2025/11/11
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創薬の未来を今ここに
私たちは、価値の高い新薬候補の創出と臨床試験への架け橋となる研究開発を加速します。独自の統合創薬プラットフォームを通じ、多様な創薬プレイヤーとともに、世界中の患者さんに新たな価値を届けることに貢献します。
Who We Are
私たちは信頼される創薬ソリューション・プロバイダーです
私たちは、ヘルスケアのイノベーションを支援することを目的に、武田薬品の創薬研究基盤を引き継ぎ2017年に設立されました。低分子創薬をはじめとした多様な治療モダリティ、がん・免疫・中枢神経などの様々な疾患領域における専門知識とノウハウを活かし、信頼できる創薬ソリューションを提供します。お客さまの創薬パイプラインを充実させ、その価値を高めることで、世界で最も信頼される創薬ソリューション・プロバイダーとなることを目指しています。
What We Do
私たちは創薬研究における課題解決を通して多様な創薬プレイヤーを支援します
私たちは、独自の統合創薬プラットフォームを活用し、多様な創薬プレイヤーが世界中の患者さんに価値を提供できるよう創薬研究を支援しています。私たちは革新的な技術の実装や戦略的パートナーシップを通じて創薬プラットフォームを継続的に進化させ、次世代低分子、核酸(ASO)、抗体(ADC)といった多様な治療モダリティの創薬力を高めることに取り組んでいます。私たちの創薬支援サービスは、価値の高い新薬候補の創出と研究開発の加速に貢献し、ヘルスケアの未来をつくります。
Client Outcomes
私たちは信頼される創薬パートナーとして多くの実績を築いています
製薬企業、バイオベンチャー、アカデミアなど、多様な企業・研究機関が私たちの創薬支援サービスを活用しており、創薬研究に投資する国内製薬企業のほぼ全て、グローバルメガファーマとも多数の取引実績があります。がん・免疫・中枢神経などの様々な疾患領域におけるアンメットメディカルニーズに応える新薬候補や治療法の研究開発において私たちは頼れるパートナーと位置付けられています。
Success Rate
*LG/LO: Lead generation and lead optimization
Axceleadは業界標準よりも高いスクリーニングヒット率やプロジェクトゴール達成率を示しています。それは、製薬企業で創薬研究をリードしてきた経験豊富な研究者が最先端の創薬プラットフォームを活用してお客様の創薬研究を支援しているからです。また、お客様とのコミュニケーションを大切にし、お客様が抱える様々な課題に対してソリューションを提供することで信頼を獲得し、高いリピート率につなげています。
最近のニュース ニュースリリース一覧 トピックス一覧
タンパク質分解誘導剤(TPD)創薬の総合ソリューション
Axceleadは、前臨床段階でのTPD創薬において、確かな実績と幅広い専門性を有しています。プロジェクトの部分的なサポートから全体の支援まで、研究者の皆様のニーズに合わせた最適なソリューションを提供します。
タンパク質分解誘導剤(TPD)の可能性
タンパク質分解誘導剤(TPD)は、創薬の分野で新たに注目される革新的な治療モダリティです。従来の治療法がタンパク質の機能を阻害するのに対し、TPDはユビキチン-プロテアソーム系などを活用して特定のタンパク質を分解します。これにより、疾患の原因となるタンパク質を選択的に除去することが可能になります。
タンパク質分解誘導剤(TPD)の特長と利点
- 幅広い適用範囲:従来は治療が困難だった標的(Undruggable Targets)への対応が可能
- 高い治療効果:疾患原因となるタンパク質を直接分解することで、深い治療効果を発揮
- 効率的な治療:触媒作用に基づき、必要な投与量を削減
- 安全性の向上:組織または細胞選択的な標的分解による副作用リスクの低減
- 非侵襲的な投与方法:経口投与が可能で、患者さんに優しい治療を実現
TPDの分類と課題
TPDは主に、PROTAC®のようなキメラ型分解剤と、モレキュラーグルー型分解剤に分類されます。キメラ型分解剤は、探索の初期段階で合理的に設計することが可能である一方、分子構造が複雑になるため、最適化・合成・精製・ADMEなどに課題があります。モレキュラーグルー型分解剤は、発見方法、選択性、分解メカニズムの同定などが課題になることがあります。
また、キメラ型分解剤・モレキュラーグルー型分解剤に共通して、高度に専門的かつ多様なアッセイ系が必要なことも課題となります。
Axceleadのプラットフォームがタンパク質分解誘導剤創薬の課題を解決
キメラ型分解剤
熟練のケミストがヒット化合物やリード化合物の創出、新薬候補化合物の探索を加速します。
- Axceleadの分解剤用化合物ツールボックス、多段階ハイスループット合成および精製技術を使用することで、これまでにない多様なケミカルスペースへの迅速なアクセスを可能にします。
- 有望なキメラ型分解剤をより確実かつ迅速に特定します。
- 複数の技術によって、最適な薬物動態特性を有するキメラ型分解剤を見出します。
- ドラッグデザインノウハウ
- キメラ型分解剤に適したADME評価技術
モレキュラーグルー型分解剤
- モレキュラーグルー型分解剤に特化したライブラリーにより、分解メカニズムを速やかに同定できるヒット化合物を見出す可能性が高まります。
- グローバルプロテオミクスと近接ラベリング技術により、オフターゲットや新規ネオ基質の効率的な発見を支援します。
- 表現型スクリーニング後に、分解経路・メカニズムの同定(CRISPR-cas9、近接ラベリング、IPなど)を提供します。
- 多数のオリジナルのネオ基質候補を保有しており、お客様の興味のあるターゲットがその候補に含まれていれば、プロジェクトが加速する可能性があります。
タンパク質分解誘導剤アッセイのケイパビリティ
専門性と多様性を備えたアッセイ能力
Axceleadは、以下のような最先端アッセイ技術を駆使し、TPD創薬を支援します:
- ハイスループットスクリーニング:HiBiT®、NanoBRET®、TR-FRET、Cell imaging、AlphaScreen
- 評価とプロファイリング:分解経路解析、プロテオミクス、E3リガーゼのスクリーニング、X線結晶構造解析
これらの技術と専門性により、研究者の皆様のプロジェクトを次の成功へと導きます。
低分子医薬品: 将来の創薬イノベーションの基盤技術
医薬品はこれまで低分子医薬品が主流であり、今後、治療法が多様化しても、新たに承認される医薬品の多くは低分子医薬品で占められると予想されています。その理由は、低分子医薬品が他のモダリティと比較して製造コストが低く、経済的である点にあります。また、経口投与、舌下投与、注射など、患者さんに優しい柔軟な投与方法が可能であることも大きな利点です。
さらに、中枢神経疾患領域では、血液脳関門(BBB)を通過して脳に作用する可能性のある低分子医薬品は、今後さらに開発が進むべき重要なモダリティとされています。このような理由から、低分子医薬品の研究開発は今後も創薬において重要な役割を担い続けると期待されています。
統合された専門知識による創薬効率化
Axceleadは、低分子医薬品のワンストップ創薬を実現する包括的なプラットフォームサービスを提供し、ターゲット同定からIND(治験届)までの創薬プロセスにおけるさまざまな課題を解決します。
統合的な創薬アプローチを採用することで、以下の分野における専門性を最大限に活用しています:
- 化学
- 生物学
- 薬理学
- 薬物動態(DMPK)
- 安全性評価
これにより、創薬プロジェクトを効率的に推進し、可能な限り短い期間で研究開発を進めることができます。
データとAI技術でイノベーションを加速
Axceleadは、複数の疾患領域にわたる約1,000件の創薬プロジェクトデータを保有しており、その中には、IND-Enabling Projectsとしてすぐに利用可能な180以上の化合物やアッセイ情報が含まれています。これらの豊富なリソースを活用することで、創薬プロジェクトを迅速かつ効率的に新薬候補物質の選定まで進めることが可能です。
また、Axceleadの最先端の計算化学およびAI/ML技術は、創薬研究のさらなる加速と革新を実現します。これらの技術とデータの融合により、次世代の創薬プロセスを支える確かな基盤を提供します。
OUR CLIENTS
Axceleadは設立以来、製薬企業・バイオベンチャー・アカデミアなど、多様な創薬プレイヤーの創薬研究を支援しています。国内においては創薬研究に投資するほぼ全ての製薬企業、海外においてはグローバルメガファーマとも多数の取引実績があります。
山田伸彦のAxcelead解体新書
新社長 山田伸彦がAxceleadの創薬研究者にインタビューすることでAxceleadのソリューションを紐解くコーナー。
健康宣言
私たちAxcelead Drug Discovery Partnersは、創薬に携わる人々に寄り添うベストパートナーとして、画期的な医薬品の創出に貢献します。
そのために従業員の健康を重要な経営課題と考え、従業員が心身ともに健康でいきいきと働くことができる職場環境づくりに取り組みます。
2024年4月1日
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社
代表取締役社長 岡田健吾
当社の健康宣言に対するお問い合せ先
hr@axcelead.com 担当:HR
当社は、「健康経営優良法人2025(中小規模法人部門)」に認定されました。

いけちゃんねる
CEO池浦義典(通称 いけちゃん)が、“Axceleadの今”についてお伝えします。
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信頼されるブランドであり続けるために
創薬研究の“信頼性”を支えるQA業務
新卒で入社した武田薬品工業では、入社当初よりIND・NDAに向けた薬物動態研究に従事し、2017年に武田薬品工業からAxcelead Drug Discovery Partnersへの転籍を機に現在の部署に異動しました。GLPや信頼性基準だけでなく、会社全体の信頼性保証(Quality assurance; QA)業務に携わっています。多種多様なお客様の創薬研究において信頼性保証の観点でサポートさせていただくことにやりがいを感じています。特に、定型的でない信頼性基準の試験のご依頼をいただいた際に、どうしたら法令で求められた基準を満たした試験を実施することができるのか、社内の研究者とディスカッションしながら理論構築した結果、最適な試験を提供することができた時は、お客様の創薬の一助となれた気がして嬉しいです。
もともと薬学部で企業研究者を目指していたのですが、薬物動態研究を選択したのは、アルバイト先の調剤薬局での経験がきっかけです。薬剤師の免許を取得し大学院に進学後、アルバイトで患者さんに飲み合わせなどの服薬指導をしていました。服薬指導で使っていた薬の作用についてのデータの多くは薬物動態分野だと知り、「創薬研究者になったら、自分が出したデータで、医師や患者さん達にこうして繋がっていくことができるんだ」というところに感動し、入社時に薬物動態を希望しました。
第三者的視点でプロフェッショナルが適切にチェック
私が薬物動態研究に従事していた頃、QA部門による調査を受けていたのですが、正直、どのようなことを行っているかはあまり知りませんでした。実際にQA部門に異動してみると、「こんなところまでチェックしてるんだ!」と驚いたほど、調査体制が整っていました。ソリューションプロバイダーとして研究不正はあってはならないため、お客様から受託した試験を対象に研究不正の監査も定期的に行っています。
最新情報やPMDAの調査のトレンドをキャッチするために業界団体が開催する研修会などに毎年参加し、必要に応じて社内の研究者とも情報共有しています。また、OECD GLPガイダンス文書が新しく発出された際にはグループ内で勉強会を開くなど、情報のアップデートを欠かしません。Axceleadでは、QA部門の社員全員が元研究者として現場を知っているからこそ、机上の空論にならずに実務に落とし込むことができていると感じています。
信頼性保証を重厚にすれば、お客様からするとより安心ではあるかもしれません。一方で、重厚にすればするほど試験の納期に影響が出てしまい、お客様の創薬タイムラインに響いてしまう可能性があります。Axceleadでは、over qualityにならないよう、社内だけでなくQAの業界団体活動を通じて、医薬品業界あるいは規制当局も巻き込んで議論しています。
古都に魅せられて

学生時代を京都で過ごした際に着物に憧れを持ち、お給料を貯めて、社会人2年目で訪問着を誂えました。着付けも習いに行き、友人の結婚式、自身や家族の慶事など様々な場面で活躍しています。以前は、休日にカジュアルな着物を着て食事に行ったりしていました。世の中の状態が落ち着いたらまた、楽しみたいと思っています。
サポートすることで創薬に貢献する
QA部門には武田薬品でGLPを20年以上経験している先輩方もいるので、指導を受けながら日々研鑽を積んでいます。最近、QAの業界団体が行っている信頼性保証業務の専門家としての登録試験に合格しました。これからも創薬研究者として培った経験を活かし、お客様の手元に届く報告書の未来のゴールを意識しながら業務に励むことで創薬に貢献していきます。
「そういうもんなんだ」それって本当?!
有機合成はまるでプラモデル
メディシナルケミストリーとパラレル合成を担当しています。薬の研究に興味を持ったきっかけは、父親が小さな島で漁師をしており赤貝の養殖の研究をしていて、小学生のころ養殖場にいやいやついて行ってたんですが(笑)薬を混ぜたりするのは楽しかったんです。それと、大学生の頃東京大学の薬学部から教授が赴任してきてその研究室に配属され薬学と出会い「有機合成はまるで部品を組み立てて作り上げるプラモデルみたいだな」と興味を持ちました。有機化学者を目指した理由も、分子を自分で自由自在にデザイン・合成できることが楽しかったからです。
ここ2年は古巣の武田薬品以外にも様々な企業やアカデミアの方とプロジェクトでの関わりが増え、とにかく学ばされることが多いです。多様な文化に触れることで選択肢も増え視野もより広がりこの歳になって仕事を通じてまだ学べる、成長できるという事はこれほど幸せなことはありません。
僕らが思っている常識は常識ではないかもしれない
「知りたい!」という想いが強く「それはそういうもんなんだ」と言われると、それって本当?!と疑問を抱きます。なぜなら、僕らが思っている常識は常識ではないかもしれないからです。最前線で創薬研究をしているからこそ、既存の理論がいつ覆されるか分からないから自分でやってみて答えを出してそれを原理原則に落とし込めた時よろこび感じます。
生きる土台となっている野球から得た学び

プロ野球選手になるのが夢だったくらい野球が好きで、今もキャッチボールを会社のお昼休みにしています。そして、お声をかけていただき昨年8月から大船で少年野球のコーチとして5年ぶりに指導者復帰しました。野球に育ててもらった感覚があって、コーチを引き受けたのも野球に恩返したいと思ったからです。小さな島で育ちその中では野球が上手かったから、中学生までは「俺が!」という気持ちが強かったんです。ですが高校から島を出てみると、かなわないほど上手い人ばかりで愕然としました。そこから心を入れ替えて監督と選手の潤滑油となるマネージャーをすることで「チームで勝つにはどうしたらいいのか?」を意識して取り組んできました。
武田薬品に入社してからの創薬研究で仕事を任せられ始めると合成だけでなく、薬理、動態、毒性などいろんな専門性の方々とプロジェクトを正に「one team」で進める中で解決策を一緒に探ったり、相乗効果が働き同じ方向を向くことを経験しました。僕の行動の根底はやはり野球にあって、チームで仕事を進める、その中で自分が貢献できることを精いっぱいやれるということで、この仕事が病み付きになりました。
「薬を創る」につながるを信じて。
なぜこの化合物はこの作用を出すのか?この毒性を出すのか?じゃあこの課題をどうやってクリアできるのか?を追求していきたいです。それは「薬を創る」につながるはずです。
ニューヨークのTDIで研究した際、アカデミア発の種を「薬」に昇華させることを、製薬会社の経験からサポートする重要性、必要性を体感しました。日本のアカデミアやバイオベンチャーがもつ種を、日本の研究者と「薬」に仕上げたい。Axceleadはそれを具現化できる組織だと信じています。
※TDI:Tri-I Therapeutics Discovery Institute
再生医療製品の研究サポート
Axcelead では、創薬研究で培った技術やノウハウを活かし、
再生医療研究をサポートするサービスメニューもございます。
Axcelead では、ヒト細胞由来再生医療等製品の研究開発において、最初に重要なステップとなる分化 / 未分化細胞の評価や、分化促進因子の探索をサポートします。更には、動物実験に病理組織学的解析等の様々な解析も組み合わせて、目的細胞の有効性・安全性の評価を行い、臨床を見据えたデータ解析までお手伝いします。
Step1 細胞の品質評価

Axcelead の解析技術を用いた細胞評価を通して、分化誘導条件や分化促進因子等の探索を行います。
また、大規模化合物ライブラリーを用いて、分化効率を改善する化合物の探索も可能です。
— Axceleadのサービス —
分化した目的細胞を用いたIn vivo試験へ

Step2 In vivo試験
臨床外挿性の高い動物を用いて、ヒトiPS 細胞から分化・誘導した移植細胞等の長期有効性試験*を実施し、臨床試験でヒトに移植する細胞数や有効性を予測します。
*:これら試験は、AAALAC承認施設で実施しています。
化合物管理(Compound Management)
化合物管理は、お客様の化合物ライブラリをお預かりするサービスです。お客様の化合物を適切な環境で保存し、必要なときに迅速かつ確実に提供いたします。
384tube strage system(TSUBAKIMOTO CHAIN)
Powder compounds strage system (TSUBAKIMOTO CHAIN)
A-pod, Echo555(Agilent Technologies, LABCYTE)

化合物をお預けいただくことで、HTS(ハイスループットスクリーニング
ハイスループットスクリーニング(HighThroughputScreening:HTS)
- 豊富な経験と確かな技術でアッセイ系構築からヒット化合物探索までを丁寧にサポート
- 700以上、ヒット率90%以上を誇るスクリーニング実績
- 多様なターゲットクラスに対するハイスループットスクリーニング
- 高品質かつ多様な構造を持つ150万以上の業界最大級化合物ライブラリー
- バーチャルスクリーニングを活用した効率的なヒット探索
- ヒット化合物のフォローアップまでワンストップでサポート
ハイスループットスクリーニング(HTS)は、
化合物ライブラリーから創薬の出発点となる
ヒット化合物を同定するプロセスです。
お客様のヒット化合物探索をサポートいたします!
- 豊富な経験と確かな技術でアッセイ系構築からヒット化合物探索までを丁寧にサポート
- 700以上、ヒット率90%以上を誇るスクリーニング実績
- 多様なターゲットクラスに対するハイスループットスクリーニング
- 高品質かつ多様な構造を持つ150万以上の業界最大級化合物ライブラリー
- バーチャルスクリーニングを活用した効率的なヒット探索
- ヒット化合物のフォローアップまでワンストップでサポート
フローケミストリーを活用した効率的合成法の開発
フローケミストリーを用いて開発初期から後期までの効率的な合成プロセスを確立し、プロジェクト全体の加速化、コスト削減に貢献します!
フローケミストリーとは
創薬研究への応用
応用事例1: フラッシュケミストリー
応用事例2: 光反応
よくあるご質問
フローケミストリーとは
原料、試薬類の2種類以上の異なる溶液を微細流路に流し、温度や滞留時間(反応時間)をコントロールしながら化学合成を行う技術


