2025年6月30日

Screening BU 沖研究員が第52回日本毒性学会学術年会にて口頭発表をします

2025年7月2~4日の3日間、沖縄コンベンションセンターで開催される第52回日本毒性学会学術年会で、Screening BU 沖研究員が口頭発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
第52回日本毒性学会学術年会

【口頭発表】
日時:2025年7月2日(水)14:15-15:45
場所: 沖縄コンベンションセンター
タイトル:「薬剤標的分子の3次元構造取得技術の進歩」
登録番号:S11-1:シンポジウム11

近年の構造解析技術は目覚ましい進歩を遂げており、薬剤の標的分子に対する構造解析だけでなく、毒性などの作用機序の解明にも積極的に活用できるようになってきました。さらに、クライオ電子顕微鏡技術の飛躍的な進歩により、従来は解析が困難だった膜タンパク質の詳細な構造解析も可能となりました。これらの技術革新によって得られる立体構造情報は、創薬研究における毒性問題の解決に重要な手がかりとなります。本発表では、X線結晶構造解析およびクライオ電子顕微鏡の最新の技術的進歩について、毒性関連の構造解析事例とともに紹介します。

【Axcelead DDPのソリューション】
構造情報が活用できる課題は身近なところにあります。例えば、キナーゼ阻害薬は標的分子以外のキナーゼに対する選択性の低さが、副作用や毒性の原因となることがあります。このような場合、原因となるキナーゼを特定し、その立体構造を基に合理的なアプローチで課題を解決することが可能です。当社では、こうした課題に対応するためのキナーゼパネルなどの各種生化学的評価、X線結晶構造解析を含む生物物理学的手法など、幅広い手法を提供していますので、お困りの際は、是非、当社にご相談ください。

沖 英幸 Screening Business Unit
大阪大学大学院理学研究科博士課程前期修了後、武田薬品工業に入社。構造生物の観点から創薬研究に携わる。タンパク質X線結晶構造解析、計算化学的手法による薬物設計、NMRやMSによる相互作用解析に従事。タケダサンディエゴでの勤務や、Biophysical analysis チームのチームリーダーを経て、2017年に Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社へ転籍。

 

Go to Top