タンパク質分解誘導剤(TPD)創薬の総合ソリューション

Axceleadは、前臨床段階でのTPD創薬において、確かな実績と幅広い専門性を有しています。プロジェクトの部分的なサポートから全体の支援まで、研究者の皆様のニーズに合わせた最適なソリューションを提供します。

タンパク質分解誘導剤(TPD)の可能性

タンパク質分解誘導剤(TPD)は、創薬の分野で新たに注目される革新的な治療モダリティです。従来の治療法がタンパク質の機能を阻害するのに対し、TPDはユビキチン-プロテアソーム系などを活用して特定のタンパク質を分解します。これにより、疾患の原因となるタンパク質を選択的に除去することが可能になります。

タンパク質分解誘導剤(TPD)の特長と利点

  • 幅広い適用範囲:従来は治療が困難だった標的(Undruggable Targets)への対応が可能
  • 高い治療効果:疾患原因となるタンパク質を直接分解することで、深い治療効果を発揮
  • 効率的な治療:触媒作用に基づき、必要な投与量を削減
  • 安全性の向上:組織または細胞選択的な標的分解による副作用リスクの低減
  • 非侵襲的な投与方法:経口投与が可能で、患者さんに優しい治療を実現

TPDの分類と課題

TPDは主に、PROTAC®のようなキメラ型分解剤と、モレキュラーグルー型分解剤に分類されます。キメラ型分解剤は、探索の初期段階で合理的に設計することが可能である一方、分子構造が複雑になるため、最適化・合成・精製・ADMEなどに課題があります。モレキュラーグルー型分解剤は、発見方法、選択性、分解メカニズムの同定などが課題になることがあります。
また、キメラ型分解剤・モレキュラーグルー型分解剤に共通して、高度に専門的かつ多様なアッセイ系が必要なことも課題となります。

Axceleadのプラットフォームがタンパク質分解誘導剤創薬の課題を解決

キメラ型分解剤

熟練のケミストがヒット化合物やリード化合物の創出、新薬候補化合物の探索を加速します。

  • Axceleadの分解剤用化合物ツールボックス、多段階ハイスループット合成および精製技術を使用することで、これまでにない多様なケミカルスペースへの迅速なアクセスを可能にします。
  • 有望なキメラ型分解剤をより確実かつ迅速に特定します。
  • 複数の技術によって、最適な薬物動態特性を有するキメラ型分解剤を見出します。
    • ドラッグデザインノウハウ
    • キメラ型分解剤に適したADME評価技術

モレキュラーグルー型分解剤

  • モレキュラーグルー型分解剤に特化したライブラリーにより、分解メカニズムを速やかに同定できるヒット化合物を見出す可能性が高まります。
  • グローバルプロテオミクスと近接ラベリング技術により、オフターゲットや新規ネオ基質の効率的な発見を支援します。
  • 表現型スクリーニング後に、分解経路・メカニズムの同定(CRISPR-cas9、近接ラベリング、IPなど)を提供します。
  • 多数のオリジナルのネオ基質候補を保有しており、お客様の興味のあるターゲットがその候補に含まれていれば、プロジェクトが加速する可能性があります。

タンパク質分解誘導剤アッセイのケイパビリティ

専門性と多様性を備えたアッセイ能力

Axceleadは、以下のような最先端アッセイ技術を駆使し、TPD創薬を支援します:

  • ハイスループットスクリーニング:HiBiT®、NanoBRET®、TR-FRET、Cell imaging、AlphaScreen
  • 評価とプロファイリング:分解経路解析、プロテオミクス、E3リガーゼのスクリーニング、X線結晶構造解析

これらの技術と専門性により、研究者の皆様のプロジェクトを次の成功へと導きます。

2025-04-08T21:22:07+09:002025/04/08|

低分子医薬品: 将来の創薬イノベーションの基盤技術

医薬品はこれまで低分子医薬品が主流であり、今後、治療法が多様化しても、新たに承認される医薬品の多くは低分子医薬品で占められると予想されています。その理由は、低分子医薬品が他のモダリティと比較して製造コストが低く、経済的である点にあります。また、経口投与、舌下投与、注射など、患者さんに優しい柔軟な投与方法が可能であることも大きな利点です。
さらに、中枢神経疾患領域では、血液脳関門(BBB)を通過して脳に作用する可能性のある低分子医薬品は、今後さらに開発が進むべき重要なモダリティとされています。このような理由から、低分子医薬品の研究開発は今後も創薬において重要な役割を担い続けると期待されています。

