利用を許諾しています。

2024-04-18T19:17:55+09:002022/12/07|

第13回 スクリーニング学研究会にて、企業セミナーや企業展示、ポスター発表を行います。

11月25日にタワーホール船堀にて開催される第13回スクリーニング学研究会において、企業セミナーや企業展示、ポスター発表を行います。また、ワークショップのファシリテーターや話題提供も担当させていただきます。
研究会への参加を予定されている方は、是非Axceleadのセミナーやブースにもお立ち寄りください。

企業セミナー 11月25日(金) 4階研修室

【開催時間】
A Group:13:20-14:10
B Group:14:20-15:10
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、研究会にて参加者のグループ分けを行い、2回開催とさせていただきます。
 セミナー内容は2回とも同じです。

【講演テーマ】
フェノティピックスクリーニングからターゲット同定まで表現型にフォーカスした創薬を相乗的に加速化させるトータルサービス

【演者】 
戎野 幸彦 博士
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 Frontier Technology シニアダイレクター

2005年大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了後、Oklahoma Medical Research Foundationに留学。 関西医科大学、武田薬品工業株式会社、大塚製薬株式会社を経て、2020年9月より現職。

企業展示 11月25日(金)  2階イベントホール「瑞雲」

【開催時間】
A Group:14:10-15:20
B Group:13:10-14:20
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、研究会にて参加者のグループ分けを行い、企業展示を閲覧する時間帯が分かれております。
※上記時間帯以外でも、10時~16時の間は出展しておりますので、ご都合の良いタイミングにぜひお立ち寄りください。

【展示の見どころ】
1.企業セミナーでも講演させていただく、表現型にフォーカスした創薬サービスについてご紹介します。
2.オンラインLC/TOF-MSシステムを活用したHT-ASMSサービスについて、応用事例も交えてご紹介します。
3.スクリーニング研究の効率化に大きく貢献するHT-ADMETサービスについて、最新メニューも加えてご紹介します。

2024-04-18T19:17:55+09:002022/11/21|

第39回メディシナルケミストリーシンポジウムに
オンライン出展
『創薬研究の加速化に貢献!Axcelead分析化学グループが確かな技術と磨き上げられたプロセスでお客様の研究に”プラス”の価値を提供します』

会期中、Axceleadのオンライン展示にて、以下のプログラムをお楽しみいただけます。メディシナルケミストリーを支える分析化学グループのソリューションの他、創薬化学に関連した様々なソリューションをご紹介します。是非、お立ち寄りください。

第39回 メディシナルケミストリーシンポジウム (オンライン開催)
会期:2022年11月23日(水)~ 11月25日(金)/ 詳細:http://cdsympo.com/mcs2022/index.html(外部サイトへ)

分析化学グループのご紹介
創薬研究の加速化に貢献!Axcelead分析化学グループが確かな技術と磨き上げられたプロセスでお客様の研究に”プラス”の価値を提供します

11月23日(水)
オンライン展A
15:00-「NMR, 単結晶X線構造解析」
15:20-「Chiral HPLC分析・分取」
15:40-「ペプチド、核酸関連の精製」
16:00-「結晶化検討」「アキラル・多検体精製」

17:30-「NMR, 単結晶X線構造解析」
17:50-「Chiral HPLC分析・分取」
18:10-「ペプチド、核酸関連の精製」
18:30-「結晶化検討」「アキラル・多検体精製」
11月24(木)
オンライン展D
13:50-「NMR, 単結晶X線構造解析」
14:10-「Chiral HPLC分析・分取」
14:30-「ペプチド、核酸関連の精製」
14:50-「結晶化検討」「アキラル・多検体精製」

創薬研究上の様々な課題に対するソリューションのご紹介
『創薬研究の課題、Axcelead が解決します!』

11月24日(木)
オンライン展D
12:00‐13:30
「皆様が抱えておられる創薬研究の課題をお聞かせください。様々なプロジェクトを牽引した経験豊富な担当者がお役に立てるサービスを紹介いたします」
11月25日(金)
オンライン展F
11:50‐13:10
「皆様が抱えておられる創薬研究の課題をお聞かせください。様々なプロジェクトを牽引した経験豊富な担当者がお役に立てるサービスを紹介いたします」

〈サービスをご紹介する創薬研究者〉

平山孝治 医薬探索研究 化学 シニアディレクター
京都大学大学院工学研究科修士課程修了後、武田薬品工業へ入社。在職中に京都薬科大学大学院にて博士号取得。2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社後、メディシナルケミストリーのチームをリード、その後計算化学チームのリードを兼任し、4月からChemistry部門のシニアディレクターを担務。一貫してメディシナルケミストリー畑で創薬に挑戦し、新薬の創出を目指して日々研鑽しております。

2024-04-18T19:17:55+09:002022/11/18|

代表取締役社長 池浦のインタビュー記事が
日経産業新聞・日経電子版に掲載されました。
-武田薬品などからスタートアップが独立 社長たちに聞く-

大手製薬企業からカーブアウトしたスタートアップのまとめ記事のトップとして、10月6日付の日経産業新聞、10月10日付の日経電子版に、当社代表取締役社長 池浦のインタビュー記事が掲載されました。

<記事タイトル> 武田薬品などからスタートアップが独立 社長たちに聞く
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC21BPE0R20C22A9000000/
注)記事全文を閲覧する場合は、日経電子版への会員登録が必要になりま

2024-04-18T19:17:56+09:002022/10/12|

「WHIZ HEALTHCARE SUMMIT 2022」に
CEO 池浦が登壇します!

2022年10月14日に開催される「WHIZ HEALTHCARE SUMMIT 2022」にて、Axcelead CEOの池浦が登壇します。
オンラインにてどなたでもご参加いただけますので、是非ご視聴ください!
※定員に達し次第、申し込みを締め切らせていただく場合がございます。

参加登録はこちら

※外部サイトに遷移します

タイムテーブル

第一部14:00-14:50 「創薬プラットフォーマーの紹介」
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 代表取締役社長 池浦 義典
株式会社ARCALIS 取締役COO 河野 悠介 氏
株式会社A-Digital CTO兼COO 中島 洋 氏
PassPort Technologies, Inc. 取締役COO 安達 博敏 氏
株式会社IPガイア 代表取締役CEO 山口 泰範 氏
第二部15:00-15:50 「ヘルスケアエコシステムと創薬プラットフォーマーへの期待」
「理研創薬プログラムの概要と今後の展望」
 国立研究開発法人理化学研究所創薬・医療技術基盤プログラム プログラムディレクター 岡﨑 寛 氏

「米国と日本のヘルスケアエコシステムの違いと推進するうえでの課題」
 Takeda Venture, Inc. Senior Investment Director & Partner 石井 喜英 氏

「技術革新によるヘルスケアのパラダイムシフトとエコシステムの深化」
 株式会社日立製作所 理事 ヘルスケア事業本部 企画本部 副本部長 小池 麻子 氏

「ヘルスケアエコシステムにおけるプラットフォーマーの知財戦略についての考察」
 アクセリード株式会社 社外顧問 (元武田薬品工業 知的財産部長) 奥村 洋一 氏
第三部16:00-17:00 「ヘルスケアエコシステムパネルディスカッション」
ファシリテーター: 株式会社ウィズ・パートナーズ 取締役CIO兼Co-COO 藤澤 朋行
1.日本カルチャーにおける“創薬”の課題
2.創薬プラットフォーマ—としての成長戦略
2024-04-18T19:17:57+09:002022/09/29|

代表取締役社長 池浦のインタビュー記事がSCIENCE SHIFTに掲載されました。 『これから、日本と世界の製薬業界はどうなりますか?大学の研究と製薬企業を結ぶAxceleadに聞く、製薬業界の「これから」』

製薬企業が果たす役割の大きさ、その一方で増え続ける創薬の課題、その中でどのような人材が求められ、活躍できるのか、当社代表取締役社長 池浦がライターの質問に答えています。是非ご一読ください。

記事のリンク先はこちら

2024-04-18T19:17:58+09:002022/09/09|

医薬探索研究部門、丸研究員と三輪研究員共著論文が、ACS Medicinal Chemistryに掲載されました!

