2023年1月11日

科研製薬とAxcelead DDP、
画期的新薬の創出に向けた協業を開始

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 科研製薬株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:堀内 裕之、以下「科研製薬」)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead DDP」)は、この度、画期的新薬の創出に向けた協業に関する契約を締結しましたのでお知らせします。

 科研製薬は、「長期経営計画2031」1)に掲げる研究開発戦略の実現に向けた施策の一環として、Axcelead DDPとの協業により、両社の創薬技術・リソースを効率的に活用することでパイプライン創出エンジンの増強を図り、画期的新薬を継続的に創出します。Axcelead DDPは、創薬に必要なプラットフォーム機能と豊富な経験を有しており、本協業において新規創薬ターゲットの創出からINDに至るまでの複数の創薬プロジェクトを最速で臨床ステージまで推進し、科研製薬のパイプラインの拡充を強力にサポートします。

 科研製薬の代表取締役社長である堀内 裕之は、「当社は研究開発期間の短縮、自社創薬の成功確度向上の達成のため、データ駆動型の創薬研究プロセスへの改革に取り組んでいます。今回のAxcelead DDPとの協業は、両社の技術・リソースを最大限活かした創薬研究の新しい形となります。当社の創薬研究プロセスの改革をさらに加速させ、Axcelead DDPとONE TEAMとなって画期的新薬を創出します」と述べています。

 Axcelead DDPの代表取締役社長である池浦 義典は、「今回の科研製薬との協業は、同社の長期経営計画達成に向けた施策の一つであり、当社が科研製薬のパイプライン創出エンジンとして重責を担うことになります。これは両社が互いの強みを活かして新薬創出に取り組む前例のない協業スキームです。Axcelead DDPがこれまで蓄積してきた創薬のケイパビリティを最大限に発揮し、科研製薬と密に連携することで、革新的な医薬品の創出に貢献します」と述べています。

参考
1) 科研製薬 長期経営計画2031:https://www.kaken.co.jp/invest/policy/long_term.html

以上

【科研製薬について】

科研製薬は、「一人でも多くの方に笑顔を取りもどしていただくために、優れた医薬品の提供を通じて患者さんのクオリティ・オブ・ライフの向上につとめる。」を企業理念とし、1948年の設立以来、医療ニーズに即した医療用医薬品の研究開発を行っています。近年は、皮膚科、整形外科におけるプレゼンスを高めており、自社創薬品であり、国内で初めての外用の爪白癬症治療剤である「クレナフィン」は、グローバル製品として成長を続けています。

【Axcelead DDPについて】

Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。