【リアクターの特徴】
- リアクターの比表面積が大きく熱拡散が早い ⇒ 反応温度のコントロールが容易
- Mixer 間の長さ、流速で反応時間が決まる ⇒ 反応時間のコントロールが容易
- 反応系内から生成物が随時流出される ⇒ 生成物の過剰反応を抑制し、収率が向上
- 反応系が閉鎖系 ⇒ 高温、高圧下での反応や危険試薬・高活性物質の使用が可能
- 送液量を増やすことでスケールアップが可能 ⇒ 小スペースでのスケールアップ合成が可能
創薬研究への応用
開発化合物の安全性を見極めてIND申請までのプロセスを効率化するAxceleadのIntegratedサービス
~開発候補化合物の選択とIND用試験の成功確率向上のため、
プロジェクトでこのような問題を抱えていませんか?~

Axceleadにお任せいただくことで、
化学、薬物動態、安全性の3部門が密に連携し、
これらの問題を解決します。
■ ワンストップだから迅速に開発早期の安全性評価サービスをご提供できます。
■ 安全性評価に必要な数百グラムのGLP 試験用APIを効率的に合成および粉砕いたします。
■ 更に、将来を見据えてGLP原薬製造につなげる化合物合成法も同時にご提案いたします。
開発早期の安全性評価に柔軟に対応
懸濁液調製技術:
少量(数グラム)未粉砕品の化合物においてもWet ball millingを用いた高濃度懸濁液調製法で安全性評価
経口吸収性改善:
毒性試験に使用可能な媒体の提案、ナノ化製剤の作製など、経口吸収性の改善策をご提案
ワンストップだから提供できる迅速な安全性試験:
化合物合成と安全性評価をすり合わせて試験計画するため大幅な時間短縮が可能
タイムリーかつ効率的なバルク生成
コスト削減とスピードアップ:
最適量の安全性評価用バルクを調製
TK/MTD試験用化合物の提供とスケールアップ合成法を同時に検討
豊富な経験に基づくトラブルシューティング:
安全性評価用化合物合成時にバルクスケールの製造法を開発
重要中間体、主要夾雑物、異性体を提供可能
API品質保証:
残留溶媒、残留金属、夾雑物最大量のクライテリア設定および達成
結晶多形を早期に検討し安定晶の粉砕品を初期毒性試験から提供可能
また、ワンストップだから、
複数の会社・施設に試験を委託することによる
人的コスト・タイムロスを削減できます。
免疫抑制ブタを用いた薬効薬理試験
免疫抑制ブタを用いた薬効薬理試験ができます!
再生医療分野において、臨床外挿性の高い免疫抑制ブタを用いた薬効薬理試験が可能となりました。
お客様の臨床試験での成功確率向上に貢献いたします。
再生医療研究の分野では、ヒト細胞でつくられた再生臓器をヒトへ移植する前に、臨床と同じ手法での介入が可能な大型動物による有効性・安全性の検証が望まれています。一方、ヒトと大きさが近いブタにヒト細胞由来の再生臓器を移植した場合、異種移植によって生じる免疫応答の問題があり、本免疫不全ブタモデル開発以前は、ヒト細胞由来再生医療等製品のブタでの安全性・有効性の検証は困難と考えられていました。
Axcelead は、外科手術及び免疫抑制剤の薬物動態測定を基本とし、免疫抑制を個体毎のテーラーメードでコントロールした臨床外挿性が高い免疫抑制ブタを作製し、臨床試験の成功率を高めるようサポートをいたします。
免疫抑制ブタモデルの作製
- 外科的手術(胸腺及び脾臓摘出)および 免疫抑制剤の投与により免疫抑制状態にします。免疫抑制剤の投与用量は、ブタ末梢血単核球細胞を用いたin vitro 試験を基に設定し、投与後に目標血中濃度に達していることを確認します。
- 本モデルを用いて、異種移植やヒト細胞由来再生医療等製品の評価が可能となります。
- 病理評価による細胞生着、特異的な細胞マーカーを使用した細胞分化の程度を評価することができます。

病態モデルの作製例
◆ 免疫抑制心不全ブタモデル:
- 上記の免疫抑制ブタの左冠状動脈を結紮して、心不全を惹起するモデルを作製します。
- 3D エコーによる心機能評価ならびに細胞移植による有効性評価が実施可能です。
◆ 免疫抑制1型糖尿病ブタモデル:
- 上記の免疫抑ブタにストレプトゾトシンを処置し、1 型糖尿病モデルを作製します。
- 静脈内糖負荷試験などの評価ならびに細胞移植による有効性評価が実施可能です。
その他病態モデルの作製についてもご相談ください。

■ 免疫抑制ブタモデルの作製に関連する論文が「Nature research protocol Exchange」に公開されました
Axcelead の牧研究員、井垣研究員が共同執筆しています。
“Surgically produced, controllable immunocompromised pigs”
(Nature Research Protocol Exchange掲載情報)
Eiji Kobayashi et al., Posted …
シングル核遺伝子発現解析
凍結組織から1細胞レベルの
遺伝子発現解析ができる時代に
シングル核遺伝子発現解析(シングル核解析)は、1細胞から網羅的に遺伝子発現解析を行う手法であり、シングルセル遺伝子発現解析(シングルセル解析)では評価できなかった組織が対応可能な最先端の研究手法です。凍結組織を用いるシングル核解析により、従来のシングルセル解析でアプローチが困難であった疾患の病態機構解明が可能になります。Axcelead ではシングルセル解析に加えて、新たに難易度の高い脳組織の核取得技術を確立しました。さらに経験豊富なバイオインフォマティシャンが解析結果の考察までサポートすることで、遺伝子発現解析を基に新規創薬標的探索やバイオマーカー探索などの創薬研究を加速させます。
シングルセル解析では評価できなかった組織も対応可能に

シングル核解析が可能にすること
1.病態機構解明への新たなアプローチ
- 貴重な臨床検体の死後脳凍結組織を用いて、遺伝子レベル / 細胞レベルでの解析が可能になりました。
中枢領域のより深い生理機構 / 病態機構の理解をサポートします。
(例) レット症候群:Nature Neuroscience 2018; 21(12):1670–1679
アルツハイマー病:Nature 2019; 570(7761):332-337 - 細胞がダメージを受けやすい肝臓等も、凍結組織を用いることで、よ り正確な解析が可能になります。
(例)
MASH(NASH)治療薬の創薬 / 病態研究
ターゲット検証から病態モデル動物での評価まで
MASH治療薬の創出をトータルにサポート!
有効な治療法が確立していないMASHの創薬/ 病態研究においては、病態の発症や進行に対するより深い理解や有望な候補化合物の選定、有用なバイオマーカーの確立など、各課題に対し多角的なアプローチが必要となります。Axceleadでは、豊富な病態モデルを用いた薬効薬理評価を中心に、豊富なアッセイ系や解析技術を組み合わせ、最適なソリューションをご提供します。

- Step 1. ターゲット同定 / 検証(KO/Tg マウス等)
- Step 2. ハイスループットスクリーニング
- Step 3. 肝細胞+肝星細胞共培養系を用いた抗線維化評価
- Step 4-1. 豊富な病態モデルを用いた薬効評価
- Step 4-2. 病理組織学的評価
- Step 4-3. 炎症・免疫系の評価
Step 1. ターゲット同定 / 検証(KO/Tg マウス等)
- 患者サンプルや病態モデルサンプルを用いた網羅的遺伝子発現解析により、ターゲット候補を同定します
シングルセル遺伝子発現解析
1細胞レベルでの網羅的な遺伝子発現情報を
よりスピーディーに高精度で解析できます!
次世代シーケンサーを用いたシングルセル解析では、iPS細胞の分化・未分化をより正確に評価することが可能になりました。更に、大量の遺伝子発現データをバイオインフォマティクス解析し、目的/非目的細胞のマーカーや、最適な分化誘導条件を導き出します。目的細胞を効率的に獲得し、お客様の再生医療研究を加速させます!
シングルセル解析で、より正確に評価

次世代シーケンサーで、よりスピーディーに解析

再生医療分野へのシングルセル解析の活用
1細胞レベルでの特性解析:
1細胞ごとの大規模な遺伝子発現データから、サンプル内の亜集団(サブポピュレーション)を検出し、サブポピュレーションごとに細胞種を推定します。これにより、目的細胞への分化の成否を正確に評価することが可能となります。
更に、見つかった目的/非目的細胞集団を判別できるバイオマーカーを探索し、効率的な細胞品質の評価をサポートします。

分化誘導の最適化
シングルセル解析で取得した細胞の擬似時間軸における発現変動を調べることで、細胞の分化経路や時系列における発現変動様式をとらえる事ができます。これらのデータから、細胞系譜の分岐に関わる遺伝子や、時系列に変動している転写因子を同定し、目的の細胞へ分化させるための最適な詳細条件をご提案いたします。
きれいな染色像では終わらない。
画像解析による定量データで薬効評価をサポート

1. Original 投薬終了後のマウス腸管組織 サンプルに対して抗MPO抗体*を用いた免疫組織化学を実施。 * : 好中球のマーカー
2. Markup 免疫陽性反応(茶色)の染色強度を画像解析ソフトで数値化。
生体内の反応を最大限に評価する
AxceleadのIntegratedサービス
バイオロジーと安全性、一つ屋根の下にいる2つの部門が協力して、
無駄のない薬効評価試験デザインを提案します。
ワンストップで評価することで
スピーディで確かな考察を提供いたします。
【実施例】
大腸炎モデルマウスを用いた
薬理評価と炎症系細胞の画像解析
画像解析:

1. Original 投薬終了後のマウス腸管組織 サンプルに対して抗MPO抗体*を用いた免疫組織化学を実施。 * : 好中球のマーカー
2. Markup 免疫陽性反応(茶色)の染色強度を画像解析ソフトで数値化。
In vivo薬物動態試験(非経口投与)
薬物動態試験の結果だけでなく、薬効や安全性とのバランスも加味した検討が必要となりますが、Axceleadは、創薬研究に必要な全ての機能を有しているため、これら多角的な評価・解析をワンストップでスピーディーにサポートします。
一部の投与経路では、化合物の適否判断からヒト予測までご対応可能です。
非経口製剤の創薬は、Axceleadにお任せください!
特長1 幅広い試験への対応力と知見を活かしたご提案
最適な投与設計には、様々な経路での比較や、適切な試験動物種の選択が重要となります。
Axceleadでは、これまで培ってきた豊富な経験と技術力を活かし、お客様のニーズやご希望のモダリティに合った最適な投与経路をご提案します。
特長2 薬物動態・薬効・安全性の観点から多角的に評価
薬物動態試験の結果だけでなく、薬効や安全性とのバランスも加味した検討が必要となりますが、Axceleadは、創薬研究に必要な全ての機能を有しているため、これら多角的な評価・解析をワンストップでスピーディーにサポートします。
一部の投与経路では、化合物の適否判断からヒト予測までご対応可能です。
非臨床安全性評価パッケージサービス
IND申請や導出など、
お客様のGoalに合わせた
最適なパッケージサービスをご提供
GLP試験の項目はICHのガイドラインにより定められていますが、非臨床開発全体のプランニングや予備試験の進め方には様々な方法があり、試験の組み方次第で、全体のスピードやコストに大きな差が出ます。
Axceleadでは、豊富な創薬経験と確かな技術を併せ持つ安全性評価研究者が、最も効率的な非臨床開発戦略をご提案するとともに、試験の立案・実施から結果の解釈まで試験全体をマネジメントします。更に、毒性課題が発生した際のコンサルティングやPMDA・FDAなど当局への対応もお任せください。

お客様のGoal達成へ向けて、
非臨床開発をトータルサポート
- 化合物の薬理・物性・薬物動態・安全性に関する既存データをもとに書面評価を実施し、お客様のGoal(IND申請、導出)に向けて、必要な安全性試験・サービスをパッケージ化し、ご提案します。
- 試験全体のマネジメントに加え、安全域の解釈や毒性課題の解決まで全面的にサポートします。
- Axceleadの薬理、合成、薬物動態の各部門や提携CROと連携し、薬理試験に毒性評価を組み込んだ早期毒性スクリーニングなど、お客様に最適なソリューションをリーズナブルな価格でご提供します。



バイオマーカーを用いたM&Sの実例
バイオマーカーを用いたM&Sが、
抗癌剤プロジェクトに与えた付加価値の実例
1. プロジェクト背景
2. M&Sの手法
3. M&Sによって得られた結果と考察
1.プロジェクト背景
Hedgehog阻害剤である化合物Xのプロジェクトにおいて、開発部門より、“Hedgehogシグナルの転写因子であるGli1 mRNAをバイオマーカーとして利用した臨床至適用量の設定ができないか”との要望を受けた。
まずはじめに、化合物XのPK、腫瘍体積及びGli1 mRNAデータを計測した結果、腫瘍中のGli1 mRNAはPKに連動して変動し、皮膚のGli1 mRNAは腫瘍内のGli1 mRNAの変動を反映していたことから、
① Gli1 mRNAを薬効のバイオマーカーとして利用できる
② 腫瘍組織以外の組織(皮膚)中Gli1 mRNAの反応で薬効を評価できる可能性が示された。

2.M&Sの手法
“PK/PD解析、およびPK/Efficacy解析それぞれの結果を一つのグラフに記述することができれば、バイオマーカーを用いた至適用量の設定が可能になる”という戦略の下、modelingによる検討を実施。
PK、バイオマーカー、腫瘍増殖モデルについては一般的なモデル式を使用。まずPK modelingの結果から、設定したモデル式とパラメーターで、 Hedgehog阻害剤の体内動態が把握可能であることを確認した。
次に、PKとPD(皮膚中 Gli1 mRNA)をリンクさせて解析したところ、下図の結果となった。グラフ内のポイントは実測値、ラインは設定したモデル式と最適パラメーターで計算した予測値。全ての投与量において満足できる収束解が得られ、臨床で皮膚中Gli1 mRNAの変動が利用可能であることが示された。
PD modelingとその結果 (皮膚中 Gli1 mRNA)
ケイパビリティ
Axceleadでは、創薬に必要なすべての機能が
一つ屋根の下に揃っています。
スクリーニング
- 高品質かつ多彩な構造を持つ大規模な化合物ライブラリ
- 化合物ライブラリ管理 (完全自動化、最先端ロボティクス)
- 多様なターゲットクラス(酵素、GPCR、GPCR以外の受容体、チャンネル、トランスポーター、核内受容体、タンパク質間相互作用、表現型など)に対するハイスループットスクリーニング
- In vitro アッセイおよび化合物プロファイリング (Hit-to-lead/リード創出/リード最適化の各段階におけるアッセイ系デザイン、タンパク質調製、細胞株構築およびアッセイ系構築)
- タンパク質科学、構造生物学、生物物理学的アッセイ基盤技術
ヒット化合物探索
私たちの強み
日本初の創薬ソリューションプロバイダーとして
Axceleadは、創薬の前臨床研究におけるほぼすべての基盤技術を武田薬品工業から継承しました。お客様のサイエンスを担うサイエンティストはもちろんのこと、リーダーシップも9割以上がサイエンティスト出身です。
創薬研究の厳しさ、そして可能性を知っているからこそ、真摯にサイエンスと向き合い、お客様と共に深いディスカッションを重ね、プロジェクト成功へコミットします。
1. 課題解決の引き出しの多さ
在籍するサイエンティストは、数多くの創薬プロジェクトを実際に経験し、困難な課題を乗り越えてきたメンバーばかりです。だからこそ、試験計画立案から課題発生時の対応まで、多くの引き出しを持っています。
プロジェクトを前に進めるための勘所を抑え、様々な引き出しの中から最適な打ち手をご提案することで、柔軟かつ迅速な課題解決を目指します。
- 創薬研究者:200名以上
- IND:100プロジェクト以上・NDA:20プロジェクト以上のノウハウ
2. シームレスなサポート体制
創薬研究の難易度が年々上がる中、複雑化する課題に対しても、Axceleadでは複数の分野が連携し、ソリューションのご提案から実行およびゴール達成まで分野横断で取り組んでいます。
- ソリューションご提案から実行までシームレスに
- 課題解決に必要な研究分野・技術をシームレスに
- 各研究ステージをシームレスに
3. 技術レベルの高さ
Axceleadの研究技術は、すべて“創薬のため”に最適化されています。
例えば、業界最大級150万以上の高品質化合物ライブラリーを用いたハイスループットスクリーニングは、90%以上のヒット率を誇ります。
スピードとクオリティの両立が重要なリード化合物創製・最適化フェーズでは、パラレル合成やADME-Tox試験ををハイスループットで行う体制を整えています。
経験に裏打ちされたノウハウや知識を駆使し、創薬研究の高い壁を超えるハイレベルな研究技術を日々追求しています。
- ターゲット検証実績:600ターゲット以上
- 化合物ライブラリ:150万以上の製薬会社オリジンの高品質化合物
- スクリーニングのヒット率:90%以上
- 遺伝子改変動物作出実績:年間600匹以上(Homo KOラットを4か月以内に作出した実績)
4. 新たな研究技術の獲得
武田薬品工業時代から経験を重ねてきた低分子創薬の強みを活かし、ペプチド創薬や核酸医薬、再生医療など、ニューモダリティーの研究技術にも力を入れています。創薬プラットフォーム強化のため、パートナーシップの提携も積極的に行い、例えば中・高分子の吸収を飛躍的に改善する次世代経皮投与システム(PassPort Technologies 社)の活用や、iPS細胞を用いたフェノティピックスクリーニングなどにも取り組んでいます。
画期的な医薬品の創出を目指すお客様のために、新たなサイエンスへ挑戦します。
次世代経皮投与システムの詳細はこちら
会社概要
概要
アクセス
所在地
神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
Axceleadは湘南ヘルスイノベーションパーク内にあります。
電車・バスでお越しの場合
主要駅から湘南ヘルスイノベーションパークまでのアクセス
JR大船駅からお越しの場合
JR藤沢駅からお越しの場合
お車でお越しの場合
ミッション・ビジョン
MISSION
創薬に携わる人々に寄り添うベストパートナーとして、画期的な医薬品の創出に貢献する
VISION
- すべての企業、ベンチャー、アカデミアや公的研究機関に選ばれ続ける創薬ソリューションプロバイダーになります
- 基礎研究から臨床応用研究への橋渡しを行う、創薬エコシステムのハブになります
行動原則
創薬に貢献するために
- 患者様への想いをお客様と共にします
- プロ意識を持ってサイエンスを追求します
- 知識、経験、ネットワークを最大限に活用します
ベストパートナーであるために
- 誠実であります
- お客様のニーズを理解し、最適解を常に探します
- コミュニケーションを大切にします
高い倫理観を持って
- 法令を遵守します
- 環境保全、生命倫理を意識して行動します
- お客様の情報を適切に取り扱います
多様性を尊重して
Step3 臨床を見据えた非臨床データの取得・解析に関するサービス

