Efficacy of GLP-1 analog peptides, semaglutide, tirzepatide, and retatrutide on MC4R deficient obesity and their comparison
Published Date : 21 February 2026詳細はこちらから
著者:日高 幸佑, 菅原 拓海, 松本 光晴, 仁尾 泰徳
論文の概要:
抗肥満薬の評価において食餌依存性(DIO)モデルマウスが使われるが病態形成まで半年以上かかり薬剤評価までに時間を要する。メラノコルチン4受容体(MC4R)欠損マウスはDIOマウスより早期から重度の肥満を引き起こし、迅速な抗肥満薬剤評価に有用なモデルである。本研究ではMC4R欠損マウスと複数のGLP-1アナログを用いて本マウスの臨床外挿性を確かめる目的で、抗肥満効果を検証した。その結果、本マウスにおける体重低下作用は臨床結果と類似した結果が得られた。加えて、GLP-1アナログの臨床上のリスクとして報告されている除脂肪重量低下も認められたことから、本モデルの臨床外挿性の高さが示された。さらに、本結果はプラダー・ウィリ症候群等のMC4R経路の機能低下が関与する肥満病態を想定した場合にも、MC4R KOマウスが前臨床モデルとして有用である事を示唆している。 本研究の結果が、抗肥満領域における創薬研究の発展に貢献することを期待する。
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日高 幸佑 Pharmacology Business Unit
薬学修士。2012年九州大学大学院薬学府修了後、大正製薬株式会社に入社し、感染症や腎臓疾患を対象とした創薬研究に従事。2023年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。入社後は腎・肝臓疾患や肥満症をはじめとした代謝性疾患領域の薬効薬理試験に従事。