Identification of α-Synuclein Proaggregator: Rapid Synthesis and Streamlining RT-QuIC Assays in Parkinson’s Disease

Fumito Takada,et al.
Publish:August 11,2022
https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acsmedchemlett.2c00138

論文の概要:

筆者らは、異常なα-synuclein(aSN)を検出するRT-QuIC反応において、aSNの凝集を促進する化合物TKD150とTKD152を見出しました。以前に報告のあった凝集促進化合物PA86と比べて、今回見出した2化合物は、2倍以上速く凝集を促進することが可能です。TKD150とTKD152をRT-QuICアッセイに用いることで、測定時間を短くすることができ、aSN関連の疾患の診断に広く用られることが期待されます。

本研究において、Axceleadは、aSNタンパク質の調製と合成化合物の繊維化aSNへの結合解析を担当しました。aSNタンパク質は凝集性があることから、調製および評価がとても困難なタンパク質でしたが、Axceleadの材料調製と評価に関する高い技術力と豊富な経験で本成果に貢献することができました。

関連サービス:

タンパク質調製、AS-MS

丸 喬光 医薬探索研究 Discovery Biology

東北大学大学院工学研究科博士課程前期修了後、武田薬品工業に入社。化合物のスクリーニング、および化合物の結合タンパク質スクリーニング業務に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社設立時に武田薬品から転籍。分子スクリーニング 主任研究員を経て、2020年4月より現職。自社サービスとしてのAffinity Selection-Mass Spectrometry (AS-MS) の技術開発、発展に携わる。
お客様へのメッセージ:武田薬品時代からの経験を活かし、お客様のご要望に沿った最適な化合物の評価試験を御提供します。特に AS-MS は、試験の感度、効率が前職時よりもさらに進歩しています。様々なターゲットニーズにお応えしてきた経験を踏まえ、お客様のご期待に応えます。

2024-04-18T19:18:00+09:002022/08/24|

空間的トランスクリプトミクス技術Visiumを提供する10x Genomics社の認証プロバイダーに認定されました。

当社はこの度、空間的トランスクリプトミクス技術の一つであるVisiumを用いたサービスを提供するプロバイダー(CSP: Certified Service Provider)として、10x Genomics社から公式認証を受けました。CSPは、Visiumを用いた受託サービスを一定以上の基準を満たす品質で提供可能なプロバイダーに与えられるものです。

空間的トランスクリプトミクスは、組織/細胞ならびにターゲット蛋白などの局在・位置関係情報(組織切片)と網羅的遺伝子発現情報を同時に解析できる技術です。ターゲットやバイオマーカー分子の探索、薬効作用・毒性発現機序解析、モダリティの組織内動態に関連する研究など、様々な創薬研究の場面での活用が期待されています。

当社では、2020年にVisiumを用いたサービス提供を開始して以来、試験デザインに関するご相談からバイオインフォマティクス解析までを包括的にご提供する国内唯一のトータルサービスとして、多くのお客様にご利用を頂いています。お客様の課題に対する本サービスならびに関連する創薬プラットフォームの活用について、ぜひご相談ください。

本サービスの詳細について
https://www.axcelead.com/service/5568/

2024-04-18T19:18:01+09:002022/08/08|

第8回 がんと代謝研究会 in佐渡でスイーツセミナーを開催します。

7月19日からの3日間、あいぽーと佐渡で開催される第8回 がんと代謝研究会 in佐渡において、スイーツセミナーを開催いたします。
研究会への参加を予定されている方は、是非Axceleadのスイーツセミナーにもお立ち寄りください。

スイーツセミナー2     7 月 20 日(水) 15:15-16:45 第 3 会場

【講演テーマ】
『腫瘍微小環境を標的としたがん領域における創薬研究』
【演者】 
 小川 雅弘 Axcelead Drug Discovery Partners 株式会 統合トランスレーショナル研究

小川雅弘 統合トランスレーショナル研究 研究員 博士(医学)大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了後、大学教員や企業研究員を経て、2021年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。
がん免疫領域を中心に薬理研究を担当。

研究会の詳細は、学会公式ウェブサイトをご覧ください。
https://shinsen-mc.co.jp/gan2021/program.html(第8回 がんと代謝研究会 in佐渡公式ウェブサイトへ)

2024-04-18T19:18:03+09:002022/07/13|

代表取締役社長 池浦のインタビュー記事が日経バイオテクONLINEに掲載されました。
―武田薬品から独立5年のAxcelead、海外売上高の拡大に注力―

当社は今年7月に設立5周年を迎えます。これまでの事業成長の軌跡と最近の創薬やアウトソーシングのトレンド、そして今後の展望について、池浦がインタビューにこたえています。

<記事タイトル>
武田薬品から独立5年のAxcelead、海外売上高の拡大に注力
注)記事全文を閲覧する場合は、日経バイオテクONLINEへの会員登録が必要になります。

2024-04-18T19:18:03+09:002022/07/07|

代表取締役社長 池浦のインタビュー記事が、
「RISFAX」と「医薬経済」に掲載されました。

当社は今年7月に設立5周年を迎えます。これまでに製薬企業・ベンチャー・アカデミアなど160以上のお客様に創薬研究にかかるサービスを提供してきました。5年間のビジネスの変遷および今後の展望について、池浦がインタビューにこたえています。
※「医薬経済」掲載記事

【RISFAX】
2022年6月14日掲載
「23年度IPOへ、「信頼は口コミで醸成」 ―ADDP・池浦社長 武田薬品の分社化から5年、海外顧客の拡大もー」
https://risfax.co.jp/risfax/183578
注)記事全文を閲覧する場合は、RISFAX on the Webへの会員登録が必要になります。

【医薬経済】
2022年6月15日号掲載
「アウトソーシングで創薬研究を効率化」
https://iyakukeizai.com/iyakukeizaiweb/detail/176608
注)記事全文を閲覧する場合は、医薬経済ONLINEへの会員登録が必要になります。

2024-04-18T19:18:03+09:002022/06/23|

持株会社・アクセリード株式会社の子会社であるPassPort Technologiesが、国際医療情報誌 Med Tech Outlookが選出する“Top Drug Delivery Solutions Provider 2022”に選ばれました。

持株会社・アクセリード株式会社の子会社であるPassPort Technologiesは、この度、全米で97,000人以上の購読者がいる国際医療情報誌Med Tech Outlookが選ぶ“Top 10 Drug Delivery Solutions Provider 2022”(2022年ドラッグデリバリーソリューションプロバイダー上位10社)の1社として選出されました。

Med Tech Outlookトップ10社掲載ページはこちら

米国カリフォルニア州を拠点とするPassPort Technologiesは現在米国において偏頭痛、日本においてアルツハイマー型認知症の臨床試験開始の準備を進めているほか、糖尿病や自己免疫疾患等を対象とする研究プログラムを有する等、パイプラインは順調に拡大しています。また、PPTIはこれらのパイプラインの開発・商業化を迅速に進めるため、2019年に製造においては日東電工株式会社、「PassPort System」を用いた創薬研究においては同じアクセリードグループの当社とそれぞれ業務提携を行っています。

PassPort TechnologiesのHPはこちら(https://passport-tech.com/

2024-04-18T19:18:04+09:002022/06/20|

第49回 日本毒性学会学術年会ランチョンセミナーを開催いたします。

永井 博文 DVM, PhD, DJSTP
応用レギュラトリーサイエンス プリンシパルコンサルタント
専門:毒性病理、非臨床安全性
経歴:1987年 山口大学大学院農学研究科獣医学専攻修了後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所入社。毒性及び薬効病理責任者を経て薬剤安全性研究所長及びグローバル武田におけるDrug Safety Research & Evaluation Headとして、Safety Board and First in Human Committee Member、 …

永井 博文 DVM, PhD, DJSTP
応用レギュラトリーサイエンス プリンシパルコンサルタント
専門:毒性病理、非臨床安全性
経歴:1987年 山口大学大学院農学研究科獣医学専攻修了後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所入社。毒性及び薬効病理責任者を経て薬剤安全性研究所長及びグローバル武田におけるDrug Safety Research & Evaluation Headとして、Safety Board and First in Human Committee Member、 …

6月30日からの3日間、札幌コンベンションセンターで開催される第49回 日本毒性学会学術年会が開催において、ランチョンセミナーを開催いたします。
学会への参加を予定されている方は、是非Axceleadのランチョンセミナーにもお立ち寄りください。

事前登録の受付も行っております。

ランチョンセミナーL2-3     7 月 1 日(金) 12:00-13:00 第 3会場

【講演テーマ】
『低分子医薬品開発における光安全性評価戦略』
【演者】 
永井 博文 Axcelead Drug Discovery Partners 株式会 応用レギュラトリーサイエンス プリンシパルコンサルタント

各セミナーの詳細は、学会公式ウェブサイトをご覧ください。
https://www.jsot2022.jp/data/sponsor_kikaku.pdf(第49回 日本毒性学会学術年会公式ウェブサイトへ)

永井 博文 DVM, PhD, DJSTP
応用レギュラトリーサイエンス プリンシパルコンサルタント
専門:毒性病理、非臨床安全性
経歴:1987年 山口大学大学院農学研究科獣医学専攻修了後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所入社。毒性及び薬効病理責任者を経て薬剤安全性研究所長及びグローバル武田におけるDrug Safety Research & Evaluation Headとして、Safety Board and First in Human Committee Member、 …

2024-04-18T19:18:04+09:002022/06/20|

統合トランスレーショナル研究 浅野研究員の共著論文が『Scientific Reports』に掲載されました!