7. 分子病理、病理組織学的解析による
有効性・安全性評価
免疫組織化学を用いて、移植した細胞やデバイスの性状解析を行い、細胞生着や分化の程度、また移植デバイスが生体に与える影響などを病理組織学的に評価します。Axcelead では、研究者が長年に渡り蓄積したノウハウや技術を元に、適切な抗体の選定・バリデーションを実施し、平均2 週間で最適な染色条件の検討まで実施します。
染色に限らず、採材、固定、解析方法のご相談から一貫してご対応させていただき、マニュアルでの染色に加えて、2 種類の自動染色装置を用いた多検体処理まで実施可能です。

Roche VENTANA Discovery XT

Leica BOND RX
自動染色装置を用いて、多検体処理まで実施します。単染色や二重染色(可視、蛍光)にも対応しています。
8. バイオマーカー解析による
有効性・安全性評価
各種自動分析装置を用いて、マウス、ラット、イヌ、サル、ブタ、ヒトにおける血液パラメーターの測定や、尿・骨髄の検査が可能です。血中バイオマーカー解析による有効性・安全性評価を行い、臨床へのブリッジングをサポートします。
対応可能な検査
血液学的検査、血液生化学検査、血液凝固系検査、尿生化学的検査、尿試験紙検査、尿沈渣検査、骨髄検査

Step2 In vivo試験に関するサービス
4. ゲノム編集技術を用いた
遺伝子改変マウス・ラットの作出

効率的にゲノム編集を行える“CRISPR/Cas9 システム” を国内でも一早く導入しており、目的遺伝子を欠失させたホモノックアウト動物を、従来の約1/3 の期間(約3 か月)で、試験に必要なまとまった数、作出することが可能です。またノックイン動物についても、数bps から十数kbps におよぶホモノックインマウス・ラットを短期間( 約9 か月) でご提供することができます。
5. 超免疫不全マウスへの
追加ゲノム編集

ヒト細胞に対して優れた生着性を有する、Axcelead 独自の“超免疫不全マウスNOD/Scid-Il2rg KO マウス” にゲノム編集を行い、細胞移植等による再生医療の試験をサポートします。通常の免疫不全マウスでは生着しない担癌等の病態モデルマウスも作出可能です。またAxcelead では、独自の超免疫不全マウスを使用しているため、スピーディーにご希望の試験を開始することができます。
6. 免疫抑制ブタを用いた
長期有効性・安全性試験
外科手術(胸腺・脾臓摘出)および薬物動態を基礎とした免疫抑制剤投与により、テーラーメイド型の免疫抑制ブタを作出します。このブタに病態を惹起させたのち、ヒト細胞由来再生医療製品の有効性・安全性試験が実施出来ます。これまで不可能だった大動物を用いた長期有効性試験が、サイズがヒトにより近いブタで可能となりました。
「免疫抑制ブタを用いた薬効薬理試験」紹介ページへ
■ テーラーメイド型免疫抑制ブタ
ブタ末梢血単核細胞を用いた免疫抑制剤の増殖抑制試験を実施して免疫抑制剤の目標血中濃度を算出。
薬物動態試験にて、個体ごとに投与用量を決定。
テーラーメイドの試験ができるのは、Axceleadだけです。

関連ページ
Step1 細胞の品質評価に関するサービス
メタボロミクス
糖、脂質、アミノ酸、核酸、ビタミン、その他低分子代謝物を一斉分析

メタボロミクス
糖、脂質、アミノ酸、核酸、ビタミン、その他低分子代謝物を一斉分析

1. シングルセル遺伝子発現解析を用いた
細胞医療等製品の評価
1細胞レベルでの網羅的な遺伝子発現データを、次世代シーケンサーを用いてスピーディーに解析します。これにより、細胞一つ一つの正確な品質評価が可能となりました。更に、本試験から得られた大量のデータをバイオインフォマティクス解析し、目的 / 非目的細胞を判別できるバイオマーカーや、最適な分化誘導条件まで導き出します。

1細胞ごとの発現プロファイルの可視化・分類
1細胞ごとの大規模な遺伝子発現データから、サンプル内の亜集団ごとに細胞種の推定を行い、目的細胞へ分化しているか否かを正確に評価します。
2. 細胞培地のメタボロミクス・プロテオミクスを用いた
分化状態の解析
様々な培養条件・時間における、培地・細胞内成分を低分子・タンパク質の両面から網羅的に解析し、分化に必要な成分、あるいは分化予測マーカーを探索します。多大な時間とコストを要する分化培養において、培養初期の段階で、分化や増殖の成否を判断できるマーカーを探索し、安定的かつ効率的な目的細胞の生産を可能にします。
メタボロミクス
糖、脂質、アミノ酸、核酸、ビタミン、その他低分子代謝物を一斉分析

社員紹介
Axcelead社員インタビュー
日本初の創薬ソリューションプロバイダー Axceleadには、様々なバックグランドを持ったプロフェッショナルが集まっています。彼らは日々どのようなことを考え仕事や人生と向き合っているのか?仕事の面白さややりがい、プライベートでの過ごし方などを聞いてみました。
バックナンバー
資料
会社紹介
パンフレット
業績紹介
モデリング&シミュレーション × バイオマーカー探索 – Model Based Drug Development –
医薬品開発の成功確率を⾼めるためには、⾮臨床段階からバイオマーカー探索やバリデーションを実施し、バイオマーカーを活⽤したより効果的な臨床投与計画を⽴案することが重要です。
Axceleadでは、NGS(Next Generation …
医薬品開発の成功確率を⾼めるためには、⾮臨床段階からバイオマーカー探索やバリデーションを実施し、バイオマーカーを活⽤したより効果的な臨床投与計画を⽴案することが重要です。
Axceleadでは、NGS(Next Generation …
プロジェクトの評価精度向上や
シームレスなTranslational Research を実現します!
臨床試験の成功確率向上やスピードアップを図るためには、前臨床研究の段階から臨床試験を⾒据えた戦略を⽴案することが重要となります。
Axceleadでは、PK/PD測定および解析に加え、モデリング&シミュレーション(以下、M&S)などのPharmacometricsを組み合わせることで、より定量的にプロジェクトを評価し、臨床開発へのスムーズな橋渡しに貢献します。
また、M&Sに⽤いるバイオマーカーについても、オミクス解析をはじめとする多彩なプラットフォーム技術を駆使し、バイオマーカー探索からバリデーションまでサポートいたします。
M&S 概要
曝露(PK:Pharmacokinetics)と薬理効果(PD:Pharmacodynamics)、最終的なアウトプットである病気の変動(Efficacy)、これらの相関関係の一解析方法であるM&Sは、過去に蓄積された膨大な研究データや情報、知見をモデル化し、解析結果から得られる予測に基づいて、プロジェクト評価の精度を向上させる手法です。

Axceleadでは、各フェーズでM&Sを投入することで、化合物最適化からモデルをベースにした創薬開発”MBDD”(Model Based Drug Development)までをサポートしています。
モデリング専門のコンサルテーションを行っているLAP&Pと強力にタッグを組み、前臨床ステージではAxceleadが試験も含めてサポート、その後プロジェクトが臨床に進めばLAP&Pが解析を行うことで、シームレスな臨床開発をサポートいたします。

※関連ニュースリリース:
「アクセリードとLAP&Pとの医薬品研究におけるモデリング&シミュレーションに関する業務提携開始のお知らせ」
バイオマーカー探索 概要
医薬品開発の成功確率を⾼めるためには、⾮臨床段階からバイオマーカー探索やバリデーションを実施し、バイオマーカーを活⽤したより効果的な臨床投与計画を⽴案することが重要です。
Axceleadでは、NGS(Next Generation …
非臨床開発コンサルティングサービス

非臨床開発の戦略立案や課題解決は
ぜひAxceleadへご相談ください。
百戦錬磨のエキスパートが
ベストソリューションをご提案します!
- 100+のIND、20+のNDA経験に基づき、個々のプロジェクトに最適な非臨床開発戦略立案を支援します。
- 標的分子、適用疾患及び化合物の特性に応じた試験計画立案、試験結果の解釈、機作解明とヒトへの外挿性評価を支援します。
- 申請を見据えた標的代謝物決定や反応代謝物の対応戦略立案を支援します。
- 規制当局との戦略相談や対面助言にも対応し、お客様の化合物の臨床開発を支援します。
- Axceleadの合成、薬理、動態、安全性部門や提携CRO様とも連携して問題解決のための試験立案、実施及び結果解釈まで支援します。
コンサルタント紹介

福田 良 DVM, MS, DJSTP
シニアコンサルタント
専門:毒性病理、非臨床安全性
経歴:1988年 東京農工大学大学院農学研究科獣医病理学専攻修了後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所入社。入社後は、NCI(アメリカ国立がん研究所)への留学等も経験し、グローバル武田におけるDrug Safety Research & Evaluation Pathology Headを務める。 2017年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners(株)非臨床安全性部門病理グループをディレクターとしてリードし、2020年4月より現職。社外では、Registry of Industrial Toxicology Animal-dataの元panel member。ICH S1 Expert Working Group Expertも務める。


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コンサルタント紹介

福田 良 DVM, MS, DJSTP
シニアコンサルタント
専門:毒性病理、非臨床安全性
経歴:1988年 東京農工大学大学院農学研究科獣医病理学専攻修了後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所入社。入社後は、NCI(アメリカ国立がん研究所)への留学等も経験し、グローバル武田におけるDrug Safety Research & Evaluation Pathology Headを務める。 2017年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners(株)非臨床安全性部門病理グループをディレクターとしてリードし、2020年4月より現職。社外では、Registry of Industrial Toxicology Animal-dataの元panel member。ICH S1 Expert Working Group Expertも務める。

ぜひAxceleadへご相談ください。
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福田 良 DVM, MS, DJSTP
シニアコンサルタント
専門:毒性病理、非臨床安全性
経歴:1988年 東京農工大学大学院農学研究科獣医病理学専攻修了後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所入社。入社後は、NCI(アメリカ国立がん研究所)への留学等も経験し、グローバル武田におけるDrug Safety Research & Evaluation Pathology Headを務める。 2017年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners(株)非臨床安全性部門病理グループをディレクターとしてリードし、2020年4月より現職。社外では、Registry of Industrial Toxicology Animal-dataの元panel member。ICH S1 Expert Working Group Expertも務める。

セミナー
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「限定公開動画」では、過去に実施したWebセミナーを配信しています。
一度お申込みいただくと、こちらで公開している全ての動画をご覧いただけます。
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ご視聴いただくには、Cookieの利用を許可いただく必要があります。本Webサイトの初回訪問時にCookieの利用を拒否された場合は、ブラウザの設定画面にて変更ください。
過去のセミナー
過去に配信したウェビナーの一部を、YouTube Axceleadチャンネルでご視聴いただけます。
YouTubeで”#axcelead_broadcasting“と検索してもご視聴いただけます。
ソーシャルメディア公式アカウント運用ガイドライン
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社は、Facebookページ「Axcelead Drug Discovery Partners,Inc.」を以下の運用ガイドラインに従って配信しています。本ガイドラインをご一読いただき、ご同意いただける場合に限りご利用いただきますよう、お願い申し上げます。
アカウント情報
- 運営者:Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(以下「Axcelead DDP」という)セールス&マーケティング
- 運営目的:サービスやセミナー情報、ニュースリリース等、Axcelead DDPに関する情報を幅広く配信する
- Facebookページ名:Axcelead Drug Discovery Partners,Inc.
- 運営期間:本アカウントは、予告なく運営を終了、削除する場合があります。
当社SNSアカウントに寄せられたコメント/メッセージ等について
- 当社は、当社が運営するアカウントに対するコメントやダイレクトメッセージの全てに返信するものではありません。当社サービスについてのお問い合せは、contact@axcelead.comまでお問い合せください。
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注意事項
- ユーザー間のトラブル:当社が運営するアカウントに関連して生じたユーザー同士または、ユーザーと第三者の間のトラブルによってユーザーまたは第三者が被った損害について責任を負いません。
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- 個人情報保護:当社は、ユーザーから個人情報を取得する場合は、当該個人情報を当社の「個人情報・特定個人情報等保護方針」に基づいて適切に取り扱います。
- 本ガイドラインについて:当社は、本ガイドラインを予告なしに変更することがあります。
当社アカウント内での禁止事項
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- 選挙運動、宗教活動またはこれらに類似する行為
- 本アカウントの運営を妨げる行為
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- その他、当社が不適切と考える行為
当社が運営するアカウントに対するお問い合せ先
info@axcelead.com 担当:セールス&マーケティング
個人番号および特定個人情報の適正な取扱いに関する基本方針
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社は、個人番号および特定個人情報(以下あわせて「特定個人情報等」といいます。)の重要性を認識し、以下の方針に基づき、特定個人情報等の保護に努めます。
1.関係法令・ガイドライン等の遵守
当社は、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」およびその関係法令、ガイドラインその他の規範を遵守します。
2.安全管理措置に関する事項
当社は、特定個人情報等の漏えい、滅失または毀損の防止など個人番号の適切な管理のため、別途「特定個人情報取扱管理要領」を定め、これを遵守します。
3.委託の取扱い
当社は、特定個人情報等の取扱いを第三者に委託することがあります。この場合、当社は、マイナンバー法および個人情報保護法の定めに従い、委託先に対する必要かつ適切な監督を行います。
以上
2019年7月18日制定
2020年1月16日改定
2023年5月1日改定
プライバシーポリシー:個人情報保護方針
1.基本方針
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社(以下「当社」といいます。)は、個人情報保護の重要性に鑑み、個人情報を適切に保護するため、「個人情報の保護に関する法律」(平成15年法律第57号。以下「個人情報保護法」といいます。)その他の法令および個人情報保護委員会のガイドラインその他のガイドラインを遵守することはもちろん、本方針を遵守し、個人情報を適切かつ安全に取り扱います。なお、特定個人情報の取り扱いについては、「個人番号および特定個人情報の適正な取扱いに関する基本方針」をご参照ください。
2.個人情報の取得・利用
(1) 個人情報の取得
当社は、当社が行う事業の範囲内で、利用目的を明確に定め、適正な手段により個人情報を取得します。また、直接ご本人から契約書その他の書面(電磁的記録を含みます。)に記載された個人情報を取得する場合には、あらかじめ利用目的を明示し、適法かつ公正な手段によって取得いたします。
(2) 個人情報の利用
当社は、利用目的の達成に必要な範囲において個人情報を利用します。ご本人からの同意なしに、定められた利用目的外で個人情報を利用することはありません。
3.個人情報の利用目的
当社は、以下の目的で個人情報を利用します。以下に記載されていない目的のために個人情報を取得する場合には、取得の都度、目的を明示します。
(1) 当社とお取引のある法人または団体等の方々の個人情報
- 業務・取引の勧誘、提案および遂行のため
- 当社の事業やサービスに関連する連絡、情報提供および情報交換のため
- お取引先様との間における各種契約の履行のため
- 当社施設への入退館管理のため
(2) 当社相談窓口、ウェブサイト、Webinarをご利用いただいた方々の個人情報
- ご相談事項または問い合わせ事項に関する検討、調査および対応のため
- 製品の製造者、販売者、医療関係者等への連絡、情報提供のため
- 当社が実施するイベント・キャンペーン・Webinar等に関するご連絡のため
個人情報・特定個人情報等保護方針
Axcelead グループは、個人情報及び特定個人情報等の取扱いについて基本方針を策定し、これを正確かつ誠実に遵守するとともに、お客様の個人情報等をはじめとする全ての個人情報等のより安全かつ適切な管理・保護に取り組んでまいります。
プライバシーポリシー:個人情報保護方針
個人番号および特定個人情報の適正な取扱いに関する基本方針
Cookieポリシー
◇ 弊社の特定個人情報等の取扱いに関するお問い合わせは、下記窓口にて受け付けております。
【個人情報・特定個人情報保護等取り扱い窓口】
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社
〒251-0012 神奈川県藤沢市村岡東2丁目26番地の1
e-mail: ADDP_Compliance@axcelead.com
医薬探索研究部門 沖主任研究員、丸主任研究員の共著論文が、『Structure』に掲載されました!
沖英幸 医薬探索研究 Discovery Biology 主任研究員
大阪大学大学院理学研究科博士課程前期修了後、武田薬品工業に入社。構造生物の観点から創薬研究に携わる。タンパク質X線結晶構造解析、計算化学的手法による薬物設計、NMRやMSによる相互作用解析に従事。タケダサンディエゴ …

