2025年7月2~4日の3日間、沖縄コンベンションセンターで開催される第52回日本毒性学会学術年会で、DMPK BU 濱田研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。
【学会概要】
第52回日本毒性学会学術年会
【ポスター発表】
日時:2025年7月4日(金)13:30-14:30
場所: 沖縄コンベンションセンター
タイトル:「溶解改善処方を用いた難溶性化合物における経口暴露増加の検討」
演題登録番号:5320
【発表概要】
難溶性化合物では、安全性試験において目標とする血漿中曝露量を達成できないことがあります。曝露改善のために可溶化処方やナノ化処方を調製することがありますが、調製前に最も効果的な製剤を決定することはできません。この問題を解決するために、我々は7種類の難溶性化合物をラットに経口投与時の血漿中曝露を評価し、可溶化処方およびナノ化処方による曝露改善を指向したワークフローを開発しました。さらに、消化管吸収率計算ソフトウエアの結果を詳細に解析することで、化合物の暴露増加率を推定することに成功しました。本発表では、当研究で使用した投与処方媒体のラット毒性プロファイルもあわせて紹介します。
【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPは、化合物の物性・プレフォーミュレーション研究、薬物動態解析、および安全性評価に豊富な経験を有しており、すべてワンストップでサービスを提供できます。難溶性化合物を動物へ経口投与したときの体内暴露が不十分な場合、本研究のように溶解改善処方の検討が可能です。また、溶解度が要因ではない場合でも、各種試験および解析により課題を特定し、非経口投与などの様々なソリューションを提供いたします。In vivo試験における化合物の血漿中暴露不足でお困りの際は、是非、当社にご相談ください。

濱田 輝基 DMPK Business Unit
東京大学大学院薬学系研究科修士課程卒業後、武田薬品工業株式会社を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。DMPK代表として創薬初期段階の各種研究プロジェクトに従事。トランスレーショナル研究、モデリング&シミュレーションを専門としている。日本薬物動態学会代議員。