Characterization and reduction of non-endocrine cells accompanying islet-like endocrine cells differentiated from human iPSC

2022年4月
https://www.nature.com/articles/s41598-022-08753-5

論文の概要:

糖尿病の根治的な治療法として、ES細胞やiPS細胞などのヒト多能性幹細胞から作製した膵島様細胞の移植が期待されています。人工的に細胞を作製すると目的外の細胞が混入する可能性があります。特に大量の細胞移植が必要となる臨床応用にむけて、安全性の観点から可能な限り混入を低減することが望まれますが、混入する細胞は非常に稀な細胞集団であるため、解析が困難で不明な点が多いという課題があります。

日吉秀行 主任研究員(武田薬品工業株式会社T-CiRAディスカバリー)、佐久間健介 主任研究員(前職:武田薬品工業株式会社T-CiRAディスカバリー、現職: オリヅルセラピューティクス株式会社)、山添則子 主任研究員(前職:武田薬品工業株式会社T-CiRAディスカバリー、現職: オリヅルセラピューティクス株式会社)および豊田太郎 講師(CiRA増殖分化機構研究部門、T-CiRA、現 未来生命科学開拓部門)らの研究グループは、 ヒトiPS細胞由来の膵島様細胞の遺伝子発現を単一細胞レベルで解析することで、製造過程で混入の可能性がある目的外細胞の特徴を同定し、高感度に検出する方法を見出しました。また、目的外細胞の除去方法として、細胞増殖に関わるPLK分子の阻害や、解糖系の阻害といった新規の方法が有効であることを示しました。これらの知見は、移植治療のためのヒトiPS細胞由来膵島様細胞の大量製造において、既存の方法と組み合わせて目的外細胞を除去し、安全性を高めることに役立つと期待されます。

本研究においてAxceleadはシングルセル遺伝子発現解析を担当しました。

シングルセル遺伝子発現解析

関連情報:

京都大学iPS細胞研究所(CiRA)

2024-04-18T19:18:04+09:002022/06/14|

本年5月にスタートしたRNA splicing focused libraryを用いたHTSサービスに関する取材記事が日経バイオテクONLINEに掲載されました。

当社はRNA splicing focused libraryを用いたHTSサービスを本年5月にスタートしました。これは、RNA splicingへの作用を指向して当社メディシナルケミストがデザイン、合成した化合物を用いたHTS(High-Throughput Screening)サービスです。

記事の中では、当社研究者が本ライブラリを構築した経緯や今後の展望、HTSサービスの特徴を語っています。
本サービスの詳細については以下のURLをご覧ください
https://www.axcelead.com/service/7138/

<記事タイトル>
創薬支援のADDP、RNAスプライシングに特化したライブラリー構築、HTSを提供
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/22/06/02/09574/
注)記事全文を閲覧する場合は、日経バイオテクONLINEへの会員登録が必要になります。

2024-04-18T19:18:04+09:002022/06/10|

統合トランスレーショナル研究部門 出堀・冨原主任研究員の共著論文が、『Pharmaceutical Research』に掲載されました!

Construction and Functional Evaluation of a Three-Dimensional Blood–Brain Barrier Model Equipped With Human Induced Pluripotent Stem Cell-Derived Brain Microvascular Endothelial Cells

2022年4月
https://doi.org/10.1038/s41598-021-00820-7

論文の概要:

帝京大学薬学部薬学薬学動態研究室の出口芳春 教授・手賀悠真 元助教・黒澤俊樹 助教と共同でOrgan-on-a-chip上に血液脳関門(BBB)を搭載した3次元BBB-on-a-chipを開発しました。BBBのモデル細胞であるヒトiPS細胞由来脳毛細血管内皮細胞はOrgan-on-a-chip上で血流を模倣したShear stressを与えられたことで毛細血管様の3次元構造を形成しました。タイトジャンクションの形成が示唆されただけでなく、トランスポーターの機能的な発現も認められ、化合物の移行性も評価できることを明らかにしました。ヒト中枢移行性の予測において有用なハイスループット評価ツールになり得ると期待されています。

このOrgan-on-a-chipはmicrophysiological systems(マイクロ流体デバイス)とも呼ばれ、様々な臓器モデルや疾患モデルの開発に適用が可能であり、創薬のあらゆるプラットフォームで期待されています。

関連情報:

帝京大学 薬学部 薬物動態学研究室

2024-04-18T19:18:05+09:002022/05/11|

医薬品の施設に係るGLP適合性調査の結果について

Axcelead Drug Discovery Partners株式会社は、この度、医薬品GLPに適合する試験施設として独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に認められました。当社安全性部門の前身でもある武田薬品から引き続いての適合確認であり、今後とも非臨床試験のさらなる信頼性の向上に努めてまいります。

今回適合性確認を受けた試験区分は以下の通りです。
適合確認書発行日:2022年3月29日
適合試験区分:In vivo毒性試験
一般毒性等に関する試験
安全性薬理コアバッテリー試験

※GLP:Good Laboratory Practiceの略

2024-04-18T19:18:06+09:002022/04/26|

代表取締役社長 池浦のインタビュー記事がAnswers Newsに掲載されました。
『重要性増す「エクスターナル・リサーチ」…ニッポンの創薬研究はどこへ向かうのか―Axcelead DDP・池浦社長に聞く』

創薬研究の課題と各社の対応は。その中でAxceleadは創薬エコシステムのハブとしてどのような役割を果たしていくのか。記者との一問一答が掲載されています。是非ご一読ください。

記事のリンク先はこちら
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/23034/

2024-04-18T19:18:06+09:002022/04/18|

代表取締役社長 池浦のインタビュー記事が、日刊薬業に掲載されました。
『創薬の課題解決へ中堅連携、十数社が参加 Axcelead主催で意見交換会、コンソーシアムも視野に』

製薬各社が抱える創薬研究の課題。その課題解決を支援するためにAxceleadが果たす役割は。
池浦は日刊薬業の記者に何を語ったのか?是非ご一読ください。

(2022年4月4日)

記事全文を読む

日刊薬業 2022年4月4掲載[許諾番号20220404_01]
株式会社じほうが記事利用を許諾しています。

2024-04-18T19:18:07+09:002022/04/04|

持株会社・アクセリード株式会社が非臨床試験の実施を支援する東京理科大学・椎名教授の新規抗がん剤開発に関する研究課題が、AMED「革新的がん医療実用化研究事業」に採択されました。

 この度、東京理科大学(椎名 勇 教授・村田 貴嗣 助教)が主導する、治療継続が困難となった“耐性を獲得したがん”に対する新規作用メカニズムを有する抗腫瘍性薬剤の開発研究が国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)令和4年度 革新的がん医療実用化研究事業に採択されました。アクセリードは、本共同研究課題について非臨床研究試験のデザイン及び薬効薬理・薬物動態・安全性の化合物評価を行うことで本研究事業に貢献します。

詳細については東京理科大学発表のプレスリリースをご確認ください。
https://www.tus.ac.jp/ura/wp-content/uploads/2022/04/22033101b.pdf


アクセリードは創薬プラットフォーム事業を拡充することで、これからもAMED支援課題の実用化促進やアカデミアの先生方への研究の効率的な実装を実現するために貢献してまいります。

アクセリード株式会社 https://www.axcelead-hd.com/

2024-04-18T19:18:07+09:002022/04/01|

医薬探索研究 柴田主任研究員、曽我部主任研究員の論文が2021年『Scientific Reports』誌の
Cell and molecular biology分野Top100に選出!

