Pharmacology Business Unit 山本研究員がWorld Congress of Nephrology 2026でポスター発表します
2026年3月28-31日にパシフィコ横浜で開催されるWorld Congress of Nephrology 2026 で、Pharmacology Business Unit 山本研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。
【学会概要】
World Congress of Nephrology 2026
【ポスター発表】
日時:2026年3月30日(月)17:00-18:00
場所: パシフィコ横浜 展示ホールB
タイトル:「Irbesartan but not Roflumilast Ameliorates Renal Injury in a Col4a5 R471* Mutant Mouse Model of Alport Syndrome and CKD」
Poster Board No: P533
Abstract No: WCN26-AB-5088
【発表概要】
Alport症候群は、IV型コラーゲン遺伝子変異により進行性腎不全を呈する遺伝性腎疾患であり、現在においても根治療法は確立されていません。本研究では、ヒトAlport症候群で報告されているCol4a5 R471*変異を導入した当社独自のマウスモデルの臨床外挿性を、臨床で腎保護効果が確認されているARBと臨床で検証はされていないが抗炎症・繊維化効果が報告されているPDE4阻害剤を用いて検証しました。本モデルマウスは尿中アルブミン/クレアチニン比(UACR)の上昇、腎性貧血、腎障害関連遺伝子発現の増加を示し、患者の病態を高い再現性で反映しました。臨床で使用されるアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)イルベサルタンを投与した結果、UACRおよび貧血関連指標が有意に改善し、本モデルにおいて腎保護効果が確認されました。一方、本モデルでは腎炎症および線維化の亢進が認められたことから、抗炎症作用を有するPDE4阻害薬ロフルミラストの薬効を検討しました。その結果、線維化関連遺伝子の発現抑制傾向は認められたものの、腎機能指標の改善は限定的でした。以上より、本Col4a5 R471*変異マウスはAlport症候群の臨床病態およびARBの薬効を良好に再現するモデルであり、治療薬開発における有用な前臨床モデルとなる可能性が示されました。
【Axcelead DDPのソリューション】
Axceleadでは、臨床外挿性が高く、新薬評価に有用なヒトAlport症候群関連Col4a5 R471*変異を導入したマウスモデルを独自に作成しました。本モデルは個体間のばらつきが少なく、安定した病態発症を示すことから、薬効評価を高い再現性で実施可能です。また、腎疾患のMOAに応じた種々の評価系を有し、薬効薬理試験から臨床開発への橋渡しまで腎疾患治療薬の開発をサポートします。さらに、国内外からの受託実績を有しており、豊富なポジティブコントロールデータも蓄積しています。腎障害を対象とした創薬研究や前臨床評価でお困りの際は、是非、当社にご相談ください。
関連サービス:AXCCマウス
山本 将己 Pharmacology Business Unit
武田薬品工業株式会社を経て、2017年のAxcelead Drug Discovery Partners株式会社設立時に転籍。延べ15年にわたり開発ステージの非臨床薬物動態研究に従事。信頼性基準下でのラット、マウス、イヌおよびサルを用いた薬物動態試験を専門としている。2023年からは、腎・肝臓疾患や肥満症をはじめとした代謝性疾患領域の薬効薬理試験に従事している。





















































