日産化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 取締役社長:八木 晋介、以下「日産化学」)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:岡田 健吾、以下「Axcelead DDP」)は、日産化学が開発したDNAコード化ライブラリー※(DNA-Encoded Library、以下「DEL」)技術および日産化学が保有するDELを使った創薬支援サービスをAxcelead DDPが実施するためのライセンス契約を締結しましたのでお知らせします。
日産化学は、従来のDELに比べて偽陽性・偽陰性を大幅に減少させる新規のDEL技術を独自に開発し、本技術をもとに合成した低分子および環状ペプチドのライブラリーを用いて、自社創薬および共同研究を通じて、画期的な医薬品のターゲティングリガンドの創出に取り組んでいます。今回のライセンス契約により、日産化学はDEL技術およびDELの使用等に応じた対価をAxcelead DDPから得ます。
Axcelead DDPは、製薬企業由来の創薬プラットフォームを有する創薬ソリューションプロバイダーであり、自社開発に加え、戦略的パートナーシップも活用することで創薬プラットフォームを継続的に進化させ、多様な創薬プレイヤーに創薬支援サービスを提供しています。今回のライセンス契約によってAxcelead DDPは、日産化学のユニークなDELを活用した大規模な化合物探索を実施することが可能になり、Axcelead DDPの創薬にかかる経験やノウハウとの融合によって難標的に対する創薬研究、特にペプチド医薬品やタンパク質分解誘導剤等の候補化合物創出力を強化することになります。
Axcelead DDPは、日産化学のDELを使った創薬支援サービスを本年2月から開始するとともに、日産化学からDELに関する技術情報の提供を受け、Axcelead DDP独自のDELを構築し、両社のDELを活用したより難度の高い標的に対する創薬支援サービスを2026年度中に開始する予定です。
※ DNAコード化ライブラリー(DEL):化合物の一つ一つに固有のDNAタグを付与することで、数十億規模の化合物を一括してスクリーニングすることを可能にする創薬技術です。標的タンパク質に結合した化合物をDNA配列情報として同定できるため、迅速かつ効率的なヒット探索が可能となります。
以上
<日産化学について>
日産化学は、コア技術の鍛錬と育成により、「機能性材料事業」「農業化学品事業」「化学品事業」「ヘルスケア事業」の4事業を通じて、社会課題解決に貢献する製品・サービスを提供します。新技術を獲得し、コア技術の深化と融合により各事業領域の成長を加速させ、社会課題を解決します。https://www.nissanchem.co.jp
<Axcelead DDPについて>
Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォームを引き継いで事業を開始した日本初の創薬ソリューションプロバイダーです。大規模化合物ライブラリーを含む最先端の研究基盤およびスクリーニング・化学・薬効薬理・DMPK・安全性といった創薬に必要な全ての機能を一つの拠点に集約し、シームレスな体制で効率的かつ柔軟な創薬支援サービスを提供しています。また、創薬に関する豊富な経験や知識と独自のAIプラットフォームを融合させることによって、高品質な新薬候補化合物を迅速に創出します。Axcelead DDPはこれらの強みを生かし、創薬ターゲットの探索から臨床開発への橋渡しまでのプロセスで直面する様々な課題に対するソリューションをワンストップで提供しています。https://www.axcelead.com/
