2026年7月1-3日にグランキューブ大阪で開催される第53回日本毒性学会学術年会で、Translational Research Business Unit 長谷川研究員がポスター発表をします
【学会概要】
第53回日本毒性学会学術年会
【口頭・ポスター発表】
日時:2026年7月2日(木)ランチョンセミナー口演:12:15-13:15、ポスター:13:30-14:20
場所: グランキューブ大阪
タイトル:「各種抗体医薬品のヒト末梢血単核細胞(PBMC)を用いたサイトカインリリースアッセイによる免疫原性リスク評価の有用性」
一般演題 ポスター:5107
【発表概要】
サイトカインリリース症候群(cytokine release syndrome: CRS)は発熱のみの軽度のものから多臓器不全に至る重篤なものまで分類される。抗体医薬品開発においては、CRSの発現リスクをいかに予測するかが重要な課題となっている。特に、ヒト特異的な免疫応答は従来の動物試験では十分に予測できない場合があり、ヒトでの予測性に優れた評価系の構築が求められている。
本研究では、臨床におけるCRSプロファイルの異なる6種類の抗体医薬品をプレートに固相化し、13ドナーの末梢血単核球(PBMC)を用いて24時間培養を実施した。その後、培養上清中に産生された炎症性および抗炎症性サイトカインを定量評価した。さらに、低リスク抗体であるpanitumumabおよび高リスク抗体であるmuromonabを基準抗体として、判定基準を確立し、各ドナーをlow、middle、highの3段階のリスクカテゴリーに分類し、それぞれの割合を解析した。
その結果、臨床でCRSリスクの低いpanitumumabではlow判定となるドナーが主体であった。一方で重篤なCRSリスクが報告されているmuromonab及び、TGN1412では、多くのドナーがhigh判定に分類された。以上より、本評価系は抗体医薬品の前臨床段階におけるCRSの発現リスク評価に有用である可能性が示唆された。
【Axcelead のソリューション】
Axceleadでは、前臨床段階から抗体医薬品のヒトPBMCを用いたサイトカインリリースアッセイによるCRSポテンシャル評価を提供し、開発初期から安全性を考慮した候補品選択を支援します。
また、品質評価済みPBMCを適切に管理することで、試験間変動の低減とリードタイムの短縮に貢献します。抗体モダリティの探索における安全性評価でお困りの際は、是非、ご相談ください。
関連サービス:In vitro 探索安全性スクリーニング

長谷川 裕香 Translational Research Business Unit
2009年より、武田薬品工業株式会社及びAxcelead Drug Discovery Partners株式会社で薬理評価および各種安全性評価に従事。
