2026年6月19日

Translational Research Business Unit 梁研究員が第53回日本毒性学会学術年会で口演発表およびポスター発表をします

2026年7月1-3日にグランキューブ大阪で開催される第53回日本毒性学会学術年会で、Translational Research Business Unit 梁研究員が口演発表およびポスター発表をします。

【学会概要】
第53回日本毒性学会学術年会

【口頭・ポスター発表】
日時:2026年7月1日(水)9:30-10:48(口頭)発表時間:6分(発表:4分、討論:2分)、13:30-14:30(ポスター)
場所: グランキューブ大阪
タイトル:「網羅的プロテオーム解析によるTPDオフターゲット安全性評価の有用性検討」
演題登録番号:5183

【発表概要】
標的タンパク質分解剤(Targeted Protein Degrader:TPD)では、意図しないタンパク質分解に起因するオフターゲット毒性が開発中止や遅延につながる可能性があります。これまで評価法としてプロテオミクス解析が検討されてきましたが、ネオ基質、すなわちTPDを介して新たに標的として認識・分解されるタンパク質の発現は、細胞種に依存します。そのため、単一細胞株ではネオ基質の検出範囲に限界があり、重要な非特異的な分解を見落とす可能性があります。そこで我々は、多細胞パネルを用い、2種類の代表的なTPDについて高深度グローバルプロテオミクスに基づく安全性評価系の構築と検証を試みました。
3種類の細胞を用いたプロテオーム解析の結果、既知ネオ基質に対する高いカバレッジを示し、事前に選定した安全性上の懸念が報告されている既知ネオ基質の同定に成功しました。加えて、未知の分解ターゲットについても網羅的に評価でき、合計およそ1万種類のタンパク質が同定可能でした。用量依存性解析により、濃度依存的に低下するタンパク質を抽出することで、真のオフターゲット分解を識別し、より信頼性の高い候補を絞り込むことが可能となりました。さらに、ネオ基質候補を分解時に想定される表現型と紐づけることで、致死性、がん、形成異常など、関連する病態の種類を可視化でき、毒性リスクの解釈に有用なsafety risk profileの提示が可能となりました。
以上の結果から、本手法はTPDにおける安全性上重要なオフターゲット分解の検出に有用であることが示唆されました。

【Axcelead のソリューション】
Axceleadでは、多細胞パネルを用いたグローバルプロテオミクスにより、TPDのタンパク質分解プロファイルを定量的に評価し、オフターゲット分解に起因する安全性リスクを開発早期から可視化します。お客様の新規標的タンパク質分解薬の選択性評価と候補化合物選定を支援します。また、新規モダリティ医薬品のin vitro探索安全性評価においてもAxceleadは豊富な経験を有しています。各種プロジェクトや化合物の特性・課題に応じて、お客様のニーズに応じた最適な安全性評価戦略をご提案しますので、お困りの際は、是非、ご相談ください。

関連サービス:
多層オミックス解析による臨床応用可能なバイオマーカー探索
In vitro 探索安全性スクリーニング

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