柴田主任研究員、曽我部主任研究員の論文「Identification of the first highly selective inhibitor of human lactate dehydrogenase B」が、1940を超す論文の中から2021年『Scientific Reports』誌のCell and molecular biology分野Top100に選出されました。

Top 100 in Cell and Molecular Biology(『Scientific Reports』へ)
論文を見る

この喜ぶべき快挙について、共同研究者の慶應義塾大学先端生命科学研究所 曽我朋義教授より以下のコメントをいただきました。

「がん細胞は解糖系という代謝経路を亢進していることが知られています。その代謝を止めるためにはLDHBの阻害薬が必要であることがわかり、Axcelead社と共同でその開発に取り組みました。短期間で世界初のLDHBの阻害薬が創出できたことはAxcelead社の技術力の高さを示すものであり、この論文はがん研究者のみならず代謝や生化学などの幅広い分野の研究者から注目されていると思われます。」

また、柴田主任研究員、曽我部主任研究員は以下のようにコメントしています。

柴田主任研究員「今回の受賞は“世界のスクリーニングセンターを目指しヒット化合物を創出していく“、という我々のグループのビジョンを達成するために、絶え間ない努力をしていく私たちの決意の成果と考えています。論文で発表した化合物は、世界初のLDHB選択的阻害薬であり、これまでの阻害剤とは異なる阻害機序を示します。新しい化合物を創出するという研究は常にリスクを伴いますが、非常に大きな成果を発表することができました。関係者の皆様には大変感謝しております。」

曽我部主任研究員「私達の論文を非常に多くの方にダウンロードいただき、“Top 100 in Cell and Molecular Biology”を受賞したことを大変嬉しく思います。今回見いだされた化合物が、既知の阻害化合物とは異なる新規の作用機序を示すことを生化学と構造生物のアプローチから明らかにした点が、高い評価につながったのだと思います。本論文により、私達が幅広い科学的研究分野に対応できることを示すことができました。今後、さらに研究レベルを高めて、皆様の創薬研究の加速化に貢献していきたいです。」

2024-04-18T19:18:07+09:002022/03/31|

代表取締役社長 池浦のインタビュー記事が、日刊薬業に掲載されました。
『低分子の早期研究、国内企業で外注進む 費用・速さに利点、HTS全面委託も』

低分子創薬の現状と課題とは。その中でAxceleadはどのようにビジネス展開していくのか。
池浦は日刊薬業の記者に何を語ったのか?是非ご一読ください。

(2022年2月8日)

記事全文を読む

日刊薬業 2022年2月8日掲載[許諾番号20220208_01]
株式会社じほうが記事利用を許諾しています。

2024-04-18T19:18:08+09:002022/02/08|

医薬探索研究 柴田主任研究員、曽我部主任研究員の論文が『Scientific Reports』に掲載されました!

(右)柴田早智雄 医薬探索研究 Discovery Biology 主任研究員
1989年武田薬品工業に入社。新規疾患関連遺伝子の探索や癌領域の創薬研究に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍後は化合物探索のスクリーニング業務に従事。
お客様へのメッセージ:新たな技術プラットフォームを構築し新薬開発に貢献します。また、新規化合物をスクリーニングすることで、お客様の良きパートナーでありたいと考えています。

(右)柴田早智雄 医薬探索研究 Discovery Biology 主任研究員
1989年武田薬品工業に入社。新規疾患関連遺伝子の探索や癌領域の創薬研究に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍後は化合物探索のスクリーニング業務に従事。
お客様へのメッセージ:新たな技術プラットフォームを構築し新薬開発に貢献します。また、新規化合物をスクリーニングすることで、お客様の良きパートナーでありたいと考えています。

(右)柴田早智雄 医薬探索研究 Discovery Biology 主任研究員
1989年武田薬品工業に入社。新規疾患関連遺伝子の探索や癌領域の創薬研究に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍後は化合物探索のスクリーニング業務に従事。
お客様へのメッセージ:新たな技術プラットフォームを構築し新薬開発に貢献します。また、新規化合物をスクリーニングすることで、お客様の良きパートナーでありたいと考えています。

Identification of the first highly selective inhibitor of human lactate dehydrogenase B

2021年11月1日オンライン掲載
https://doi.org/10.1038/s41598-021-00820-7

論文の概要:

LDHB阻害薬のハイスループットスクリーニングを実施して、世界初のLDHB選択的阻害剤であるAXKO-0046を見出しました。また、AXKO-0046がLDHBに対して不拮抗的な阻害作用を示す非常にユニークな特性を持つ化合物であることを明らかにしました。さらに、AXKO-0046とLDHBタンパク質の複合体の結晶化およびX線構造解析に成功し、AXKO-0046が未知のアロステリック部位に結合していることを見出しました。

「Axceleadの」RapidFireハイスループット質量分析システム

本研究では、基質および生成物の測定に、RapidFireハイスループット質量分析システムを用いました。RapidFireは固相抽出技術を応用した方法で、質量分析によって検出する次世代のラベルフリーアッセイシステムです。弊社では、複数のRapidFireシステムを保有しスクリーニング業務を実施しております。

関連サービス:

RapidFire HT-MS, タンパク質X線結晶構造解析

(右)柴田早智雄 医薬探索研究 Discovery Biology 主任研究員
1989年武田薬品工業に入社。新規疾患関連遺伝子の探索や癌領域の創薬研究に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍後は化合物探索のスクリーニング業務に従事。
お客様へのメッセージ:新たな技術プラットフォームを構築し新薬開発に貢献します。また、新規化合物をスクリーニングすることで、お客様の良きパートナーでありたいと考えています。

2024-04-18T19:18:55+09:002021/11/15|

統合トランスレーショナル研究部門 高砂主席研究員の論文が、『Journal of Pharmacological and Toxicological Methods』に掲載されました。

Reliable identification of cardiac cunduction abnormalities in drug discovery using automated patch clamp II: Best practices for Nav1.5 peak current in a high throughput screening enviroment

Maria Giustina Rotordam1, Alison Obergrussberger1, Nina Brinkwirth1, Kiyoshi Takasuna2, Nadine Becker1, András Horváth1, Hatsue Furukawa2, Yuka Hasegawa2, Takayuki Oka3, Niels Fertig1, Sonja Stoelzle-Feix1

1 Nanion Technologies GmbH, Germany,
2 Axcelead Drug Discovery Partners, Inc., Japan,
3 Nanion Technologies Japan K.K., Japan
Published: September 6, 2021

 Science Direct へ

AutoPtach Clamp system を用いた心臓イオンチャネル assay は薬剤誘発性催不整脈作用回避のための必須試験となって久しいが、実験条件・手法は未だ様々で標準化されていない。昨年我々は、世界をリードするNanion社の SyncroPatch systemを用い、hERG assay についてGloval standard assay を目指した様々な基礎検討を行い、その結果をNanion社と共同投稿した (DOI: 10.1016/j.vascn.2020.106884)。今回、その第2弾としてNav1.5 チャネルアッセイについて基礎的共同研究をNANIONと展開し、Axcelead ユニークな Frozen cells と CiPA …

2024-04-18T19:18:56+09:002021/11/12|

7月27日に開催される湘南アイパーク主催のイベントにて、Axceleadのリーダーシップが講演します。

伊井雅幸
統合トランスレーショナル研究部門 ヘッド
薬学博士。1990年 京都大学薬学研究科博士後期課程卒業後、同年武田薬品工業株式会社 化学研究所入社。The Scripps Research Institute, Immunolgy 留学後、Takeda Global Research & Development Inc.勤務、武田薬品工業 海外研究統括室 主席部員、同 炎症疾患創薬ユニット ヘッドを経て、2017年7月よりAxcelead Drug Discovery …

伊井雅幸
統合トランスレーショナル研究部門 ヘッド
薬学博士。1990年 京都大学薬学研究科博士後期課程卒業後、同年武田薬品工業株式会社 化学研究所入社。The Scripps Research Institute, Immunolgy 留学後、Takeda Global Research & Development Inc.勤務、武田薬品工業 海外研究統括室 主席部員、同 炎症疾患創薬ユニット ヘッドを経て、2017年7月よりAxcelead Drug Discovery …


湘南アイパークが主催するイベント「「NCC-EPOC トップ研究者・研究支援者のための創薬講座」で、統合トランスレーショナル研究部門 ヘッドの伊井と、セールス・マーケティング ヘッドの麻生が講演します。 本イベントは、国立がん研究センターで研究を推進されている研究者の皆さま対象に企画されていますが、広くアカデミアの皆さまにご聴講いただけるように一般公開されています。

【開催日時】

2021年7月27日(火) 11:00-12:00

【講演テーマ】

「創薬標的探索の考え方について」 統合トランスレーショナル研究部門 ヘッド 伊井雅幸
「創薬研究におけるリード化合物創出について」 セールス・マーケティング ヘッド 麻生和義

【参加方法】

以下のURLよりお申込みください。
https://210727-ncc-epoc-axl.peatix.com/view
※無料でご登録いただけますが、peatixへのユーザー登録が必要です。

        

伊井雅幸
統合トランスレーショナル研究部門 ヘッド
薬学博士。1990年 京都大学薬学研究科博士後期課程卒業後、同年武田薬品工業株式会社 化学研究所入社。The Scripps Research Institute, Immunolgy 留学後、Takeda Global Research & Development Inc.勤務、武田薬品工業 海外研究統括室 主席部員、同 炎症疾患創薬ユニット ヘッドを経て、2017年7月よりAxcelead Drug Discovery …

2024-04-18T19:19:04+09:002021/07/20|

非臨床開発 今若主任研究員が日本毒性学会学術年会でポスター発表します。

第48回 日本毒性学会学術年会にて、弊社研究員・非臨床開発 主任研究員の‌今若がポスター発表を行います。ぜひご視聴ください。

【学会概要】

第48回 日本毒性学会学術年会

【ポスター発表】

SENDデータセットのnSDRG作成における課題の対処法検討-2-
日時:2021年7月7日~9日
‌演者:今若実穂(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 非臨床開発 主任研究員)

