2025年9月24日に石川県金沢市で開催される実中研主催のシンポジウム:抗腫瘍剤開発における新しいアプローチで、Pharmacology BU田中研究員と小川研究員が口頭発表をします。本シンポジウムへの参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。
【学会概要】
シンポジウム:抗腫瘍剤開発における新しいアプローチ
主催:公益財団法人 実中研 後援:インビボサイエンス株式会社
【口頭発表】
日時:2025年9月24日(水)14:50~15:50
場所: ホテル金沢 2階ダイヤモンドルーム
タイトル:1. ヒト臨床外挿性を高める前臨床モデルの統合活用による創薬支援戦略、2. 多様なモダリティに対応する免疫ヒト化マウスプラットフォームの構築」
企業講演1
【発表概要】
有効かつ副作用の少ない新薬の創出には、ヒトへの外挿性が高いin vitroおよびin vivoの前臨床モデルが重要です。とりわけ、免疫ヒト化マウスは、ヒトでの免疫応答や薬効・安全性をマウスで高精度に再現できることから、ヒトへの外挿性が高い前臨床モデルとして注目されています。一方、従来の動物実験は倫理面などの課題から世界的に縮小傾向にあり、各国規制当局は非動物試験法(NAMs)の導入を推進しています。
このような背景を踏まえ、Axcelead DDPでは、統合創薬プラットフォームを基盤に、ヒト外挿性の高いin vitroおよびin vivo前臨床モデルの整備を進めています。
本講演では、これらの取り組みのうち、ヒト新鮮がん臨床検体サンプル、がんオルガノイド、生体模倣システム(MPS)を活用したモデルについて概説し、免疫ヒト化マウスプラットフォームの特長およびその具体的な活用事例を詳しく紹介します。
【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPでは、ヒト新鮮がん臨床検体サンプルやヒト化マウスを中心としたヒトへの外挿性が高い前臨床モデルの構築を進めています。創薬研究におけるヒトでの効果・副作用の予測や種差など、ヒトへの外挿性でお困りの際は、是非、当社にご相談ください。

田中浩史 Pharmacology Business Unit
九州大学大学院農学研究科修士課程を卒業後、武田薬品工業を経て、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社へ転籍。癌領域を中心に薬理研究を担当。

小川雅弘 Pharmacology Business Unit
大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了後、大学教員や企業研究員を経て、2021年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。がん免疫領域を中心に薬理研究を担当。