沖英幸 医薬探索研究 Discovery Biology 主任研究員
大阪大学大学院理学研究科博士課程前期修了後、武田薬品工業に入社。構造生物の観点から創薬研究に携わる。タンパク質X線結晶構造解析、計算化学的手法による薬物設計、NMRやMSによる相互作用解析に従事。タケダサンディエゴ …
『Cryo-EM structure of K+-bound hERG channel complexed with the blocker astemizole』
Tatsuki Asai et al. Published online 2021 January 14
https://doi.org/10.1016/j.str.2020.12.007 Structure へ
論文の概要:
薬剤の副作用の原因となるhERGチャネルと、その機能を阻害する薬剤であるアステミゾールとの複合体構造を、クライオ電子顕微鏡単粒子解析によって明らかにしました。詳細は関連リンクにあるプレスリリースおよび論文を御参照下さい。
本研究は、千葉大学、高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所、弊社を含む企業5社による産官学連携のもとで行われ、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業(BINDS)の一環として遂行されました。
AxceleadのAS-MS技術:
クライオ電子顕微鏡単粒子解析のために調製した hERG タンパク質と、その阻害剤であるアステミゾールとの結合能を、Affinity Selection-Mass Spectrometry (AS-MS) という弊社の技術で評価しました。AS-MS は、放射性同位元素の利用や、タンパク質への修飾等、試料に手を加えることなくターゲットとリガンドの相互作用を評価できます。hERGのような膜タンパク質や、DNA、RNA といった核酸もターゲットにできるため、適用範囲の広い技術です。
Axceleadでは、AS-MS による相互作用解析、タンパク質X線結晶構造解析のサービスを提供しています。
関連リンク:
ニュースリリース「副作用原因タンパク質 hERG チャネルと薬剤の複合体構造を明らかにすることに成功−重篤な副作用の回避にもクライオ電子顕微鏡解析が役立つ−」
国立大学法人千葉大学、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構、国立研究開発法人日本医療研究開発機構
http://www.s.chiba-u.ac.jp/pr/files/20210115murata.pdf

沖英幸 医薬探索研究 Discovery Biology 主任研究員
大阪大学大学院理学研究科博士課程前期修了後、武田薬品工業に入社。構造生物の観点から創薬研究に携わる。タンパク質X線結晶構造解析、計算化学的手法による薬物設計、NMRやMSによる相互作用解析に従事。タケダサンディエゴ …
創薬研究におけるPK/PDの重要性 -PD評価系を駆使した研究ー
概要:
創薬研究において創薬標的に対してリード化合物の探索から最適化するプロセスを経て候補化合物を見出しているが、臨床試験まで進んだものは少ないのが現状です。このためトランスレーショナル研究が重要になっており、弊社においてはこの研究を進める上で重要であるPK/PD/薬効の観点から、臨床への橋渡しのサービスを展開している。今回、特にPD評価に着目してご紹介。さらにはバイオマーカー探索に関するサービスも合わせてご紹介します。
演者紹介:
修士(薬学)。1994年大阪大学薬学研究博士課程前期終了後、武田薬品工業に入社。創薬薬理部門において、アカデミアとの共同研究も含めて、骨・関節、炎症・免疫などの疾患領域での創薬研究の薬理を担当。免疫ユニット リサーチマネージャーを経て、2017年7月よりAxcelead Drug Discovery(株)統合生物 リサーチマネージャー、2020年4月から現職。武田薬品で培った知識・経験を生かして創薬研究をサポート。
教えて!SCIENTIST
Axceleadが誇る経験豊富なScientistにインタビューを敢行し、創薬研究のイロハを学んでいく本企画。
「自分の専門領域以外についても理解を深めたい!」「実はよく分かってないけど今更聞けない・・・」という方必見!
創薬研究の基礎知識から最新動向、Axceleadの具体的なサービスや、創薬ソリューションプロバイダーとして日本発の医薬品創出に懸けるScientistの想いまで詳しくお伝えします!
採用情報
求人情報 社員が大切にしている姿勢・行動 働く環境
A Global Stage for Drug Discovery
創薬研究者が世界に価値を届ける、挑戦の舞台です。
Axcelead Drug Discovery Partners(Axcelead DDP)は、世界をリードする創薬プラットフォーマーとして、画期的な医薬品の創出を支援する企業です。最先端の創薬技術と豊富な経験を活かし、国内外の製薬企業やバイオベンチャー、アカデミアといった多様な創薬プレイヤーに革新的な創薬ソリューションを提供しています。現在、グローバル展開を加速し、2030年までに海外売上比率80%、売上高1,000億円の達成を目指しています。特に、米国市場での事業拡大を重点的に進め、最先端の創薬研究を支えるグローバル企業としての地位を確立していきます。創薬の未来を切り拓き、世界に新たな価値をもたらすために、私たちは挑戦を続けます。 私たちの強み ミッション・ビジョン ケイパビリティ
Working Environment
働く環境
人事部メンバーが当社での働き方や働く環境、社員について紹介します。是非、ご覧ください。 人事NOTE
How We Think, How We Act
社員が大切にしている姿勢・行動
当社は、「変化を引き起こす」「効果的に結果を出す」「他者を巻き込む」という姿勢・行動を大切にしています。これらは、創薬の最前線でイノベーションを生み出し続けるために不可欠な価値観です。この3つの軸に基づき、評価制度も設計されており、挑戦し成果を生み出す姿勢・行動が正当に評価される仕組みです。
RECRUIT
求人情報
当社は、日本初の創薬ソリューションプロバイダーとして、様々なプロジェクトを通じてお客様と共に歩み、共に考え、日本から世界へ創薬イノベーションの創出を目指しています。
コンセプト検証から非臨床開発まで、創薬に必要な一連のプロセスをリードするポジションをはじめ、組織全体の運営を円滑に進めるために欠かせない役割を担っている管理部門の採用を積極的に実施しています。
これまで培ってきた専門性を活かし、自身の裁量と自由な発想で、未来の医薬品への架け橋になりませんか? 研究開発部門 採用 管理部門 採用 新卒 採用 Research and Discovery Department
for English job positions click here
BENEFITS
福利厚生
当社は、社員一人ひとりの健康とライフスタイルをサポートすることが、会社の成長に繋がると考えており、様々な福利厚生が充実しております。
| 勤務地 | 湘南ヘルスイノベーションパーク内(神奈川県藤沢市)会社の定める場所 ※2024年4月改正 職業安定法施行規則 |
| 勤務形態 | ・フレックスタイム制(コアタイムなし) ・専門業務型裁量労働制 ・管理職 |
| 標準勤務時間 | 9:00~17:45 |
| 休憩時間 | 60分 |
| 給与・昇給・賞与 |
Our Solution
Axceleadは、2017年に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォームを継承して事業を開始した、日本発の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬プレーヤーのパートナー、 “Partnership Research Organization(PRO)”として、お客様と共に歩み、共に考え、日本から世界へ創薬イノベーションの創出を目指します。
創薬の挑戦力を高める
“3つのベター”
Better Target

疾患への寄与とともに創薬標的としての可能性を検証し、最適なターゲットを決定します。
近年、有望な創薬ターゲットの枯渇が課題とされる中、AxceleadではAIを用いた認知バイアスのないアプローチやPhenotypic screening、finger printingなど最新の手法を取り入れたターゲット探索・同定・検証によって、創薬の可能性を広げていきます。
Better Molecule

ターゲットに作⽤する有望な化合物群を絞り込み、更に開発に値する活性・薬効・薬物動態・安全性を有する開発候補化合物へと磨き上げます。
Axceleadの高品質な150万以上の化合物ライブラリーが有望なヒット探索を支えます。さらに、製薬企業で磨かれたスピーディーかつ質の高い「化合物デザイン-合成-評価-解析」サイクルが、モノづくり成功の鍵を握ります。
Better Translation

IND申請を進めると共に、臨床試験での適切な投与量や薬物動態、薬効を予測することも重要なフェーズです。
AxceleadのPK/PDモデリング&シミュレーションは迅速な臨床試験の投与量設計を可能にします。数多くのプロジェクトを成功に導いた研究員が、臨床試験の成功確率向上をサポートします。
Axceleadでは、ご指定頂いた試験をこなすだけでなく、お客様のパート ナーとして、プロジェクトのゴール達成に貢献したいと考えています。 経験豊富なメンバーが3つのBetterを追求し、お客様を創薬の次のステップへとご案内します。
課題別ソリューション
様々な課題を解決
共創型ソリューション
共にプロジェクトを推進
研究課題やステージ、モダリティに合わせた
ソリューションをお探しの方

課題別
ソリューション
お客様の研究課題に合わせて最適なソリューションをご提供します

プロジェクト共創型
ソリューション
お客様と共に“Co-creation=共創”によるイノベーション創出を目指します

ニュー
モダリティー
再生医療や核酸、ペプチド創薬など画期的な創薬研究をサポートします

非臨床開発
コンサルティング
非臨床開発の戦略立案や課題解決は、百戦錬磨のエキスパートへお任せください
導出を目指している方

導出支援
プログラム
ライセンスアウトを目指しているバイオベンチャー、アカデミア、医薬品産業参入を目指す企業などの方へ
詳しく見るお問い合せからの流れ
お問い合せ

「楽しい、面白い」はこれまでの自分の枠を越えるカギ
課題を解決してこそ答えがある
現在は、プラットフォームラボであるFrontier Technologyのオミックスチームで、LC/MS(液体クロマトグラフィー質量分析計)を用いた代謝物変動解析をしています。科学の道に進むことを志したきっかけは、中学生くらいの時とあるドラマを見て「病理医がかっこいい!」と思い、病理検査に従事する臨床検査技師を目指ざすようになったことと高校時代の生物の先生が面白い先生で。「問題を解いて答えがある」数学や生物がもともと好きだったこともあり、その先生のおかげでより生物が好きになっていきました。ただ、病理検査に携わることを目指していましたが顕微鏡をずっと覗いてるのは私の性に合っていなかったみたいで「自分には向いてないな」と感じていたとき、学校の先生に「生化学の方が向いてるんじゃない?」と言われて「確かに、生化学の方が好きだな」と感じたのに加え、判断基準がはっきりしていて「問題を解いて答えがある」のが好きな私には「こちらの方があってるかも」と思い、今の分析する仕事に至っています。
未知なる可能性へ
入社2年目の頃、初めてLC/MSに触れて私の理解の範囲を超えていて感動しました!サンプル量が少なくても測定できること。例えば、少ない採血量で患者さんにも負担が少なく測定することができるため、大きな可能性を感じました。触れる前は、名前は聞いたことがあるという程度で、どんな装置なのかあまりにもわからないことが多すぎました。ただ、LC/MSに可能性を感じたこともあり、どうしても使いこなせるようになりたくて、死に物狂いで調べまくりました!
とりあえずいろいろやってみよう!と思うようになったのは、この頃からだったのかもしれません。LC/MSという装置は、汚れが溜まると分析結果に影響が出てしまいます。「もっと知りたい!」と思いが湧いてきたことも加わり、今では自ら装置のメンテナンスをするようになりました!分解して洗浄することで「ここを洗えばこうなる」ということまで知ることができて面白いです。難事件を解決していく過程が面白くて小さいころから名探偵コナンが好きでした。探偵になりたいと思ったこともありましたがいまはこの仕事を通して解決していく過程を楽しんでいます。
性格を変えてくれたボードゲームとの出会い

プライベートでは、「カタンの開拓者」というボードゲームをよくやっています。もともとリアル脱出ゲームが好きで各地で開催されるゲームに参加していました。ある日、ゲームに参加されていた方と仲良くなり、「社会性身に付くからどう?」と誘われたのがきっかけです。
実際にやってみたら、どう交渉したら相手は動いてくれるんだろう?とか、同じボードゲームでもプレイする人が変わると全く違った展開になったりとその面白さにハマりました。「面白いからもっとやりたい!」「身近で一緒に出来る人が欲しい!」と思って社内で広めた結果、社長と一緒に遊んだこともあります!以前は、人見知りで恥ずかしがり屋だったので自分から何かに誰かを誘うことは滅多になかったんですがそんな自分を変えてくれた出会いとなりました。
心に響いた言葉を信じて
学生時代に「どんな名医がいても、生涯で助けられる人の数はそんなに多くないけれど、優秀な薬があればより多くの人を助けられる」という言葉聞いて以来、それを信じてここまでやってきました。今でもどんな形でもいいから創薬に携わりたいと考えています。
1月29日に開催されるiForum™ 2021 Virtual User Group Meetingにて、 医薬探索研究・シニアディレクターの河本、セールスリードの田中が講演します

FUJIFILM Cellular Dynamicsが主催する「iForum™ 2021 Virtual User Group Meeting」にて、医薬探索研究・シニアディレクターの河本、セールスリードの田中が講演いたします。
米国時間に合わせて開催させるイベントのため、日本時間では深夜となりますが、ご興味がございましたらぜひご視聴ください。
【開催日時】
2021.01.29 (金) AM 00:10~00:30 (日本時間)
【開催形式】
オンラインWebinar
【講演テーマ】
” Driving Innovative Drug Discovery Using Target-Oriented Hit Identification Assays and Phenotypic Screening “
【演者】
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 医薬探索研究 シニアディレクター 河本朋広
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 セールス&マーケティング セールスリード 田中崇裕
【概要】
本プログラムでは、高品質でdrug-likeなヒット化合物を提供するAxcelead独自の統合型サービスや、FUJIFILM Irvine Scientific, Incとの協業により展開しているiCellを用いた表現型スクリーニングなどをご紹介します。
どなたでも無料でご参加頂けます。
詳細はこちらをご覧ください。
https://www.fujifilmcdi.com/conference/iforum-virtual-user-group/
(FUJIFILM Cellular Dynamicsサイトへ)

「自然はウソをつかない」語り掛ければ答えは返ってくる
多種多様な考え方と経験を掛け合わせ創薬と向き合う
現在は、統合生物・免疫疾患領域チームのリーダーとして、チームマネージメントの他、炎症・免疫疾患に関連する受託案件において試験遂行の管理や、薬理に関するコンサルテーション、創薬機能を跨る統合型創薬支援サービスにおける薬理部門のリーダー等を担当しています。大手製薬会社からアカデミア・ベンチャーなど、様々なクライアントが持つ多種多様な考え方や文化に触れ、新たなことを学び挑戦できることに面白さを感じています。自身の経験や考えを基に提案したアイデア、ソリューション案がクライアントに受け入れられ、試験を遂行できた時、また、その試験で良い結果が得られれば、更に嬉しく、楽しいです。
誰も知らないことを明らかにしていく面白さ
大学4年生の時、希望して入った研究室の教授に言われた「自然はウソをつかない」という言葉に衝撃をうけました!それまで考えたことがなかったことでしたし、その言葉を今でも大切にしています。自然はこちらから何かを問いかけるとアクションが必ず返ってきます。期待しない返事が返ってくるときは、違う問いかけをしてしまっているか、自身が立てた仮説が間違っているかです。いつも期待した答えが返ってくるわけではありませんが、やればやるだけ答えが返ってきます。新しい答えがわかると嬉しいですし、誰も知らないことを明らかにしていく面白さがあって研究にのめり込んでいきました。これが研究の楽しさだと感じています。
続けるヒケツは環境づくりから

プライベートでは、ランニングを10年ほど続けています。当時、私の周りで走り始めた方が数人いて、みんなで大会に出よう!ということになったのがきっかけです。その頃の仲間はみんなやめてしまったのと(笑)、生活の環境が変わってしばらく一人で走っていましたが、何だか寂しくなってしまい、ネットでランニングチームを見つけました。
現在は週1回、そのランニングチームでトレーニングに励んでいます。また、チームのメンバーは幅広い年齢層で、ほぼ全員が異業種で働く方々であり、走ること以外でもいい刺激になっています。
困難だからこそクライアントと共に叶えたい夢
製薬会社で研究者として働いていて、創薬の初期段階から携わった開発化合物が上市されるという幸運に辿りつけることは極まれであると言われながらも、新薬の創出を夢見て長年取り組んできました。Axceleadでは、多くのクライアントの皆様の創薬に関われることから、そのチャンスは格段に増えると思っています。引き続き、私とクライアントの共通の夢の実現、「革新的な新薬の創出」に向けて、日々業務に邁進していきます。
令和3年1月 新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言への対応について
1月7日に政府より神奈川県を対象に「緊急事態宣言」が発令されました。
Axceleadでは感染拡大の防止に努めながら、クライアントの皆様からご依頼いただいた案件を可能な限り進めて参ります。
当社にて受託中の試験やプロジェクトおよび新たなご依頼に関してご質問がございましたら、問合せ窓口contact@axcelead.comもしくは試験担当者にご連絡いただきますようお願い申し上げます。
なお、行政から新たな方針が出された際の対応については、別途ウェブサイトにてご案内いたします。
迷ったときこそ、困難な方へ
教科書に載るような写真を撮りたい!
2017年に武田薬品工業からAxcelead Drug Discovery Partnersへ転籍し血液検査や標本作製(免疫染色や画像解析なども)、そして病理組織検査を行うチームをリードしています。それぞれの技術を目当てに異なるお客様からご依頼を受けることもありますが、薬効試験や毒性試験といった場面ではひとつのチームであることを活かし、これらの技術を総合して動物の状態により深く迫れる(病態を理解する)ことに面白さを感じます。
そもそも、標本作製技術や顕微鏡観察技術に興味を持ったのは「教科書に載るような写真を撮りたい!」「模式図やイラストなど想像で描くのではなく、自分の目で見たことを載せたい!」と思ったからです。ですので、顕微鏡や染色方法など、組織を可視化するためのツールを使いこなせるようになりたくて、大学では専門の教授の元で学び、生物現象を可視化する方法を探求しました。
創薬に携わる自分の役割、取り組む姿勢の原点