‌今若 実穂
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 非臨床開発 安全性評価 主任研究員
2017年に武田薬品からAxcelead Drug Discovery Parners株式会社へ転籍。一般毒性試験及び安全性薬理試験の試験責任者を担当。
米国での新薬申請に際して必要なSEND (Standardfor Exchange of Nonclinical Data) に含まれるnSDRG (nonclinical Study Data Reviewer’s Guide) の記載について、CJUG (CDISC Japan User Group) SENDチームのnSDRGサブチームで、製薬企業やCRO等に所属するメンバーと問題点とその解決策について討議を行っている。

2024-04-18T19:19:05+09:002021/07/06|

7月1日に開催される韓国 KRCC社のWebinarにて、 統合トランスレーショナル研究・シニアダイレクターの後藤が講演します


KRCC社が主催するWebinar「KRCC Broadcasting」にて、統合トランスレーショナル研究・シニアダイレクターの後藤が、韓国の創薬研究者に向けて講演をします。

Axceleadでは、「創薬に携わる人々に寄り添うベストパートナーとして、画期的な医薬品の創出に貢献する」というミッションのもと、様々な活動を通して世界中の創薬プレイヤーの皆さまに情報提供を行っています。

【開催日時】

2021.7.1 (木) 16:05~16:40

【講演テーマ】

” Integrated Biology services as a leading solution provider for drug discovery research “

【演者】

Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 統合トランスレーショナル研究 シニアディレクター 後藤雅将

後藤雅将
統合トランスレーショナル研究 シニアディレクター修士(薬学)。1994年大阪大学薬学研究博士課程前期終了後、武田薬品工業に入社。創薬薬理部門において、アカデミアとの共同研究も含めて、骨・関節、炎症・免疫などの疾患領域での創薬研究の薬理を担当。免疫ユニット リサーチマネージャーを経て、2017年7月よりAxcelead Drug Discovery社 統合生物 リサーチマネージャー、2020年4月から現職。武田薬品で培った知識・経験を生かして創薬研究をサポートします。

2024-04-18T19:19:05+09:002021/06/29|

統合トランスレーショナル研究部門 北浦主任研究員が日本毒性学会学術年会で口演します。

‌北浦 智規
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 主任研究員
東京農工大学農学部獣医学科修了後、2007年に武田薬品工業株式会社に入社。一般毒性試験の試験責任者を担当。
2017年にAxcelead Drug Discovery Parners株式会社へ転籍し、循環器領域の薬理研究に従事。

日本毒性学会学術年会にて、弊社研究員・北浦が「心エコーを用いたマウスにおける抗がん剤ドキソルビシンの心毒性評価-Cardio-oncologyへの心エコーの利用-」について発表します。

【学会概要】

第48回 日本毒性学会学術年会

【口演セッション】

一般演題 口演5
発表日時:2021年7月9日(金) 13:30 ~ 15:18
演者:‌北浦 智規(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 主任研究員

【発表概要】

近年、様々な抗がん剤が開発され、がん患者の生命予後は著しく改善しています。その一方で、アントラサイクリン系薬剤や様々な分子標的薬による循環器系、特に心臓への副作用が大きな問題となっており、『Cardio-oncology』という新たな領域が生まれ様々な研究が行われています。しかし、その研究は臨床先行型であり非臨床試験の成績は十分とは言えません。
今回、我々は臨床で心毒性を惹起することが報告されているdoxorubicinを投与したマウスにおいて、心エコーを用いて心機能への影響を評価しました。一般的な心機能指標である収縮能だけでなく、拡張能、変形率(ストレイン)、形態など多様な心エコーパラメーターを測定し、非臨床試験における心エコーの有用性を検討しましたので、ぜひともご聴講ください。

【発表資料】

‌北浦 智規
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 主任研究員
東京農工大学農学部獣医学科修了後、2007年に武田薬品工業株式会社に入社。一般毒性試験の試験責任者を担当。
2017年にAxcelead Drug Discovery Parners株式会社へ転籍し、循環器領域の薬理研究に従事。

2024-04-18T19:19:06+09:002021/06/28|

第48回 日本毒性学会学術年会で、2つのランチョンセミナーを開催いたします。

7月7日から9日の3日間、神戸国際会議場で第48回 日本毒性学会学術年会が開催されます。本会は、弊社のシニアコンサルタント 福井英夫が年会長を務めさせていただきます。
会期中、Axceleadでは2つのランチョンセミナーを開催いたします。ハイブリッド開催のため、Webにてご参加の方もご視聴いただけますので、日本毒性学会学術年会にご参加の方は、是非ご聴講ください。

ランチョンセミナー L3-6     7 月 9 日(金) 12:20-13:20

【開催場所】
 神戸国際会議場 第6会場
 ※ハイブリッド開催のため、Webからも参加可能
【講演テーマ】
 腸換気(EVA) 法を用いた呼吸器不全に対する治療法開発
【演者】 
 東京医科歯科大学 統合研究機構 教授 武部 貴則 先生

武部 貴則 先生 東京医科歯科大学 統合研究機構 教授
横浜市立大学 特別教授 / コミュニケーション・デザイン・センター センター長
シンシナティ小児病院 オルガノイドセンター 副センター長 /消化器部門・発生生物学部門 准教授
2011年 横浜市立大学 医学部医学科卒業。
2013年にiPS細胞を使った「ミニ肝臓」を作ることに成功。
2018年、史上最年少で東京医科歯科大学(現職)と横浜市立大学の教授に就任。

各セミナーの詳細は、学会公式ウェブサイトをご覧ください。
http://www.jsot2021.jp/contents/sponsor.html(第48回 日本毒性学会学術年会公式ウェブサイトへ)

ランチョンセミナー L2-5      2021年7月8日(木) 12:20-13:20

【開催場所】
 神戸国際会議場 第5会場 ※ハイブリッド開催のため、Webからも参加可能
【講演テーマ】
 次世代の心毒性評価戦略に関する提案
【演者】 (あいうえお順に記載)
 Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 統合トランスレーショナル研究 主席研究員 金子まなみ 
 Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 統合トランスレーショナル研究 主席研究員 高砂浄 
 Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 非臨床開発 主任研究員 古川義之
 Axcelead Drug Discovery …

2024-04-18T19:19:06+09:002021/06/24|

統合トランスレーショナル研究部門 浅野研究員が日本核酸医薬学会第6回年会にてポスター発表をします

日本核酸医薬学会第6回年会にて、弊社研究員・浅野がオフターゲット毒性評価に関するポスター発表を行います。ぜひご視聴ください。

【学会概要】

日本核酸医薬学会第6回年会 (2021年6月27日~29日 オンライン開催)

【ポスター発表】

ポスターセッション1 1P-25
「In vitroにおける核酸医薬品のオフターゲット毒性評価のヒト外挿性の基礎的検証」

日時:2021年6月27日(日)14:05 ~ 15:15
演者:浅野 真也(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)

【発表概要】

 核酸医薬品の開発成功確率を向上させるには、創薬初期からオフターゲット毒性について考慮しながら進めていくことが必要です。そのためにはスループット性に優れたin vitro試験においてヒト生体内でのオフターゲット毒性を予測する評価方法を樹立し、核酸医薬品におけるヒト外挿性について検証する必要があります。
 今回我々はヒトでの毒性情報が知られているアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)について、HepaRG細胞における細胞傷害性や網羅的遺伝子発現解析結果と、臨床での安全性情報との関連を検証しました。当日の発表ではHepaRGを用いた本系のヒト外挿性についての検証結果と、オフターゲット作用についての検証結果を紹介します。

浅野 真也
修士(農学)。東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程卒業後、ベンチャー企業を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。RNA-seqを中心にオミクスデータ解析を担当している。ウェットの経験もあり、ウェットの視点も含めたバイオインフォマティクス解析のアウトプットや議論を心掛けている。

2024-04-18T19:19:06+09:002021/06/21|

Axceleadのシニアコンサルタント 福井英夫が年会長を務める「第48回 日本毒性学会学術年会」がハイブリッド開催されます。

【開催概要】

会期:2021年7月7日(水)~9日(金)
会場:神戸国際会議場  ※Web会議システムを用いたハイブリッド開催となります
会長:Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 コンサルティング シニアコンサルタント 福井英夫