統合された専門知識による創薬効率化

Axceleadは、低分子医薬品のワンストップ創薬を実現する包括的なプラットフォームサービスを提供し、ターゲット同定からIND(治験届)までの創薬プロセスにおけるさまざまな課題を解決します。
統合的な創薬アプローチを採用することで、以下の分野における専門性を最大限に活用しています:

  • 化学
  • 生物学
  • 薬理学
  • 薬物動態(DMPK)
  • 安全性評価

これにより、創薬プロジェクトを効率的に推進し、可能な限り短い期間で研究開発を進めることができます。

データとAI技術でイノベーションを加速

Axceleadは、複数の疾患領域にわたる約1,000件の創薬プロジェクトデータを保有しており、その中には、IND-Enabling Projectsとしてすぐに利用可能な180以上の化合物やアッセイ情報が含まれています。これらの豊富なリソースを活用することで、創薬プロジェクトを迅速かつ効率的に新薬候補物質の選定まで進めることが可能です。
また、Axceleadの最先端の計算化学およびAI/ML技術は、創薬研究のさらなる加速と革新を実現します。これらの技術とデータの融合により、次世代の創薬プロセスを支える確かな基盤を提供します。

2025-04-08T21:21:23+09:002025/04/08|

核酸創薬の総合支援サービス

  • 毒性リスク低減のため、オフターゲット解析によりmRNA上の探索領域を絞り込み
  • 安全性・毒性懸念のある特徴的配列の回避
  • 二次構造を考慮し、凝集や自己会合性の起こりにくいデザイン
  • 活性と安全性のバランスの優れた、修飾核酸・修飾パターンの最適化

Axcelead では、これまでの創薬研究で培った技術や知識を活かし、新規開発候補化合物の創出、あるいは核酸創薬研究の課題に対するソリューションをご提供致します。

創薬ステージや課題に応じて、各種試験を統合的に実施できます。

1. 核酸の配列最適化

標的mRNAに対するアンチセンスオリゴ核酸 (ASO) の配列を、効率的に最適化します。

  • 毒性リスク低減のため、オフターゲット解析によりmRNA上の探索領域を絞り込み
  • 安全性・毒性懸念のある特徴的配列の回避
  • 二次構造を考慮し、凝集や自己会合性の起こりにくいデザイン
  • 活性と安全性のバランスの優れた、修飾核酸・修飾パターンの最適化
2025-04-09T16:27:45+09:002023/09/07|

核酸医薬品の安全性評価サービス

安全性の高い核酸医薬品の研究開発を強力にサポートします!

  • ハイスループット毒性スクリーニングから毒性のプロファイリングまで、フルセットのin vitro毒性評価系で候補核酸の最適化を実現します。
  • 核酸モダリティに適したin vivo毒性試験および薬物動態試験の提案、実施により、毒性課題の解決を実現します。
  • 申請経験の豊富なコンサルタントが、モダリティやPJに応じた、最適なGLP試験パッケージを提案します。

核酸医薬品の毒性の特徴とAxceleadのソリューション

核酸医薬品で認められる毒性には、A)ハイブリダイゼーションに起因した毒性、B)ハイブリダイゼーションに起因しない毒性があります。A)のうち、2-1)オフターゲット毒性 (ハイブリダイゼーション依存)は核酸医薬品に特有であり、ヒトでの毒性リスクの低い核酸医薬品候補の選択が重要です。B)は、従来型の毒性試験において概ね検出が可能といわれていますが、核酸医薬品でしばしば問題となる免疫系毒性、血液系毒性、肝臓・腎臓の毒性に注意すべきです。

Axceleadでは、上記のような毒性に対し、幅広いソリューションを提供しております。

  1. Target Safety Assessmentによるオンターゲット毒性調査
  2. In silico解析およびin vitro試験によるオフターゲット毒性(ハイブリダイゼーション依存)の軽減
  3. 多様な毒性評価系による、オフターゲット毒性(ハイブリダイゼーション非依存)の評価(免疫系、肝臓、腎臓の毒性へのケア)

創薬ステージと各課題に対するソリューション

創薬の上流から下流まで、さまざまな評価系やノウハウを用い、担当者間で連携しながらシームレスな課題解決を行います。

In silico解析と調査サービス

2024-04-18T19:17:43+09:002023/09/01|

ペプチド創薬のトータルサポート

動画「ペプチド創薬のツボ」へ

従来型から次世代型ペプチドまで、
ペプチド創薬のあらゆる場面でAxceleadをご活用ください!

