2024年1月18日

統合トランスレーショナル研究部門で執筆したオリジナル論文が「Journal of Toxicologic Pathology」に掲載されました!

Lobular distribution of enhanced expression levels of heat shock proteins using in-situ hybridization in the mouse liver treated with a single administration of CCl4

Hitoshi Kandori, Masami Aoki, Yumiko Miyamoto, Sayuri Nakamura, Ryosuke Kobayashi, Mitsuharu Matsumoto, Kotaro Yokoyama

Web版公開日: 2023年10月27日
雑誌掲載:2024年1月

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navigate_next本論文に掲載した画像データは本誌1月号の表紙に採用されています
 ※日本毒性病理学会のウェブサイトへ遷移します

論文の概要:
本稿はAxceleadが保持するin situハイブリダイゼーション(ISH)と免疫組織化学(IHC)の高い技術を用い細胞ストレス応答を可視化したオリジナル論文です。CCl4を投与したマウスから6時間または1日後に肝臓を摘出し、heat shock protein(HSP)のISHを実施しました。6時間後、肝小葉中心部にHspa1a、Hspa1b、およびGrp78のmRNAシグナル増強が認められ、1日後には消失しました。CCl4を投与したマウスの小葉中心部肝細胞において細胞ストレス反応であるHSPのmRNAレベル増加が短時間で生じることをISHにより可視化した世界で初めての成果と考えられます。同時に実施したIHCの結果はISHの結果と必ずしも一致せず、細胞ストレス応答で知られる転写後遺伝子制御のメカニズムが関与しているとの考察も導くことができました。

神鳥 仁志 統合トランスレーショナル研究 Integrated Pathology 所属
東京大学農学部獣医学科卒業後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ参加。医学博士、獣医師、日本獣医病理学専門家協会会員、日本毒性病理学会毒性病理学専門家

青木 正美 統合トランスレーショナル研究 Integrated Pathology 所属
大阪大学医療技術短期大学部卒業後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所に入社。 
2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。主に非臨床試験の臨床病理を担当。

宮本 由美子 統合トランスレーショナル研究 Integrated Pathology 所属
山口大学医療技術短期大学部卒業後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所に入社。2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。臨床検査技師。主に病理標本作製を担当。

中村 小百合 統合トランスレーショナル研究 Integrated Pathology 所属
北海道大学獣医学部獣医学科卒業後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ参加。獣医学博士、獣医師、日本獣医病理学専門家協会会員

小林 亮介 統合トランスレーショナル研究 Integrated Pathology 所属
博士(獣医学)。認定毒性病理学専門家、認定獣医病理学専門家、認定トキシコロジスト。
2019年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社入社。安全性評価、薬効評価に関連する病理組織評価や、空間的トランスクリプトミクス研究を担当。様々な組織/細胞に精通した病理専門家として創薬研究をサポートしている。

松本 光晴 統合トランスレーショナル研究 Kidney & Liver Disease 所属
薬学修士。1995年東北大学大学院薬学研究科修了後、武田薬品工業に入社。主に抗血小板薬、抗糖尿病薬の創薬研究に従事。2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍後は主に非アルコール脂肪性肝炎などの肝疾患、並びに腎疾患の薬効薬理試験に従事。

横山 孝太朗  統合トランスレーショナル研究 Integrated Pathology 所属
埼玉大学大学院理工学研究科博士課程修了後、武田薬品工業へ入社。入社当初から初期課題検討を担う研究所に配属され、ペプチド性抗肥満薬の研究に従事。その後、免疫組織化学等の技術を活かしながら、再生医療研究へシフトし、「見て評価」する研究を継続。2017年にAxcelead Drug Discovery Partnersへ転籍し、病理部門をリード。現在も「見ること」に情熱を燃やしつつお客様の研究をサポートしている。