社会人になって2年目のある日、今と同じように組織染色の仕事をしていたことがありました。薬の投与によってある神経細胞が活性化していることを示唆するきれいな写真が撮れ、定性的な結果として上司に報告したところ。「え、それで終わり?それじゃあ、Go/No-Goの判断できないじゃない。」と言われました。私は、組織染色に定量性を持たせることは不可能、無意味と考えていたため、そこで思考が停止していました。しかし、上司の一言で、会社の仕事とはそういうことかと気づかされ、すぐに、数十枚の画像について活性化している細胞の数をひたすら手動でカウントし続け、グラフに起こし、統計解析を行ったところ有意な変化として捉えることができました。その日は、ちょうど会社のレクリエーションがあり、外の庭でBBQが行われ、私も楽しみにしていたのですが、参加出来ずカウントは夜まで続きました。上司はBBQに参加はしたものの早々に引き上げて、居室に戻ってデスクワークを続け、深夜近かったのですが、私の報告が上がるまで静かに待っていてくれました。結果を報告すると、「よくやったね。ここまでやるのが会社の仕事。」と笑顔で言葉をかけてくれました。その日を境に、“染めるだけでは終わらない”、といった今の仕事への姿勢につながっています。
困難な方を選択したからこそ
武田薬品からAxceleadに転籍したことで、試験を委託する側から受託する側へ。一研究員として自身の研究・役割を遂行する立場から、チームをリードする立場へ。仕事内容も薬の種を作る仕事から、創薬研究の後期のフェーズである安全性へとガラッと変わりました。正直、お話をいただいた時は悩みました。責任も大きくなりますし、今までやったことのない仕事でしたから。ですが、これまでと同じ環境よりも困難に思える方を選択したのは、「迷ったときは困難な方を選択しよう!」と大切な人に言われたことがあって、以来、人生で何か悩んだ時や迷った時こそ困難な方を選択することを大切にしています。
結果、様々な価値観の方と出会うことが増えたことで、視野が広がり「これはこういうもの」という先入観が減り、以前と比べると柔軟性が高くなったように思いますし、その違いが面白いなと感じています。
立場が変わり見えたことを活かして
委託していた立場だったからこそお客様の気持ちを理解できることもあると思っています。しかし、お客様の気持ちにちゃんと寄り添えているか?といわれると正直、至らない点もあるかと思いますが、創薬に熱い想いを持った方に技術とアイデアで新たな視点を提供し、全力を尽くしてサポートさせていただきます。
Axceleadが支援させていただいたChordia Therapeutics株式会社の MALT1阻害剤「CTX-177」のライセンス契約が締結されました!
Chordia Therapeutics株式会社※(以下、Chordia)は、2017年11月に湘南ヘルスイノベーションパーク(以下、湘南アイパーク)内に設立された、がん領域に特化した研究開発型ベンチャーです。2020年12月15日、Chordiaは、自身が保有するパイプライン MALT1阻害薬「CTX-177」およびその関連化合物について、国内製薬企業とライセンス契約を締結したことを発表しました。
(詳細はこちらをご覧ください。)
AxceleadはChordiaと同じ湘南アイパークのテナント企業という地の利を活かし、「CTX-177」の創薬研究の推進に各部門が貢献しました。
Chordiaの代表取締役 三宅 洋氏は、Axceleadの貢献について「設立以来、当社はAxceleadとの協業の中でMALT1阻害薬の研究を進めてきました。Axceleadが有する高品質な創薬技術、知識を活用することによって創薬されたCTX-177が高い評価を受けてライセンス契約に繋がったことをうれしく思います。」と述べています。
今回の発表に触れ、Axcelead代表取締役社長 池浦は「この度の素晴らしいご成約にお祝い申し上げるとともに、CTX-177のプロジェクトに弊社が携わることができたことを誇りに思います。今後CTX-177の開発が順調に進められ、一日も早く患者様のもとに届けられることを祈念しております。私たちのミッションは創薬に携わる人々に寄り添うベストパートナーとして、画期的な医薬品の創出に貢献することです。CTX-177の創薬研究において、このミッションを具現することができ、社員一同大変嬉しく思っています。」と述べています。
※Chordia Therapeutics株式会社の詳細については、Webサイトをご覧ください。
https://www.chordiatherapeutics.com/
AxceleadのA-HiT(Axcelead Hit-identified Target)プロジェクトが、日刊薬業に取り上げられました。
初期の創薬ステップの大幅な期間短縮とコスト削減が期待できるA-HiTプロジェクトとは?
是非ご一読ください。(2020年12月23日)
日刊薬業Webサイトへ (Webでの閲覧にはログインが必要です)
掲載ページはこちら (1.7MB)
日刊薬業 2020年12月23日掲載[許諾番号20201223_01]
株式会社じほうが記事利用を許諾しています。
Axcelead社がJ-PUBLICライブラリ化合物の保管管理を開始 ―All Japan化合物ライブラリの構築に貢献―
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead」)は、国内製薬企業など9社が参画する日本パブリックライブラリコンソーシアム*1(以下「J-PUBLIC」)が保有するライブラリ化合物(23万個の溶液サンプル)の保管管理を開始しましたのでお知らせいたします。
今回の枠組みにおいて、Axceleadは、国内最大級の化合物倉庫や各種自動化設備、化合物の受入から保管/提供までのプロセスを一元管理する化合物管理ITシステム等の最先端のインフラを活用し、J-PUBLIC化合物の溶液サンプルの保管管理*2、スクリーニング用プレートへの分注および各社への提供等の役割を担います。また、コンソーシアム参画企業は、J-PUBLIC のライブラリを用いたHTSをAxceleadに委託することが可能です。
Axceleadは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業をスピンアウトして設立された国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。広範な創薬ターゲットに対する種々のハイスループットスクリーニング技術を駆使した高品質なhit化合物の探索から特に得意とする低・中分子医薬品候補化合物の最適化、臨床開発への橋渡しプロセスまで、個々のニーズにあったサービスを提供しています。
*1 日本パブリックライブラリコンソーシアムの詳細についてはWebサイトをご覧ください。
https://www.j-public.org/
*2 粉体化合物はキシダ化学株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:岸田 充弘)が保管管理。キシダ化学株式会社については、Webサイトをご覧ください。
http://www.kishida.co.jp/
【お問い合せ先】
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社
セールス・マーケティング
住所:神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
電話:080-7005-5100
E-mail: info@axcelead.com
創薬研究の未来を切り拓くオミックス解析
~多層オミックス解析によるメカニズム探索~
Axceleadでは、創薬研究に必要な先端プラットフォーム技術の拡充にも力を入れており、中でもこの10年で大きく研究の裾野が広がったオミックス解析についてご紹介します。創薬研究者ならではのこだわりや今後の展望など、新たな時代を感じるインタビューとなり、私も非常にワクワクしました!
代表取締役社長 池浦のコラムが、東京大学AMED iD3 キャタリストユニットのWebサイトに公開されました。
代表取締役社長 池浦のコラムが、東京大学AMED iD3キャタリスユニット※のWebサイトに公開されました。
AxceleadがAMED創薬支援推進事業、イノベーションエンジンユニットで果たした役割とは?
是非ご一読ください。
コラム:求められる創薬ソリューションプロバイダーを目指して
https://www.id3catalyst.jp/j/column17.html (AMED iD3 キャタリストユニットのWebサイトへ遷移)
※東京大学AMED iD3キャタリスユニットについて:
東京大学 AMED iD3 キャタリストユニットは、東京大学 大学院農学生命科学研究科 獣医薬理学研究室教授、獣医学専攻長である 堀正敏を中心に運営しており、AMED創薬ブースター(創薬総合支援事業)の広報活動・情報発信拠点としての役割を担っています。
詳細はWebサイトをご覧ください。https://www.id3catalyst.jp/j/catalyst.html
答えのない問題に対して、答えを創りだす面白さ
きっかけは些細な疑問から
「病気はストレス、食事、運動不足など生活習慣の蓄積によって起こる。」と言われていますよね?ですから、常日頃から何を食べ、何を食べないかを選択することが予防医学の観点から重要と考えていたので、学生時代は研究テーマとして栄養生化学を選択しました。一方で、キノコやフグの「毒」で亡くなられるニュースをみて、「どうして、そんなことが起こるんだろう?」と思ったことがきっかけで、毒性学にも興味を持ったんです。就職する際、食品会社か製薬会社かで悩みましたが、最初にお声がけ頂いた武田薬品に入社を決めました。その後、武田薬品薬剤安全性研究所で新薬の安全性評価を中心に約30年間研究してきました。
答えのない課題を解決してきた経験が自信に

幸運にも十数もの新薬創出に関与することができました。グローバル毒性担当責任者として、新薬開発の全行程(化合物選別のスクリーニングから承認申請まで)を担当した化合物が2品目あります。いずれも武田薬品の最重要課題で、first in classの画期的な新薬でした。1品目を上市するまでに十年以上かかります。その間に毒性が問題となり、候補化合物を開発中止するかどうかの判断を迫られることが複数回ありました。いずれの毒性問題も教科書に答えが記載されている訳でもなく、文献検索しても回答が得られませんでした。考え抜いた上で実験計画を立て、自らが実験をしてデータを創り、ヒトへの安全性を証明する必要がありました。その過程では、全世界にいるエキスパートや規制当局(PMDA、FDA、EMA等)とも十分な議論が必要になってきます。しかし、それらの答えのなかった問題を解決し、新薬が上市された時の喜びは何事にも代え難いものです。これらの経験が、コンサルティングをする上でも自信となっています。
薬の偉大さを実感したからこそ
画期的な新薬により、病気であったひとの日常が一変することをこれまで何度も見てきました。例えば、寝たきりであったひと、歩けなかったひと、頻回の下痢でトイレから出てこれなかったひと、腹痛で夜寝られなかったひとが、あるお薬で発病前の日常生活に戻れます。「この新薬のおかげです」と臨床の先生や患者様本人から言われたことがあり、薬の偉大さを実感しました。これからも、クライアントとともに画期的な新薬創生に貢献していきたいと思います。
魂が震えるほどの出会い
海外旅行が趣味で、目的のひとつは“かっこいいな”と思う人に会ってエネルギーを高めることです。本物の人物を求めて、長い方だと40年くらい継続して講演を聴きに行っています。また、チャレンジしている方から話を聴いて活力にしています。あと、絵を観ることも好きで、ある絵画を観たときその前から動けなくなるほど魂が震えたことがありました。こんなことは初めてで自分でもびっくりしました。実際と写真とでは絵から発信されるメッセージが全く違うんですよね!その感覚になりたくて実は毎年のように観に行ってるんですよ。どんな絵画か?というとロンドンのナショナルギャラリーにある『レディ・ジェーン・グレイの処刑』という絵画です。家にはポスターを飾っています。仕事もプライベートも魂が喜んでいるか?どうかを基準に楽しく過ごすことを大切にしています。
Axceleadと米国バイオベンチャーのEvommune、炎症性疾患領域で創薬共同研究を開始


慢性炎症疾患に特化したバイオベンチャー Evommune, Inc.(本社:米国カリフォルニア州ロスアルトス、以下Evommune)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、以下Axcelead)は、Axceleadが保有する創薬研究後期プログラムのアセットである Axcelead Hit-identified Target (A-HiT)プロジェクト※を利用した独占的パートナーシップによる共同研究を開始いたしましたのでお知らせします。この共同研究で両社は、種々の炎症性疾患に対して幅広い有用性を持つ可能性を有し、疾患標的に強力で特異性の高いPKCtheta※阻害剤を創出することを目標とし、共同でリード化合物の最適化研究を実施します。
Evommuneの社長兼最高経営責任者であるLuis Peñaは「このプログラムは、私たちの新しいパイプラインの基礎を築き、慢性炎症状態の患者に新しい治療オプションを提供するという私たちの目標と一致しています。Axceleadがこのプログラムにおいてこれまでに培った素晴らしい進捗は、Evommuneの臨床開発パイプラインの充実に間違いなく貢献するでしょう。」と述べています。
研究担当上級副社長のHans Hoflandは「エフェクターT細胞の過剰活性化と抗炎症性制御性T細胞がこの反応を制御できないことは、多くの慢性炎症性疾患の根底をなすものです。PKCtheta阻害は、制御性T細胞を活性化しながら、エフェクターT細胞を抑制します。 T細胞生物学におけるこの二つの作用の役割により、PKCthetaは広範囲の炎症性疾患の治療にとって非常に魅力的な標的となっています。」と述べています。
Axceleadの代表取締役社長 池浦義典は「私たちのミッションは、製薬業界での研究を通じて蓄積した技術とノウハウ、そしてこれまでに収集した膨大な量の創薬データに基づいて、創薬に携わる人々の最良のパートナーとして革新的な医薬品の発見に貢献することです。私たちはEvommuneと協力して、新しいパイプラインの構築とともに、炎症性疾患に苦しむ患者様に治療薬を一日も早くお届けすることに貢献できることを嬉しく思います。」と述べています。
※A-HiTプロジェクトについて:
A-HiTプロジェクトは特定の創薬標的に対して、ヒットまたはリード化合物と一次評価系が存在するAxcelead保有のアセットです。現時点で約120 ターゲットのアセットを有し、約60%のプロジェクトはリード創出以上の創薬研究ステージに位置しています。これらのターゲットのうち約80のターゲットは、臨床データが未取得のものであり、First in class プロジェクトとなる可能性を秘めています。また、想定した適応疾患以外へのリポジショニングの可能性も有する魅力的なターゲットがリストされています。さらに 約30%のターゲットで共結晶構造が取得されており、これらのターゲットでは、化合物最適化の加速化が期待できます。
A-HiTプロジェクトを活用することで、初期の創薬ステップの大幅な期間短縮とコスト削減が期待できます。
※PKCthetaについて
キナーゼのプロテインキナーゼC(PKC)ファミリーのメンバーであるPKCthetaは、主にT細胞で発現し、T細胞において二つの役割を果たします。まず、PKCthetaの活性化は、エフェクターT細胞の活性化、増殖、およびIL-2の産生をもたらします。次に、PKCthetaの阻害(遺伝子ノックアウトまたは薬理学的阻害)は、制御性T細胞の数と機能の両方の増加につながります。機能的なPKCthetaを欠損するマウスは、炎症性疾患に対して強い抵抗性を示します。 PKCtheta遺伝子内の変異は、多くの炎症性疾患に関連しています。可能性のある適応症には、関節リウマチ、喘息、乾癬、アトピー性皮膚炎、クローン病などがあります。
Evommune, Inc.について
大学の研究室からのキャリアチェンジ!
見えた世界・見たい世界
不安を抱えつつも可能性へダイブ!
今は統合トランスレーショナル研究 Frontier TechnologyシニアダイレクターとしてプラットフォームラボであるFrontier Technologyをリードしていますが、10年間、大学で研究をした後に、武田薬品工業に転職しました。企業へキャリアチェンジしようと思ったきっかけは、研究に没頭するだけではなく、より社会の役に立ちたい!自分の可能性を試したい!と思ったからです。でも、大学の研究室というある種特殊な世界でしか過ごしたことがなかったので、製薬企業での研究はどうなんだろう?外からみた武田薬品工業の印象はサイエンスのレベルが高そうでしたし、これまでやってきた研究や知識が通用するのか?ちゃんとやっていけるのかな?と正直不安でした。
実際に入社してみると、大学と企業では研究の目指す方向性が違っていました。自分の知的好奇心があるところを大学ではどんどん追及していくスタイル。製薬企業では決まった時間の中で成果を出さなければいけない。あとは、共通言語も違っていて、キャリアチェンジした時には周りの方に手伝っていただいて、独特な社内略語の一覧表をつくり覚えていました(笑)。慣れるまで半年~1年くらいかかりましたね。
チームで結果を出す楽しさ、多様性がもたらす化学変化
大学の研究室で働いていた時は、私が計画した研究を3人くらいのチームで行っていましたが、製薬企業では大きなプロジェクトになると、関わる研究者が100人くらいいて、「こんなに大きな仕事ができるんだ!」とダイナミックさに感動しました。大学の研究室だと関わる人が限られていましたが、企業にはいろいろな感性をもった方が大勢いて刺激的でした。バックグランドが異なる合成研究者と生物研究者がいる混合チームをリードしていた時に、多様性を力に変えて短期間で結果を出す楽しさと、専門の異なるメンバーで一つのことを成し遂げたよろこびを感じました。
「良い習慣は才能を越える」まず、やってみる。
もとから「まず、やってみよう!」というタイプではなかったのですが、大学からキャリアチェンジしたことで環境が変わっていろいろな感性に触れたり、ポジションが変わったことで求められるものが広がった結果、以前は書店で素通りするくらい手に取ることがなかったビジネス書を読んでいくことで考え方や感覚が変わってきたように思います。
特に変わったなと感じるのは会議での姿勢です。以前は会議で発言するのが苦手で、目立たないところに座って「話を振られませんように!」と思って過ごしていました。ある時から「最低1つは質問して会議に貢献しよう!」と決め、会議に積極的に参加するようにしてから、変わっていったと思います。質問するのも最初は勇気がいりましたが、自分を変えようと思って意識して習慣化することで、いつの間にか当たり前になりました。
プライベートではお酒と旅行が好きでしたが コロナ禍で外食や旅行が難しくなり、自宅で過ごす時間が増えたので、料理を始めてみました。ちょうどパンを焼く機械があったのでピザを生地から作ることに挑戦してみたのですが、ゼロから何かを作るという面白さにはまってしまい、今では得意料理のひとつです。仕事でもプライベートでも、「まず、やってみる!」ということを大切にしています。

ひとりひとりが楽しく
アカデミア、製薬企業、ソリューションプロバイダーとキャリアチェンジを重ねてきた私ですが、一貫して「創薬」に関わり続けてきました。病で苦しむ方に薬を届けたいという想いが原点にあったからです。それは父が医師であり幼いころから研究に触れていたからかもしれません。これまでに身に着けた自分の知識や経験を創薬研究に捧げることで、より多くの人々の健康に貢献したいと考えています。また、「画期的な医薬品の創出に貢献する」というミッションの元で働いているAxceleadのひとりひとりが笑って楽しく働ける環境であるように努めることも、私の使命だと考えています。
FRONTEO AI Innovation Forum 2020に統合トランスレーショナル研究ヘッドの伊井雅幸が登壇しました