  • デザイン・合成・評価をワンストップで実施し、迅速にペプチドを最適化
  • 多彩なソリューション技術・インフラを駆使し、ペプチド創薬における複合的な課題を解決
  • ペプチド薬物複合体など次世代型ペプチド創薬を実現

特長1 ペプチドのデザイン・合成・評価をワンストップでご提供

Axceleadは、ペプチド最適化に必要なデザイン・合成・評価全ての要素を有しており、ワンストップで実施することが可能です。独自のデザイン技術、高い合成技術、多角的な評価技術を駆使した最適化プロセスで、お客様の目標とするペプチドを迅速に創出いたします。

「ペプチドデザイン」詳細へ
「ペプチド合成」詳細へ
「ペプチド評価」詳細へ

特長2 各ステージにおける課題を迅速に解決

ペプチド医薬品は、薬理活性だけでなく物性や安定性などの各種プロファイルの調整が重要となります。Axceleadは、ペプチド創薬に関する技術・ノウハウを多数所有しています。お客様のゴールや課題に応じて最適なソリューションをご提案し、各研究ステージにおける複合的な課題解決をサポートいたします。

非臨床安全性評価

2025-04-11T10:45:56+09:002022/09/29|

mRNA医薬品探索をゼロから最速で
成功させるための統合支援サービス

  • 候補mRNA配列合成、LNP化、発現評価サービスをワンストップで提供
  • 最短3ヶ月でin vivoでの発現が確認されたリードmRNA/LNP組成物を取得可能
  • 候補配列、LNP組成の決定後のスムーズな非臨床試験開始も支援可能

効率的にmRNA設計/合成/評価が可能

スピーディーな配列設計 
独自手法でCDS、UTR、Poly Aを設計
 レアコドンを最小化し翻訳効率向上
実績のあるmRNA製造と品質評価技術
Arcturus社より導入した安定、正確な原薬製造技術を利用
 顧客リクエストに応じ追加の品質分析にも対応可能
▶In vitro評価による候補配列絞り込み
配列の差異による細胞での発現効率を指標にした絞り込み

LNP調製と薬効/動態/安全性評価が可能

実績のあるLNP調製技術
 マイクロ流路による確実なLNP調製
 LNP特性分析
多岐にわたるin vitro/in vivo評価技術
 in vitro活性、細胞内分布
 in vivo活性、IVISによる体内分布評価
 免疫刺激評価
 各種病態モデルでの薬効評価
専門家チームによるサポート
 各分野のエキスパートによる創薬推進
 プロジェクトマネージャーによるタスク管理

mRNA・製造・評価サービス

ご希望の標的タンパク質の発現効率を高めるmRNA配列を設計します。10種程度のmRNAを候補グループとして設計、合成、評価を行い、LNP製剤化に進める候補配列を決定します。


2025-04-09T16:30:43+09:002022/08/17|

ペプチド医薬品

『ペプチド創薬のツボ』


ペプチド創薬に新たに取り組みたい皆様、まだ始めたばかりで課題が山積という皆様、やってみたいけどどこから取り組んでいいか分からないと感じている皆様に、Axceleadのペプチド創薬のチップスをご紹介します!

『どうする?ペプチドの最適化。低分子創薬との違いは??』
ペプチド医薬品の特長と最適化のポイントを、中分子大好き・寺尾が解説します。

『ペプチドの血中滞留性を改善して in vivo活性を評価したい!!』
ペプチドの血中半減期が短い原因とAxceleadで提供しているソリューションについて、ペプチド合成大好き・兼松が解説します。

2024-04-18T19:18:01+09:002022/08/02|

安全性の課題に対するソリューション

1. 網羅的な遺伝子発現解析によるオフターゲット毒性 (狭義) の評価

ヒトでのオフターゲット毒性リスクの低い配列を選択するため、ヒト細胞株を用いた網羅的な遺伝子発現解析を行います。
オフターゲット遺伝子が認められた場合、当該遺伝子の毒性情報調査を行いリスク評価をサポートいたします。
臨床での安全性情報が知られている核酸医薬品を参考データとして、お客様の核酸医薬品候補の遺伝子発現データを解析することで、
ヒトでの毒性リスクの低い候補品の選択に貢献します。​