【年会長 福井のメッセージ】

今回の年会のトピックスとして、以下を採り上げました。

1.ヒト以外に由来するmRNAあるいはDNAワクチンが、今回初めてヒトに投与されました。しかも、これらのワクチンは現在臨床試験期間中です。しかし、日本をはじめ全世界で医療従事者、高齢者などの一般健常人への投与が始まっています。12歳以上の子供にも投与が認められました。毒性学会会員のみなさまはワクチンの安全性及び有効性のデータを確認されましたでしょうか。なぜ日本ではワクチンの開発が遅れたのでしょうか。日本でのCOVID-19治療薬の開発はどうなっているのでしょうか。学術年会では国内外のワクチン及び治療薬の毒性担当責任者及び規制当局の審査官(PMDA、FDA)が最新情報を紹介される予定です。ぜひ、ご自身の目で各国の戦略やデータをご確認いただきたいと思います。

2. ガンに罹患され、長期間の抗がん剤治療を受けられた結果、現在職場の第一線で活躍されている毒性学会会員に登壇していただきます。抗がん剤の副作用を良く知る製薬会社研究員ががん治療を経験した貴重なメッセージをお聴きください。

3. 日本毒性学会はグローバル化を推進しております。本年会では学会方針に従って、学術年会開催中3日間とも半日は英語のセッションを設けてあります。最新の海外情報収集にご活用ください。

4. 従来から評判の良かった、SOT、日本毒性病理学会、あるいは日本免疫毒性学会とのジョイントセッションに加えて、本年会では新たにACT(American College of Toxicology)及び日本実験動物学会とのジョイントセッションを開催いたします。ぜひ、内容をご確認ください。

その他、興味深い話題をたくさん採り上げました。トキシコロジストだけではなく、他分野の専門家にも興味を持っていただけると思います。
発表者、座長、毒性学会理事、年会企画委員の方は基本的に神戸国際会議場に来ていただく予定です。ぜひ、発表者と直接議論していただくことをお薦めします。

日程表、プログラムは以下をご参照ください。

〈日程表〉http://www.jsot2021.jp/contents/schedule.html
〈プログラム〉http://www.jsot2021.jp/contents/program.html

参加登録方法等、詳細につきましては、下記参加登録ページをご確認ください。
http://jsot2021.jp/contents/registration.html

無料の市民公開講座も開催いたします。
http://www.jsot2021.jp/contents/seminar.html

神戸でお目にかかれることを楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。

福井 英夫 シニアコンサルタント

1989年 名古屋大学大学院生命農学研究科栄養生化学専攻修了後、武田薬品工業株式会社入社。京都大学薬学博士。米国(ABT)及び日本(JSOT)毒性学会認定トキシコロジスト。グローバル武田における消化器病領域治療薬等の非臨床安全性評価リードとして、様々な毒性課題の解決や当局対応、導入候補化合物のデューデリジェンスなどを経験。

2024-04-18T19:19:07+09:002021/05/31|

持ち株会社・アクセリード設立の合弁会社アルカリスがmRNA 医薬品製造工場を福島県南相馬市に建設することを決定

Axcelead Drug Discovery Partners株式会社の持株会社であるアクセリード株式会社が設立した合弁会社「株式会社ARCALIS」が、mRNA 医薬品製造工場を福島県南相馬市に建設することを決定いたしました。

詳しくはアクセリード株式会社のWebサイトをご確認ください。
アクセリード株式会社 https://www.axcelead-hd.com/

2024-04-18T19:19:07+09:002021/05/27|

医薬探索研究部門 坂本主席研究員の共著論文が、『Scientific reports』に掲載されました!

坂本潤一 医薬探索研究 Discovery Biology主席研究員

坂本潤一 医薬探索研究 Discovery Biology主席研究員

『Identification of novel inhibitors of Keap1/Nrf2
by a promising method combining protein–protein interaction‑oriented library and machine learning』
Yugo Shimizu et al.  Published online 2021 April 1
「Scientific reports」サイトへ

論文の概要:

本研究は、AMEDの創薬基盤推進研究事業において、元株式会社ファルマデザイン、古谷利夫様主導の「PPI界面三次元構造に基づくPPI化合物ライブラリー」において、構築されたPPI化合物ライブラリーを利用し、慶應義塾大学薬学部生命機能物理学講座(大澤匡範教授)の池田和由特任准教授・清水裕吾特任助教により研究開発されたPPI創薬への応用を想定したAI機能を搭載したシステムの構築の一環として実施されました。

弊社では、開発されたAI予測モデルの検証をするために、PPI標的の一つであるKeap1/Nrf2に対して、AI予測モデルで選択された化合物を含むライブラリー化合物群の評価を実施し、本PPI化合物ライブラリーとAI予測モデルの有用性の検証に貢献することができました。また、多検体の化合物評価を安定的に実施するにあたっては、弊社2名の研究員(柴崎都、山口美香)の匠の技が光りました。

関連リンク

「PPI界面三次元構造に基づくPPI化合物ライブラリー」
日本の研究.com
https://research-er.jp/projects/view/924966

お知らせ「大澤匡範教授が国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の創薬基盤推進研究事業に研究開発分担者として参加-新規PPI-AI創薬手法の開発とその基盤DBシステムの実装-」
慶應義塾大学 薬学部・薬学研究科
http://www.pha.keio.ac.jp/news/2019/05150900.html

「AMED創薬基盤 プロジェクトの成果物」
慶應義塾大学 薬学部 生命機能物理学講座
 http://square.umin.ac.jp/keio-skb/amed_dlip.html

坂本潤一 医薬探索研究 Discovery Biology主席研究員

2024-04-18T19:19:07+09:002021/04/12|

持株会社・アクセリードが日立と次世代バイオ医薬品の早期創出に貢献するソリューションの共同開発に合意

Axcelead Drug Discovery Partners株式会社の持株会社であるアクセリード株式会社は株式会社日立製作所と、次世代バイオ医薬品の開発最適化をデジタル技術と創薬プラットフォームで支えるソリューション開発に関する包括的連携で合意しました。

詳しくはアクセリード株式会社のWebサイトをご確認ください。
アクセリード株式会社 https://www.axcelead-hd.com/

2024-04-18T19:19:07+09:002021/04/07|

医薬探索研究部門 沖主任研究員、丸主任研究員の共著論文が、『Structure』に掲載されました!

沖英幸 医薬探索研究 Discovery Biology 主任研究員

大阪大学大学院理学研究科博士課程前期修了後、武田薬品工業に入社。構造生物の観点から創薬研究に携わる。タンパク質X線結晶構造解析、計算化学的手法による薬物設計、NMRやMSによる相互作用解析に従事。タケダサンディエゴ …

沖英幸 医薬探索研究 Discovery Biology 主任研究員

大阪大学大学院理学研究科博士課程前期修了後、武田薬品工業に入社。構造生物の観点から創薬研究に携わる。タンパク質X線結晶構造解析、計算化学的手法による薬物設計、NMRやMSによる相互作用解析に従事。タケダサンディエゴ …

『Cryo-EM structure of K+-bound hERG channel complexed with the blocker astemizole』
Tatsuki Asai et al. Published online 2021 January 14
https://doi.org/10.1016/j.str.2020.12.007 Structure へ

論文の概要:

薬剤の副作用の原因となるhERGチャネルと、その機能を阻害する薬剤であるアステミゾールとの複合体構造を、クライオ電子顕微鏡単粒子解析によって明らかにしました。詳細は関連リンクにあるプレスリリースおよび論文を御参照下さい。
本研究は、千葉大学、高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所、弊社を含む企業5社による産官学連携のもとで行われ、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業(BINDS)の一環として遂行されました。

AxceleadのAS-MS技術:

クライオ電子顕微鏡単粒子解析のために調製した hERG タンパク質と、その阻害剤であるアステミゾールとの結合能を、Affinity Selection-Mass Spectrometry (AS-MS) という弊社の技術で評価しました。AS-MS は、放射性同位元素の利用や、タンパク質への修飾等、試料に手を加えることなくターゲットとリガンドの相互作用を評価できます。hERGのような膜タンパク質や、DNA、RNA といった核酸もターゲットにできるため、適用範囲の広い技術です。
Axceleadでは、AS-MS による相互作用解析、タンパク質X線結晶構造解析のサービスを提供しています。

関連リンク:

ニュースリリース「副作用原因タンパク質 hERG チャネルと薬剤の複合体構造を明らかにすることに成功−重篤な副作用の回避にもクライオ電子顕微鏡解析が役立つ−」
国立大学法人千葉大学、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構、国立研究開発法人日本医療研究開発機構
http://www.s.chiba-u.ac.jp/pr/files/20210115murata.pdf

沖英幸 医薬探索研究 Discovery Biology 主任研究員

大阪大学大学院理学研究科博士課程前期修了後、武田薬品工業に入社。構造生物の観点から創薬研究に携わる。タンパク質X線結晶構造解析、計算化学的手法による薬物設計、NMRやMSによる相互作用解析に従事。タケダサンディエゴ …