2020年10月27日に開催された「FRONTEO AI Innovation Forum 2020」の「ライフサイエンスAIクロストーク」にて、統合トランスレーショナル研究 ヘッドの伊井雅幸が登壇しました。
株式会社FRONTEO ライフサイエンスAI CTOの豊柴博義氏とともに、AI技術を活用した創薬ターゲット探索の実際と、検証の課題について語っています。
このイベントの模様をこちらから視聴いただけます。 (株式会社FRONTEOのサイトへ遷移)
公開期限:2021年1月17日
伊井雅幸
統合トランスレーショナル研究ヘッド
博士(薬学)。1990年 京都大学薬学研究科博士後期課程卒業後、武田薬品工業株式会社入社。The Scripps Research Institute, Immunolgy 留学後、武田薬品工業 炎症疾患創薬ユニット ヘッド等を経て、2017年Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 統合生物ヘッド。2020年4月より現職。
趣味は旅行(城巡り)、スポーツ観戦。
統合トランスレーショナル研究部門 竹山主席研究員・階上主任研究員と筑波大学との共同研究が『Scientific Reports』に掲載されました。
『Bidirectional, non-necrotizing glomerular crescents are the critical pathology in X-linked Alport syndrome mouse model harboring nonsense mutation of human COL4A5』
JiangYing Song(1,3,4), Nobuyuki Saga(1,4), Kunio Kawanishi1, Kentaro Hashikami(2), MichiyasuTakeyama(2) & Michio Nagata(1)
- Kidney and Vascular Pathology, Faculty of Medicine, University of Tsukuba
- Axcelead Drug Discovery Partners
- Department of Nephrology,Chongquing General Hospital, University of Chinese Academy of Sciences CGH
- These authors contributed equally: Jiang Ying Song and Nobuyuki Saga.
Published: November 03, 2020
論文の要旨:
最新設備と戦略的アプローチで挑むイオンチャネル創薬!~課題を打破する創薬力~
イオンチャネル標的薬創出を目指すお客様に対し、理想的なHit化合物をご提供するため、Axceleadではオートパッチクランプ法(SyncroPatch 384PE)を取り入れたハイスループットスクリーニング (HTS) の測定系を構築するなど、新たなスクリーニングサービスを強化しています。そこで今回は、イオンチャネル創薬のスペシャリスト3名にお話を伺いしました!
Axcelead社と協和キリンが革新的な低分子医薬品創出に関する協業を開始
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead」)と協和キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮本昌志、以下「協和キリン」)は、新規創薬技術基盤を用いた革新的低分子医薬品創出に関する協業を開始しましたのでお知らせいたします。
現在、創薬研究の領域においてはバイオテクノロジーの発展により、低分子医薬品ではアプローチが難しかった創薬標的に作用する生物学的製剤や核酸医薬などの多彩なモダリティによる医薬品創出に、多くの企業が力を入れています。一方で低分子医薬品は服薬面で患者さんへの負荷が少なく、また、生物学的製剤などと比較して製造コストの抑制によって低薬価を実現できる可能性があり、医療財政面での優位性も期待できることから、今後も社会的ニーズは高く、新たな技術革新が望まれています。これらの観点から、低分子医薬品における創薬標的を拡大し得る革新的な基盤技術の開発は、低分子創薬研究のパラダイムシフトを促し、低分子医薬品の新たな時代を切り拓くものとなります。
Axceleadは武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業をスピンアウトして設立された国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬ターゲットの探索から特に得意とする低・中分子医薬品候補化合物の最適化、臨床開発への橋渡しプロセスまで、個々のニーズにあったサービスを提供しています。
今回の協業により、Axceleadが長年培ってきた低分子創薬の幅広い技術・経験と協和キリンの持つ革新的な創薬技術を融合させることで、新たな低分子創薬技術基盤の構築が可能となり、その技術を活用して従来アクセスできなかった多様な創薬標的に対する複数の画期的な医薬品候補を創出し、協和キリンの研究開発パイプラインの拡張を目指します。
Axceleadの代表取締役社長 池浦義典は本協業について、「当社は製薬企業での研究経験で培った技術やノウハウ、膨大な創薬データをもとに、創薬に携わる人々に寄り添うベストパートナーとして画期的な医薬品の創出に貢献することをミッションとして掲げています。今回の協業を通じて低分子医薬品の新たな時代を切り拓く基盤技術を開発し、これまでアクセスできなかった多様な創薬標的に対する医薬品創出に貢献できることを嬉しく思っています」と述べています。
協和キリンの執行役員 研究開発本部長 鳥居義史は本協業について、「当社は創薬標的分子の解析技術や、それに基づく医薬品候補化合物の設計技術を駆使し、低分子化合物を医薬品として合理的にデザインするアプローチによる創薬に積極的に取り組んでいます。今回の協業により両社の持つ技術を融合させることで、低分子創薬における課題を解決し、画期的な医薬品創出を目指していけることを喜ばしく思っています。」と述べています。
■本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社
Sales and Marketing
住所:神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
電話:080-7005-5100
E-mail: info@axcelead.com
URL: https://www.axcelead.com
協和キリン株式会社
コーポレートコミュニケーション部
住所: 東京都千代田区大手町一丁目9番2号
電話: 03-5205-7205
E-mail: media@kyowakirin.com
URL: https://www.kyowakirin.co.jp
統合トランスレーショナル研究部門 高砂主席研究員が心臓チームリーダーとして活動に貢献したCSAHiの活動報告がCurrent Pharmaceutical Biotechnology誌に掲載されました。
高砂 浄 統合トランスレーショナル研究 主席研究員
1983年金沢大学薬学部薬学研究科修了後、第一製薬株式会社、第一三共株式会社、第一三共RDノバーレにてin vivo安全性薬理及び、in vitro安全性研究に従事。
2019年3月より現職。
CSAHi(Consortium for …
高砂 浄 統合トランスレーショナル研究 主席研究員
1983年金沢大学薬学部薬学研究科修了後、第一製薬株式会社、第一三共株式会社、第一三共RDノバーレにてin vivo安全性薬理及び、in vitro安全性研究に従事。
2019年3月より現職。
CSAHi(Consortium for …
『Comprehensive Cardiac Safety Assessment using hiPS-cardiomyocytes (Consortium for Safety Assessment using Human iPS Cells: CSAHi)』
Author(s): Kiyoshi Takasuna(a), Katsuyuki Kazusa(b), Tomohiro Hayakawa(c)
a:Axcelead Drug Discovery Partners株式会社
b:アステラス製薬株式会社
c:ソニー株式会社(現所属:シスメックス株式会社)
Current Pharmaceutical Biotechnology へ
2013年から2018年にかけてのCSAHiの活動を報告したCurrent Pharmaceutical Biotechnology誌 総説特集号(Volume 21, Number 9,2020)に、高砂主席研究員が心臓チームの代表として活動内容を報告しています。
論文の要旨:
2013年、日本製薬工業協会タスクフォースの傘下に、現在ICHガイドラインで制定されている心臓安全性評価試験(hERG, APD, テレメトリー)を補完すべく、ヒトiPS/ES細胞由来分化(心筋)細胞の創薬安全性評価応用コンソーシアム(CSAHi; http://csahi.org/en/)が組織された。CSAHi 心臓チームは、マルチ電極アレイ(MEA)、細胞インピーダンス、モーションフィールドイメージング(MFI)、Caトランジェントの光学イメージングなど最新の様々な心機能評価機器を駆使し、hiPS心筋細胞を用いた新規Platforms の創薬安全性評価への応用可能性について検証した。その結果、hiPS-心筋細胞は、薬物誘発性QT延長リスク/不整脈予測には既存評価系を凌駕する資質が確認されたが、不整脈誘発活性の過大評価(偽陽性)、QT延長以外の機序による不整脈あるいは陽性変力作用予測能力は十分でないことが示唆されたため、hiPS心筋細胞を用いた各種プラットフォームは、その長所と短所を十分に理解したうえで使用することを提唱した。
CSAHi:Consortium for Safety Assessment using Human iPS Cells について
「ヒトiPS細胞由来分化心筋・肝臓・神経細胞を用いた各種安全性評価技術について、新規医薬品開発への応用可能性を実験的に検証し、将来的展望も含め実用に向け世の中に提言する」を活動目的に、2013年7月に発足。2020年8月現在、製薬企業15社、安研協加盟4社を含む57社・機関が活動に参加。http://csahi.org/
高砂主席研究員は、発足当時から心臓チームリーダーとして活動に貢献しています。
高砂 浄 統合トランスレーショナル研究 主席研究員
1983年金沢大学薬学部薬学研究科修了後、第一製薬株式会社、第一三共株式会社、第一三共RDノバーレにてin vivo安全性薬理及び、in vitro安全性研究に従事。
2019年3月より現職。
CSAHi(Consortium for …
代表取締役社長 池浦のインタビュー記事が、日刊薬業に掲載されました。低分子創薬の標的「ここ数年で倍以上に増加」Axcelead・池浦社長、持株会社「4~5年後に株式上場目指す」

低分子創薬の現状と課題とは。その中でAxceleadはどのようにビジネス展開していくのか。
池浦は日刊薬業の記者に何を語ったのか?是非ご一読ください。
(2020年7月29日)
日刊薬業 2020年7月29日掲載[許諾番号20200729_02]
株式会社じほうが記事利用を許諾しています。
Axcelead、FRONTEOと創薬支援に関するパートナーシップ契約を締結
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下 Axcelead)は、株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本正宏、以下 FRONTEO)と創薬支援に関するパートナーシップ契約を締結しましたのでお知らせします。
今回の契約によりAxceleadとFRONTEOは、それぞれが保有する創薬支援技術を相互に提供するとともに、両社の創薬支援サービスの販売協力を開始します。製薬企業における長年の創薬経験により蓄積されたAxceleadの技術やノウハウ、膨大な創薬データと、独自の人工知能Concept Encoderを有するFRONTEOの、認知バイアスのない人工知能のアプローチを融合させた独創的な創薬支援サービスを提供することで、シームレスな仮説⁻検証プロセスを実現し、顧客の創薬研究を加速化させます。
このパートナーシップにより、双方の顧客に対し、AIによる創薬に関する仮説構築と実験による有効性検証をセットで提供することが可能になります。FRONTEOの自然言語解析に優れた創薬支援AIが出した仮説をAxceleadの創薬支援プラットフォームで検証し、またAxceleadで行った実験結果をAIで解析することで、より臨床への応用性の高いサービスを提供することが可能です。

FRONTEO ライフサイエンスAI CTO 豊柴 博義のコメント:
このパートナーシップは、FRONTEOの人工知能とAxceleadに蓄積された豊富な経験とデータを新たな創薬研究に活用することを可能にする、本格的なAI創薬の取り組みです。自然言語解析、各創薬ステージにおけるデータ、研究者の豊富な経験を組み合わせた、独創的なサービスをお客様に提供できると確信しております。
Axcelead 代表取締役社長 池浦義典のコメント:
本パートナーシップにより、FRONTEOの独自の自然言語解析AIと弊社の創薬関連技術を組み合わせることで効率的な仮説-検証プロセスを実現し、標的探索やドラッグリポジショニング、作用機作解析等のお客様の創薬のキーステップにおいて、新しいソリューションを提供できることを楽しみにしています。
<FRONTEOについて>
FRONTEOは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT(R)」と「Concept Encoder(R)」を用いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援する、データ解析企業です。2003年8月の創業以来、企業の国際訴訟を支援する「eディスカバリ(電子証拠開示)」や、「デジタルフォレンジック調査」というリーガルテック事業をメインに、日本、米国、韓国、台湾とグローバルに事業を展開してきました。リーガルテック事業で培ったAI技術をもとに、2014年よりライフサイエンス分野、ビジネスインテリジェンス分野へと事業のフィールドを拡大し、AIを用いて、創薬支援、認知症診断支援、金融・人事・営業支援など、様々な企業の課題解決に貢献しています。2007年6月26日東証マザーズ上場。資本金2,568,651千円(2020年3月31日現在)。
<Axceleadについて>
Axceleadは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業をスピンアウトして設立した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。
■本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
【Axcelead Drug Discovery Partners株式会社】
Sales and Marketing
住所:神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
電話:0466-32-4500
E-mail: info@axcelead.com
進化を続ける心血管系の統合的安全性評価
Axceleadでは、医薬品・医療機器の承認申請に必要な安全性試験を実施しています。前回のインタビューに続き、心血管系の安全性評価をテーマに、宮﨑主席研究員にお話を伺いました。宮﨑さんは長年、安全性薬理試験や心血管系の試験系についてご研究されていますが、世界中で使用されているあの解析方法の生みの親でした・・・!
統合トランスレーショナル研究部門 高砂主席研究員の論文が、『Journal of Pharmacological and Toxicological Methods』に掲載されました。
『Reliable identification of cardiac liability in drug discovery using automated patch clamp: Benchmarking best practices and calibration standards for improved proarrhythmic assessment』

Science Direct へ
高速・高品質の電気生理学的実験を可能にしたAutoPatch Clamp systemが創薬研究で汎用され始めた一方で、当該システムを用いた hERG current assay はICHガイドライン試験にも関わらず未だ世界的標準化がなされていない。 今回、当該アッセイの世界標準化に一石を投じるべく、細胞種(HEK or CHO)、パルスプロトコール(2秒⁻Step pulse vs Step ramp)、Plate 材質(PP vs テフロンvs Glass), 薬液の取り扱い(調製後保管時間、細胞暴露時間)など様々な観点から評価結果に及ぼす影響について検討を行った。その結果、細胞種、パルスプロトコールの差異は大きな影響を及ぼさないこと、使用するplateの材質や薬液の取り扱いは結果に大きな影響を及ぼすものの、ある一定の条件(調製後30分以内に使用、暴露は6分以上、例数は≧4など)を満たせばそのリスクは回避できることが明らかとなった。したがって、これらを考慮した実験条件を構築・最適化すれば、既有の細胞種や使用システムが異なっても標準的なアッセイを構築できる可能性が示唆された。

◆関連サービスのご紹介
遺伝子改変動物グループが一部を受託し実施したin vivo試験結果が Nature Communicationsに掲載されました
『Development of an Exon skipping therapy for X-linked Alport syndrome with truncating variants in COL4A5』
Published: June 2, 2020
Nature communicationsサイトへ
本研究についてのAMEDのプレスリリースへ
神戸大学大学院の野津寛大特命教授、山村智彦助教、松尾雅文前教授、飯島一誠教授ら、同医療情報部の髙岡裕准教授および、熊本大学の甲斐広文教授ら、理化学研究所の髙里実チームリーダーらのグループと、第一三共株式会社との共同研究の成果です。
遺伝性の慢性腎炎を発症するアルポート症候群の疾患モデルマウスを用いて、核酸医薬を用いたエクソンスキッピング療法を評価したところ、腎不全の進行に対して著しい効果を発揮することを証明しました。
Axceleadはこの試験のうち、アルポートモデルマウス(Col4a5 R471X マウス)の作出および核酸医薬のマウスへの投与、尿・血液・組織のサンプリングなどのin vivo試験を受託し実施いたしました。

アルポートモデルマウス(Col4a5 R471X マウス)の関連情報
第42回 分子生物学会年会
大塚製薬とAxcelead Drug Discovery Partners 中枢神経疾患領域における創薬共同研究を開始
大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上眞、以下「大塚製薬」)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦義典、以下 「Axcelead」)は、中枢神経領域において、Axceleadが保有するアセット Axcelead Hit-identified Target (A-HiT)プロジェクト※を利用した創薬共同研究を開始しましたので、お知らせします。
Axceleadは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承し、独立して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。最先端の創薬研究プラットフォームを活用した統合型試験サービスと共に、研究計画立案や課題解決のアドバイザリーサービスを行っています。A-HiTプロジェクトは、特定の創薬標的に対して、候補化合物創出に向けて合成展開可能な化合物と最適化された評価系が存在するAxcelead保有のアセットであり、これを用いることで初期の創薬ステップの大幅な短縮が期待されます。
大塚製薬は、世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造するという「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」の企業理念のもと、人々の健康を身体全体で考えるトータルヘルスケアカンパニーです。医療関連事業では、中枢神経領域、循環器・腎領域、がん領域を最重点領域として研究開発に取り組んでいます。
両社は、特定の疾患に関連した創薬標的に対するA-HiTプロジェクト由来の化合物をシーズとするリード創出・リード最適化研究を共同で行い、大塚製薬の研究開発パイプラインの迅速な拡張を目指します。
大塚製薬取締役 研究部門担当(兼)知的財産担当 周藤俊樹は「当社は世界の人々の健康に貢献するため、独創的な発想や技術をもって革新的な製品開発への挑戦を続けています。Axceleadの優れたリード化合物創出力と、エビリファイ、レキサルティなどで培った当社の中枢神経領域での創薬力と豊富な経験を結集し、革新的な医薬品創出を通じて、未充足な医療ニーズの解決に取り組んでまいります」 と述べています。
Axceleadの代表取締役社長 池浦義典は「オープンイノベーションを積極的に活用することによる強固な創薬基盤の構築と独創的なイノベーション創出を通じ、革新的な医薬品の創製に取り組む大塚製薬と共同研究ができることを大変嬉しく思っています。当社のA-HiTプロジェクトを用いることで、大塚製薬の研究開発パイプラインの早期の拡張ができると期待しています」と述べています。
※A-HiTプロジェクトについて:
A-HiTプロジェクトは特定の創薬標的に対して、ヒットまたはリード化合物と一次評価系が存在するAxcelead保有のアセットです。現時点で約120 ターゲットのアセットを有し、約60%のプロジェクトはリード創出以上の創薬研究ステージに位置しています。これらのターゲットのうち約80のターゲットは、臨床データが未取得のものであり、First in class プロジェクトとなる可能性を秘めています。また、想定した適応疾患以外へのリポジショニングの可能性も有する魅力的なターゲットがリストされています。さらに 約30%のターゲットで共結晶構造が取得されており、これらのターゲットでは、化合物最適化の加速化が期待できます。
A-HiTプロジェクトを活用することで、初期の創薬ステップの大幅な期間短縮とコスト削減が期待できます。
■本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
【Axcelead Drug Discovery Partners株式会社】
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電話:0466-32-4500
E-mail: info@axcelead.com
Axceleadは、シュレーディンガーと国内における 創薬支援サービスに関する共同プロモーションを開始しました
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(所在地:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead」)は、シュレーディンガー株式会社(所在地:東京都千代田区丸の内、代表取締役社長:小澤俊一、以下「シュレーディンガー」)と日本国内における創薬支援サービス分野での共同プロモーションを開始しましたのでお知らせいたします。
シュレーディンガーは、米国を拠点とし、製薬およびバイオテクノロジーの研究に有用である最先端の化学シミュレーション・ソフトウェアの開発事業を行う会社です。
Axceleadは国内初の創薬ソリューションプロバイダーであり、最先端の創薬研究プラットフォームを活用した統合型試験サービスと共に、研究計画立案や課題解決のアドバイザリーサービスを行っています。
Axceleadと最先端の物理学ベースの計算化学プラットフォームを有するシュレーディンガーは、両社の強みを活かした創薬ソリューションの提供を通して、共創型アウトソーシングの受け皿の拡大を図ります。
「共創型アウトソーシング」について:
近年、国内の創薬研究の分野において、自社の機能をスリムダウンしてアウトソーシングを増やす動きが進んでいます。この多くは、自社でも実施可能な試験をその試験に特化したCROに委託することで、より効率的に実施することを目的としています。一方欧米においては、創薬プロジェクト上の課題解決を目的とし、共同研究のような形でタイアップする共創型アウトソーシングモデルが広がりつつあります。
【お問い合わせ先】
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社
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〒251-0012 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
E-mail:info@axcelead.com
新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言への対応について
4月7日に政府より神奈川県を対象に「緊急事態宣言」が発令されたことを受け、Axceleadでは感染拡大を最小限に抑えるために、政府の方針に基づいた対応を実施しています。
ご依頼いただいている試験の実施に関しましては、クライアントの皆様、当社従業員とその家族の健康維持を最優先に配慮しながら、クライアントの皆様への影響を最小限にとどめるよう、従業員一同最大限の努力を行いサービスの提供を行って参ります。
当社にて受託中の試験やプロジェクトおよび新たなご依頼に関してご質問がございましたら、問合せ窓口contact@axcelead.comもしくは試験担当者にご連絡いただきますようお願い申し上げます。
AxceleadのhERG current アッセイの魅力に迫る! ~心機能毒性評価のベストパートナーを目指して~
Axceleadでは、全自動高速パッチクランプ装置 SyncroPatch 384PE(Nanion社)を用いたhERG current アッセイ サービスを開始しました。探索・リード化合物最適化フェーズでhERG アッセイを行う意義やAxceleadのサービスの特徴など、心毒性のエキスパートである高砂主席研究員にお話を伺いました!
持株会社体制への移行に関するお知らせ


Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(以下、「Axcelead社」という。)は、本日付けで持株会社制に移行し、持株会社を「アクセリード株式会社(以下、「アクセリード社」という。)」とし、Axcelead社がその傘下となりましたことをお知らせいたします。
Axcelead社は、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業をスピンアウトして設立された国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。2019年4月にウイズ・パートナーズ株式会社が無限責任組合員となる創薬維新投資事業有限責任組合(以下、「創薬維新ファンド」という。)が、武田薬品工業からAxcelead社の発行済み株式全てを取得したことで創薬維新ファンドの傘下に入り、武田薬品工業から独立しました。その後1年が経過しましたが、Axcelead 社設立当初の想定より速く日本の創薬研究アウトソーシング化の流れが顕在化するなど外部環境の好影響を受け、Axceleadの事業は順調に成長しております。今般、持株会社制に移行することで将来の持続的な成長、ならびに、ヘルスケア業界における多様化するアウトソーシングニーズの変化にスピードを上げて対応できる体制を更に強化していきます。
今後、持株会社であるアクセリード社は、グループの継続的な成長のために、Axcelead社を軸としてのグループの経営戦略の立案を行ってまいります。グループとしては、医療機器などを含むヘルスケア関連企業や、創薬シーズを持ったベンチャー企業、M&A・事業提携により海外創薬関連企業ビジネスの取り込みを想定しており、Axcelead社の経験豊富な創薬技術を存分に発揮できる企業集団を目指し、グループ価値最大化に取り組んでまいります。
【お問い合わせ先】
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AMED平成29年度「創薬支援推進事業―創薬シーズ実用化支援基盤整備事業―」の中間評価結果が公表されました
平成29年度にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(以下「Axcelead」)が採択された「創薬支援推進事業 – 創薬シーズ実用化支援基盤整備事業-」の中間評価結果が公表されました。
本事業においてAxceleadが推進している「イノベーションエンジンユニット」は、“アカデミアの保有するシーズやコンセプトに対し、製薬企業にとって魅力的なデータセットを揃える創薬コンサルテーションの提供、必要なデータの取得及びデータ取得に必要なプロトコールや実施研究機関等の情報の提案を行う。これらの支援により、あらゆる創薬ステージにあるプロジェクトに貢献することで、高い付加価値を有する創薬研究を通じた製薬企業への橋渡しが実現される。*”とされています。
Axceleadは中間評価報告書の中で、“創薬研究に重要なプラットフォームや長年に亘る創薬研究者が創薬専門領域にすべて揃っており、質が高く、スピーディーな創薬支援体制が構築されている。また、実際に施行した 13 課題について、それぞれ異なる創薬フェーズで質の高い創薬支援による結果が出ている。*”と評価いただきました。
研究開発概要や研究開発成果についての詳細は、AMED公式サイト 創薬支援推進事業(創薬シーズ実用化支援基盤整備事業)中間評価結果(平成29年度開始~令和3年度終了予定課題)をご参照ください。
https://www.amed.go.jp/program/list/06/03/001_01-04_mid-term_r1.html
【*引用】
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構サイト内
創薬支援推進事業(創薬シーズ実用化支援基盤整備事業)中間評価結果(平成29年度開始~令和3年度終了予定課題)
https://www.amed.go.jp/content/000058820.pdf
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社
事業推進
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バイオロジー部門 松本研究員の論文が、『PLOS ONE』に掲載されました。
『Acetyl-CoA carboxylase 1 and 2 inhibition ameliorates steatosis and hepatic fibrosis in a MC4R knockout murine model of nonalcoholic steatohepatitis』
Mitsuharu Matsumoto ,Hiroaki Yashiro,Hitomi Ogino,Kazunobu Aoyama,Tadahiro Nambu,Sayuri Nakamura,Mayumi Nishida,Xiaolun Wang,Derek M. Erion,Manami Kaneko
Published: January 28, 2020
- 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)モデルである高脂肪食負荷MC4R KOマウスを用いてGS-0976 の薬効を評価した報告です。
- GS-0976の投与用量は、PDマーカーである肝臓中/骨格筋中マロニルCoA測定を実施して設定しました。
- GS-0976により、本モデルで生じる脂肪肝や線維化が抑制され、臨床においてNASH患者の診断に使用されるNASの病理評価でも有効性が確認できました。
MC4R KOマウスについて:
MC4Rは、視床下部で発現するGタンパク質共役受容体であり、摂食調節に関与しています。
アクセリード社で生産したMC4R KOマウスは過食を呈しNASH患者で見られるような肥満とインスリン抵抗性を示すモデルです。

創晶とAxcelead、創薬支援分野において創晶のレーザー光を用いた結晶化技術を中心とする協業を開始
難結晶化化合物に対する協業により、顧客企業の研究開発の迅速化に貢献
株式会社創晶(社長:安達 宏昭、本社:大阪府箕面市、以下 創晶)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(社長:池浦 義典、本社:神奈川県藤沢市、以下「Axcelead」)は、創晶独自技術であるレーザー光による革新的な結晶化技術を中心とした創薬支援分野での協業を開始しましたのでお知らせします。今後のペプチド、核酸、抗体などのバイオ創薬の研究開発で、難結晶化サンプルが拡大することを見越して、互いの得意とする領域を持ち寄り、緊密に連携することで創薬支援を強化いたします。
創晶はレーザー光を用いた強制的な核発生による結晶化技術を有しており、2005年に大阪大学発ベンチャーとして起業してから、約14年間にわたり難結晶化サンプルの結晶化受託に特化して、事業展開してまいりました。この経験とノウハウの蓄積を活かし、高付加価値の結晶化受託サービスを目指しております。
Axceleadは、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの総合的な非臨床創薬研究サービスプロバイダーです。現在、創薬研究をプロジェクト単位で受託する統合型創薬研究支援サービス(Integrated Drug Discovery service、IDDサービス)など特徴的なサービスを展開し、事業拡大を進めています。
創晶の提供する結晶化受託サービスに伴う結晶構造解析や候補化合物の最適な合成法の確立とスケールアップ合成をAxceleadが迅速に対応することにより、従来よりも広範囲な提案が可能となります。特にAxceleadの設備を用いることにより、従来は受託が困難であった高活性化合物や高難度有機合成反応などの受託が可能となります。また、今後Axceleadが国内及び海外から受託するIDDサービスでの難結晶化化合物、ターゲットタンパク質及び化合物-タンパク質複合体の結晶化を創晶が対応することにより、創薬研究における課題解決、創薬プロジェクトの価値向上に貢献するとともに、日本発の技術が海外でも普及するきっかけになることを期待しています。
創晶とAxceleadは、両社の技術やサービスを組み合わせた協業を通じて、多くの顧客企業に対して研究開発の課題解決・価値向上に貢献いたします。
■本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
株式会社創晶
代表取締役社長 安達宏昭
住所:大阪府吹田市山田丘2-1 大阪大学工学P3棟313号
電話:06-6877-5659
E-mail: info@so-sho.jp
URL: http://www.so-sho.jp/
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社
事業推進
〒251-0012 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
E-mail: info@axcelead.com
Axceleadが参画する 「潜在疾患マーカー同定による新規創薬基盤技術のフィージビリティ研究」が AMED事業に採択
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和元年度 「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業(患者層別化マーカー探索技術の開発)」に、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(以下「Axcelead」)が参画する「潜在疾患マーカー同定による新規創薬基盤技術のフィージビリティ研究」が採択されました。
本研究は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所を代表機関とした、武田薬品工業株式会社、第一三共株式会社、アステラス製薬株式会社、東京大学大学院医学系研究科、東京大学大学院情報理工学系研究科、株式会社ヒューマノーム研究所、特定非営利活動法人バイオ計測技術コンソーシアム(JMAC)との共同プロジェクトであり、標準化された複数の中間表現型の定量的分析結果を総合して得られる潜在疾患マーカーを用いた患者層の病態理解から創薬につなげる、全く新しい創薬モデルを実証することを目指しています。当社は、網羅的メタボローム解析を通して本研究に貢献してまいります。
AMEDホームページ:
https://www.amed.go.jp/koubo/06/01/0601C_00063.html
経済産業省関連ライフサイエンス統合データベースポータルサイト:
https://medals.jp/project_list/list1.html
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社
事業推進
〒251-0012 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
E-mail:info@axcelead.com
Axceleadと積水メディカルは、Axceleadが提供する 創薬支援サービスに関するマーケティングおよびプロモーション業務委託契約を締結


Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(所在地:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下、「Axcelead」)と積水メディカル株式会社 (所在地:東京都中央区、代表取締役社長:久保 肇、以下、「積水メディカル」は、Axceleadが提供する創薬支援サービスのマーケティングおよびプロモーションに関する業務委託契約の締結をいたしました。
積水メディカルは、本契約によって顧客に提供する創薬支援受託サービスを拡大し、更にきめ細やかな顧客ニーズへの対応が可能となります。
Axceleadは、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの総合的な非臨床創薬研究サービスを提供する日本の製薬業界では初の創薬ソリューションプロバイダーです。医薬品創出にかかわる企業、ベンチャー、アカデミアや公的研究機関など多種多様なプレーヤーの皆さまに対し、個々のニーズにあわせたワンストップサービスを提供しております。
積水メディカルは、創業以来、「人々の健康と豊かな生活の実現に貢献する」ことを社是として、医療に関わるみなさまに様々な製品やサービスを提供してまいりました。創薬支援事業は主に放射性化合物を用いた非臨床薬物動態試験を中心に、開発型受託機関として50年以上の長きにわたり時代を先取りした創薬支援受託試験の提供をしております。
今回、両社がマーケティングおよびプロモーション業務委託契約を結ぶことにより、積水メディカルが長年にわたり培った信頼性の高い受託サービスの実績、経験並びに幅広いプレーヤーの皆様とのネットワークを通じて、Axceleadがもつ創薬研究に係る事業に関連するアドバイザリー業務および統合型創薬研究支援(Integrated Drug Discovery) ワンストップサービスを紹介し、皆様のニーズにあわせてよりきめ細やかにカスタマイズされた医薬品開発支援サービスを国内外に広く提供することで、医薬品開発課題を早期に解決するとともに、新薬開発のスピードアップへと大きく貢献いたします。
創薬のいかなるステージにおける課題にも、両社の経験豊富なスタッフが、多様なサービスの中からお客様に最適なソリューションをご提案いたします。
【お問い合わせ先】
積水メディカル株式会社
経営統括部 経営企画部 総務グループ
TEL:03-3272-0672
医療事業部 医療事業営業部 創薬支援営業所
TEL:03-3271-5634
E-mail:toiawaseyakudo@sekisui.com
URL: https://www.sekisuimedical.jp/
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社
事業推進
〒251-0012 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
E-mail:info@axcelead.com
Axceleadと慶應義塾大学医学部、ヒト組織を受け入れる 免疫不全ブタモデルのプロトコールを公開
-再生医療製品開発促進に貢献-
慶應義塾大学医学部の小林英司特任教授とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(所在地:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead」) は共同で、「ヒト組織を受け入れる免疫不全ブタモデル」作成の手順について、安定したモデル作成のための免疫抑制剤調節法とともに発表しました。
免疫抑制剤の投与に加え、免疫細胞の産生・成熟に重要な臓器である胸腺と脾臓を摘出することで作成する「ヒト組織を受け入れる免疫不全ブタモデル」は小林特任教授らが開発し、2019年5月に『Nature Communications』で公表されています。
今回、本免疫不全ブタモデルの詳細な作成手順に加え、ブタの個体ごとに投与後の反応が異なる免疫抑制剤の投与量調節法および、実験に用いられるさまざまな品種のブタにおける免疫抑制療法に関する情報を併せて公開いたしました。
再生医療研究の分野では、実際にヒト細胞でつくられた再生臓器をヒトへ移植する前に、臨床と同じ手法での介入が可能な大型動物による有効性・安全性の検証が望まれています。一方、ヒトと大きさが近いブタにヒト細胞由来の再生臓器を移植した場合、異種移植によって生じる免疫応答の問題により、本免疫不全ブタモデル開発以前は、ヒト細胞由来再生医療等製品のブタでの安全性・有効性の検証は困難と考えられていました。
今回、小林特任教授とAxceleadら研究グループは、外科的手法による免疫不全ブタモデル作成の手順を解説図と動画付きで掲載し、免疫抑制剤投与時のブタの管理法等の詳細な情報を公開しました。この情報により、多くの研究者、企業が「ヒト組織を受け入れる免疫不全ブタモデル」によるヒト細胞由来再生医療等製品の有効性・安全性の検討が可能となり、再生医療製品の開発促進につながることが期待されます。
本成果は、2019年 10 月3日、『Nature Research Protocol Exchange』(オンライン版)に掲載されました。
【Nature Research Protocol Exchange掲載情報】
英文タイトル:Surgically produced, controllable immunocompromised pigs
タイトル和訳:外科的手法で免疫不全状態が調整できるブタモデルの作出方法
著者名:小林英司、牧敏之、井垣啓子、絵野沢伸
URL:https://protocolexchange.researchsquare.com/article/4def3795-07d9-4280-a095-645a2af05c2c/v1
■本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
【Axcelead Drug Discovery Partners株式会社】
事業推進
住所: 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
電話: 0466-32-4500
E-mail: info@axcelead.com
URL: https://www.axcelead.com
PassPort TechnologiesとAxcelead、創薬支援分野における アクティブ型新規経皮吸収技術PassPort Systemを用いた包括的な 協業関係構築を開始
新たな投薬技術で研究開発パイプラインの価値最大化に貢献
PassPort Technologies, Inc.(President and CEO:藤澤 朋行、本社:米国カリフォルニア州、以下 PPTI)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(社長:池浦 義典、本社:神奈川県藤沢市、以下「Axcelead」)は、PPTI独自技術であるアクティブ型新規経皮吸収技術PassPort Systemを用いた創薬支援分野における包括的な協業を開始しましたのでお知らせします。
PassPort Systemは、皮膚表面に微細な孔を開けるマイクロポレーション技術と、微細孔を介した薬物の吸収を制御するパッチ組成技術を組み合わせた新しい投与技術です。この技術を用いることで、これまで注射剤や点滴剤等に投与経路が限定されていた薬剤に対し、皮膚から有効成分を吸収させる経皮投与という新たな可能性を広げることができます。
Axceleadは、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの総合的な非臨床創薬ソリューションプロバイダーです。現在、創薬研究をプロジェクト単位で受託する統合型創薬研究支援サービス(Integrated Drug Discovery service)など特徴的なサービスを展開し、事業拡大を進めています。
PPTIのPassPort Systemを用いた包括的な協業を行うことで、低分子薬のみならず、ペプチドや核酸といった中分子医薬、タンパク質のような高分子のバイオ医薬品など多くのモダリティの医薬品に経皮投与という新たな選択肢を提案することが可能となります。加えて、針の無いワクチン製剤や化粧品など幅広い領域でPassPort Systemの応用化を進め、多くの顧客企業の研究開発パイプラインの価値最大化に貢献いたします。
■本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
【PassPort Technologies, Inc.】
Business Development, Jared C. Hahn
住所: 10618 Science Center Drive, San Diego, CA 92121 USA
電話: +1-858-888-4188
E-mail: Jared.Hahn@passport-tech.com
URL: https://www.passport-tech.com
【Axcelead Drug Discovery Partners株式会社】
事業推進
住所: 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
電話: 0466-32-4500
E-mail: info@axcelead.com
URL: https://www.axcelead.com
「アジア太平洋地域におけるTop10創薬コンサルティング/サービス企業2019」に選ばれました
Axceleadは、米国のライフサイエンス誌「Pharma Tech Outlook」により、「アジア太平洋地域におけるTop10創薬コンサルティング/サービス企業2019」に選ばれました。
“創薬に関わるほぼ全ての機能を有しており、初期探索研究から臨床への橋渡しプロセスまで統合したサービスを提供”というユニークな形態が、同紙の業界の専門家、編集委員会を含むパネルにより評価され、今回の受賞となりました。