【臨床での安全性情報が知られているASOのオフターゲット毒性評価実例】
 日本核酸医薬学会第6回年会にて発表
 『Evaluation of the extrapolation about the off-target effects of antisense oligonucleotides from in vitro to human』
 

2. 多様な毒性評価系によるオフターゲット毒性 (広義) の評価

核酸創薬で注意すべき血液系・免疫系への影響や肝・腎毒性等を評価することにより、毒性リスクの低い核酸医薬品候補を選択します。
Axceleadではこれまでの豊富な創薬経験を活かし、各種毒性プロファイルについて、どのタイミングで・どの種類の毒性試験を実施すべきか、戦略面からご提案します。
また、in vitro・in vivo試験共に、下記のような多様な評価系を有しておりますが、お客様とご相談しながら、目的に応じたオリジナルな評価系も構築いたします。

3.LNPの作製および免疫刺激性評価

Axceleadでは、遺伝子導入(mRNA, siRNA, DNA etc)のための Lipid nano particle (LNP)を用いた評価をサポートいたします。

2024-05-16T13:53:58+09:002021/10/11|

標的組織・細胞への送達の課題に対するソリューション

細胞内動態評価

細胞内動態評価

細胞内動態評価

血漿/臓器中濃度評価
最新の機器を用いて迅速に血漿中、臓器中濃度を評価

保有機器(LC/MS)
・ Orbitrap Exploris 120  
  (ThermoScientific)

細胞内動態評価
1. 標的組織の細胞までの送達評価 (PK/PD解析)

薬効が不十分な場合に、標的組織の細胞までの送達が十分でないことが原因の一つとして考えられます。
Axceleadでは、様々な手法を組み合わせて動態上の課題を解析し、ボトルネックとなる工程を見出します。
まず、得られた動態結果 (PK解析)とPD解析結果から、送達が十分か否かを考察します。更に、薬理試験における投与レジュメのご提案も可能です。
病態モデル動物を用いた薬効評価

血漿/臓器中濃度評価
最新の機器を用いて迅速に血漿中、臓器中濃度を評価

保有機器(LC/MS)
・ Orbitrap Exploris 120  
  (ThermoScientific)

細胞内動態評価

2024-05-16T15:32:34+09:002021/10/11|

ICHガイドライン未整備の課題に対するソリューション

最適なGLP試験パッケージのご提案

探索段階のデータを​基に書面評価を実施し、お客様の目的(IND申請等)に応じた​毒性試験GLPパッケージをご提案いたします。100品目以上のIND等の経験を有する専門家が、試験全体のマネジメントに加え、安全域の解釈や毒性課題の解決までサポートいたします。
非臨床安全性評価をトータルサポート

例えばこのようなシーンでご用命ください!

2024-05-16T15:33:07+09:002021/10/11|

薬効評価の課題に対するソリューション

MC4R KOマウス


【弊社における病態モデル動物を用いた薬効評価の実例】
「非アルコール性脂肪肝炎の病態モデルマウスを用いたACC阻害薬の薬効評価」

 ・病因:生活習慣病
 ・病態:脂肪肝や肝線維化
 ・病態モデル動物:高脂肪食を負荷させたMC4受容体欠損マウス
 ・PD:肝臓中マロニルCoA
 ・薬効:脂肪肝や肝線維化の抑制

  MC4R KOマウスを用いた薬効評価に関する論文 (PLOS ONE サイトへ)

MC4R KOマウス

1. ヒト細胞 (病態モデル)を用いた多様な表現型解析

各種 Cell line やhiPS細胞由来分化細胞を用いた様々なヒト細胞 (病態モデル)を準備して、多様な表現型解析を行い、お客様の核酸医薬品候補の選択に貢献します。
経験したスクリーニングや化合物評価技術を応用することで、お客様とご相談しながら、目的に応じたオリジナルな細胞評価系も構築いたします。