2024-04-18T19:19:16+09:002021/02/16|

1月29日に開催されるiForum™ 2021 Virtual User Group Meetingにて、 医薬探索研究・シニアディレクターの河本、セールスリードの田中が講演します

河本朋広


FUJIFILM Cellular Dynamicsが主催する「iForum™ 2021 Virtual User Group Meeting」にて、医薬探索研究・シニアディレクターの河本、セールスリードの田中が講演いたします。
米国時間に合わせて開催させるイベントのため、日本時間では深夜となりますが、ご興味がございましたらぜひご視聴ください。

【開催日時】

2021.01.29 (金) AM 00:10~00:30 (日本時間)

【開催形式】

オンラインWebinar

【講演テーマ】

” Driving Innovative Drug Discovery Using Target-Oriented Hit Identification Assays and Phenotypic Screening “

【演者】

Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 医薬探索研究 シニアディレクター 河本朋広
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 セールス&マーケティング セールスリード 田中崇裕

【概要】

本プログラムでは、高品質でdrug-likeなヒット化合物を提供するAxcelead独自の統合型サービスや、FUJIFILM Irvine Scientific, Incとの協業により展開しているiCellを用いた表現型スクリーニングなどをご紹介します。
どなたでも無料でご参加頂けます。
詳細はこちらをご覧ください。
https://www.fujifilmcdi.com/conference/iforum-virtual-user-group/
(FUJIFILM Cellular Dynamicsサイトへ)

河本朋広
2024-04-18T19:19:17+09:002021/01/25|

令和3年1月 新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言への対応について

1月7日に政府より神奈川県を対象に「緊急事態宣言」が発令されました。
Axceleadでは感染拡大の防止に努めながら、クライアントの皆様からご依頼いただいた案件を可能な限り進めて参ります。
当社にて受託中の試験やプロジェクトおよび新たなご依頼に関してご質問がございましたら、問合せ窓口contact@axcelead.comもしくは試験担当者にご連絡いただきますようお願い申し上げます。
なお、行政から新たな方針が出された際の対応については、別途ウェブサイトにてご案内いたします。

2024-04-18T19:19:17+09:002021/01/08|

Axceleadが支援させていただいたChordia Therapeutics株式会社の MALT1阻害剤「CTX-177」のライセンス契約が締結されました!

Chordia Therapeutics株式会社※(以下、Chordia)は、2017年11月に湘南ヘルスイノベーションパーク(以下、湘南アイパーク)内に設立された、がん領域に特化した研究開発型ベンチャーです。2020年12月15日、Chordiaは、自身が保有するパイプライン MALT1阻害薬「CTX-177」およびその関連化合物について、国内製薬企業とライセンス契約を締結したことを発表しました。
(詳細はこちらをご覧ください。)
AxceleadはChordiaと同じ湘南アイパークのテナント企業という地の利を活かし、「CTX-177」の創薬研究の推進に各部門が貢献しました。
Chordiaの代表取締役 三宅 洋氏は、Axceleadの貢献について「設立以来、当社はAxceleadとの協業の中でMALT1阻害薬の研究を進めてきました。Axceleadが有する高品質な創薬技術、知識を活用することによって創薬されたCTX-177が高い評価を受けてライセンス契約に繋がったことをうれしく思います。」と述べています。
今回の発表に触れ、Axcelead代表取締役社長 池浦は「この度の素晴らしいご成約にお祝い申し上げるとともに、CTX-177のプロジェクトに弊社が携わることができたことを誇りに思います。今後CTX-177の開発が順調に進められ、一日も早く患者様のもとに届けられることを祈念しております。私たちのミッションは創薬に携わる人々に寄り添うベストパートナーとして、画期的な医薬品の創出に貢献することです。CTX-177の創薬研究において、このミッションを具現することができ、社員一同大変嬉しく思っています。」と述べています。
※Chordia Therapeutics株式会社の詳細については、Webサイトをご覧ください。
https://www.chordiatherapeutics.com/

2024-04-18T19:19:17+09:002020/12/25|

AxceleadのA-HiT(Axcelead Hit-identified Target)プロジェクトが、日刊薬業に取り上げられました。

初期の創薬ステップの大幅な期間短縮とコスト削減が期待できるA-HiTプロジェクトとは?
是非ご一読ください。(2020年12月23日)
日刊薬業Webサイトへ  (Webでの閲覧にはログインが必要です)
掲載ページはこちら (1.7MB)
日刊薬業 2020年12月23日掲載[許諾番号20201223_01]
株式会社じほうが記事利用を許諾しています。

2024-04-18T19:19:18+09:002020/12/23|

代表取締役社長 池浦のコラムが、東京大学AMED iD3 キャタリストユニットのWebサイトに公開されました。

代表取締役社長 池浦のコラムが、東京大学AMED iD3キャタリスユニット※のWebサイトに公開されました。
AxceleadがAMED創薬支援推進事業、イノベーションエンジンユニットで果たした役割とは?
是非ご一読ください。

コラム:求められる創薬ソリューションプロバイダーを目指して

https://www.id3catalyst.jp/j/column17.html (AMED iD3 キャタリストユニットのWebサイトへ遷移)

※東京大学AMED iD3キャタリスユニットについて:

東京大学 AMED iD3 キャタリストユニットは、東京大学 大学院農学生命科学研究科 獣医薬理学研究室教授、獣医学専攻長である 堀正敏を中心に運営しており、AMED創薬ブースター(創薬総合支援事業)の広報活動・情報発信拠点としての役割を担っています。
詳細はWebサイトをご覧ください。https://www.id3catalyst.jp/j/catalyst.html

2024-04-18T19:19:18+09:002020/12/16|

FRONTEO AI Innovation Forum 2020に統合トランスレーショナル研究ヘッドの伊井雅幸が登壇しました

2020年10月27日に開催された「FRONTEO AI Innovation Forum 2020」の「ライフサイエンスAIクロストーク」にて、統合トランスレーショナル研究 ヘッドの伊井雅幸が登壇しました。
株式会社FRONTEO ライフサイエンスAI CTOの豊柴博義氏とともに、AI技術を活用した創薬ターゲット探索の実際と、検証の課題について語っています。
このイベントの模様をこちらから視聴いただけます。 (株式会社FRONTEOのサイトへ遷移)
公開期限:2021年1月17日

伊井雅幸
統合トランスレーショナル研究ヘッド
博士(薬学)。1990年 京都大学薬学研究科博士後期課程卒業後、武田薬品工業株式会社入社。The Scripps Research Institute, Immunolgy 留学後、武田薬品工業 炎症疾患創薬ユニット ヘッド等を経て、2017年Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 統合生物ヘッド。2020年4月より現職。
趣味は旅行(城巡り)、スポーツ観戦。

2024-04-18T19:19:19+09:002020/11/24|

統合トランスレーショナル研究部門 竹山主席研究員・階上主任研究員と筑波大学との共同研究が『Scientific Reports』に掲載されました。

『Bidirectional, non-necrotizing glomerular crescents are the critical pathology in X-linked Alport syndrome mouse model harboring nonsense mutation of human COL4A5』

JiangYing Song(1,3,4), Nobuyuki Saga(1,4), Kunio Kawanishi1, Kentaro Hashikami(2), MichiyasuTakeyama(2) & Michio Nagata(1)

  • Kidney and Vascular Pathology, Faculty of Medicine, University of Tsukuba
  • Axcelead Drug Discovery Partners
  • Department of Nephrology,Chongquing General Hospital, University of Chinese Academy of Sciences CGH
  • These authors contributed equally: Jiang Ying Song and Nobuyuki Saga.