富士フイルムとAxcelead Drug Discovery Partners、iPS細胞を用いた創薬支援分野における協業を開始


顧客提案力のさらなる強化により、新薬の研究開発の効率化・迅速化に貢献
富士フイルム株式会社(社長:助野 健児、本社:東京都港区、以下 富士フイルム)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(社長:池浦 義典、本社:神奈川県藤沢市、以下 Axcelead)は、本日より、iPS細胞を用いた創薬支援分野における協業を開始しましたのでお知らせします。富士フイルムのiPS細胞由来製品とAxceleadの化合物評価・解析サービスなど、両社の技術や製品・サービスを組み合わせることで、顧客提案力のさらなる強化を図るとともに、新たな評価方法やサービスの開発を目指します。
昨今、新薬の研究開発では、多額の費用がかかる臨床試験前に、医薬品候補化合物の安全性や有効性、薬物動態などをより効率的かつ高精度に評価したいというニーズが高まる中、無限増殖性と多様な細胞に分化する性質を持つiPS細胞が新薬の研究開発ツールとして注目されています。iPS細胞は、狙った細胞に分化誘導させて、その細胞(iPS細胞由来分化細胞)を用いることで、ヒト生体に近い環境を再現できるため、医薬品候補化合物の評価に活用される事例が増えています。また、iPS細胞由来分化細胞を用いた安全性試験の標準化に向けた取り組みも進んでおり、iPS細胞のさらなる需要拡大が見込まれています。
富士フイルムは、iPS細胞の開発・製造のリーディングカンパニーである米国子会社FUJIFILM Cellular Dynamics, Inc.(フジフイルム・セルラー・ダイナミクス、以下 FCDI)を通じて、iPS細胞由来の心筋細胞や肝細胞、ミクログリア細胞※など15種類の創薬支援用iPS細胞由来分化細胞を、全世界の製薬企業やアカデミアなどに販売し、多様な顧客ニーズに応えるとともに、iPS細胞を用いた新薬開発の普及に取り組んでいます。
Axceleadは、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの総合的な非臨床創薬研究サービスプロバイダーです。現在、創薬研究をプロジェクト単位で請け負う統合型創薬研究支援サービス(Integrated Drug Discovery service)など特長的なサービスを展開し、事業拡大を進めています。
今回、富士フイルムとAxceleadは、両社の技術や製品・サービスを組み合わせた協業を通じて、iPS細胞を用いた創薬支援分野での顧客提案力をさらに強化します。例えば、富士フイルムのiPS細胞由来心筋細胞と、Axceleadの医薬品候補化合物の評価・解析サービスを組み合わせて、予測性の高い心毒性の評価サービスなどを幅広く提供していきます。さらに、両社の技術・ノウハウを活用して、顧客のきめ細かなニーズに応じた評価方法やサービスの開発も行い、顧客が進める新薬の研究開発の効率化・迅速化に貢献していきます。
今後、培地のリーディングカンパニーであるFUJIFILM Irvine Scientific, Incや総合試薬メーカーである富士フイルム和光純薬株式会社の持つ培地・試薬なども組み合わせた、創薬支援分野でのさらなる協業も検討していきます。
富士フイルムとAxceleadは、幅広い顧客ニーズに応える付加価値の高い製品・サービスを提供することで、顧客の画期的な新薬の創出に貢献していきます。
※脳や脊髄に存在する免疫細胞。死んだ神経細胞や脳内に集積したアミロイドβを貪食したり、傷ついた神経細胞の再生を促したりするなどの免疫機能を持つ。
■本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
【富士フイルム株式会社】
報道関係: コーポレートコミュニケーション部 TEL 03-6271-2000
その他: 再生医療事業部 …
QualityLead構想の早期実現に向けてCACクロアとAxceleadが業務提携の検討を開始
日本発の革新的医薬品の開発支援を加速
QualityLeadを実現することで、欧米のメガファーマに対して、高い競争力を持つ日本の低分子創薬領域をさらに強化し、日本発の革新的医薬品の開発支援につながります。CACクロアとAxceleadは、QualityLeadの枠組みの中で両社の持つリソースとノウハウを共有し、次のような領域でシナジー効果を検討いたします。
-
- All Japan創薬ライブラリーの構築と拡張(他ライブラリーとの協調)
- HTS*や初期ADME**などの化合物評価
- All Japan創薬データベースの構築
- AI創薬技術の開発
- 産産連携・産官学連携の推進
- 創薬関連セミナー・講演会等の企画
**ADME:Absorption Distribution Metabolism Excretion(吸収・分布・代謝・排泄)の略称薬物の体内動態のこと。
【QualityLeadについて】
QualityLeadは各社が保有する化合物を集約して一括管理し、製薬会社の医薬品探索研究に係る経費の削減を図るとともに、集約された化合物を共有化したAll Japan創薬ライブラリーの構築を目指しています。
すでに大手を含む複数の製薬会社にご参画いただいており、日本発の革新的医薬品の開発を支援するとともに業界のプラットフォームとなるべく事業を推進しております。


【CACクロアについて】https://www.croit.com/
株式会社CACクロアは、国内外に約20のグループ会社を持つCAC グループの一員。CRO × …
Axcelead社全株式、ウィズ・パートナーズの創薬維新ファンドへ 移管完了のお知らせ
株式会社ウィズ・パートナーズ(所在地:東京都港区、以下「ウィズ」)は、このたび、武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)が保有する、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(以下「Axcelead」)の発行済全株式の「創薬維新投資事業有限責任組合(以下「創薬維新ファンド」)への現物出資が完了したことをお知らせいたします。
創薬維新ファンドは、武田薬品より2018年8月3日に公表されましたように、ウィズが武田薬品との合意に基づき2018年10月に日本の創薬エコシステムの推進を目的とし、設立した投資組合です。設立以降、多くの国内の金融機関やバイオ・製薬業界、グローバルの投資家から参画への関心を受けて出資も進んでおり、2019年半ばには一次募集を締め切る予定です。今後は、国内外の有望なシーズを保有するベンチャー、アカデミアに投資を行い、更には事業化に向けての支援を通じて、投資先企業を成功に導きます。
Axceleadは、武田薬品から創薬維新ファンドへの発行済全株式の現物出資完了に伴い、創薬維新ファンドの中核投資事業会社として、製薬企業やベンチャー企業に対して創薬サービスを幅広く提供してまいります。
<ウィズ・パートナーズについて>
ウィズは東京を拠点とし、成長投資やグローバルマクロ投資などオルタナティブアセットを主体とする資産運用会社です。ウィズは特にヘルスケア分野に強みを持ち、現在5本のファンドを運用しております。ウィズの前身であるCSKベンチャーキャピタルとしてウィズは日本のバイオテク業界の黎明期からバイオベンチャーの育成に投資して参りました。新体制であるウィズとしては中小型の上場ベンチャーに成長投資と言う形で日本のヘルスケアに投資を行って参りました。ウィズは東京に本社を持ち、香港、上海に拠点を設けております。
<Axceleadについて>
Axceleadは武田薬品工業株式会社の創薬研究部門の一部事業を承継し、2017年7月1日に事業開始した、日本の製薬業界では初の総合的創薬ソリューションプロバイダーです。非臨床創薬研究に関わる全ての機能と、各分野での豊富な技術や知識、経験を持つ人材を有し、医薬品創出に関わる国内外の多種多様なプレーヤーの皆様に対し、幅広い疾患領域において、初期探索研究から候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しのプロセスまで、それぞれのニーズにあわせたワンストップショップサービスを提供いたします。
<報道関係問合せ先>
株式会社ウィズ・パートナーズ
管理部
Email: info@whizp.com
Tel: 03-6430-6778
Axcelead Drug Discovery Partners株式会社
事業推進
Email: info@axcelead.com
ERS GenomicsとのCRISPR / Cas9基本技術に関する非独占的ライセンス契約締結のお知らせ
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社(代表取締役社長:池浦義典、本社:神奈川県藤沢市、以下「Axcelead」)とERS Genomics Limited(代表取締役社長:エリック・ローズ、本社:アイルランド ダブリン、以下「ERS」)は、ERSが管理するCRISPR / Cas9ゲノム編集技術の特許におけるグローバルな非独占的使用権に関して、Axceleadにおける商業利用へのライセンス契約を締結しました。 ERSは画期的な遺伝子編集技術の共同発明者であるEmmanuelle Charpentier博士のCRISPR / Cas9技術基本特許ポートフォリオの管理とライセンス許諾権を有しております。
Axceleadは、日本の製薬業界における総合的創薬ソリューションプロバイダーです。武田薬品工業株式会社の創薬研究部門から独立し、長年の経験と先進的な技術を生かした事業展開を行っております。 同社は2017年7月に事業を開始し、製薬企業、バイオベンチャー、アカデミアや公的研究機関に対して幅広い治療分野での創薬研究・コンサルティングサービスを提供しています。
Axcelead代表取締役社長 池浦義典は、「この重要な遺伝子改変技術の使用を含む創薬研究サービスを、当社が顧客の皆様に提供できることを楽しみにしています。私たちはCRISPR/Cas9技術を使用した遺伝子改変動物や遺伝子改変細胞を創薬に活用することにより、当社の持つ非臨床創薬研究の基盤技術を補完し強力なシナジーを発揮できると期待しています。これらの遺伝子が改変された動物や細胞は、ターゲット検証やコンセプト検証など信頼性の高い創薬研究に欠かせないツールとなります。」と述べています。
ERSのエリック・ローズCEOは、「ERSが管理するCRISPR / Cas9基本特許ライセンシーに、日本の創薬支援企業であるAxceleadが加わり大変喜んでいます。これは今年5月の日本での特許成立後に、日本企業と締結した初めてのライセンス契約です。また、日本のパートナーである住商ファーマインターナショナル株式会社の協力を得て、この契約を締結できたことに感謝します。」と述べています。
Emmanuelle Charpentier博士の研究は、CRISPR / Cas9システムの主要な構成要素とメカニズムを明らかにし、これらの成果が、汎用性の高いCRISPR / Cas9技術を利用したゲノム編集ツール確立の基礎となったJennifer Doudna博士との画期的な論文(Jinek、Chylinski et al., 2012)の執筆へとつながりました。
<Axceleadについて>
Axceleadは武田薬品工業株式会社の創薬研究部門の一部事業を承継し、2017年7月1日に事業開始した、日本の製薬業界では初の総合的創薬ソリューションプロバイダーです。非臨床創薬研究に関わる全ての機能と、各分野での豊富な技術や知識、経験を持つ人材を有し、医薬品創出に関わる国内外の多種多様なプレーヤーの皆様に対し、幅広い疾患領域において、初期探索研究から候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しのプロセスまで、それぞれのニーズにあわせたワンストップショップサービスを提供いたします。: www.axcelead.com
<ERSについて>
ERS Genomicsは、Emmanuelle Charpentier博士が保有するCRISPR / Cas9技術の基本特許に幅広くアクセスできるように設立されました。同社が許諾する非独占的ライセンスは、医薬品開発・治療のための新規標的の発見、新規薬物候補の発見およびスクリーニングのための細胞系作製、ヘルスケア製品のGMP生産、バイオ燃料、化学薬品などの産業資材の生産、合成生物学等、研究ツール、キット、試薬などの複数の分野にわたる製品およびサービスの研究および販売に利用できます。: www.ersgenomics.com
【お問い合わせ先】
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社
事業推進
〒251-0012 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
Mail:info@axcelead.com
ERS Genomics
Mario Brkulj or Kara Mazey
MacDougall Biomedical Communications
Email: ersgenomics@macbiocom.com
住商ファーマインターナショナル株式会社(ERS …
武田薬品からの独立に向けた準備開始のお知らせ
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社(以下「Axcelead」)は、株式会社ウィズ・パートナーズ(所 在地:東京都港区)が 2018 年 11 月の事業開始を予定して設立する「創薬維新投資事業 有限責任組合(以下「創薬維新ファンド」)(英語名:Drug Discovery Gateway Investment Limited Partnership)の中核投資先企業として、現在の親会社である武田薬品工業株 式会社(所在地:大阪市中央区、以下「武田薬品」)から独立した企業となる準備を開 始しますことをお知らせいたします。創薬維新ファンドの事業開始時には、Axceleadの全株式は武田薬品から創薬維新ファンドに現物出資され、Axceleadは創薬維新 ファンドの傘下に入ります。
武田薬品の本件に関するプレスリリース
本件に関するお問い合わせは、info@axcelead.com までお願いいたします。
AxceleadとLAP&Pとの医薬品研究におけるモデリング&シミュレーションに関する業務提携開始のお知らせ
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社(代表取締役社長:池浦義典、本社:神奈川県藤沢市、以下「Axcelead」)と Leiden Experts on Advanced Pharmacokinetics & Pharmacodynamics Consultants BV(代表取締 役社長:Henk-Jan Drenth、本社:オランダ王国ライデン市、以下「LAP&P」)は、Axceleadが提供しているサ ービスである薬物動態および薬力学解析(以下「PK/PD 解析」)ならびにモデリング&シミュレーション(以下 「M&S」)において、業務提携を開始することになりましたのでお知らせいたします。
PK/PD 解析ならびに M&S は、過去に蓄積された膨大な研究データや情報、知見をモデル化し、解析結果か ら得られる予測に基づいて医薬品候補化合物の評価と選択および試験デザインの立案につなげる手法です。 医薬品探索および開発研究段階において、成功確率の向上、プロセス最適化によるコスト削減や期間の短縮 などが期待できる点で、近年、欧米を中心に必須の手法と位置づけられています。一方、日本においては、そ の実践的かつ有効な導入は、まだ途上の段階にあるのが現状です。
こうした現状に対して、Axceleadは、世界中の製薬およびバイオ企業を顧客に持つ M&S のリーディングカ ンパニーである LAP&P との提携を通じて、既存の非臨床 M&S 機能を強化し、さらに臨床 M&S および Translational Research についての新たなサービスを提案することによって、顧客の皆様に対しプロジェクト評価 のさらなる精度向上に貢献します。
具体的には、今回の業務提携により、Axceleadが提供する非臨床研究における M&S に関するコンサルテ ーションサービス、薬物動態試験、薬効試験ならびにバイオマーカー測定の解釈を含む統合された PK/PD モ デリングを可能にし、Translational Research や早期臨床研究に展開する機会を提供いたします。また生理学 的薬物動態解析(Physiologically-based Pharmacokinetic analysis, PBPK)や定量的システムファーマコロジー (Quantitative Systems Pharmacology, QSP)など、日本で拡大する最先端の Pharmacometrics サービスが新た に提供可能となります。
当社は今回の LAP&P との業務提携を通じ、医薬品創出に関わるプレーヤーの皆様の多岐に渡るニーズに お応えするとともに、ポートフォリオへより一層の付加価値をもたらし、非臨床研究から臨床応用研究への橋渡 しによる医薬品創出エコシステムの進展に貢献したいと考えています。
<Axceleadについて>
Axceleadは武田薬品工業株式会社の創薬研究部門の一部事業を承継し、2017 年 7 月 1 日に事業開始し
た、日本の製薬業界では初の総合的創薬ソリューションプロバイダーです。非臨床創薬研究に関わる全ての機 能と、各分野での豊富な技術や知識、経験を持つ人材を有し、医薬品創出に関わる国内外の多種多様なプレ ーヤーの皆様に対し、幅広い疾患領域において、初期探索研究から候補化合物の最適化、さらには臨床開発 への橋渡しのプロセスまで、それぞれのニーズにあわせたワンストップショップサービスを提供いたします。
<LAP&P Consultants BV について>
LAP&P はライデン大学の薬理学部のライデン(オランダ)に本拠を置く Pharmacometrics のコンサルティング会 社で、Meindert Danhof 教授は創設者の一人です。LAP&P は薬物研究および開発プログラムにおける意思決 定を支援するためのモデリングとシミュレーション(M&S)サービスとコンサルティングを提供しています。同社 は、記述的 …
創薬ベンチャー等への投資活動における、Axceleadと三菱 UFJ キャピタルとの 医薬品研究に関わる実現可能性評価における委受託契約締結のお知らせ
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社(代表取締役社長:池浦義典、本社:神奈川県藤沢市、以下「Axcelead」)と三菱UFJキャピタル株式会社(代表取締役社長:半田宗樹、本社:東京都中央区、以下「三菱UFJキャピタル」)は、三菱 UFJ キャピタルが行う創薬ベンチャー等への投資活動において、Axceleadが医薬品の非臨床研究における実現可能性等の評価を担うため、包括的な委受託契約を締結しましたので、お知らせいたします。
近年、国内においても、ベンチャー企業のみならず、大学や公的研究機関等のアカデミアが公 的資金を活用し自ら実施する創薬やオープンイノベーションとして製薬会社とアカデミアが共同で創薬を行う動きが活発化しています。それらの創薬活動の中で大きなハードルの一つとなるのが非臨床研究に関わるプロセスです。
三菱 UFJ キャピタルが行う創薬ベンチャー等への投資活動において、Axceleadは非臨床研究における幅広く豊かな経験と実績を活かし、その計画の実現可能性や実施状況を評価します。 三菱UFJ キャピタルによる投資後には、Axceleadは必要に応じて同社の創薬研究サービスを提供、すなわち非臨床研究のアドバイザリや各種試験の受託に移行していくことを想定していま す。
これらの活動により、創薬ベンチャー等への投資リスクの軽減はもとより、創薬研究の効率化や加速化、成功確率の向上も期待され、日本の医薬品創出エコシステムの進展に寄与するものと考えています。
<Axceleadについて>
Axceleadは武田薬品工業株式会社の創薬研究部門の一部事業を承継し、本年 7 月 1 日に事
業開始した、日本の製薬業界では初の総合的創薬ソリューションプロバイダーです。非臨床創薬研究に関わる全ての機能と、各分野での豊富な技術や知識、経験を持つ人材を有し、医薬品創出に関わる国内外の多種多様なプレーヤーの皆様に対し、幅広い疾患領域において、初期探索研究から候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しのプロセスまで、それぞれのニーズにあわせたワンストップショップサービスを提供いたします。
<三菱 UFJ キャピタルについて>
三菱 UFJ キャピタルは、幅広い業種に対する投資を行っています。創薬等のライフサイエンス
分野においては、本年 2 月に設立した三菱 UFJ ライフサイエンス 1 号投資事業有限責任組合(LS ファンド)を組成し、バイオベンチャー企業への投資に留まらず、アカデミア創薬への投資、製薬会社の自社開発プロジェクトやスピンアウト・カーブアウト案件への投資にも注力しています。
以上
【お問い合わせ先】
Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 コーポレートコミュニケーション
〒251-0012 神奈川県藤沢市村岡東二丁目 26 番地の 1 Mail:info@axcelead.com
三菱 UFJ キャピタル株式会社 企画部・西浦、投資企画部・辻井
〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目 7 番 17 号 TEL:03-5205-8581
AMED 平成29年度「創薬支援推進事業―創薬シーズ実用化支援基盤整備事業―」課題採択
当社は国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の平成29年度「創薬支援推進事業―創薬シーズ実用化支援基盤整備事業―」公募枠に採択されました。当社が強みとする創薬のケイパビリティの網羅性、これまでに培ってきた経験に基づく総合的な実践力を活かし、創薬研究に取り組む様々なプレーヤーの皆様を有機的に結びつけ、橋渡しを行い、優れた創薬シーズの実用化支援に貢献できればと考えております。
NEDO 『次世代人工知能技術の社会実装を目指した先導研究15テーマ』に採択されました
国立研究開発法人産業技術総合研究所および弊社Axcelead Drug Discovery Partners株式会社は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の『次世代人工知能技術の社会実装に向けた先導研究15テーマ』に採択されました。
・採択テーマ名:AI×ロボットによる高品質細胞培養の自動化とオミックスデータの大規模取得







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