2. 病態モデル動物を用いた薬効評価

臨床外挿性の高い病態モデル動物において医薬品候補の薬効評価 (PD/薬効)を行い、臨床試験に向けたデータをご提供いたします。
お客様とご相談しながら、これまでの豊富な創薬の経験を活かして、必要最小限の試験デザインのご提案から薬効評価の実施まで対応いたします。


【弊社における病態モデル動物を用いた薬効評価の実例】
「非アルコール性脂肪肝炎の病態モデルマウスを用いたACC阻害薬の薬効評価」

 ・病因:生活習慣病
 ・病態:脂肪肝や肝線維化
 ・病態モデル動物:高脂肪食を負荷させたMC4受容体欠損マウス
 ・PD:肝臓中マロニルCoA
 ・薬効:脂肪肝や肝線維化の抑制

  MC4R KOマウスを用いた薬効評価に関する論文 (PLOS ONE サイトへ)

MC4R KOマウス
2024-05-16T15:33:56+09:002021/10/11|

「Axceleadに聞いてみた」シリーズ: 化合物創製/最適化を支える薬物動態のエキスパートに聞いてみた

青山和誠

統合トランスレーショナル研究 主席研究員/HT-ADME Lead
青山和誠
修士(薬学、経営学)。2008年東北大学大学院薬学研究科医療薬科学専攻前期課程を修了し、武田薬品工業株式会社入社。創薬探索研究において薬物動態の見地から数十の創薬プロジェクト、開発候補化合物の最適化と選択を担当すると同時に新規 in vitro評価系の構築に携わる。
2017年7月にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社転籍後に引き続き創薬プロジェクト・探索動態をリードする傍ら、Axcelead労働組合の設立し、初代中央執行委員長を兼任。2020年1月にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社薬物動態分析主席研究員、2020年4月より現職。年間200超の案件を担当している。

日時:

2021年5月26日(水)12:00 – 12:30

概要:

Axceleadでは、創薬研究に必要なほぼ全ての機能がひとつ屋根の下に揃っています。
リード化合物創製/最適化フェーズにおいては、豊富な創薬経験を有するケミストと共に各機能の専門部隊が連携を図り、化合物の”デザイン、合成、評価、解析”サイクルをスピーディーにまわしながらプロジェクトを推進しています。
化合物の”デザイン、合成、評価、解析”サイクルを支えるAxceleadの専門部隊とは?
今回は、薬物動態の専門部隊代表 青山が、リード化合物創製/最適化における皆さまの疑問に答えまくります。

なお、回答者の青山は本番まで質問内容を知らされません。司会陣との本気の応戦をお楽しみください。

※本イベントは、視聴者の皆様から事前募集した創薬研究に関する質問に回答する形で進めさせていただきます。是非、皆様のご意見をお聞かせください。

募集内容

質問の募集は終了しました。
今回は、以下の条件にて皆様からのご質問を募集いたします。
質問内容のレベルは問いません。
また、化学・薬物動態に限らず、どの領域の方からのご質問も幅広く受け付けます。

■ モダリティ:低分子
■ 創薬フェーズ:化合物創製/最適化
■ 領域:薬物動態

演者紹介:

青山和誠

統合トランスレーショナル研究 主席研究員/HT-ADME Lead
青山和誠
修士(薬学、経営学)。2008年東北大学大学院薬学研究科医療薬科学専攻前期課程を修了し、武田薬品工業株式会社入社。創薬探索研究において薬物動態の見地から数十の創薬プロジェクト、開発候補化合物の最適化と選択を担当すると同時に新規 in vitro評価系の構築に携わる。
2017年7月にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社転籍後に引き続き創薬プロジェクト・探索動態をリードする傍ら、Axcelead労働組合の設立し、初代中央執行委員長を兼任。2020年1月にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社薬物動態分析主席研究員、2020年4月より現職。年間200超の案件を担当している。

2024-05-23T14:24:00+09:002021/03/30|

新しい作用機序の化合物探索を実現するAxceleadのフェノティピックスクリーニング

日時:

2021年4月21日(水)12:00 – 12:30

概要:

フェノティピックスクリーニングは疾患モデル細胞に対する薬効(表現型変化)を指標に化合物をスクリーニングする手法であり、近年標的分子の枯渇やiPS細胞などの新規技術の進歩を背景に、その有用性が見直されています。フェノティピックスクリーニングを活用することで、新規の作用メカニズムを有する薬剤の発見も期待できます。本セミナーではアクセリードがご提供するフェノティピックスクリーニングのプラットフォームについてご紹介いたします。