Published: November 03, 2020

Scientific Reports へ

論文の要旨:

2024-04-18T19:19:19+09:002020/11/18|

統合トランスレーショナル研究部門 高砂主席研究員が心臓チームリーダーとして活動に貢献したCSAHiの活動報告がCurrent Pharmaceutical Biotechnology誌に掲載されました。

高砂 浄 統合トランスレーショナル研究  主席研究員

1983年金沢大学薬学部薬学研究科修了後、第一製薬株式会社、第一三共株式会社、第一三共RDノバーレにてin vivo安全性薬理及び、in vitro安全性研究に従事。
2019年3月より現職。
CSAHi(Consortium for …

高砂 浄 統合トランスレーショナル研究  主席研究員

1983年金沢大学薬学部薬学研究科修了後、第一製薬株式会社、第一三共株式会社、第一三共RDノバーレにてin vivo安全性薬理及び、in vitro安全性研究に従事。
2019年3月より現職。
CSAHi(Consortium for …

『Comprehensive Cardiac Safety Assessment using hiPS-cardiomyocytes (Consortium for Safety Assessment using Human iPS Cells: CSAHi)』
Author(s): Kiyoshi Takasuna(a), Katsuyuki Kazusa(b), Tomohiro Hayakawa(c)

a:Axcelead Drug Discovery Partners株式会社
b:アステラス製薬株式会社
c:ソニー株式会社(現所属:シスメックス株式会社)

Current Pharmaceutical Biotechnology へ

2013年から2018年にかけてのCSAHiの活動を報告したCurrent Pharmaceutical Biotechnology誌 総説特集号(Volume 21, Number 9,2020)に、高砂主席研究員が心臓チームの代表として活動内容を報告しています。

論文の要旨:

2013年、日本製薬工業協会タスクフォースの傘下に、現在ICHガイドラインで制定されている心臓安全性評価試験(hERG, APD, テレメトリー)を補完すべく、ヒトiPS/ES細胞由来分化(心筋)細胞の創薬安全性評価応用コンソーシアム(CSAHi; http://csahi.org/en/)が組織された。CSAHi 心臓チームは、マルチ電極アレイ(MEA)、細胞インピーダンス、モーションフィールドイメージング(MFI)、Caトランジェントの光学イメージングなど最新の様々な心機能評価機器を駆使し、hiPS心筋細胞を用いた新規Platforms の創薬安全性評価への応用可能性について検証した。その結果、hiPS-心筋細胞は、薬物誘発性QT延長リスク/不整脈予測には既存評価系を凌駕する資質が確認されたが、不整脈誘発活性の過大評価(偽陽性)、QT延長以外の機序による不整脈あるいは陽性変力作用予測能力は十分でないことが示唆されたため、hiPS心筋細胞を用いた各種プラットフォームは、その長所と短所を十分に理解したうえで使用することを提唱した。

CSAHi:Consortium for Safety Assessment using Human iPS Cells について

「ヒトiPS細胞由来分化心筋・肝臓・神経細胞を用いた各種安全性評価技術について、新規医薬品開発への応用可能性を実験的に検証し、将来的展望も含め実用に向け世の中に提言する」を活動目的に、2013年7月に発足。2020年8月現在、製薬企業15社、安研協加盟4社を含む57社・機関が活動に参加。http://csahi.org/
高砂主席研究員は、発足当時から心臓チームリーダーとして活動に貢献しています。

高砂 浄 統合トランスレーショナル研究  主席研究員

1983年金沢大学薬学部薬学研究科修了後、第一製薬株式会社、第一三共株式会社、第一三共RDノバーレにてin vivo安全性薬理及び、in vitro安全性研究に従事。
2019年3月より現職。
CSAHi(Consortium for …

2024-04-18T19:19:20+09:002020/08/25|

代表取締役社長 池浦のインタビュー記事が、日刊薬業に掲載されました。低分子創薬の標的「ここ数年で倍以上に増加」Axcelead・池浦社長、持株会社「4~5年後に株式上場目指す」

低分子創薬の現状と課題とは。その中でAxceleadはどのようにビジネス展開していくのか。
池浦は日刊薬業の記者に何を語ったのか?是非ご一読ください。

(2020年7月29日)

 日刊薬業Webサイトへ(Webでの閲覧にはログインが必要です)

日刊薬業 2020年7月29日掲載[許諾番号20200729_02]
株式会社じほうが記事利用を許諾しています。 

2024-04-18T19:19:20+09:002020/07/29|

統合トランスレーショナル研究部門 高砂主席研究員の論文が、『Journal of Pharmacological and Toxicological Methods』に掲載されました。

『Reliable identification of cardiac liability in drug discovery using automated patch clamp: Benchmarking best practices and calibration standards for improved proarrhythmic assessment』


 Science Direct へ

高速・高品質の電気生理学的実験を可能にしたAutoPatch Clamp systemが創薬研究で汎用され始めた一方で、当該システムを用いた hERG current assay はICHガイドライン試験にも関わらず未だ世界的標準化がなされていない。 今回、当該アッセイの世界標準化に一石を投じるべく、細胞種(HEK or CHO)、パルスプロトコール(2秒⁻Step pulse vs Step ramp)、Plate 材質(PP vs テフロンvs  Glass), 薬液の取り扱い(調製後保管時間、細胞暴露時間)など様々な観点から評価結果に及ぼす影響について検討を行った。その結果、細胞種、パルスプロトコールの差異は大きな影響を及ぼさないこと、使用するplateの材質や薬液の取り扱いは結果に大きな影響を及ぼすものの、ある一定の条件(調製後30分以内に使用、暴露は6分以上、例数は≧4など)を満たせばそのリスクは回避できることが明らかとなった。したがって、これらを考慮した実験条件を構築・最適化すれば、既有の細胞種や使用システムが異なっても標準的なアッセイを構築できる可能性が示唆された。

◆関連サービスのご紹介

2024-04-18T19:19:21+09:002020/06/30|

遺伝子改変動物グループが一部を受託し実施したin vivo試験結果が Nature Communicationsに掲載されました

『Development of an Exon skipping therapy for X-linked Alport syndrome with truncating variants in COL4A5』
Published: June 2, 2020

Nature communicationsサイトへ
本研究についてのAMEDのプレスリリースへ

神戸大学大学院の野津寛大特命教授、山村智彦助教、松尾雅文前教授、飯島一誠教授ら、同医療情報部の髙岡裕准教授および、熊本大学の甲斐広文教授ら、理化学研究所の髙里実チームリーダーらのグループと、第一三共株式会社との共同研究の成果です。
遺伝性の慢性腎炎を発症するアルポート症候群の疾患モデルマウスを用いて、核酸医薬を用いたエクソンスキッピング療法を評価したところ、腎不全の進行に対して著しい効果を発揮することを証明しました。

Axceleadはこの試験のうち、アルポートモデルマウス(Col4a5 R471X マウス)の作出および核酸医薬のマウスへの投与、尿・血液・組織のサンプリングなどのin vivo試験を受託し実施いたしました。

アルポートモデルマウス(9週齢)

アルポートモデルマウス(Col4a5 R471X マウス)の関連情報

第42回 分子生物学会年会

2024-05-16T14:29:29+09:002020/06/17|

新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言への対応について

4月7日に政府より神奈川県を対象に「緊急事態宣言」が発令されたことを受け、Axceleadでは感染拡大を最小限に抑えるために、政府の方針に基づいた対応を実施しています。

ご依頼いただいている試験の実施に関しましては、クライアントの皆様、当社従業員とその家族の健康維持を最優先に配慮しながら、クライアントの皆様への影響を最小限にとどめるよう、従業員一同最大限の努力を行いサービスの提供を行って参ります。

当社にて受託中の試験やプロジェクトおよび新たなご依頼に関してご質問がございましたら、問合せ窓口contact@axcelead.comもしくは試験担当者にご連絡いただきますようお願い申し上げます。

2024-04-18T19:19:22+09:002020/04/09|

バイオロジー部門 松本研究員の論文が、『PLOS ONE』に掲載されました。

『Acetyl-CoA carboxylase 1 and 2 inhibition ameliorates steatosis and hepatic fibrosis in a MC4R knockout murine model of nonalcoholic steatohepatitis』

Mitsuharu Matsumoto ,Hiroaki Yashiro,Hitomi Ogino,Kazunobu Aoyama,Tadahiro Nambu,Sayuri Nakamura,Mayumi Nishida,Xiaolun Wang,Derek M. Erion,Manami Kaneko

Published: January 28, 2020

 PLOS ONE サイトへ

  • 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)モデルである高脂肪食負荷MC4R KOマウスを用いてGS-0976 の薬効を評価した報告です。
  • GS-0976の投与用量は、PDマーカーである肝臓中/骨格筋中マロニルCoA測定を実施して設定しました。
  • GS-0976により、本モデルで生じる脂肪肝や線維化が抑制され、臨床においてNASH患者の診断に使用されるNASの病理評価でも有効性が確認できました。

MC4R KOマウスについて:

MC4Rは、視床下部で発現するGタンパク質共役受容体であり、摂食調節に関与しています。
アクセリード社で生産したMC4R KOマウスは過食を呈しNASH患者で見られるような肥満とインスリン抵抗性を示すモデルです。

MC4R KOマウス
2024-04-18T19:19:23+09:002020/01/28|

「アジア太平洋地域におけるTop10創薬コンサルティング/サービス企業2019」に選ばれました

Axceleadは、米国のライフサイエンス誌「Pharma Tech Outlook」により、「アジア太平洋地域におけるTop10創薬コンサルティング/サービス企業2019」に選ばれました。
“創薬に関わるほぼ全ての機能を有しており、初期探索研究から臨床への橋渡しプロセスまで統合したサービスを提供”というユニークな形態が、同紙の業界の専門家、編集委員会を含むパネルにより評価され、今回の受賞となりました。

LinkIcon掲載ページ

2024-04-18T19:19:25+09:002019/09/11|
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