演者紹介:

医薬探索研究 主席研究員 尾野晃人
修士(工学)。大阪大学工学研究科修士課程修了後、武田薬品工業株式会社に入社。主に表現型スクリ―ニングを用いた医薬品探索研究に従事。2017年7月より、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社分子スクリーニング主任研究員。2019年8月より現職。大阪府堺市出身

2024-05-23T14:28:10+09:002021/03/18|

再生医療製品の研究サポート

Axcelead では、創薬研究で培った技術やノウハウを活かし、
再生医療研究をサポートするサービスメニューもございます。

Axcelead では、ヒト細胞由来再生医療等製品の研究開発において、最初に重要なステップとなる分化 / 未分化細胞の評価や、分化促進因子の探索をサポートします。更には、動物実験に病理組織学的解析等の様々な解析も組み合わせて、目的細胞の有効性・安全性の評価を行い、臨床を見据えたデータ解析までお手伝いします。

Step1 細胞の品質評価

分化・誘導

Axcelead の解析技術を用いた細胞評価を通して、分化誘導条件や分化促進因子等の探索を行います。
また、大規模化合物ライブラリーを用いて、分化効率を改善する化合物の探索も可能です。

 

— Axceleadのサービス —

分化した目的細胞を用いたIn vivo試験へ

Step2 In vivo試験

臨床外挿性の高い動物を用いて、ヒトiPS 細胞から分化・誘導した移植細胞等の長期有効性試験*を実施し、臨床試験でヒトに移植する細胞数や有効性を予測します。
*:これら試験は、AAALAC承認施設で実施しています。

2025-04-09T16:29:03+09:002021/03/10|

Step3 臨床を見据えた非臨床データの取得・解析に関するサービス

血液・尿生化学的検査 LABOSPECT008
血液・尿生化学的検査 LABOSPECT008

7. 分子病理、病理組織学的解析による
有効性・安全性評価

免疫組織化学を用いて、移植した細胞やデバイスの性状解析を行い、細胞生着や分化の程度、また移植デバイスが生体に与える影響などを病理組織学的に評価します。Axcelead では、研究者が長年に渡り蓄積したノウハウや技術を元に、適切な抗体の選定・バリデーションを実施し、平均2 週間で最適な染色条件の検討まで実施します。
染色に限らず、採材、固定、解析方法のご相談から一貫してご対応させていただき、マニュアルでの染色に加えて、2 種類の自動染色装置を用いた多検体処理まで実施可能です。

自動染色装置 Roche VENTANA Discovery XT
自動染色装置
Roche VENTANA Discovery XT
自動染色装置 Leica BOND RX
自動染色装置
Leica BOND RX

自動染色装置を用いて、多検体処理まで実施します。単染色や二重染色(可視、蛍光)にも対応しています。

8. バイオマーカー解析による
有効性・安全性評価

各種自動分析装置を用いて、マウス、ラット、イヌ、サル、ブタ、ヒトにおける血液パラメーターの測定や、尿・骨髄の検査が可能です。血中バイオマーカー解析による有効性・安全性評価を行い、臨床へのブリッジングをサポートします。

対応可能な検査

血液学的検査、血液生化学検査、血液凝固系検査、尿生化学的検査、尿試験紙検査、尿沈渣検査、骨髄検査

血液・尿生化学的検査 LABOSPECT008
血液・尿生化学的検査 LABOSPECT008
2024-04-18T19:19:14+09:002021/02/28|

Step2 In vivo試験に関するサービス

4. ゲノム編集技術を用いた
遺伝子改変マウス・ラットの作出

効率的にゲノム編集を行える“CRISPR/Cas9 システム” を国内でも一早く導入しており、目的遺伝子を欠失させたホモノックアウト動物を、従来の約1/3 の期間(約3 か月)で、試験に必要なまとまった数、作出することが可能です。またノックイン動物についても、数bps から十数kbps におよぶホモノックインマウス・ラットを短期間( 約9 か月) でご提供することができます。

5. 超免疫不全マウスへの
追加ゲノム編集

超免疫不全マウスへの追加ゲノム編集

ヒト細胞に対して優れた生着性を有する、Axcelead 独自の“超免疫不全マウスNOD/Scid-Il2rg KO マウス” にゲノム編集を行い、細胞移植等による再生医療の試験をサポートします。通常の免疫不全マウスでは生着しない担癌等の病態モデルマウスも作出可能です。またAxcelead では、独自の超免疫不全マウスを使用しているため、スピーディーにご希望の試験を開始することができます。

6. 免疫抑制ブタを用いた
長期有効性・安全性試験

外科手術(胸腺・脾臓摘出)および薬物動態を基礎とした免疫抑制剤投与により、テーラーメイド型の免疫抑制ブタを作出します。このブタに病態を惹起させたのち、ヒト細胞由来再生医療製品の有効性・安全性試験が実施出来ます。これまで不可能だった大動物を用いた長期有効性試験が、サイズがヒトにより近いブタで可能となりました。
「免疫抑制ブタを用いた薬効薬理試験」紹介ページへ

■ テーラーメイド型免疫抑制ブタ

ブタ末梢血単核細胞を用いた免疫抑制剤の増殖抑制試験を実施して免疫抑制剤の目標血中濃度を算出。
薬物動態試験にて、個体ごとに投与用量を決定。
テーラーメイドの試験ができるのは、Axceleadだけです。

脾臟摘出 胸腺摘出 免疫抑制剂投与
テーラーメイド型免疫抑制ブタ

関連ページ

2024-04-18T19:19:14+09:002021/02/28|

Step1 細胞の品質評価に関するサービス

メタボロミクス

糖、脂質、アミノ酸、核酸、ビタミン、その他低分子代謝物を一斉分析

メタボロミクス

糖、脂質、アミノ酸、核酸、ビタミン、その他低分子代謝物を一斉分析

1. シングルセル遺伝子発現解析を用いた
細胞医療等製品の評価

1細胞レベルでの網羅的な遺伝子発現データを、次世代シーケンサーを用いてスピーディーに解析します。これにより、細胞一つ一つの正確な品質評価が可能となりました。更に、本試験から得られた大量のデータをバイオインフォマティクス解析し、目的 / 非目的細胞を判別できるバイオマーカーや、最適な分化誘導条件まで導き出します。

詳しくはこちら

1細胞ごとの発現プロファイルの可視化・分類

1細胞ごとの発現プロファイルの可視化・分類

1細胞ごとの大規模な遺伝子発現データから、サンプル内の亜集団ごとに細胞種の推定を行い、目的細胞へ分化しているか否かを正確に評価します。

2. 細胞培地のメタボロミクス・プロテオミクスを用いた
分化状態の解析

様々な培養条件・時間における、培地・細胞内成分を低分子・タンパク質の両面から網羅的に解析し、分化に必要な成分、あるいは分化予測マーカーを探索します。多大な時間とコストを要する分化培養において、培養初期の段階で、分化や増殖の成否を判断できるマーカーを探索し、安定的かつ効率的な目的細胞の生産を可能にします。

メタボロミクス

糖、脂質、アミノ酸、核酸、ビタミン、その他低分子代謝物を一斉分析

2024-04-18T19:19:15+09:002021/02/28|

創薬研究におけるPK/PDの重要性 -PD評価系を駆使した研究ー

概要

創薬研究において創薬標的に対してリード化合物の探索から最適化するプロセスを経て候補化合物を見出しているが、臨床試験まで進んだものは少ないのが現状です。このためトランスレーショナル研究が重要になっており、弊社においてはこの研究を進める上で重要であるPK/PD/薬効の観点から、臨床への橋渡しのサービスを展開している。今回、特にPD評価に着目してご紹介。さらにはバイオマーカー探索に関するサービスも合わせてご紹介します。

演者紹介

修士(薬学)。1994年大阪大学薬学研究博士課程前期終了後、武田薬品工業に入社。創薬薬理部門において、アカデミアとの共同研究も含めて、骨・関節、炎症・免疫などの疾患領域での創薬研究の薬理を担当。免疫ユニット リサーチマネージャーを経て、2017年7月よりAxcelead Drug Discovery(株)統合生物 リサーチマネージャー、2020年4月から現職。武田薬品で培った知識・経験を生かして創薬研究をサポート。

2021-03-30T06:06:43+09:002021/02/16|

多角的な視点から考える、非臨床開発成功の鍵 Part1

「毒性が出ない、大変だ!」

概要

2回シリーズのイントロダクションとして、充分な血中暴露を確保するために化合物大量合成時に気を付けておくべきこと、毒性試験における充分な暴露とは幾らなのか、更に充分な暴露が得られなかった場合の対応事例について紹介します。

演者紹介

永井博文 (コンサルティング プリンシパルコンサルタント)
博士(獣医学)。1987年 山口大学大学院農学研究科獣医学専攻修了後、武田薬品工業株式会社薬剤安全性研究所入社。毒性及び薬効病理責任者を経て薬剤安全性研究所長及びグローバル武田におけるDrug Safety Research & Evaluation Headとして、Safety Board and First in Human Committee Member、 Occupational Exposure Limit Panel Memberも兼務。 2017年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners(株)非臨床安全性部門 ヘッドを務め、2020年4月より現職。

「非臨床開発の成功のために ~ものづくりの観点から~」

2024-05-23T14:30:36+09:002021/02/16|

多角的な視点から考える、非臨床開発成功の鍵 Part2

開催日時:

2021年3月4日 12:00〜12:30

概要

現在Step 3 にあるICH ガイドライン E14/S7B Q&A 補遺から見える、QT/QTc 統合的リスク評価の今後の展望を中心に、低分子創薬における効率的な安全性スクリーニングと効果的な評価戦略について、Axceleadが展開する安全性ビジネスの概要と合わせてご紹介します。

演者紹介:

非臨床開発 主席研究員 宮崎裕康博士(獣医学)。獣医師。万有製薬(現:MSD)、Merck & Co., Inc.(米国)にて、安全性薬理試験や試験系の研究に従事。2018年7月よりAxcelead Drug Discovery Partners(株)へ非臨床安全性研究 主席研究員として入社し、2020年4月より現職。

2024-05-23T14:29:54+09:002021/02/16|

臨床メタボロミクスによる層別化研究の実現に向けて

開催日時:

2021年3月18日 12:00〜12:30

概要

創薬成功確率の向上のために、治療コンセプトが適している患者群の同定は重要です。この目的において、低侵襲的に採取可能なヒト体液を用いたオミックス解析は有用な手法と考えられています。一方で、臨床データは、被験者背景の多様性のため、大きな個人間変動を有することが知られており、その解決にはデータ数を増やすことが不可欠です。本セミナーでは、技術的に蓄積が困難と考えられていた臨床メタボロームデータの課題解決の可能性と、その応用例を紹介します

演者紹介

統合トランスレーショナル研究 主席研究員 安藤智広

2009年東京大学大学院薬学部研究科修了後、
武田薬品工業株式会社にて、薬物動態研究および、バイオマーカ研究に従事した。2017年より現職。
Integrated & Translational Science、Omics、主席研究員、薬学博士。


その他のセミナー

2024-05-23T14:29:13+09:002021/02/16|

バイオインフォマティクスによる新たな価値創造:トランスクリプトーム解析を中心とした事例ご紹介

開催日時

2021年3月31日 12:00〜12:30

概要

解析技術の進歩に伴い一つの実験で得られるデータ量は年々増大しています。Axceleadでは膨大で複雑な生物学データを解釈するために、種々のバイオインフォマティクス関連のサービスを提供し、お客様の課題を解決します。本セミナーでは、次世代シーケンサートランスクリプトーム解析(AmpliSeq 高感度アンプリコン解析、シングルセルRNA-seq)、公共データベースとの統合解析(エンリッチメント解析、パスウェイ解析)、MoA解析、ドラッグリポジショニングなど、多様なバイオインフォマティクス解析の事例を紹介します。

演者紹介

統合トランスレーショナル研究 主席研究員 三井彰

博士(理学)。1986年大阪大学大学院理学研究科博士前期課程修了後、味の素株式会社に入社。分子生物学・遺伝子発現解析・バイオインフォマティクス技術を駆使して、創薬標的探索、薬剤作用メカニズム解析、バイオマーカー探索などの研究に従事。特に遺伝子発現解析は、PCR、マイクロアレイ、サンガーシーケンサー、次世代シーケンサーの黎明期から現在まで技術の進歩を間近に感じながら研究を行ってきた。1996年から2年間、米国MITに留学(Pillip Sharp研究室)。2020年8月から現職。バイオインフォマティクスをリード


その他のセミナー

2024-05-23T14:28:43+09:002021/02/16|
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